875 / 984
第8章 私の一番大切なもの
47 女王様の秘密
しおりを挟む
「…………え? えぇ?」
シオンさんの言葉はあまりにも突拍子もなくて、全く頭の中に浸透してこなかった。
二人が色々と探り、考えた上での答えなのだから、当てずっぽうってことはないのだろうけれど。
それにしても唐突で、全く理解が追い付かない。
私はただただ困惑することしかできなくて、それはレオとアリアも同様だった。
シオンさんとネネさんは、それが当然だというように苦笑している。
「クリアちゃんが、女王様の娘……? それ自体もよくわからないんですけど、そもそもあの人に娘なんていたんですか? 私、そんな話は全く聞いたことが……」
「はい、確かに記録には一切残っていませんし、もちろん痕跡もありません。だから、アリス様だけではなく、誰しもその存在を知らなくて当然なのです。前女王の娘は、いなかったことにされた可能性が高いので」
「…………!?」
どんなに考えても思い当たる節がない私に、シオンさんは眉をひそめてそう言った。
私が女王様を倒して、お姫様としてこの国を引き継いだ後、彼女の家族に当たる人の話は全く上がってこなかった。
旦那さんは、彼女が自分の手で処刑してしまったという話は聞いていたけれど、子供がいる話なんて全く。
それこそ、そんな痕跡は全然なくて、誰もそんなことを口にもしなかった。
しかしそれが消し去られた事実なのだとしたら、わかるわけがない。でも、どうして……。
「私たちがまだ小さい時、うちの両親から前女王様の娘の話、つまりお姫様の話を聞いた覚えがあるんだよ。でも、いつの間にか話を聞かなくなって、誰も知らなくなってた。私たちも、その話を聞いてたのは子供の頃だったし、そんなに気に留めてなかったんだけどね」
「でも、一国のお姫様ですよね? しかも、あの暴君みたいな女王様の……。それなのに、そんなあっさりいなくなってしまえるものなんでしょうか」
「うーん。この場合は、前女王の娘だから、だと思うんだよね」
気を取り直して話に加わったネネさんは、少し難しい顔をした。
なんと説明するべきかと悩むように、指先で下唇を突き上げて唸っている。
「……一国のお姫様がいなくなっても、誰も何も言わない。もしくは言わせないようにした。そんな状況があるんだとしたら、この国だと考えられるのは一つかなって。まぁ状況的に考えると、なかなか想像しにくい事なんだけど、でもね」
「前女王の娘の存在そのものが無かったものになっているということは、前女王が手ずから情報の統制をしたのだと考えられます。前女王スカーレットは大変横暴な人だったので、単に癇癪を起こして殺してしまった、という線も考えれますが。しかしそれならば、はじめからなかったことにはしないでしょう」
ネネさんの言葉をフォローするように、シオンさんが繋いでいく。
それが飽くまで推測でしかないにしても、彼女たちの言葉はとても理論立っている。
クリアちゃんに対する様々な気持ちを胸に、色んな手を使って調べ尽くしてきたことが窺えた。
「これらのことから私たちは、前女王の娘が魔女になってしまったのだと結論付けました。王家の由緒正しき血筋の中に魔女が生まれたとなれば、それはこの国にとってあまりにも恥ずべき事態。だからこそ前女王は、娘の存在をはじめから無かったことにし、その事実を揉み消したのでしょう」
「王家から、魔女が……。魔法使いの家系に魔女が生まれてしまうことは稀にあるみたいですけど、よりにもよって王家。それは確かに、根本から揉み消そうとするのも納得できますね」
アリアはシオンさんの言葉に頷きながら、私のことを横目でチラリと窺った。
彼女が思っていることはなんとなくわかる。私はそういう子を既に一人知っているから。
氷室さんは、その話と同じ境遇の子だ。魔法使いの大家に生まれながら、魔女になって存在を抹消された子。
そのせいで氷室さんは、実の兄であるロード・スクルドから追放され、先日は命まで狙われた。
女王様の娘がクリアちゃんだったとしたら、彼女も氷室さんと同じような目に合っていたということだ。
「普通に考えれば、魔女化が判明した時点で殺されてるはず。だから、今も娘が生きているとは思えない。ただそこに、前女王の名残に異様に固執して見てるクリアの存在があって、まさかって思ったわけだよ」
