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第0.5章 まほうつかいの国のアリス
71 お花畑と城と剣5
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「救いたいものが、守りたいものがある……! この国にいるたくさんの友達を、わたし、救いたいよ。あの、わがままで『おうぼう』な女王様から!」
「……そうか」
夜子さんはポツリと短く返事をして、わたしのことを静かに見つめてきた。
やんわりと笑顔を浮かべながら、でもその目はなんだかさみしそうというか、かなしそうというか。
「君がそう思うのならば、そうするといいよ。わたしは別に止めないし、止める資格はない。ただ、本当にいいのかな?」
「どういうこと?」
「今の君は、僅かにその力が顔を見せているが、けれどそれだけだ。今ならまだ、君はただのアリスちゃんのまま、運命に背を向けることができる。けれど剣を手に取り、力が大きく姿を表せば、君はその力を持つ者の運命から逃れられないよ」
イスのふちに寄りかかりながら、夜子さんはわたしを見下ろす。
そして『たんたん』と、わたしに質問してきた。
「運命って、なぁに? わたしはどうなるの?」
「どうなるかどうかは、君次第だけれど。今までの、ただの無邪気な女の子ではいられなくなるかもしれないよ。君の持つドルミーレの力、『始まりの力』とは、それ程強大な力だ」
「いままでのわたしじゃ、いられない……」
それってどういうことなんだろう。
うまくイメージができないけど、でもそれはなんだか、すこしこわい気がした。
わたしがわたしじゃなくなっちゃうって、どんな感じなんだろう。
でも、この剣をとれば、わたしは自分の中にある力をもっと使えて、それに救いたいものを救えるんだ。
わたしの大切な友達を守る力が手に入る。この何があるかわからない世界で、わたしは友達にいつまでも笑ってほしいんだ。
レオとアリアの顔を見る。
二人ともとってもハッと息を飲んだ引きつった顔をして、わたしのことをジッと見てきていた。
そんな二人と目が合って、レオの顔がギュッとこわくなった。
「アリス……オレは反対だ。『始まりの魔女』の力なんて、これ以上呼び起こさなくていい。お前は、今のままでいいんだ。お前の気持ちは、嬉しいけどよ……」
レオがわたしの手首をガバッとにぎった。
その力はとっても強くて、すこし痛い。
「でもお前はただ、家に帰るためにここに来たんだろ? 余計なことなんて考えなくていいんだ」
「そうだよ、アリス。アリスはアリスだもん。どんなにすごい力があったって、ドルミーレの力があるからって、アリスはアリスだもん。自分のしたいことをすればいいんだよ」
わたしの腕を抱きしめるアリア、もう一体化しちゃうんじゃないかってくらいに強く抱きしめてくる。
ちょっと腕がしびれちゃうくらいに。でもそれが、なんだかあったかい。
二人は、わたしのことを思って言ってくれてる。
いつだってそうだよ。二人はずっと優しくて、わたしのためを考えてくれる。
こんなところまで一緒に冒険してくれて、わたしのことを守って、一緒に笑ってきてくれた。
そんな二人のために、わたしができることがあるなら、わたしは……。
「ありがとう二人とも。でもね、これがわたしのやりたいことだと思うんだ。わたし、レオとアリアを守りたい。ここでできたたくさんの友達を、守りたい。だって、あんな女王様が今みたいにずっとわがまましてたら、二人やみんなに何があるかわからない。だから、この剣をとって、もっと力を使えるようになるんなら、わたしはその力でみんなを救いたい」
「アリス……!」
二人が一緒にわたしの名前を呼んで、顔を覗き込んできた。
おこっているというよりは、とっても心配そうな顔。
二人もきっと、わたしがどうなっちゃうのかこわいんだ。
二人は魔法使いだから。
