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第8章 私の一番大切なもの
45 悍ましい収集
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「決して、アリス様がそういう影響を与えたと、そう意味ではありません。ただ、クリアはあなたに出会いそこで友情を育んだことで、そこに執着するようになったのでは、と」
顔に出したつもりはなかったけれど、シオンさんは私を見てすぐにそう付け足した。
言わんとしていることはわかるし、気にしすぎてはいけないとわかってる。
ただ、私が関わっているであろうなことに変わりはない。
私は、大丈夫ですよと続きを促した。
「魔女のレジスタンス・ワルプルギスが起こす騒ぎに乗じて現れることが多いクリアですが、彼女は基本的に独自に好き勝手な行動をします。レジスタンス活動というよりは、災害ですね」
「私たちは直接的にクリアと対峙したことはないんですけど、確か破壊活動や殺戮が主だって聞きますね」
少ししんみりと続けたシオンさんに、アリアが言った。
レジスタンス活動ならば、自分たちの主張を通すための行動や、相手の戦力を欠くための戦闘など、明確な目的のもとに行われるもの。
けれど、ただ街を破壊したり、人を殺し回ることは、一方的な害悪にしかならない。
シオンさんが言いたいのはそういうことなんだろう。
「はい。恐らく、クリアにとって魔女の立場の主張など特に興味はないのでしょう。ワルプルギスに乗じていたのは、一緒に暴れた方が手軽だったからではないかと」
「クリアの行動指針は、大きく分けて二つ。一つ目は国、主に王都の破壊。もう一つは……人体の収集だよ」
「…………!?」
忌々しげに、吐き捨てるように言ったネネさん。
一つ目はともかく、二つ目はあまりにも予想外で、私は言葉を失ってしまった。
「人体の収集って……アイツ、そんなことまでやってたのかよ」
「君も魔女狩りなら聞いたことくらいあるでしょ。クリアに殺された人間は、体の欠損が多いって。それは、単純に惨殺されたってことじゃなくて、アイツが持ち去ってるからなんだよ」
口をあんぐり開け、冷や汗を流すレオ。
ネネさん怒りを噛み締めるようにそう答えて、テーブルの上でぎゅっと拳を握った。
「もちろんこれは、公にされていることではありません。その状況を知る一部の者が導き出した推論です。しかし調べによれば、彼女に命を奪われ、そして体の一部までも奪われた人たちの多くは、外見的に優美な者が多いとか。クリアは、美しい姿を収集しているのだと思われます」
「どうして……どうしてそんなことを……」
あまりにも酷い行為に、私は全く頭が働かなかった。
人を殺すだけでも罪深いのに、更にその体を奪い去っていくなんて。
「その理由はずっとわかっていませんでした。かなり猟奇的な趣向をもっているのでは、程度にしか。しかし、奪われる体のパーツは多岐にわたっていて、理想の姿を組み立てようとしているのでは、などと言う者もいました」
「そんな、人形じゃないんだから……」
気に入ったパーツを組み合わせて、自分の好みの人の形を作り出す。
もし本当にそんなことのために人の尊厳を傷付けているのだとしたら、それはもうヒトの範疇を超えている。
「……ただ、今アリス様の話を聞いて、それも強ち間違いじゃないんじゃないかって思うんだよね」
「どういう、ことですか……?」
「クリアがとっていく身体は、身体そのものよりも、外見に影響するものが圧倒的に多いんだ。肌とか髪とか、目とか。声帯を取られてるって話も聞いたことがあるけど。だからもし組み立てようとしているんなら、人の形じゃなくて、外見、見てくれだと思うんだ」
「……えっと、言ってる意味がよく……」
それの何が違うのか、私にはピンとこなかった。
どちらにしたって、何を盗んでいたって、倫理観が崩壊していることに変わりない。
残酷で猟奇的な、最低最悪の行為だ。
戸惑う私の横で、アリアが何かに気付いたようにハッと息を飲んだ。
「もしかして、クリアはそれらを、他人の身体をまとうことで透明になる現象を克服したって、そういうことですか!?」
「……飽くまで仮説です。しかし私は、私たちは、彼女の過去の話を伺って、その見解に至りました」
シオンさんは苦い顔をしながら、唇を真一文字に結ぶネネさんを見遣ってそう言った。
「もちろん、時が経つにつれて透明化が解かれた、或いは制御ができるようになったという見方もできます。しかしクリアの目撃情報については、あなた方もご存知でしょう?」
「たまに顔が見えたって情報が出ても、いつも特徴が違ってる話だろ? 知ってるけど、でもそんなこと本当に……」
