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虫の知らせ、というのだろうか――。
すっかり通り慣れた道を足早に進みながら、鞄を持つ手にぎゅっと力を込める。赤とも橙ともつかない沈みかけの陽光に照らされた道が、或いは辺りを取り囲む木々の枝葉や草花が、何故かいつもと違うように見えるのは、どうしてだろう。身に覚えのない道のように。はたまた、この世ではないどこかへと繋がる道のように。
偶々近くを通りかかったから、という理由で診療所に顔を出したヴィオラさんから、夕飯を一緒にどうかと誘われたのだけれど。いつもなら二つ返事で受けるその誘いを、今日は適当に繕った嘘で断った。アレクが会いたがっているの、と、そう言われた時にはひどい罪悪感に襲われたが、それでも彼女からの折角の誘いに、私はどうしても顔を縦に振ることが出来なかった。――早朝から続く胸騒ぎが、時間が経つにつれ、どんどんと酷さを増していっていたから。
まるで大波のように、荒々しく胸のそここにぶつかっては飛沫を散らすそれから、私は殆ど一日中、意識を逸らすことが出来なかった。ロアンさんと昼食を摂っている時も、薬草の勉強などにおすすめだという本を教えてもらっている時も、転けて膝を擦りむいたという子どもの手当をしている時も、腰痛の薬を貰いに来た老女と他愛もない世間話をしている時も。それはずっと身体の中で、嫌な鼓動を刻んでいた。片時も忘れさせまいとするように。身体の内側にあるあらゆるものにべっとりとこびりついて、そこから私を少しずつ侵食していった。
そのせいで、気付くとぼうっとしてしまっていて、ロアンさんに何度苦笑をこぼされてしまったことか。寝不足ですか、と訊く彼に、そうだと答えるのは心苦しかった。勉強をしていて、と、そんな虚言まで口にしなければならなかったから。本当のことなど、誰にも言えない。ルシエル様が心配で、と、そんなことは誰にも――。
戦だとか伝染病だとか、そんな話を聞いたせいかもしれない。自然と、でも確実に少しずつ早まってゆく足で、赤茶色に染まった土を踏み締めながら思う。戦だとか伝染病だとか、そんな悪い話ばかりを立て続けに聞いてしまったせいでこんなにも胸がざわつくのだろう、と。
そう自分自身に言い聞かせなければ、今すぐにここで泣き出してしまいそうだった。迷子になったわけでも、またあてのない旅をしているわけでもないのに。この道をひたすら真っ直ぐ進んでいけば、住み慣れた――と、もう言って良いのかは分からないけれど――礼拝堂へ戻れると分かっているのに。そこへ帰ればルシエル様に会えると、そう分かっているはずなのに。
無性に、泣きたくて泣きたくてたまらなかった。払っても払っても執拗に絡みついてくる膨大な不安に、押し潰されてしまいそうで。或いは、身体の内側から引き裂かれてしまいそうで。どうしてこんなにも怖いのだろう。喉を締められでもしているみたいに、息苦しくてしかたないのだろう。
――夕焼けはとても綺麗ですが、鮮やかであればあるほど、恐ろしくも見えますね。
帰り際にロアンさんが呟いた言葉を思い出しながら、私は礼拝堂の入口に続く石段を駆け上り、開いた扉の裏側へ慌てて滑り込む。彼が“恐ろしい”と表現した夕陽から逃げるように。けれども堂内にもその赤色は、ぞっとするほど鮮明に満ちていた。側廊の壁に等間隔に設けられた窓という窓から、煌々と。アプスを取り囲むランセット窓から差し込む斜陽が、祭壇の上に佇む純白の主神像を赤々と染め上げている。
ひゅっ、と何かが擦れるような音がした。それが自分の息だと、でも私は気付けない。赤く色付いた主神像が、まるで血濡れているように見えて悍ましく、けれどもそれから意識も視線も逸らすことが出来なくて。
