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第0.5章 まほうつかいの国のアリス
32 わがままな女王様8
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「……そっかぁ」
二人は何も言わなかったけど、でもそれはそういうことなんだってわかった。
わたしとちがってこの世界で生きてきた二人にとって、魔女が悪者だってことは当たり前のことなんだ。
二人のことを責めちゃいけないのわかってるし、そんなつもりもないけど。
でも、ガッカリした気持ちはかくせなかった。
「レオはさっき、わたしの言ったことはまちがってないって、言ってくれたのに……」
「……それは、あれだ。魔女のことじゃなくて女王陛下のことだ。女王陛下がわがままで横暴で、みんなが迷惑してるのは事実だからな。それに対して、お前の気持ちは正しいって言ったんだ」
ストンと肩を落としながらわたしがつぶやくと、レオはすこしバツのわるそうな顔をしながら言った。
「魔女のことに関しては、別の世界から来たお前に全部理解しろってのも無理な話だよな。でも、納得できなくてもわかっていた方がいい。この世界にいるうちはな」
「う、うん……」
「アリスは優しいんだね。でも、だからってもうあんな無茶はしちゃダメだよ? それに、魔女と一緒にいたらアリスも『魔女ウィルス』に感染しちゃうかもしれないんだから」
「え……」
落ち込むわたしの頭をよしよしと撫でてくれながら言うアリア。
その言葉に、わたしは思わずポカンとしてしまった。
そんなこと今まで考えてもみなかったから。
確かに、『魔女ウィルス』は人からに人に感染するって言ってた。
それにわたしはずっと、レイくんやクロアさん、それにクリアちゃんとも一緒にいて、魔女のそばにずっといた。
わたしだって『魔女ウィルス』に感染しててもおかしくないんだ。
そう気がついたら頭のてっぺんからさっと冷たいものが広がってきた。
冷たいシャワーを浴びたみたいに、上からじんわりと寒さが降りてくる。
その寒さが顔に出てたのか、アリアとレオがあわててわたしの顔をのぞき込んできた。
「アリス、大丈夫!? どこか怪我してた!?」
「う、ううん…………えっと……」
あわてる二人に首をふりながら、わたしはどうしようか必死に考えた。
自分ではわからないけど、もしかしたら魔女になっちゃってるかもしれない。
いつ死んじゃうかわからなくて、魔法使いに狙われる魔女になっちゃってるかもしれない。
だってさっき、何かやっちゃってたみたいだし。
今まで二人には『魔女の森』から来たことを話してなかったけど。
魔法使いの二人なら私が魔女になっちゃってるかわかるだろうし。
それに、ここまで助けてもらって隠し事なんてもうできない。
わたしは『いをけっして』二人に今までのことを話すことにした。
「あのね、実はわたし────」
公園からの帰り道にレイくんに会って、それからのことをわたしは説明した。
二人はものすごくびっくして、信じられないものを見るような顔をした。
でも最後までちゃんと、わたしのまとまらない話を聞いてくれた。
「魔女にこっちに連れてこられて、ずっと『魔女の森』にいた、か。とんでもねぇ話になってきたな」
「その魔女がどうしてアリスを連れてきたのかはわからないけど、でもその人たちといたら、アリスは魔女のことを悪く思えないんだね」
嫌われることも『かくご』して話したけれど、二人の反応は思っていたほど悪くなかった。
レオは難しい顔をしてるし、アリアも困った顔をしてるけど。
でもわたしに対して怒ったり嫌ったりしている感じはなかった。
「安心してアリス。アリスは魔女になっちゃってないよ。それだけはわたしが保証できる。わたし、感知得意だから。アリスからは魔女の気配はしないよ」
「ホ、ホント!? よかったぁ……」
アリアはすぐにわたしの不安をわかってくれたみたいで、にっこりと笑っていった。
わたしはホッとして、すわり込んだままふにゃっと体から力がぬけた。
「あ、でも、二人ともわたしのこと信じてくれるの? ずっと『魔女の森』にいて、魔女の友達がいるわたしは、二人にとってはあんまり……よくないんじゃないの?」
ホッとした後すぐ不安になってあわてて聞くと、レオもアリアも苦笑いをした。
「魔女になっちゃってたら……ちょっと困ってたけど。でもそうじゃないし。アリスはアリスだよ。そんなことで嫌いになったりしないから安心して」
「まぁそうだな。今更って感じだ。お前がヘンテコなのは最初からだしよ。そんくらいのことじゃなんとも思わねーよ」