「もちろん、仮説の域をでない。しかし彼女が絶え間なく人体の収集、美の収集を続けていること見れば、試行錯誤が繰り返されているのだと考えられます」
部屋の空気はとてつもなく重くなって、とても息苦しくなった。
クリアちゃんがしたかもしれないことを考えると、吐き気が込み上げてくる。
そんなことはしていないと信じたいけれど、確証はなくとも可能性がある話だと思ってしまう。
思えば、まだ私がこの国にいた頃、皮剥ぎの被害というのを何回か耳にしたことがある。
もしその頃からクリアちゃんが人の身体を奪っていたのだとしたら、城に彼女がやってきた時透明じゃなかったのは、そういうことだったからなんだろうか。
自らの姿を、体を美しい物に仕立てるために、沢山の人たちから体と外見を奪っていた。
あの時私に素顔を見せてくれなかったのは、まだ納得する姿を得られていなかったからだと、そういうことなんだろうか。
だとするのなら、それもまた私のためなのかな。
私に対面する時、美しく誇れる姿を見せたいから、とか。
ずっと透明だったからこそ、いざ姿を晒すときに恥をかきたくないとでも思ったのか。
そんなこと、私は何にも気になんてしないのに……。
「すみません、嫌な話をしてしまいました。しかし、かつて透明人間だった彼女が、今は姿を得ており、しかし尚アリス様にすら姿を見せないこと。そして彼女が人体と美の収集をしていることを踏まえると、考えられることかと」
「まぁそうじゃなくても、収集してるだけでヘドが出るし、憎らしくて堪んないけどさ。でもアリス様への執着ぶりから見ても、最高に美しい自分を見てほしいとか、そんな感覚でやってる気はするよ」
二人の推測は私の予想と同じで、とても胃がキリキリとした。
透明で姿を表すことができない彼女は、魔女故に人から遠ざけられたこともあって、引っ込み思案で自分に自身がない子だった。
そんな彼女が私という友達を得て、友達に誇れる自分というものを求めてしまったんだろうか。
姿がなかったからこそ、究極的な姿を夢見てしまったんだろうか。
シオンさんとネネさんのご両親ももしかしたら、殺されただけではなく身体を奪われてしまったのかもしれない。
けれどもちろんそんなことは聞けるわけがないし、聞いても仕方のないことだ。
何にしたって、クリアちゃんがしてきたことはあまりにも罪深い。
何故そこまでしなければならなかったのか、それを聞き出したいけれど、聞いても私には理解できないかもしれない。
それが、とても怖かった。
顔に出したつもりはなかったけれど、シオンさんは私を見てすぐにそう付け足した。
言わんとしていることはわかるし、気にしすぎてはいけないとわかってる。
ただ、私が関わっているであろうなことに変わりはない。
私は、大丈夫ですよと続きを促した。
「魔女のレジスタンス・ワルプルギスが起こす騒ぎに乗じて現れることが多いクリアですが、彼女は基本的に独自に好き勝手な行動をします。レジスタンス活動というよりは、災害ですね」
「私たちは直接的にクリアと対峙したことはないんですけど、確か破壊活動や殺戮が主だって聞きますね」
少ししんみりと続けたシオンさんに、アリアが言った。
レジスタンス活動ならば、自分たちの主張を通すための行動や、相手の戦力を欠くための戦闘など、明確な目的のもとに行われるもの。
けれど、ただ街を破壊したり、人を殺し回ることは、一方的な害悪にしかならない。
シオンさんが言いたいのはそういうことなんだろう。
「はい。恐らく、クリアにとって魔女の立場の主張など特に興味はないのでしょう。ワルプルギスに乗じていたのは、一緒に暴れた方が手軽だったからではないかと」
「クリアの行動指針は、大きく分けて二つ。一つ目は国、主に王都の破壊。もう一つは……人体の収集だよ」
「…………!?」
忌々しげに、吐き捨てるように言ったネネさん。
一つ目はともかく、二つ目はあまりにも予想外で、私は言葉を失ってしまった。
「人体の収集って……アイツ、そんなことまでやってたのかよ」
「君も魔女狩りなら聞いたことくらいあるでしょ。クリアに殺された人間は、体の欠損が多いって。それは、単純に惨殺されたってことじゃなくて、アイツが持ち去ってるからなんだよ」
口をあんぐり開け、冷や汗を流すレオ。
ネネさん怒りを噛み締めるようにそう答えて、テーブルの上でぎゅっと拳を握った。
「もちろんこれは、公にされていることではありません。その状況を知る一部の者が導き出した推論です。しかし調べによれば、彼女に命を奪われ、そして体の一部までも奪われた人たちの多くは、外見的に優美な者が多いとか。クリアは、美しい姿を収集しているのだと思われます」
