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昨晩食べきれなかった料理の残りと、今朝焼かれたばかりのパンを幾つかお裾分けしてもらい、それらをたっぷりと詰め込んだ大ぶりのバスケットを抱えて、マルセルさんに描いてもらった地図を片手に礼拝堂へと戻ると、見覚えのある背中が目についた。
側廊の壁に設けられた窓から差し込む陽光に照らされ、艷やかにきらめく濡れ羽色の髪の毛。熾烈な赤色の宝石が取り付けられた髪留め。抜けるように白く滑らかな首筋。
祭壇にほど近い長椅子に腰掛け、ぼんやりと天井を仰いでいるその気怠げな後ろ姿は、それでも不思議なほど神々しい。寧ろ、その物憂さこそが、儚くも崇高な雰囲気を引き立たせているのかもしれない、と思う。有名な宗教画や彫像にも、似たような構図のものはよくある。どうしてそういうシーンを描く――或いは彫る――のだろう、と、嘗てそういったものたちに囲まれていた頃は、よく疑問に思っていたのだけれど。しかし彼を見ていると、なるほどと思えなくもなかった。凛々しいばかりが、“美しさ”というわけではないのだろう。芸術家というのは、却って彼のような姿にこそ惹かれるのかもしれない。
「やあ、おかえり」
声を掛けるより先に、ベル様は肩越しに振り返りながら、ふわりと笑った。涼しげな目元が緩み、その顔立ちにはどこか親しみやすさが滲んでいる。けれど、長い睫毛に縁取られた赤褐色の瞳は、やはりどこまでも深く、相も変わらず掴みどころがない。
「随分と大荷物だね」
傍らで足を止めた私の手元を覗き込みながら、彼は軽く柳眉を持ち上げた。蓋つきの器に盛られたミートパイ、厚手の小さな鍋に注がれた豆と牛すじの煮込み、清潔な布巾に包まれたライ麦のパン。持ち重りのするそれらを礼拝堂まで抱えてくるのは、なかなかの重労働だったけれど。これで暫くは空腹を凌げると思うと、なんとも幸せな重みだった。
「料理を分けていただいたんです。ベル様も召し上がりますか? とても美味しいですよ」
そう言って微笑むと、彼はほんの一瞬だけ目を瞠り、それからけたけたと声をあげて笑った。
「ははっ、そうだねえ。ありがとう。でも俺たち神は、基本的に食事はしないんだよ。人間みたいに、腹が空くわけじゃないからね」
軽やかな声で紡がれた返答に、ああそうだった、と今更のように思い出す。見目こそ人間と大差ないけれど、神というのはそもそも、人間とはまるで異なる理でこの世に在るものだ。故に、人間にとっては不可欠な営みでも、神にとってはそうでないことは山のようにあるものだ、と、嘗て大主教はそう言っていた。“立派な聖女”になる為に受けた数多の教えのどこかで。或いは、聖女として仕え始めたばかりの頃だったかもしれない。
人と神は、全く異なる存在――。頭では、ちゃんとそう分かっているはずなのに。こうして一緒にいると、そんな基礎的な知識すら、つい忘れてしまいそうになってしまう。特にベル様と向き合っている時は、なおさらだ。彼の見せる何気ない仕草のひとつひとつが、あまりにも人間らしくて。まるで、隣にいるのが神ではなく、ただのひとりの青年であるかのような、そんな錯覚すら覚えてしまうほど。もちろん、彼の纏う空気に触れる度、彼が人ではない遥か高みの存在なのだと、否応なく思い知らされるのだけれど。
どちらかといえば、ルシエル様の方が――。そう考えかけたところで、ふいに、先日目にした光景が脳裏を過った。白い指先に摘まれた真っ赤な果実、それを静かに喰むやわらかな唇、嚥下する度に微かに動く喉仏。息を呑むほど艶やかで、けれどどこか神聖な、ひとつひとつの所作――。
「じゃあ、あの時……ルシエル様が果物を召し上がっていたのは……」
大聖堂を離れて久しいせいで“忘れていた”というよりも。バスケットを抱え直すように、ぎゅっと両腕に力をこめながら思う。あの場面を目の当たりにした後だったからこそ、“神は食事をしない”という知識が、頭の中からすっかり抜け落ちてしまったのではないだろうか、と。ルシエル様があまりにも自然に、あの熟れた赤い果実を食していたから――。
「ああ、それは」