わたしの中にある『始まりの魔女』の力が強くなるのが、きっとこわいんだ。
だって魔法使いは魔女のことが嫌いだから。
それに、ドルミーレが『魔女ウィルス』の原因だから。
わたしだって、こわい。
わたしがわたしじゃなくなっちゃうかもしれないっていうのは、こわい。
この力の運命っていうのがどういうことかもわからないし、それもこわい。
でも、わたしには友達がいるから。大切な友達がいるから。
どんなにはなれてても、心でつながってくれる友達がいるから。
元の世界で待っててくれてるあられちゃんに、この世界で出会った友達、それにレオとアリア。
今までわたしが仲良くしてきた友達の心と、わたしの心はいつだってつながってる。
だからなんだか、大丈夫な気がするんだ。
わたしの中の力がどんなに大きくなっても、わたしがわたしじゃなくなりそうになっても。
この心につながってる友達の心が、わたしにわたしを教えてくれる。そんな気がする。
だから、こわいけどこわくない。
「大丈夫だよ。大丈夫な気がするんだ。だって、わたしには二人がいるもん。二人の心が、たくさんの友達の心が、わたしにはつながってるってわかってるから。だからわたしは、何があってもこわくないよ」
「けど、魔女の力だ。しかも『始まりの魔女』だ。そんなのものがいい力だとは……」
「うん……。でも、今までこの力に何回も助けられてきたよ。だからわたしは、悪い力じゃないと思うんだ」
「それは、そうだけどよ……」
わたしがニッコリ笑って返すと、レオは唇をかんだ。
わたしの手首をつかんだままちょぴりうつむくレオの顔を、わたしは覗き込む。
「心配してくれてありがとう。でもさ、ほら、どっちにしたってわたしの中にある力なんだし、ずっとムシなんてできないよ。だからさ、この力で大好きな友達を助けられるなら、『ゆうこうてき』に使った方がいいでしょ?」
「ったく、もっともらしいこと言いやがって……」
ニシッと笑って言うと、レオは眉毛を下げた。
あきれたみたいに笑いながら、わたしのことを見返してくる。
その顔はまだこわがっている感じだけど、でもそれをガマンしているみたいだった。
「アリスは、それでいいの? アリスは元々魔法使いでも魔女でもなんでもなくて、そもそもこの世界の子でもないのに。ただ、おうちに帰りたかっただけでしょ? なのに、そんな無茶な……」
「うん、いいよ。だって、この世界にもたくさんの友達がいる。大切なレオとアリアがいる。みんなを、二人を救えることを、わたしはしたいんだよ」
わたしの肩に頭を乗せて、上目遣いで見上げてくるアリア。
いつもはしっかりしていて頼もしいのに、今はちょっぴり弱々しい。
そんなアリアに、わたしはすなおな気持ちで答える。
いつも守ってもらってばっかりで、助けてもらってばっかりだったわたし。
そんなわたしに、友達を救うことができるんなら、したい。
確かにわたしはこの世界の子じゃないけど、でももう無関係なんかじゃないから。
ここには、大切な人がいるから。
それに、レイくんとクロアさんとの約束もある。
レイくんが言っていた特別な力は、きっとこの『始まりの力』のこと。
わたしがもっとこの力を使えるようになれば、きっとレイくんとの約束も守れる。
魔女を、救うことができると思うから。
だからわたしは、運命とか宿命とか、そんなことよりも。
友達を守りたいから、この剣をとりたい。
「なるほど。君はそういう動機でこの剣をとるんだね。やっぱり君は、彼女とは違う」
レオとアリアに守られるように引っ付かれているわたしを見て、夜子さんはふむふむと頷いた。
イスから体を起こして、腕を組みながら柔らかい顔でわたしを見る。
「君が、君自身の心でそう選択したのならそうするといい。わたしはただ、見守るだけさ」
「……うん」
うなずいて、もう一度二人の顔を見る。
レオとアリアは心配そうな顔をしていたけど、でもキュッと顔を引きしめてうなずいてくれた。