「どうして……どうしてそんなことを……」
あまりにも酷い行為に、私は全く頭が働かなかった。
人を殺すだけでも罪深いのに、更にその体を奪い去っていくなんて。
「その理由はずっとわかっていませんでした。かなり猟奇的な趣向をもっているのでは、程度にしか。しかし、奪われる体のパーツは多岐にわたっていて、理想の姿を組み立てようとしているのでは、などと言う者もいました」
「そんな、人形じゃないんだから……」
気に入ったパーツを組み合わせて、自分の好みの人の形を作り出す。
もし本当にそんなことのために人の尊厳を傷付けているのだとしたら、それはもうヒトの範疇を超えている。
「……ただ、今アリス様の話を聞いて、それも強ち間違いじゃないんじゃないかって思うんだよね」
「どういう、ことですか……?」
「クリアがとっていく身体は、身体そのものよりも、外見に影響するものが圧倒的に多いんだ。肌とか髪とか、目とか。声帯を取られてるって話も聞いたことがあるけど。だからもし組み立てようとしているんなら、人の形じゃなくて、外見、見てくれだと思うんだ」
「……えっと、言ってる意味がよく……」
それの何が違うのか、私にはピンとこなかった。
どちらにしたって、何を盗んでいたって、倫理観が崩壊していることに変わりない。
残酷で猟奇的な、最低最悪の行為だ。
戸惑う私の横で、アリアが何かに気付いたようにハッと息を飲んだ。
「もしかして、クリアはそれらを、他人の身体をまとうことで透明になる現象を克服したって、そういうことですか!?」
「……飽くまで仮説です。しかし私は、私たちは、彼女の過去の話を伺って、その見解に至りました」
シオンさんは苦い顔をしながら、唇を真一文字に結ぶネネさんを見遣ってそう言った。
「もちろん、時が経つにつれて透明化が解かれた、或いは制御ができるようになったという見方もできます。しかしクリアの目撃情報については、あなた方もご存知でしょう?」
「たまに顔が見えたって情報が出ても、いつも特徴が違ってる話だろ? 知ってるけど、でもそんなこと本当に……」
「もちろん、仮説の域をでない。しかし彼女が絶え間なく人体の収集、美の収集を続けていること見れば、試行錯誤が繰り返されているのだと考えられます」
部屋の空気はとてつもなく重くなって、とても息苦しくなった。
クリアちゃんがしたかもしれないことを考えると、吐き気が込み上げてくる。
そんなことはしていないと信じたいけれど、確証はなくとも可能性がある話だと思ってしまう。
思えば、まだ私がこの国にいた頃、皮剥ぎの被害というのを何回か耳にしたことがある。
もしその頃からクリアちゃんが人の身体を奪っていたのだとしたら、城に彼女がやってきた時透明じゃなかったのは、そういうことだったからなんだろうか。
自らの姿を、体を美しい物に仕立てるために、沢山の人たちから体と外見を奪っていた。
あの時私に素顔を見せてくれなかったのは、まだ納得する姿を得られていなかったからだと、そういうことなんだろうか。
だとするのなら、それもまた私のためなのかな。
私に対面する時、美しく誇れる姿を見せたいから、とか。
ずっと透明だったからこそ、いざ姿を晒すときに恥をかきたくないとでも思ったのか。
そんなこと、私は何にも気になんてしないのに……。
「すみません、嫌な話をしてしまいました。しかし、かつて透明人間だった彼女が、今は姿を得ており、しかし尚アリス様にすら姿を見せないこと。そして彼女が人体と美の収集をしていることを踏まえると、考えられることかと」
「まぁそうじゃなくても、収集してるだけでヘドが出るし、憎らしくて堪んないけどさ。でもアリス様への執着ぶりから見ても、最高に美しい自分を見てほしいとか、そんな感覚でやってる気はするよ」
二人の推測は私の予想と同じで、とても胃がキリキリとした。
透明で姿を表すことができない彼女は、魔女故に人から遠ざけられたこともあって、引っ込み思案で自分に自身がない子だった。
そんな彼女が私という友達を得て、友達に誇れる自分というものを求めてしまったんだろうか。
姿がなかったからこそ、究極的な姿を夢見てしまったんだろうか。
シオンさんとネネさんのご両親ももしかしたら、殺されただけではなく身体を奪われてしまったのかもしれない。
けれどもちろんそんなことは聞けるわけがないし、聞いても仕方のないことだ。
何にしたって、クリアちゃんがしてきたことはあまりにも罪深い。
何故そこまでしなければならなかったのか、それを聞き出したいけれど、聞いても私には理解できないかもしれない。
それが、とても怖かった。
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