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12歳《中等部》
44 テオside
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いつもの微笑みを携えて。雰囲気と魔力だけは冷え切らせて兄上が席を立った。
さすが公爵という地位に着いているだけあって父上は呑気に水を飲んでいたが。こっちはいつ兄上の導火線に火がつくのかとヒヤヒヤだ。
「あいつは一体何に怒っていたんだ。」
「兄上の沸点はよく分かりませんから。」
たしかに兄上の怒るポイントはよく分からないが父上に対してずっと不満は溜まってたんだろう。
しかも会えないとなると発散する場所もない。兄上が八つ当たりなどはしないというのはよく知っている。そんな方なら俺が1番に八つ当たりの被害者になっていただろうしな。
「兄上は父上になんの用があるのでしょうか。」
「大方、怒られるんだろうな。クラウスの怒り方はアイツの母親と全く同じだ。気が乗らん。」
「そうなのですか?」
「あぁ。永遠と正論をぶつけられ、つらつらと小言を並べられ決まって最後に言うのは『本当に理解していますか?』これだ。言葉使いくらいにしか敬意は感じられん面持ちでな。」
ふふ。なんか想像できるな。
それだけ父上は信用できてないんだろう。俺やアルフレートにそんなことを言っているのは見たことない。
ただイラついた時に正論と小言が文句と一緒にずっと続くのは知ってる。
「クラウスと母親はよく似ている。」
そう少しだけ口角をあげた顔は兄上にそっくりでびっくりした。全く似ていないのに雰囲気というか仕方ないなぁみたいな俺に向けてくる兄上の微笑みに似てる。
「父上は兄上の母様を愛しておられたのですか?」
「ただの政略結婚だ。ただ、良きパートナーだったとは思っている。クラウスを産み育ててくれたしな。」
「俺の母のことは…?」
「良きパートナーになりたいとは思っている。だが…アレも変わってしまったな。」
「良い方向にですか?」
「どうだろう。ただ、目論見は外れたようだ。」
目論見?
なにか考えがあったのだろうか。確かにここに来た時より感情の起伏は無くなったように思う。あと父上に媚びなくなった。
兄上に媚びても意味は無いだろうが父上に媚びてももっと意味ないと分かったのかもしれない。
派手好きは変わらないし浪費癖も変わらないがそれでも兄上が任せた事業の利益の中で遊んでるすぎない。
ただ、浪費する金額が増えても前よりはマシだとは思う。
「テオもネヴィルと仲良くするように。」
そう横目で見て父上も席を立った。兄上の所にでも行くんだろう。
▽
▽
「アル、中に入れてくれ。兄上と父上の話を聞きたい。」
「申し訳ございません。テオ様。クラウス様から誰も中に入れぬようにとのご命令ですので。」
そうか…。
仕方ないか。俺は普通に入れてくれると思っていたのに。そうか。ダメか…。
「……そうか。待つのはいいか?」
「はい。椅子でもお持ち致します。」
「このままでいい。」
「…かしこまりました。」
全く音が聞こえない。防音魔法でも張ってるんだろう。
俺のため息も聞こえないんだろうな。
父上に続いてひょっこりと顔を出した兄上に俺も思わず笑みが漏れる。話の内容は聞かせてくれるだろうか。それともまだそこまでの信頼は得られていない?
「テオ?待っててくれたの?え~。かわいいね。」
たまに兄上はこういうことを言う。なにが可愛いのか知らないがまぁ兄上が可愛いと言うなら可愛いのだろう。
つまり俺は可愛い。
「兄上の機嫌は治りましたか?」
「父様に愚痴ったら治ったよ。本当にあの人理解してるのかな。心配だよ。」
朝食の時の父上と同じことを言うな。
父上の言うことも当たることが有るらしい。さすが兄上の父親だ。
「兄上が溜飲を下げたということはなにか良いことでも?」
「ふふ。まぁね。恋ってすごいね。確かに父様にしかできないことなのかも。そう思うでしょ?」
「?兄上がそういうのであればそうなのだと思います。」
「ほんと、テオは可愛い。純粋だね。人は関われば関わるほど情が移るもんだけどさ。父様にはそれがないらしい。羨ましいよ。これで経営の才能があれば母様と結婚しなくても良かったかもね。」
「それなら俺は兄上と会えませんね。」
「悲しい?」
「はい。とても。」
「ふふ。気分がいい。お茶でもしようか。」
あっそうだとでもいう風に兄上が振り向いて微笑まれた。いつもの綺麗な完璧な微笑み。
「それとも魔獣狩りと魔花採集に行くんだけど来る?」
「いきますっ!!」
▽
▽
「テオ様、お食事は?」
「今日はいらない。」
死ぬかと思った。実践とはこうも違うのか。理性の無い獣だからやりやすいと兄上は笑っていたが恐怖しかなかったぞ。
もう服も泥だらけ、下着も汗でびちょびちょだ。冷や汗か心筋代謝の汗なのかすら分からない。
…本気で死ぬかと思った。
さっきまで隣にいた兄上は魔花を抱えてホクホクな本物の笑顔で裏にある魔花の養殖場に向かっていった。
…俺も訓練ばかりではなく実践も積むべきだったな。
まだ魔獣を斬った生々しい感触が手に残っている。
この調子では西の魔獣狩りについていけたとしても役に立たないだろう。
…死という恐怖がここまでとは思ってもいなかった。
ギュッと枕に顔を押し付けて息を殺す。
バレてはいけない。ここの使用人はみんな兄上の味方だ。俺の乳母でさえいつの間にか兄上に報告するようになっていた。
知られてしまったら兄上はきっと心配する。そうすればなにかを殺すような任務は与えられなくなる。そんなのは騎士の名折れ。剣を持った意味がない。なにも守れない剣になんの意味がある。
こんな情けない姿兄上には見られたくない。
さすが公爵という地位に着いているだけあって父上は呑気に水を飲んでいたが。こっちはいつ兄上の導火線に火がつくのかとヒヤヒヤだ。
「あいつは一体何に怒っていたんだ。」
「兄上の沸点はよく分かりませんから。」
たしかに兄上の怒るポイントはよく分からないが父上に対してずっと不満は溜まってたんだろう。
しかも会えないとなると発散する場所もない。兄上が八つ当たりなどはしないというのはよく知っている。そんな方なら俺が1番に八つ当たりの被害者になっていただろうしな。
「兄上は父上になんの用があるのでしょうか。」
「大方、怒られるんだろうな。クラウスの怒り方はアイツの母親と全く同じだ。気が乗らん。」
「そうなのですか?」
「あぁ。永遠と正論をぶつけられ、つらつらと小言を並べられ決まって最後に言うのは『本当に理解していますか?』これだ。言葉使いくらいにしか敬意は感じられん面持ちでな。」
ふふ。なんか想像できるな。
それだけ父上は信用できてないんだろう。俺やアルフレートにそんなことを言っているのは見たことない。
ただイラついた時に正論と小言が文句と一緒にずっと続くのは知ってる。
「クラウスと母親はよく似ている。」
そう少しだけ口角をあげた顔は兄上にそっくりでびっくりした。全く似ていないのに雰囲気というか仕方ないなぁみたいな俺に向けてくる兄上の微笑みに似てる。
「父上は兄上の母様を愛しておられたのですか?」
「ただの政略結婚だ。ただ、良きパートナーだったとは思っている。クラウスを産み育ててくれたしな。」
「俺の母のことは…?」
「良きパートナーになりたいとは思っている。だが…アレも変わってしまったな。」
「良い方向にですか?」
「どうだろう。ただ、目論見は外れたようだ。」
目論見?
なにか考えがあったのだろうか。確かにここに来た時より感情の起伏は無くなったように思う。あと父上に媚びなくなった。
兄上に媚びても意味は無いだろうが父上に媚びてももっと意味ないと分かったのかもしれない。
派手好きは変わらないし浪費癖も変わらないがそれでも兄上が任せた事業の利益の中で遊んでるすぎない。
ただ、浪費する金額が増えても前よりはマシだとは思う。
「テオもネヴィルと仲良くするように。」
そう横目で見て父上も席を立った。兄上の所にでも行くんだろう。
▽
▽
「アル、中に入れてくれ。兄上と父上の話を聞きたい。」
「申し訳ございません。テオ様。クラウス様から誰も中に入れぬようにとのご命令ですので。」
そうか…。
仕方ないか。俺は普通に入れてくれると思っていたのに。そうか。ダメか…。
「……そうか。待つのはいいか?」
「はい。椅子でもお持ち致します。」
「このままでいい。」
「…かしこまりました。」
全く音が聞こえない。防音魔法でも張ってるんだろう。
俺のため息も聞こえないんだろうな。
父上に続いてひょっこりと顔を出した兄上に俺も思わず笑みが漏れる。話の内容は聞かせてくれるだろうか。それともまだそこまでの信頼は得られていない?
「テオ?待っててくれたの?え~。かわいいね。」
たまに兄上はこういうことを言う。なにが可愛いのか知らないがまぁ兄上が可愛いと言うなら可愛いのだろう。
つまり俺は可愛い。
「兄上の機嫌は治りましたか?」
「父様に愚痴ったら治ったよ。本当にあの人理解してるのかな。心配だよ。」
朝食の時の父上と同じことを言うな。
父上の言うことも当たることが有るらしい。さすが兄上の父親だ。
「兄上が溜飲を下げたということはなにか良いことでも?」
「ふふ。まぁね。恋ってすごいね。確かに父様にしかできないことなのかも。そう思うでしょ?」
「?兄上がそういうのであればそうなのだと思います。」
「ほんと、テオは可愛い。純粋だね。人は関われば関わるほど情が移るもんだけどさ。父様にはそれがないらしい。羨ましいよ。これで経営の才能があれば母様と結婚しなくても良かったかもね。」
「それなら俺は兄上と会えませんね。」
「悲しい?」
「はい。とても。」
「ふふ。気分がいい。お茶でもしようか。」
あっそうだとでもいう風に兄上が振り向いて微笑まれた。いつもの綺麗な完璧な微笑み。
「それとも魔獣狩りと魔花採集に行くんだけど来る?」
「いきますっ!!」
▽
▽
「テオ様、お食事は?」
「今日はいらない。」
死ぬかと思った。実践とはこうも違うのか。理性の無い獣だからやりやすいと兄上は笑っていたが恐怖しかなかったぞ。
もう服も泥だらけ、下着も汗でびちょびちょだ。冷や汗か心筋代謝の汗なのかすら分からない。
…本気で死ぬかと思った。
さっきまで隣にいた兄上は魔花を抱えてホクホクな本物の笑顔で裏にある魔花の養殖場に向かっていった。
…俺も訓練ばかりではなく実践も積むべきだったな。
まだ魔獣を斬った生々しい感触が手に残っている。
この調子では西の魔獣狩りについていけたとしても役に立たないだろう。
…死という恐怖がここまでとは思ってもいなかった。
ギュッと枕に顔を押し付けて息を殺す。
バレてはいけない。ここの使用人はみんな兄上の味方だ。俺の乳母でさえいつの間にか兄上に報告するようになっていた。
知られてしまったら兄上はきっと心配する。そうすればなにかを殺すような任務は与えられなくなる。そんなのは騎士の名折れ。剣を持った意味がない。なにも守れない剣になんの意味がある。
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