暫く呆然と立ち尽くしていたけれど、まるで弾かれたように唐突に足が動き出し、私はひたすら側廊を駆け抜ける。神聖な場で走ってはならないだとか、もっと静かにしないといけないだとか、そんなことを気にしている余裕は少しもなかった。たとえ後から咎められようと、構わない。今は兎に角、一刻でも早くルシエル様に会いたかった。彼の顔を見たかった。彼の存在を確かめたかった。祭壇の上に飾られた、あの赤く染まる主神像の彼ではなく。“神”そのものとしてこの世に存在するルシエル様に。
小部屋の扉を勢いよく開くと、私の視線は真っ先に窓辺のベッドへと吸い寄せられた。――その瞬間、私は部屋へ踏み入ろうとした足を思わず止め、擦れるような音を立てて息を呑んだ。
薄い窓硝子越しに差し込む夕陽、淡く照らされた白い壁、傍に置かれたままの木製のスツール、その上に腰掛ける見慣れた後ろ姿。その背中の向こう側に、誰かが横たわっている。
それが誰かなんて、もちろん確かめるまでもない。ないのだけれど、それでも“誰か”と思いたいのは、目に映る光景を信じたくなかったから。受け入れたくなかったから。ぼんやりしていたとはいえ、仕事へ行く前は、確かに起きていたはずなのに――。
「おかえり、明けの子」
そう言いながら振り返ったベル様の右肩に、青い羽毛に覆われた小鳥がとまっている。いつだったか、私をルシエル様のもとへ導いてくれた、あの青い小鳥が。
「眠られている……だけ、ですよ、ね」
喉に声が突っかかって、言葉が思うように出てこない。途切れ途切れになりながら、それでも必死に紡いだその問いに、しかしベル様は何も答えてはくれなかった。口を開くことも、顔を振ることも、何も。私から目を逸らし、ベッドの上に横たわっているルシエル様を、ただじっと見つめているだけ。いつも陽気で、飄々としているベル様とはまるで違う、陰鬱に翳った背中。そこに差す斜陽の赤色が、お腹の底の方に蟠っていた恐怖を掻き立てる。
それに突き動かされるようにして、私はふらふらと、覚束ない足取りでベッドへと歩み寄った。微動だにしないベル様や、つぶらな瞳で窓の外を眺める青い小鳥の後ろを通り過ぎ、ルシエル様の顔がよく見える位置まで、時折よろめきながら、枷でも嵌められたみたいに重たい足を引き摺って。
すっかり通り慣れた道を足早に進みながら、鞄を持つ手にぎゅっと力を込める。赤とも橙ともつかない沈みかけの陽光に照らされた道が、或いは辺りを取り囲む木々の枝葉や草花が、何故かいつもと違うように見えるのは、どうしてだろう。身に覚えのない道のように。はたまた、この世ではないどこかへと繋がる道のように。
偶々近くを通りかかったから、という理由で診療所に顔を出したヴィオラさんから、夕飯を一緒にどうかと誘われたのだけれど。いつもなら二つ返事で受けるその誘いを、今日は適当に繕った嘘で断った。アレクが会いたがっているの、と、そう言われた時にはひどい罪悪感に襲われたが、それでも彼女からの折角の誘いに、私はどうしても顔を縦に振ることが出来なかった。――早朝から続く胸騒ぎが、時間が経つにつれ、どんどんと酷さを増していっていたから。
まるで大波のように、荒々しく胸のそここにぶつかっては飛沫を散らすそれから、私は殆ど一日中、意識を逸らすことが出来なかった。ロアンさんと昼食を摂っている時も、薬草の勉強などにおすすめだという本を教えてもらっている時も、転けて膝を擦りむいたという子どもの手当をしている時も、腰痛の薬を貰いに来た老女と他愛もない世間話をしている時も。それはずっと身体の中で、嫌な鼓動を刻んでいた。片時も忘れさせまいとするように。身体の内側にあるあらゆるものにべっとりとこびりついて、そこから私を少しずつ侵食していった。
そのせいで、気付くとぼうっとしてしまっていて、ロアンさんに何度苦笑をこぼされてしまったことか。寝不足ですか、と訊く彼に、そうだと答えるのは心苦しかった。勉強をしていて、と、そんな虚言まで口にしなければならなかったから。本当のことなど、誰にも言えない。ルシエル様が心配で、と、そんなことは誰にも――。
戦だとか伝染病だとか、そんな話を聞いたせいかもしれない。自然と、でも確実に少しずつ早まってゆく足で、赤茶色に染まった土を踏み締めながら思う。戦だとか伝染病だとか、そんな悪い話ばかりを立て続けに聞いてしまったせいでこんなにも胸がざわつくのだろう、と。