二人の手がはなれたわたしは、一歩前に出て剣に手を伸ばす。
なにがどうなるのかは、わからないけれど。
それでも、友達の笑顔が守れるなら。
そう気持ちを固めて、わたしはイスに突き刺さる剣の柄をにぎった。
「……そうか」
夜子さんはポツリと短く返事をして、わたしのことを静かに見つめてきた。
やんわりと笑顔を浮かべながら、でもその目はなんだかさみしそうというか、かなしそうというか。
「君がそう思うのならば、そうするといいよ。わたしは別に止めないし、止める資格はない。ただ、本当にいいのかな?」
「どういうこと?」
「今の君は、僅かにその力が顔を見せているが、けれどそれだけだ。今ならまだ、君はただのアリスちゃんのまま、運命に背を向けることができる。けれど剣を手に取り、力が大きく姿を表せば、君はその力を持つ者の運命から逃れられないよ」
イスのふちに寄りかかりながら、夜子さんはわたしを見下ろす。
そして『たんたん』と、わたしに質問してきた。
「運命って、なぁに? わたしはどうなるの?」
「どうなるかどうかは、君次第だけれど。今までの、ただの無邪気な女の子ではいられなくなるかもしれないよ。君の持つドルミーレの力、『始まりの力』とは、それ程強大な力だ」
「いままでのわたしじゃ、いられない……」
それってどういうことなんだろう。
うまくイメージができないけど、でもそれはなんだか、すこしこわい気がした。
わたしがわたしじゃなくなっちゃうって、どんな感じなんだろう。
でも、この剣をとれば、わたしは自分の中にある力をもっと使えて、それに救いたいものを救えるんだ。
わたしの大切な友達を守る力が手に入る。この何があるかわからない世界で、わたしは友達にいつまでも笑ってほしいんだ。
レオとアリアの顔を見る。
二人ともとってもハッと息を飲んだ引きつった顔をして、わたしのことをジッと見てきていた。
そんな二人と目が合って、レオの顔がギュッとこわくなった。
「アリス……オレは反対だ。『始まりの魔女』の力なんて、これ以上呼び起こさなくていい。お前は、今のままでいいんだ。お前の気持ちは、嬉しいけどよ……」
レオがわたしの手首をガバッとにぎった。
その力はとっても強くて、すこし痛い。
「でもお前はただ、家に帰るためにここに来たんだろ? 余計なことなんて考えなくていいんだ」
「そうだよ、アリス。アリスはアリスだもん。どんなにすごい力があったって、ドルミーレの力があるからって、アリスはアリスだもん。自分のしたいことをすればいいんだよ」
わたしの腕を抱きしめるアリア、もう一体化しちゃうんじゃないかってくらいに強く抱きしめてくる。
ちょっと腕がしびれちゃうくらいに。でもそれが、なんだかあったかい。
二人は、わたしのことを思って言ってくれてる。
いつだってそうだよ。二人はずっと優しくて、わたしのためを考えてくれる。
こんなところまで一緒に冒険してくれて、わたしのことを守って、一緒に笑ってきてくれた。
そんな二人のために、わたしができることがあるなら、わたしは……。
「ありがとう二人とも。でもね、これがわたしのやりたいことだと思うんだ。わたし、レオとアリアを守りたい。ここでできたたくさんの友達を、守りたい。だって、あんな女王様が今みたいにずっとわがまましてたら、二人やみんなに何があるかわからない。だから、この剣をとって、もっと力を使えるようになるんなら、わたしはその力でみんなを救いたい」
「アリス……!」
二人が一緒にわたしの名前を呼んで、顔を覗き込んできた。
おこっているというよりは、とっても心配そうな顔。
二人もきっと、わたしがどうなっちゃうのかこわいんだ。
二人は魔法使いだから。
わたしの中にある『始まりの魔女』の力が強くなるのが、きっとこわいんだ。
だって魔法使いは魔女のことが嫌いだから。
それに、ドルミーレが『魔女ウィルス』の原因だから。