「ですので、先ほど申し上げた通り、飽くまで私たちの推論に過ぎません。しかし、とても無関係とは思えないのです」
「確かに、そうやって聞かされるとそういう気がするけどよ。でも言う通り、ちょっと証拠が少ねぇよな」
シオンさんとネネさんの言葉をフムフムと聞きながら、レオが首を捻った。
確かに、二人の話は筋道が立てられているように思えるけれど、決定打には欠ける。
でも透明人間だったクリアちゃんの背景を思うと、その話は核心に近いのではないかと感じられた。
「……昔、クリアちゃんが言っていました。自分が透明になって、お母さんも周りの人もホッとしてたって。もしその娘がクリアちゃんなんだったとしたら、彼女は透明人間になってしまったからこそ、疎まれる環境から逃げ出せたってことかもしれません」
「はい。今回アリス様のお話を聞いて、この推論は間違いないのではないかと、より一層思えました。不本意ながらも常に肉体を透過させるだけの潜在的な能力は、王家の血筋を受け継いでいるのであれば納得ができます。王家は太古の時代、魔法使いが始まった時代より続いている血脈ですから」
確証はどこにもない。けれど、関連づけられる部分は多く存在する。
それらの事実が結びついていって、どんどんと真実味を帯びていく。
「本来であれば即刻亡き者にされるところを、透明になったことで誰にも見つからなくなり、命からがら逃げ出した。そして成長して力を得る中で、自分を見放した母親、前女王に対する憎しみが膨らみ、その名残を破壊する衝動に見舞われている。そう考えると、アリス様解放に直接的な関係のない、旧体制への否定に納得がいくのです」
「だからこそクリアちゃんは、この国や世界が破壊されることを厭わず、むしろ進んでそれを成そうとしていると。クリアちゃんにとってこの国は、自分を見放したお母さんを感じさせるから……」
確かに、クリアちゃんの能力値は魔女にしてはとても高い。
魔法使いの家系の生まれという事実が、そこにどれほど関連するのかはわからないけれど。
でも、王家の血筋という優秀なものを引き継いでいるというのなら、魔女でありながら魔法使いに苦戦を強いる実力は頷ける。
この世界において、魔女になってしまったことで疎まれ、そして迫害されてしまうのは、悲しいことによくある話だ。
氷室さんもそうだし、千鳥ちゃんやまくらちゃんも、似たような境遇に苦しんだ過去がある。
けれどその中でも、一番魔女に対して否定的であるであろう王家の、しかもあの女王様の元に生まれたとなれば、その苦しみは凄まじいものだったんじゃないだろうか。
その苦しみや悲しみ、絶望が、無意識に彼女を人の目から消し去ったのかもしれない。
「推測ばかりですみません。しかし、これが彼女の背景であると、そう思えてならないのです。そしてこれを思えば、やはり彼女がジャバウォックを用いることに躊躇いがないことがわかります。彼女の目的は、アリス様を救うのと同時に、この国を抹消することなのでしょう」
シオンさんの言葉に、みんなは静かに頷いた。
今は、正直その真偽のほどは関係にない。ただ、そうであろう可能性が高いのは、事態をより深刻にさせる。
そこまでの恨みがあれば、彼女は決してこの国を破壊することを躊躇わないだろうから。
孤独が彼女を救い、けれどその孤独が新しい苦しみを与えて。
そんな中で私と出会って、クリアちゃんは私のことをとっても大事に思ってくれた。
そんな私が女王様と敵対して戦い、その後の国を引き継いだことを知って、もしかしたらより女王様に対する怒りが膨らんでしまったのかもしれない。
彼女が、私は国に縛られてしまっていると考えているのならば、そこに女王様が積み上げてきた負の遺産があれば、尚のこと嫌悪を抱くだろう。
結局、全部は私のため。
人を殺して美しい体と姿を集めることも。この国を破壊しようということも。悪しき女王様の名残の破壊や、連なる人たちを殺して回ることも、全部。
全部彼女が、私のためだと思ってやっていることなんだ。
そして彼女は、今度は私の心を解放しようとしている。
ドルミーレに縛られている私を、ジャバウォックを使って救おうとしている。
私のために、国や世界を全部巻き込んでも、ドルミーレを倒そうとしている。
考えれば考えるほど、胸が苦しくなって泣きそうになる。
でも今は、そんな感傷に浸っている場合ではない。
今はハッキリしたことは、やっぱり彼女は私が絶対に止めなきゃいけないってことなんだ。
