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第2章 正しさの在り方
10 自分勝手な理想
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校庭から、わぁっと歓声が上がった。
その声のほとんどは女の子の黄色い声で、見てみれば、正くんがシュートを決めたようだった。
何だかんだとやっぱり、正くんはサッカー部のエースで、上手いのは本当みたい。
正くんに振り向いてもらおうと騒ぐ観客の女子たちに応えるて、正くんは格好つけて手を振っていた。
なんの恥じらいもなくそんなことをできるのもすごいし、それでキャーキャー言っているのもなんかすごい。
「アイツも昔は良い子だったんだよ。あんな風にしちゃったのは、私の責任だよ」
そんな正くんを眺めながら、善子さんは溜息混じりに言った。
申し訳ないけれど、正くんが所謂良い子であるところが全く想像できなかった。
難しい顔をしてしまっていたのか、私の顔を見て善子さんはクスリと笑った。
「ホントだよホント。まぁ姉の贔屓目もあったかもしれないけどね。少なくとも、今みたいないけすかなさはなかった。どちらかと言うと正義感が強いタイプでね。自分で言うのも何だけど、私に憧れまくってた」
「確かに善子さんは優しいし思いやりあるし、困った人には手を差し伸べるし。そういう意味では正義の味方感ありますしね」
「本当のこと言われると照れるなぁ」
ちょっと大げさな言い方をしたかなと思っていると、何故だかストレートに照れられてしまった。
嘘は言ってないし、事実だから別にいいんだけど。
「でももしそうだとすると、いくらなんでも変わりすぎというか。善子さんに憧れていた割には、性格真反対すぎませんか?」
「それはだから、私のせいなんだよ。私に憧れまくってたアイツが、私のことが大っ嫌いになって、あんな奴になっちゃったんだ」
竹を割ったようにサッパリとしていて、まっすぐで誠実で思いやりがある優しい姉と、自分の容姿や能力に慢心して、横暴で自分勝手に振る舞う弟。
どうすればここまで、極端に差ができてしまうんだろう。
「それが結局、私が魔女になってしまったことと繋がるんだけどね」
「え? 善子さんが魔女になったことと、正くんがグレちゃったことと関係あるんですか?」
「大ありだよ。まぁそれは、きっかけみたいなものなんだけど」
善子さんはまた溜息をついて、机に頬杖をついた。
いつも朗らかで元気のある善子さんのこんな姿を見るのは初めてで、なんだか貴重な体験をしている気分になってしまった。
不謹慎にも程がある。反省。
「私が魔女になったのは、中学一年生の夏。私は夏休みいっぱいを使って、俗にいう失踪ってやつをしてね」
「え、ちょっと……え!? 失踪!?」
「リアクションが良すぎるよアリスちゃん。まだまだお話の入り口だから」
唐突に飛び出したワードに思わず口を挟んでしまった私に、善子さんはどーどーと苦笑いした。
失踪って……最初から穏やかじゃないなぁ。
「失踪っていっても、はたから見たらの話。別に私が自分の意思で家出とか、自分探しの旅に出たわけじゃないんだよ。魔女になったばかりのアリスちゃんならわかるかもしれないけれど、つまり私はまさにその時魔女に出会って、その一通りの騒動に巻き込まれたのさ。そのせいで家に帰ることなんてできなくて、結果として私は失踪したことになっちゃったわけ」
「それはなんというか……経験がありますね……」
現に私も、二日間だけど音信不通になって周りを心配させてしまったし。
魔法使いに攫われて異世界まで行ってきて、一悶着も二悶着もあった。
きっと善子さんにも似たようなことがあって、そして善子さんの場合、それが夏いっぱいかかってしまったってことなんだろう。
「具体的に何があったのかを話すと、軽く小説一冊書けちゃうから細かいことは今は割愛するとして。結果だけを言うと、私のその一ヶ月あまりの失踪が、正の姉神話を砕いちゃったみたいなんだよね」
「でも善子さんは、別に悪いことをしてたわけじゃないですよね? 別に失望することなんてないと思いますけど」
「色々な騒動を何とか潜り抜けて愛するが家に帰ったわけだけれど、迎えてくれたのは現実だからね。物語なら、非現実からの生還だけでハッピーエンドかもしれないけれど、現実にはその先があるのさ。やっとの思いで帰ってきた私の次なる試練は、失踪の言い訳だよ」
確かにそうかもしれないと納得した。
私の場合は実質一人暮らしなのと、音信不通は二日間だけだったから大ごとにはならなかったけど。普通の家族で娘や姉が一ヶ月以上も行方がしれないとなれば、大事件だろうから。