思わず漏れた私の小さな呟きに、ベル様はゆったりと足を組み直しながら、僅かに首を傾けた。白い耳につけられた、髪留めと同じ色のピアスが、小さな光の粒を散らしながら微かに揺れる。
「腹を満たす為じゃなくて、聖力を得る為だよ。まあ、ある意味それが、俺たちにとっての“食事”と言えるのかな」
組んだ足に頬杖をつき、ベル様は私から逸らした視線を、祭壇の方へそっと向けた。ランセット窓に嵌め込まれたステンドグラス越しに、豊かに溢れる鮮やかな輝きを浴びながら黙然と佇む、荘厳な主神像へと。何かを考えているようにも、考えていないようにも見える、飄々とした捉えどころのない横顔で。
“神”という存在が、人とは全く異なるものであるとふいに感じるのは、こういう一面を垣間見た時だ、と、私は彼の端正なかんばせを静かに見つめながら思う。ルシエル様もベル様も、性格や振る舞いこそ違えど、その本質――底の見えなさというか、何を考えているのか全く分からないところ――は、驚くほどよく似ている。何を思い、何を考え、何を感じているのか。感情がないわけではないだろうに、それをまるで読み取れないのだ。もしかしたら神というのは、殆どがそういうものなのかもしれない。人間の中にも、そういった質の人はもちろん存在するけれど、神のそれとはどうしても雲泥の差を感じる。彼らは自分の内側を晒すことは決してないのに、相手――特に人間――の内側は容易に見透かしてしまう。心そのものを、掌の上にのせてまじまじと眺められているみたいに。
それはきっと、生きてきた時間の違いによるものなのだろう。人の寿命とは比べものにならないほどの、果てしない時間。悠久を――もしかしたら世界が創生された時から――生きてきた彼らは、人間など足元にも及ばないほど遥か超越した存在であり、その途方もなく長い時の中で培われてきたものもまた、ちっぽけな人間には想像も出来ないほど膨大なのだろう。
「俺たちも、何かに力を使えば、その分だけ聖力を消耗する。だから時々、補う必要があるんだよ。まあ、とはいっても滅多にあることじゃないけどね。……ただ、ルシエルの場合はちょっと特殊で――」
そこで唐突に言葉を切り、ベル様ははっとしたように僅かに目を見開かせ、再び私へと視線を移した。驚きを滲ませながら、どこか納得しているふうにも見える、赤褐色の瞳。
彼はそのまま、暫く私の双眸を見つめていた。じっと、静かに。けれどやがて、ふっと軽やかな息を漏らして、彼はくすくすと――何故か満足げに、心底愉しそうに――笑いながら腰を上げた。
「……へえ。なるほどね」
にやりと口角を持ち上げ、ベル様は悪戯を思いついた少年のように半ば身を乗り出して、ずいっと顔を近付けてきた。私は思わずびくりと肩を跳ねさせ、反射的に後退る。ルシエル様もそうなのだけれど――綺麗すぎる顔には、どうしても気圧されてしまう。それが近くにあればあるほど、なおのこと。魅了されるというのだろうか。こちらの理性を、彼らの人間離れした美しさは、簡単にかき乱してくる。
そんな私の反応を愉しむように、彼はふふっと声を漏らしてまた笑った。
「良かったじゃん。何だかんだ、ちゃんと大事にされてて」
「……大事、に……?」
あまりにも突飛なその一言を、私はたじろぎながら鸚鵡返しに呟く。どういう思考回路の果てにその言葉が出てきたのか、私にはさっぱり分からない。そんな結論に至るような会話をしただろうか。ルシエル様が果物を食べていて、それは彼らにとって聖力を補う為の、ある意味“食事”のようなものだ、という話をしていただけのはずなのに――。
仮にルシエル様が何かに力を使い、その分の力を補っていたのだとしても、それがいつ、何の為にだったのかなんて、私には見当もつかない。アレク君の治癒はルシエル様の力ではない、と断言したのは他ならぬベル様だ。それに、私が眠っている間、ルシエル様は「疾うに飽いてどこかに行ってしまった」とも証言していた。私が思いつく“もしも”はそれくらいで、その両方を既に否定されている以上、いつ、何の為だったかなんて、私如きに分かるはずもない。
「あの、それはいったい」
問いかけようとしたその言葉は、唇の前にすっと伸ばされたベル様の人差し指によって、自然と遮られてしまった。訳が分からず間の抜けた顔をする私を、彼はふっと細めた目だけで笑い、そうして肩越しに、側廊の先へと視線を向けた。そこに設えられた木製の扉、或いはその先に広がる小部屋へと。