そう自分自身に言い聞かせなければ、今すぐにここで泣き出してしまいそうだった。迷子になったわけでも、またあてのない旅をしているわけでもないのに。この道をひたすら真っ直ぐ進んでいけば、住み慣れた――と、もう言って良いのかは分からないけれど――礼拝堂へ戻れると分かっているのに。そこへ帰ればルシエル様に会えると、そう分かっているはずなのに。
無性に、泣きたくて泣きたくてたまらなかった。払っても払っても執拗に絡みついてくる膨大な不安に、押し潰されてしまいそうで。或いは、身体の内側から引き裂かれてしまいそうで。どうしてこんなにも怖いのだろう。喉を締められでもしているみたいに、息苦しくてしかたないのだろう。
――夕焼けはとても綺麗ですが、鮮やかであればあるほど、恐ろしくも見えますね。
帰り際にロアンさんが呟いた言葉を思い出しながら、私は礼拝堂の入口に続く石段を駆け上り、開いた扉の裏側へ慌てて滑り込む。彼が“恐ろしい”と表現した夕陽から逃げるように。けれども堂内にもその赤色は、ぞっとするほど鮮明に満ちていた。側廊の壁に等間隔に設けられた窓という窓から、煌々と。アプスを取り囲むランセット窓から差し込む斜陽が、祭壇の上に佇む純白の主神像を赤々と染め上げている。
ひゅっ、と何かが擦れるような音がした。それが自分の息だと、でも私は気付けない。赤く色付いた主神像が、まるで血濡れているように見えて悍ましく、けれどもそれから意識も視線も逸らすことが出来なくて。
暫く呆然と立ち尽くしていたけれど、まるで弾かれたように唐突に足が動き出し、私はひたすら側廊を駆け抜ける。神聖な場で走ってはならないだとか、もっと静かにしないといけないだとか、そんなことを気にしている余裕は少しもなかった。たとえ後から咎められようと、構わない。今は兎に角、一刻でも早くルシエル様に会いたかった。彼の顔を見たかった。彼の存在を確かめたかった。祭壇の上に飾られた、あの赤く染まる主神像の彼ではなく。“神”そのものとしてこの世に存在するルシエル様に。
小部屋の扉を勢いよく開くと、私の視線は真っ先に窓辺のベッドへと吸い寄せられた。――その瞬間、私は部屋へ踏み入ろうとした足を思わず止め、擦れるような音を立てて息を呑んだ。
薄い窓硝子越しに差し込む夕陽、淡く照らされた白い壁、傍に置かれたままの木製のスツール、その上に腰掛ける見慣れた後ろ姿。その背中の向こう側に、誰かが横たわっている。
それが誰かなんて、もちろん確かめるまでもない。ないのだけれど、それでも“誰か”と思いたいのは、目に映る光景を信じたくなかったから。受け入れたくなかったから。ぼんやりしていたとはいえ、仕事へ行く前は、確かに起きていたはずなのに――。
「おかえり、明けの子」
そう言いながら振り返ったベル様の右肩に、青い羽毛に覆われた小鳥がとまっている。いつだったか、私をルシエル様のもとへ導いてくれた、あの青い小鳥が。
「眠られている……だけ、ですよ、ね」
喉に声が突っかかって、言葉が思うように出てこない。途切れ途切れになりながら、それでも必死に紡いだその問いに、しかしベル様は何も答えてはくれなかった。口を開くことも、顔を振ることも、何も。私から目を逸らし、ベッドの上に横たわっているルシエル様を、ただじっと見つめているだけ。いつも陽気で、飄々としているベル様とはまるで違う、陰鬱に翳った背中。そこに差す斜陽の赤色が、お腹の底の方に蟠っていた恐怖を掻き立てる。
それに突き動かされるようにして、私はふらふらと、覚束ない足取りでベッドへと歩み寄った。微動だにしないベル様や、つぶらな瞳で窓の外を眺める青い小鳥の後ろを通り過ぎ、ルシエル様の顔がよく見える位置まで、時折よろめきながら、枷でも嵌められたみたいに重たい足を引き摺って。
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