シオンさんの言葉はあまりにも突拍子もなくて、全く頭の中に浸透してこなかった。
二人が色々と探り、考えた上での答えなのだから、当てずっぽうってことはないのだろうけれど。
それにしても唐突で、全く理解が追い付かない。
私はただただ困惑することしかできなくて、それはレオとアリアも同様だった。
シオンさんとネネさんは、それが当然だというように苦笑している。
「クリアちゃんが、女王様の娘……? それ自体もよくわからないんですけど、そもそもあの人に娘なんていたんですか? 私、そんな話は全く聞いたことが……」
「はい、確かに記録には一切残っていませんし、もちろん痕跡もありません。だから、アリス様だけではなく、誰しもその存在を知らなくて当然なのです。前女王の娘は、いなかったことにされた可能性が高いので」
「…………!?」
どんなに考えても思い当たる節がない私に、シオンさんは眉をひそめてそう言った。
私が女王様を倒して、お姫様としてこの国を引き継いだ後、彼女の家族に当たる人の話は全く上がってこなかった。
旦那さんは、彼女が自分の手で処刑してしまったという話は聞いていたけれど、子供がいる話なんて全く。
それこそ、そんな痕跡は全然なくて、誰もそんなことを口にもしなかった。
しかしそれが消し去られた事実なのだとしたら、わかるわけがない。でも、どうして……。
「私たちがまだ小さい時、うちの両親から前女王様の娘の話、つまりお姫様の話を聞いた覚えがあるんだよ。でも、いつの間にか話を聞かなくなって、誰も知らなくなってた。私たちも、その話を聞いてたのは子供の頃だったし、そんなに気に留めてなかったんだけどね」
「でも、一国のお姫様ですよね? しかも、あの暴君みたいな女王様の……。それなのに、そんなあっさりいなくなってしまえるものなんでしょうか」
「うーん。この場合は、前女王の娘だから、だと思うんだよね」
気を取り直して話に加わったネネさんは、少し難しい顔をした。
なんと説明するべきかと悩むように、指先で下唇を突き上げて唸っている。
「……一国のお姫様がいなくなっても、誰も何も言わない。もしくは言わせないようにした。そんな状況があるんだとしたら、この国だと考えられるのは一つかなって。まぁ状況的に考えると、なかなか想像しにくい事なんだけど、でもね」
「前女王の娘の存在そのものが無かったものになっているということは、前女王が手ずから情報の統制をしたのだと考えられます。前女王スカーレットは大変横暴な人だったので、単に癇癪を起こして殺してしまった、という線も考えれますが。しかしそれならば、はじめからなかったことにはしないでしょう」
ネネさんの言葉をフォローするように、シオンさんが繋いでいく。
それが飽くまで推測でしかないにしても、彼女たちの言葉はとても理論立っている。
クリアちゃんに対する様々な気持ちを胸に、色んな手を使って調べ尽くしてきたことが窺えた。
「これらのことから私たちは、前女王の娘が魔女になってしまったのだと結論付けました。王家の由緒正しき血筋の中に魔女が生まれたとなれば、それはこの国にとってあまりにも恥ずべき事態。だからこそ前女王は、娘の存在をはじめから無かったことにし、その事実を揉み消したのでしょう」
「王家から、魔女が……。魔法使いの家系に魔女が生まれてしまうことは稀にあるみたいですけど、よりにもよって王家。それは確かに、根本から揉み消そうとするのも納得できますね」
アリアはシオンさんの言葉に頷きながら、私のことを横目でチラリと窺った。
彼女が思っていることはなんとなくわかる。私はそういう子を既に一人知っているから。
氷室さんは、その話と同じ境遇の子だ。魔法使いの大家に生まれながら、魔女になって存在を抹消された子。
そのせいで氷室さんは、実の兄であるロード・スクルドから追放され、先日は命まで狙われた。
女王様の娘がクリアちゃんだったとしたら、彼女も氷室さんと同じような目に合っていたということだ。
「普通に考えれば、魔女化が判明した時点で殺されてるはず。だから、今も娘が生きているとは思えない。ただそこに、前女王の名残に異様に固執して見てるクリアの存在があって、まさかって思ったわけだよ」
「ですので、先ほど申し上げた通り、飽くまで私たちの推論に過ぎません。しかし、とても無関係とは思えないのです」