「――どうやら、我らの主がお目覚めのようだ」
側廊の壁に設けられた窓から差し込む陽光に照らされ、艷やかにきらめく濡れ羽色の髪の毛。熾烈な赤色の宝石が取り付けられた髪留め。抜けるように白く滑らかな首筋。
祭壇にほど近い長椅子に腰掛け、ぼんやりと天井を仰いでいるその気怠げな後ろ姿は、それでも不思議なほど神々しい。寧ろ、その物憂さこそが、儚くも崇高な雰囲気を引き立たせているのかもしれない、と思う。有名な宗教画や彫像にも、似たような構図のものはよくある。どうしてそういうシーンを描く――或いは彫る――のだろう、と、嘗てそういったものたちに囲まれていた頃は、よく疑問に思っていたのだけれど。しかし彼を見ていると、なるほどと思えなくもなかった。凛々しいばかりが、“美しさ”というわけではないのだろう。芸術家というのは、却って彼のような姿にこそ惹かれるのかもしれない。
「やあ、おかえり」
声を掛けるより先に、ベル様は肩越しに振り返りながら、ふわりと笑った。涼しげな目元が緩み、その顔立ちにはどこか親しみやすさが滲んでいる。けれど、長い睫毛に縁取られた赤褐色の瞳は、やはりどこまでも深く、相も変わらず掴みどころがない。
「随分と大荷物だね」
傍らで足を止めた私の手元を覗き込みながら、彼は軽く柳眉を持ち上げた。蓋つきの器に盛られたミートパイ、厚手の小さな鍋に注がれた豆と牛すじの煮込み、清潔な布巾に包まれたライ麦のパン。持ち重りのするそれらを礼拝堂まで抱えてくるのは、なかなかの重労働だったけれど。これで暫くは空腹を凌げると思うと、なんとも幸せな重みだった。
「料理を分けていただいたんです。ベル様も召し上がりますか? とても美味しいですよ」
そう言って微笑むと、彼はほんの一瞬だけ目を瞠り、それからけたけたと声をあげて笑った。
「ははっ、そうだねえ。ありがとう。でも俺たち神は、基本的に食事はしないんだよ。人間みたいに、腹が空くわけじゃないからね」
軽やかな声で紡がれた返答に、ああそうだった、と今更のように思い出す。見目こそ人間と大差ないけれど、神というのはそもそも、人間とはまるで異なる理でこの世に在るものだ。故に、人間にとっては不可欠な営みでも、神にとってはそうでないことは山のようにあるものだ、と、嘗て大主教はそう言っていた。“立派な聖女”になる為に受けた数多の教えのどこかで。或いは、聖女として仕え始めたばかりの頃だったかもしれない。
人と神は、全く異なる存在――。頭では、ちゃんとそう分かっているはずなのに。こうして一緒にいると、そんな基礎的な知識すら、つい忘れてしまいそうになってしまう。特にベル様と向き合っている時は、なおさらだ。彼の見せる何気ない仕草のひとつひとつが、あまりにも人間らしくて。まるで、隣にいるのが神ではなく、ただのひとりの青年であるかのような、そんな錯覚すら覚えてしまうほど。もちろん、彼の纏う空気に触れる度、彼が人ではない遥か高みの存在なのだと、否応なく思い知らされるのだけれど。
どちらかといえば、ルシエル様の方が――。そう考えかけたところで、ふいに、先日目にした光景が脳裏を過った。白い指先に摘まれた真っ赤な果実、それを静かに喰むやわらかな唇、嚥下する度に微かに動く喉仏。息を呑むほど艶やかで、けれどどこか神聖な、ひとつひとつの所作――。
「じゃあ、あの時……ルシエル様が果物を召し上がっていたのは……」
大聖堂を離れて久しいせいで“忘れていた”というよりも。バスケットを抱え直すように、ぎゅっと両腕に力をこめながら思う。あの場面を目の当たりにした後だったからこそ、“神は食事をしない”という知識が、頭の中からすっかり抜け落ちてしまったのではないだろうか、と。ルシエル様があまりにも自然に、あの熟れた赤い果実を食していたから――。
「ああ、それは」
思わず漏れた私の小さな呟きに、ベル様はゆったりと足を組み直しながら、僅かに首を傾けた。白い耳につけられた、髪留めと同じ色のピアスが、小さな光の粒を散らしながら微かに揺れる。
「腹を満たす為じゃなくて、聖力を得る為だよ。まあ、ある意味それが、俺たちにとっての“食事”と言えるのかな」