「二人とも……ありがとう」
二人してわたしの頭をぐしゃぐしゃと撫でてくれる。
わたしはとってもうれしくて、胸がポッとあったかくなった。
二人はとってもいい人たちで、とっても信じられる友達だ。
レオとアリア。この世界で、二人に出会えて本当によかった。
ちょっぴり泣きそうになってるわたしの頭を、二人はさんざんをわしわししてくれた。
そしてすこし落ち着いてから、レオがむずかしい顔に戻って口を開いた。
「ところでよ、魔女はお前を連れてきて何かさせようとしてたんだろ? そりゃ何なんだ?」
「具体的にはわかんないんだ。魔女を救うためにわたしにできることがあるってことは聞いたんだけど……」
「うーん。アリスには何か特別な力でもあるのか? さっき女王陛下に攻撃された時、アリスからとんでもない力を感じたし。それと関係があるかもしんねーな」
レオは腕組みをしてうなった。
眉毛の間にぐっとしわを寄せて、とってもこわい顔になってる。
「あの炎の塊が花火みたいになったのって、わたしがやったのかな? ぜんぜん、よくわかんないんだけど……」
「わたしもあの時、アリスからすっごい力を感じたよ。だから多分、アリスが女王陛下の魔法に何かしたのはまちがいないと思う。それが何なのかは、わかんないけど……」
「王家の人間は魔法使いとしても超一流だ。その女王陛下の魔法をどうにかしたんだから、相当の力だ。魔女の連中はその力を利用としてるのかもしれねぇな」
レイくんたちが、わたしの力を『りよう』しようとしてる、か……。
確かにはじめから、わたしの力をかしてほしいって言ってたし、そういうことかもしれない。
でも、『りよう』って言い方はなんだかちがう気がするし、レイくんもクロアさんもとってもいい人だった。
さっきのあれをわたしがやったんなら、わたしには自分で気付いてないだけで、何かすっごい力があるのかもしれない。
それはなんだか、マンガのお話みたいでとってもわくわくしちゃう。
秘められた力が『かくせい』する、なんて王道だもん。
ただ今のところわたしに自覚がなくて、どんな力なのかもわからないのが残念。
でも二人ともわたしから何かを感じたって言うんだから、きっと何かはあるんだ。
その力があれば、レイくんがいうように魔女の人たちを出されられるのかなぁ。
もしそれができるのなら、わたしはそれをしてあげたい。
元々魔女の友達がいたからそう思ってたけど。
でも目の前であんなところを見せられて、わたしはさらにそう思った。
二人は何も言わなかったけど、でもそれはそういうことなんだってわかった。
わたしとちがってこの世界で生きてきた二人にとって、魔女が悪者だってことは当たり前のことなんだ。
二人のことを責めちゃいけないのわかってるし、そんなつもりもないけど。
でも、ガッカリした気持ちはかくせなかった。
「レオはさっき、わたしの言ったことはまちがってないって、言ってくれたのに……」
「……それは、あれだ。魔女のことじゃなくて女王陛下のことだ。女王陛下がわがままで横暴で、みんなが迷惑してるのは事実だからな。それに対して、お前の気持ちは正しいって言ったんだ」
ストンと肩を落としながらわたしがつぶやくと、レオはすこしバツのわるそうな顔をしながら言った。
「魔女のことに関しては、別の世界から来たお前に全部理解しろってのも無理な話だよな。でも、納得できなくてもわかっていた方がいい。この世界にいるうちはな」
「う、うん……」
「アリスは優しいんだね。でも、だからってもうあんな無茶はしちゃダメだよ? それに、魔女と一緒にいたらアリスも『魔女ウィルス』に感染しちゃうかもしれないんだから」
「え……」
落ち込むわたしの頭をよしよしと撫でてくれながら言うアリア。
その言葉に、わたしは思わずポカンとしてしまった。
そんなこと今まで考えてもみなかったから。
確かに、『魔女ウィルス』は人からに人に感染するって言ってた。
それにわたしはずっと、レイくんやクロアさん、それにクリアちゃんとも一緒にいて、魔女のそばにずっといた。
わたしだって『魔女ウィルス』に感染しててもおかしくないんだ。
そう気がついたら頭のてっぺんからさっと冷たいものが広がってきた。
冷たいシャワーを浴びたみたいに、上からじんわりと寒さが降りてくる。
その寒さが顔に出てたのか、アリアとレオがあわててわたしの顔をのぞき込んできた。
「アリス、大丈夫!? どこか怪我してた!?」
「う、ううん…………えっと……」
あわてる二人に首をふりながら、わたしはどうしようか必死に考えた。
自分ではわからないけど、もしかしたら魔女になっちゃってるかもしれない。
