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雨
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今日は朝から雨模様。
いつ降るのかも分からず、降っては晴れ、降っては晴れの繰り返しだ。
そんな天気だからなのだろうか。
今日は一段と睡魔が襲ってくる。
どうせ雨が降っているんだから外に出ようにも出られない。
湿気も高いし、動きたいと思えないのである。
「ねぇ、あき~~。どっか行こうよ~~」
「雨が降ってるだろ」
「今は降ってないよ~」
「どうせまた降るだろ」
それでも寝れないのにはわけがある。
さっきから俺の腰にまとわりついてくる彼女だ。
元々今日は二人で遊園地に行く予定だったのである。
出かける準備もできて、よしじゃあ行くかって思った矢先の雨だった。
しょげるのは分かるが、だからといって俺にまとわりつかないで欲しい。
「俺は眠いのー。ちょっと寝る」
「えーー、あきが寝たら私が暇じゃん」
「テレビでも見てれば?」
「もう。あきのいじわる」
なんとか腰に回されていた腕を振り払って布団へと這っていく。
やっぱり布団の中が一番落ち着く。
でもなんでだろう。なにか物足りないような気がする……
「…………おい、なに入ってきてるんだよ」
「へへへ。あきの隣~~」
「テレビ見るんじゃなかったのか」
「私も眠くなっちゃったの~」
「なら自分の布団で寝ろよ」
「もう外に出たくないよ~っだ」
「ったく。勝手にしろ」
長い付き合いだ。こいつが別に眠くないってことぐらい分かる。
けど、俺にくっついていたいから一緒の布団に入っているのだ。
布団の中でもさっきと同じように腰に腕を回してくる。
これじゃあ寝返りなんて打てないし、はっきり言って寝にくい。
けど、なんだか心が安らぐような気がした。
…………あぁ。さっきの物足りなさってこれのことだったのか
いつ降るのかも分からず、降っては晴れ、降っては晴れの繰り返しだ。
そんな天気だからなのだろうか。
今日は一段と睡魔が襲ってくる。
どうせ雨が降っているんだから外に出ようにも出られない。
湿気も高いし、動きたいと思えないのである。
「ねぇ、あき~~。どっか行こうよ~~」
「雨が降ってるだろ」
「今は降ってないよ~」
「どうせまた降るだろ」
それでも寝れないのにはわけがある。
さっきから俺の腰にまとわりついてくる彼女だ。
元々今日は二人で遊園地に行く予定だったのである。
出かける準備もできて、よしじゃあ行くかって思った矢先の雨だった。
しょげるのは分かるが、だからといって俺にまとわりつかないで欲しい。
「俺は眠いのー。ちょっと寝る」
「えーー、あきが寝たら私が暇じゃん」
「テレビでも見てれば?」
「もう。あきのいじわる」
なんとか腰に回されていた腕を振り払って布団へと這っていく。
やっぱり布団の中が一番落ち着く。
でもなんでだろう。なにか物足りないような気がする……
「…………おい、なに入ってきてるんだよ」
「へへへ。あきの隣~~」
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「私も眠くなっちゃったの~」
「なら自分の布団で寝ろよ」
「もう外に出たくないよ~っだ」
「ったく。勝手にしろ」
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けど、俺にくっついていたいから一緒の布団に入っているのだ。
布団の中でもさっきと同じように腰に腕を回してくる。
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…………あぁ。さっきの物足りなさってこれのことだったのか
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