組んだ足に頬杖をつき、ベル様は私から逸らした視線を、祭壇の方へそっと向けた。ランセット窓に嵌め込まれたステンドグラス越しに、豊かに溢れる鮮やかな輝きを浴びながら黙然と佇む、荘厳な主神像へと。何かを考えているようにも、考えていないようにも見える、飄々とした捉えどころのない横顔で。
“神”という存在が、人とは全く異なるものであるとふいに感じるのは、こういう一面を垣間見た時だ、と、私は彼の端正なかんばせを静かに見つめながら思う。ルシエル様もベル様も、性格や振る舞いこそ違えど、その本質――底の見えなさというか、何を考えているのか全く分からないところ――は、驚くほどよく似ている。何を思い、何を考え、何を感じているのか。感情がないわけではないだろうに、それをまるで読み取れないのだ。もしかしたら神というのは、殆どがそういうものなのかもしれない。人間の中にも、そういった質の人はもちろん存在するけれど、神のそれとはどうしても雲泥の差を感じる。彼らは自分の内側を晒すことは決してないのに、相手――特に人間――の内側は容易に見透かしてしまう。心そのものを、掌の上にのせてまじまじと眺められているみたいに。
それはきっと、生きてきた時間の違いによるものなのだろう。人の寿命とは比べものにならないほどの、果てしない時間。悠久を――もしかしたら世界が創生された時から――生きてきた彼らは、人間など足元にも及ばないほど遥か超越した存在であり、その途方もなく長い時の中で培われてきたものもまた、ちっぽけな人間には想像も出来ないほど膨大なのだろう。
「俺たちも、何かに力を使えば、その分だけ聖力を消耗する。だから時々、補う必要があるんだよ。まあ、とはいっても滅多にあることじゃないけどね。……ただ、ルシエルの場合はちょっと特殊で――」
そこで唐突に言葉を切り、ベル様ははっとしたように僅かに目を見開かせ、再び私へと視線を移した。驚きを滲ませながら、どこか納得しているふうにも見える、赤褐色の瞳。
彼はそのまま、暫く私の双眸を見つめていた。じっと、静かに。けれどやがて、ふっと軽やかな息を漏らして、彼はくすくすと――何故か満足げに、心底愉しそうに――笑いながら腰を上げた。
「……へえ。なるほどね」
にやりと口角を持ち上げ、ベル様は悪戯を思いついた少年のように半ば身を乗り出して、ずいっと顔を近付けてきた。私は思わずびくりと肩を跳ねさせ、反射的に後退る。ルシエル様もそうなのだけれど――綺麗すぎる顔には、どうしても気圧されてしまう。それが近くにあればあるほど、なおのこと。魅了されるというのだろうか。こちらの理性を、彼らの人間離れした美しさは、簡単にかき乱してくる。
そんな私の反応を愉しむように、彼はふふっと声を漏らしてまた笑った。
「良かったじゃん。何だかんだ、ちゃんと大事にされてて」
「……大事、に……?」
あまりにも突飛なその一言を、私はたじろぎながら鸚鵡返しに呟く。どういう思考回路の果てにその言葉が出てきたのか、私にはさっぱり分からない。そんな結論に至るような会話をしただろうか。ルシエル様が果物を食べていて、それは彼らにとって聖力を補う為の、ある意味“食事”のようなものだ、という話をしていただけのはずなのに――。
仮にルシエル様が何かに力を使い、その分の力を補っていたのだとしても、それがいつ、何の為にだったのかなんて、私には見当もつかない。アレク君の治癒はルシエル様の力ではない、と断言したのは他ならぬベル様だ。それに、私が眠っている間、ルシエル様は「疾うに飽いてどこかに行ってしまった」とも証言していた。私が思いつく“もしも”はそれくらいで、その両方を既に否定されている以上、いつ、何の為だったかなんて、私如きに分かるはずもない。
「あの、それはいったい」
問いかけようとしたその言葉は、唇の前にすっと伸ばされたベル様の人差し指によって、自然と遮られてしまった。訳が分からず間の抜けた顔をする私を、彼はふっと細めた目だけで笑い、そうして肩越しに、側廊の先へと視線を向けた。そこに設えられた木製の扉、或いはその先に広がる小部屋へと。
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