いつ死んじゃうかわからなくて、魔法使いに狙われる魔女になっちゃってるかもしれない。
だってさっき、何かやっちゃってたみたいだし。
今まで二人には『魔女の森』から来たことを話してなかったけど。
魔法使いの二人なら私が魔女になっちゃってるかわかるだろうし。
それに、ここまで助けてもらって隠し事なんてもうできない。
わたしは『いをけっして』二人に今までのことを話すことにした。
「あのね、実はわたし────」
公園からの帰り道にレイくんに会って、それからのことをわたしは説明した。
二人はものすごくびっくして、信じられないものを見るような顔をした。
でも最後までちゃんと、わたしのまとまらない話を聞いてくれた。
「魔女にこっちに連れてこられて、ずっと『魔女の森』にいた、か。とんでもねぇ話になってきたな」
「その魔女がどうしてアリスを連れてきたのかはわからないけど、でもその人たちといたら、アリスは魔女のことを悪く思えないんだね」
嫌われることも『かくご』して話したけれど、二人の反応は思っていたほど悪くなかった。
レオは難しい顔をしてるし、アリアも困った顔をしてるけど。
でもわたしに対して怒ったり嫌ったりしている感じはなかった。
「安心してアリス。アリスは魔女になっちゃってないよ。それだけはわたしが保証できる。わたし、感知得意だから。アリスからは魔女の気配はしないよ」
「ホ、ホント!? よかったぁ……」
アリアはすぐにわたしの不安をわかってくれたみたいで、にっこりと笑っていった。
わたしはホッとして、すわり込んだままふにゃっと体から力がぬけた。
「あ、でも、二人ともわたしのこと信じてくれるの? ずっと『魔女の森』にいて、魔女の友達がいるわたしは、二人にとってはあんまり……よくないんじゃないの?」
ホッとした後すぐ不安になってあわてて聞くと、レオもアリアも苦笑いをした。
「魔女になっちゃってたら……ちょっと困ってたけど。でもそうじゃないし。アリスはアリスだよ。そんなことで嫌いになったりしないから安心して」
「まぁそうだな。今更って感じだ。お前がヘンテコなのは最初からだしよ。そんくらいのことじゃなんとも思わねーよ」
「二人とも……ありがとう」
二人してわたしの頭をぐしゃぐしゃと撫でてくれる。
わたしはとってもうれしくて、胸がポッとあったかくなった。
二人はとってもいい人たちで、とっても信じられる友達だ。
レオとアリア。この世界で、二人に出会えて本当によかった。
ちょっぴり泣きそうになってるわたしの頭を、二人はさんざんをわしわししてくれた。
そしてすこし落ち着いてから、レオがむずかしい顔に戻って口を開いた。
「ところでよ、魔女はお前を連れてきて何かさせようとしてたんだろ? そりゃ何なんだ?」
「具体的にはわかんないんだ。魔女を救うためにわたしにできることがあるってことは聞いたんだけど……」
「うーん。アリスには何か特別な力でもあるのか? さっき女王陛下に攻撃された時、アリスからとんでもない力を感じたし。それと関係があるかもしんねーな」
レオは腕組みをしてうなった。
眉毛の間にぐっとしわを寄せて、とってもこわい顔になってる。
「あの炎の塊が花火みたいになったのって、わたしがやったのかな? ぜんぜん、よくわかんないんだけど……」
「わたしもあの時、アリスからすっごい力を感じたよ。だから多分、アリスが女王陛下の魔法に何かしたのはまちがいないと思う。それが何なのかは、わかんないけど……」
「王家の人間は魔法使いとしても超一流だ。その女王陛下の魔法をどうにかしたんだから、相当の力だ。魔女の連中はその力を利用としてるのかもしれねぇな」
レイくんたちが、わたしの力を『りよう』しようとしてる、か……。
確かにはじめから、わたしの力をかしてほしいって言ってたし、そういうことかもしれない。
でも、『りよう』って言い方はなんだかちがう気がするし、レイくんもクロアさんもとってもいい人だった。
さっきのあれをわたしがやったんなら、わたしには自分で気付いてないだけで、何かすっごい力があるのかもしれない。
それはなんだか、マンガのお話みたいでとってもわくわくしちゃう。
秘められた力が『かくせい』する、なんて王道だもん。
ただ今のところわたしに自覚がなくて、どんな力なのかもわからないのが残念。
でも二人ともわたしから何かを感じたって言うんだから、きっと何かはあるんだ。
その力があれば、レイくんがいうように魔女の人たちを出されられるのかなぁ。
もしそれができるのなら、わたしはそれをしてあげたい。
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