わたしだって、こわい。
わたしがわたしじゃなくなっちゃうかもしれないっていうのは、こわい。
この力の運命っていうのがどういうことかもわからないし、それもこわい。
でも、わたしには友達がいるから。大切な友達がいるから。
どんなにはなれてても、心でつながってくれる友達がいるから。
元の世界で待っててくれてるあられちゃんに、この世界で出会った友達、それにレオとアリア。
今までわたしが仲良くしてきた友達の心と、わたしの心はいつだってつながってる。
だからなんだか、大丈夫な気がするんだ。
わたしの中の力がどんなに大きくなっても、わたしがわたしじゃなくなりそうになっても。
この心につながってる友達の心が、わたしにわたしを教えてくれる。そんな気がする。
だから、こわいけどこわくない。
「大丈夫だよ。大丈夫な気がするんだ。だって、わたしには二人がいるもん。二人の心が、たくさんの友達の心が、わたしにはつながってるってわかってるから。だからわたしは、何があってもこわくないよ」
「けど、魔女の力だ。しかも『始まりの魔女』だ。そんなのものがいい力だとは……」
「うん……。でも、今までこの力に何回も助けられてきたよ。だからわたしは、悪い力じゃないと思うんだ」
「それは、そうだけどよ……」
わたしがニッコリ笑って返すと、レオは唇をかんだ。
わたしの手首をつかんだままちょぴりうつむくレオの顔を、わたしは覗き込む。
「心配してくれてありがとう。でもさ、ほら、どっちにしたってわたしの中にある力なんだし、ずっとムシなんてできないよ。だからさ、この力で大好きな友達を助けられるなら、『ゆうこうてき』に使った方がいいでしょ?」
「ったく、もっともらしいこと言いやがって……」
ニシッと笑って言うと、レオは眉毛を下げた。
あきれたみたいに笑いながら、わたしのことを見返してくる。
その顔はまだこわがっている感じだけど、でもそれをガマンしているみたいだった。
「アリスは、それでいいの? アリスは元々魔法使いでも魔女でもなんでもなくて、そもそもこの世界の子でもないのに。ただ、おうちに帰りたかっただけでしょ? なのに、そんな無茶な……」
「うん、いいよ。だって、この世界にもたくさんの友達がいる。大切なレオとアリアがいる。みんなを、二人を救えることを、わたしはしたいんだよ」
わたしの肩に頭を乗せて、上目遣いで見上げてくるアリア。
いつもはしっかりしていて頼もしいのに、今はちょっぴり弱々しい。
そんなアリアに、わたしはすなおな気持ちで答える。
いつも守ってもらってばっかりで、助けてもらってばっかりだったわたし。
そんなわたしに、友達を救うことができるんなら、したい。
確かにわたしはこの世界の子じゃないけど、でももう無関係なんかじゃないから。
ここには、大切な人がいるから。
それに、レイくんとクロアさんとの約束もある。
レイくんが言っていた特別な力は、きっとこの『始まりの力』のこと。
わたしがもっとこの力を使えるようになれば、きっとレイくんとの約束も守れる。
魔女を、救うことができると思うから。
だからわたしは、運命とか宿命とか、そんなことよりも。
友達を守りたいから、この剣をとりたい。
「なるほど。君はそういう動機でこの剣をとるんだね。やっぱり君は、彼女とは違う」
レオとアリアに守られるように引っ付かれているわたしを見て、夜子さんはふむふむと頷いた。
イスから体を起こして、腕を組みながら柔らかい顔でわたしを見る。
「君が、君自身の心でそう選択したのならそうするといい。わたしはただ、見守るだけさ」
「……うん」
うなずいて、もう一度二人の顔を見る。
レオとアリアは心配そうな顔をしていたけど、でもキュッと顔を引きしめてうなずいてくれた。
二人の手がはなれたわたしは、一歩前に出て剣に手を伸ばす。
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