どんなにこっちが元の生活に戻れたことに歓喜していても、周りから見たらそんなことは関係ないんだから。
現実的な事件に巻き込まれていたのなら説明もつくけれど、魔女関連の出来事を説明するわけにもいかないし。
「結局私は、大掛かりな自分探しの旅に出ていたってことに強引にして、まぁこっぴどく怒られたよね。私としては、また両親に叱ってもらえることがなんだか嬉しく感じたりしたものだけど。とにかく大事だったんだよ。そして、弟の信用を失ったのさ」
「でも、それだけで?」
「アイツにとっては、それだけで十分だったんだよ。正にとって私は、完璧な存在だったんだ。憧れの絶対的な存在だった。いっつも私の真似ばっかりして、私のすることに全幅の信頼を置いていた。そんな私が、家族やその他大勢を巻き込んだ大騒動を、自分勝手に引き起こしたんだ。理想の姉像は完膚無きまでに砕け散ったんだろうね」
それはとても、善子さんが可哀想に思えた。善子さん自身は何も悪くない。
子供の正くんが、善子さんの優しさや正しさに憧れるのはわかる。
お姉さんに全幅の信頼を寄せることも。でも、それで勝手に失望するのはお門違いだと思う。
理想はあくまで理想であって、現実じゃないんだから。
人に憧れる以上、そこに絶対なんてないんだから。
でもきっと、それを幼い子供に言っても仕方がないんだろうな。
子供は良くも悪くもまっすぐなんだから。
「それからだよ、アイツが私と正反対になったのは。いつも私の真似ばっかりしていたアイツが、まるで私への当て付けみたいに自分勝手になって、自惚れて横暴になってしまった。アイツが中学に上がる頃には、アリスちゃんも良く知る今の正の出来上がりさ」
もう一度歓声が上がる。またもや正くんがシュートを決めていた。
声援を送る女の子たちをよそにキョロキョロしていた正くんは、やがて窓越しに私の方を見た。
しまったと思った時には、正くんは得意げな顔でウィンクをしていた。
「あっちゃー。アイツもアホだな」
呆れ顔でそう言う善子さんに、私は何も言えなかった。
善子さんが正くんのことを罵りながらも、気にかけて事あるごとにフォローしているのは、彼をああしてしまった責任を感じているからなのかな。
正直私は前の彼のことを知らないし、話を聞いてもいまいち実感がわかなくて、その気持ち自体には共感できなかった。
けれど、そこには確かに弟を思う善子さんの気持ちがあって。
やっぱり善子さんはとても優しくて、正しくて、善い人なんだと改めて思った。
その声のほとんどは女の子の黄色い声で、見てみれば、正くんがシュートを決めたようだった。
何だかんだとやっぱり、正くんはサッカー部のエースで、上手いのは本当みたい。
正くんに振り向いてもらおうと騒ぐ観客の女子たちに応えるて、正くんは格好つけて手を振っていた。
なんの恥じらいもなくそんなことをできるのもすごいし、それでキャーキャー言っているのもなんかすごい。
「アイツも昔は良い子だったんだよ。あんな風にしちゃったのは、私の責任だよ」
そんな正くんを眺めながら、善子さんは溜息混じりに言った。
申し訳ないけれど、正くんが所謂良い子であるところが全く想像できなかった。
難しい顔をしてしまっていたのか、私の顔を見て善子さんはクスリと笑った。
「ホントだよホント。まぁ姉の贔屓目もあったかもしれないけどね。少なくとも、今みたいないけすかなさはなかった。どちらかと言うと正義感が強いタイプでね。自分で言うのも何だけど、私に憧れまくってた」
「確かに善子さんは優しいし思いやりあるし、困った人には手を差し伸べるし。そういう意味では正義の味方感ありますしね」
「本当のこと言われると照れるなぁ」
ちょっと大げさな言い方をしたかなと思っていると、何故だかストレートに照れられてしまった。
嘘は言ってないし、事実だから別にいいんだけど。
「でももしそうだとすると、いくらなんでも変わりすぎというか。善子さんに憧れていた割には、性格真反対すぎませんか?」
「それはだから、私のせいなんだよ。私に憧れまくってたアイツが、私のことが大っ嫌いになって、あんな奴になっちゃったんだ」
竹を割ったようにサッパリとしていて、まっすぐで誠実で思いやりがある優しい姉と、自分の容姿や能力に慢心して、横暴で自分勝手に振る舞う弟。
どうすればここまで、極端に差ができてしまうんだろう。
「それが結局、私が魔女になってしまったことと繋がるんだけどね」
「え? 善子さんが魔女になったことと、正くんがグレちゃったことと関係あるんですか?」
「大ありだよ。まぁそれは、きっかけみたいなものなんだけど」
善子さんはまた溜息をついて、机に頬杖をついた。
いつも朗らかで元気のある善子さんのこんな姿を見るのは初めてで、なんだか貴重な体験をしている気分になってしまった。
不謹慎にも程がある。反省。
「私が魔女になったのは、中学一年生の夏。私は夏休みいっぱいを使って、俗にいう失踪ってやつをしてね」
「え、ちょっと……え!? 失踪!?」
「リアクションが良すぎるよアリスちゃん。まだまだお話の入り口だから」
唐突に飛び出したワードに思わず口を挟んでしまった私に、善子さんはどーどーと苦笑いした。
失踪って……最初から穏やかじゃないなぁ。
「失踪っていっても、はたから見たらの話。別に私が自分の意思で家出とか、自分探しの旅に出たわけじゃないんだよ。魔女になったばかりのアリスちゃんならわかるかもしれないけれど、つまり私はまさにその時魔女に出会って、その一通りの騒動に巻き込まれたのさ。そのせいで家に帰ることなんてできなくて、結果として私は失踪したことになっちゃったわけ」
「それはなんというか……経験がありますね……」
現に私も、二日間だけど音信不通になって周りを心配させてしまったし。
魔法使いに攫われて異世界まで行ってきて、一悶着も二悶着もあった。
きっと善子さんにも似たようなことがあって、そして善子さんの場合、それが夏いっぱいかかってしまったってことなんだろう。
「具体的に何があったのかを話すと、軽く小説一冊書けちゃうから細かいことは今は割愛するとして。結果だけを言うと、私のその一ヶ月あまりの失踪が、正の姉神話を砕いちゃったみたいなんだよね」
「でも善子さんは、別に悪いことをしてたわけじゃないですよね? 別に失望することなんてないと思いますけど」
「色々な騒動を何とか潜り抜けて愛するが家に帰ったわけだけれど、迎えてくれたのは現実だからね。物語なら、非現実からの生還だけでハッピーエンドかもしれないけれど、現実にはその先があるのさ。やっとの思いで帰ってきた私の次なる試練は、失踪の言い訳だよ」
確かにそうかもしれないと納得した。
私の場合は実質一人暮らしなのと、音信不通は二日間だけだったから大ごとにはならなかったけど。普通の家族で娘や姉が一ヶ月以上も行方がしれないとなれば、大事件だろうから。
どんなにこっちが元の生活に戻れたことに歓喜していても、周りから見たらそんなことは関係ないんだから。
現実的な事件に巻き込まれていたのなら説明もつくけれど、魔女関連の出来事を説明するわけにもいかないし。
「結局私は、大掛かりな自分探しの旅に出ていたってことに強引にして、まぁこっぴどく怒られたよね。私としては、また両親に叱ってもらえることがなんだか嬉しく感じたりしたものだけど。とにかく大事だったんだよ。そして、弟の信用を失ったのさ」
「でも、それだけで?」
「アイツにとっては、それだけで十分だったんだよ。正にとって私は、完璧な存在だったんだ。憧れの絶対的な存在だった。いっつも私の真似ばっかりして、私のすることに全幅の信頼を置いていた。そんな私が、家族やその他大勢を巻き込んだ大騒動を、自分勝手に引き起こしたんだ。理想の姉像は完膚無きまでに砕け散ったんだろうね」
それはとても、善子さんが可哀想に思えた。善子さん自身は何も悪くない。
子供の正くんが、善子さんの優しさや正しさに憧れるのはわかる。
お姉さんに全幅の信頼を寄せることも。でも、それで勝手に失望するのはお門違いだと思う。
理想はあくまで理想であって、現実じゃないんだから。
人に憧れる以上、そこに絶対なんてないんだから。
でもきっと、それを幼い子供に言っても仕方がないんだろうな。
子供は良くも悪くもまっすぐなんだから。
「それからだよ、アイツが私と正反対になったのは。いつも私の真似ばっかりしていたアイツが、まるで私への当て付けみたいに自分勝手になって、自惚れて横暴になってしまった。アイツが中学に上がる頃には、アリスちゃんも良く知る今の正の出来上がりさ」
もう一度歓声が上がる。またもや正くんがシュートを決めていた。
声援を送る女の子たちをよそにキョロキョロしていた正くんは、やがて窓越しに私の方を見た。
しまったと思った時には、正くんは得意げな顔でウィンクをしていた。
「あっちゃー。アイツもアホだな」
呆れ顔でそう言う善子さんに、私は何も言えなかった。
善子さんが正くんのことを罵りながらも、気にかけて事あるごとにフォローしているのは、彼をああしてしまった責任を感じているからなのかな。
正直私は前の彼のことを知らないし、話を聞いてもいまいち実感がわかなくて、その気持ち自体には共感できなかった。
けれど、そこには確かに弟を思う善子さんの気持ちがあって。
やっぱり善子さんはとても優しくて、正しくて、善い人なんだと改めて思った。
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