「確かに、そうやって聞かされるとそういう気がするけどよ。でも言う通り、ちょっと証拠が少ねぇよな」
シオンさんとネネさんの言葉をフムフムと聞きながら、レオが首を捻った。
確かに、二人の話は筋道が立てられているように思えるけれど、決定打には欠ける。
でも透明人間だったクリアちゃんの背景を思うと、その話は核心に近いのではないかと感じられた。
「……昔、クリアちゃんが言っていました。自分が透明になって、お母さんも周りの人もホッとしてたって。もしその娘がクリアちゃんなんだったとしたら、彼女は透明人間になってしまったからこそ、疎まれる環境から逃げ出せたってことかもしれません」
「はい。今回アリス様のお話を聞いて、この推論は間違いないのではないかと、より一層思えました。不本意ながらも常に肉体を透過させるだけの潜在的な能力は、王家の血筋を受け継いでいるのであれば納得ができます。王家は太古の時代、魔法使いが始まった時代より続いている血脈ですから」
確証はどこにもない。けれど、関連づけられる部分は多く存在する。
それらの事実が結びついていって、どんどんと真実味を帯びていく。
「本来であれば即刻亡き者にされるところを、透明になったことで誰にも見つからなくなり、命からがら逃げ出した。そして成長して力を得る中で、自分を見放した母親、前女王に対する憎しみが膨らみ、その名残を破壊する衝動に見舞われている。そう考えると、アリス様解放に直接的な関係のない、旧体制への否定に納得がいくのです」
「だからこそクリアちゃんは、この国や世界が破壊されることを厭わず、むしろ進んでそれを成そうとしていると。クリアちゃんにとってこの国は、自分を見放したお母さんを感じさせるから……」
確かに、クリアちゃんの能力値は魔女にしてはとても高い。
魔法使いの家系の生まれという事実が、そこにどれほど関連するのかはわからないけれど。
でも、王家の血筋という優秀なものを引き継いでいるというのなら、魔女でありながら魔法使いに苦戦を強いる実力は頷ける。
この世界において、魔女になってしまったことで疎まれ、そして迫害されてしまうのは、悲しいことによくある話だ。
氷室さんもそうだし、千鳥ちゃんやまくらちゃんも、似たような境遇に苦しんだ過去がある。
けれどその中でも、一番魔女に対して否定的であるであろう王家の、しかもあの女王様の元に生まれたとなれば、その苦しみは凄まじいものだったんじゃないだろうか。
その苦しみや悲しみ、絶望が、無意識に彼女を人の目から消し去ったのかもしれない。
「推測ばかりですみません。しかし、これが彼女の背景であると、そう思えてならないのです。そしてこれを思えば、やはり彼女がジャバウォックを用いることに躊躇いがないことがわかります。彼女の目的は、アリス様を救うのと同時に、この国を抹消することなのでしょう」
シオンさんの言葉に、みんなは静かに頷いた。
今は、正直その真偽のほどは関係にない。ただ、そうであろう可能性が高いのは、事態をより深刻にさせる。
そこまでの恨みがあれば、彼女は決してこの国を破壊することを躊躇わないだろうから。
孤独が彼女を救い、けれどその孤独が新しい苦しみを与えて。
そんな中で私と出会って、クリアちゃんは私のことをとっても大事に思ってくれた。
そんな私が女王様と敵対して戦い、その後の国を引き継いだことを知って、もしかしたらより女王様に対する怒りが膨らんでしまったのかもしれない。
彼女が、私は国に縛られてしまっていると考えているのならば、そこに女王様が積み上げてきた負の遺産があれば、尚のこと嫌悪を抱くだろう。
結局、全部は私のため。
人を殺して美しい体と姿を集めることも。この国を破壊しようということも。悪しき女王様の名残の破壊や、連なる人たちを殺して回ることも、全部。
全部彼女が、私のためだと思ってやっていることなんだ。
そして彼女は、今度は私の心を解放しようとしている。
ドルミーレに縛られている私を、ジャバウォックを使って救おうとしている。
私のために、国や世界を全部巻き込んでも、ドルミーレを倒そうとしている。
考えれば考えるほど、胸が苦しくなって泣きそうになる。
でも今は、そんな感傷に浸っている場合ではない。
今はハッキリしたことは、やっぱり彼女は私が絶対に止めなきゃいけないってことなんだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる