榛乃

榛乃

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恋愛 連載中 長編
「貴様には、王都からの追放を命ずる」 “偽物の聖女”と断じられ、神の声を騙った“魔女”として断罪されたリディア。 地位も居場所も、婚約者さえも奪われ、更には信じていた神にすら見放された彼女に、人々は罵声と憎悪を浴びせる。 終わりのない逃避の果て、彼女は廃墟同然と化した礼拝堂へ辿り着く。 そこにいたのは、嘗て病から自分を救ってくれた、主神・ルシエルだった。 けれど再会した彼は、リディアを冷たく突き放す。 「“本物の聖女”なら、神に無条件で溺愛されるとでも思っていたのか」 全てを失った聖女と、過去に傷を抱えた神。 すれ違い、衝突しながらも、やがて少しずつ心を通わせていく―― これは、哀しみの果てに辿り着いたふたりが、やさしい愛に救われるまでの物語。
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小説 12,256 位 / 213,064件 恋愛 5,788 位 / 61,794件
文字数 117,563 最終更新日 2025.08.05 登録日 2025.07.05
恋愛 完結 短編
伯爵家の令嬢・リシェルは、侯爵家のアルベルトに密かに想いを寄せていた。 けれど彼が選んだのはリシェルではなく、双子の姉・オリヴィアだった。 二人は夫婦となり、誰もが羨むような幸福な日々を過ごしていたが――それは五年ももたず、儚く終わりを迎えてしまう。 オリヴィアが心臓の病でこの世を去ったのだ。 その日を堺にアルベルトの心は壊れ、最愛の妻の幻を追い続けるようになる。 そんな彼を守るために。 そして侯爵家の未来と、両親の願いのために。 リシェルは自分を捨て、“姉のふり”をして生きる道を選ぶ。 けれど、どれほど傍にいても、どれほど尽くしても、彼の瞳に映るのはいつだって“オリヴィア”だった。 その現実が、彼女の心を静かに蝕んでゆく。 遂に限界を越えたリシェルは、自ら命を絶つことに決める。 短剣を手に、過去を振り返るリシェル。 そしていよいよ切っ先を突き刺そうとした、その瞬間――。
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文字数 58,000 最終更新日 2025.06.07 登録日 2025.05.14
恋愛 連載中 長編
家族から執拗ないじめを受けて育った、侯爵家の娘・リリア。 社交界随一の美貌を持つ彼女は、その容姿を「政治の駒」として父に利用され、 冷徹と名高い王太子――ルイス・クラウディウスのもとへ嫁ぐこととなる。 感情の通わぬ“お飾りの妃”として始まった、名ばかりの結婚生活。 それでも彼の心に触れたいと願った時、彼女の中に秘められた“異能”が静かに目覚める。 「美しさ以外に価値のない駒」として扱われたリリアと、 その容姿ゆえに「王太子にふさわしくない」と蔑まれてきたルイス。 過去に傷つき、存在価値を否定されてきた二人が―― やがて本当の愛と、かけがえのない絆を見つけ出していく、じんわり愛され恋物語。
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文字数 175,441 最終更新日 2025.05.11 登録日 2025.04.05
恋愛 完結 長編
――王都の外れにある森には、“忘却の魔女”が棲んでいる。 森の中でひっそりと暮らす魔女・フィオナのもとには、“忘却”の力を求めた人々が時折やってくる。 「彼女が触れれば、意図した記憶を消すことが出来る」と人々が信じているせいで。 しかし、彼女が触れることで記憶を消せるのは、ある特定の条件に当てはまる人間のみだった。 それは、“愛”。 フィオナは「愛した人間から忘れられる」という呪いにかかっていた。 そのせいで、母親に、恋人に捨てられ続けてきたフィオナは、いつしか“愛する”ことを恐れるようになってしまった。 そんなフィオナのもとにある日突然、“忘却”の力を求めた王太子・シリウスがやってくる。 その日を境に、何故か頻繁に訪ねてくるようになった王太子を、はじめのうちこそ鬱陶しく思っていたフィオナだったけれど、彼と穏やかな時間を過ごす内、彼に惹かれてしまっている自身に気がついて――。 愛しているのに、触れられない。 触れてしまったら最後、大切な人の記憶から消えてしまう。 そんな呪いに苦しむフィオナと、愛を貫こうとするシリウスの異世界恋愛物語。
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文字数 102,635 最終更新日 2025.03.18 登録日 2025.03.04
恋愛 完結 短編
聖女の刻印が現れたのは、六歳の誕生日を迎える少し前のことだった。 その日を境に、エリシアの生活は一変した。 両親から無理矢理引き離され、辛く厳しい修行に励むだけの日々。無邪気に遊び回ることも、美味しいお菓子を食べることも、談笑をすることさ許されなかった。 けれど、聖女の能力さえ開花すれば――。ただそれだけを拠り所に生き抜いていたエリシアだったが、どれほど頑張って修行を重ねても、彼女が能力に目覚めることはついぞなかった。 そして遂に、“本物の聖女”を名乗る異邦の女が現れる。 ――そしてエリシアは、彼女に全てを奪われた。 聖女としての地位も、婚約者であった王太子も、何もかも。エリシアが持っていた数少ない全てのものを、ひとつ残らず。 「偽物の聖女よ。神の御意に反するお前を、この地から追放する!」 王都から追放されると同時に生きる意味を見失い、辺境の地でただただ虚しく暮らしていたエリシア。 そんな彼女はある日、夜闇の中で苦しむ一人の美しき吸血鬼に出会う――。
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文字数 28,314 最終更新日 2025.02.28 登録日 2025.02.24
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