6 / 6
いよいよ祝福の時がやってきた。~3~
しおりを挟む
ゴーンゴーン
町には、朝を知らせる第1の鐘が鳴り響いた。俺はというと鐘が鳴ったに気づかず、ユニコーンに起こしてもらっていた。
「キューンキューン」
ゴン!
「いったーい!えっ何?………あ、朝か。おはようユニコーンそしてありがと。」
ユニコーンがなかなか起きない俺をベッドから突き落としたときの音だった。
「よし!準備完了!馬車のところに向かうとするか。」
俺は宿を出て馬車のところに着くと、問題が発生しているようだった。
「おじさん!どうして僕は第3王都行きの馬車に乗れないんですか!!折角ここまで来たのに僕は祝福を受けに行きたいのに!」
「だから!俺に言ったってしょうがないだろ。俺はただの御者なんだから。それに、子供だけで祝福を受けに行くのが禁止になったのは、王の決定だ。」
王の決定。それはきっと大事なことなのだろう祝福に関しては協会の者しか干渉できない。だから、祝福に少しでも干渉しようと第3王都へ来るには子供だけでは禁止にしたのだろう。
「あの、ほんとに子供だけでは禁止なんですか?」
「ああ、ただな【子供だけが禁止】なだけであってお前みたいに従魔が一緒にいるならこの馬車には乗れるぜ」
まじか、俺と御者の会話を聞いていた子供たちの目に何かしらの決意が芽生えたらしい。なんかまずいことになったな。
「おい、お前ら。従魔契約は簡単なことじゃないからな、例えここら辺の森にそこまで危険なモンスターがいないとしても自分のステータスが分からないうちにモンスターを従魔にしようとするのは危険だからな。」
御者からの注意を聞いた子供たちは一気におとなしくなり、また別の手段を考え始めたようだ。そうこうしているうちに第3王都行きの馬車の時間が迫って来た。
ゴーンゴーン
「お、時間だな。よしお前」
「お前じゃなくてジルです。でこちらが俺の従魔のユニコーン」
「すまんすまん、ジルとユニコーン馬車に乗れ、出発する。」
俺とユニコーンは馬車に乗った。そんな俺たちを子供たちは羨ましそうに眺めていた。
「ごめんなお前らさきに第3王都に行ってるからな。」
「うん!まっててよジル俺たちだってすぐに追いつくさ!」
子供たちは思ったより元気そうでよかった。
~~~~~~~~
ユーロンを出て数時間たったとき、馬車が急停止した。
「ちょっとすまねぇが一旦停止する。」
御者のおっちゃんは言うないなやすぐに馬車から降りて馬をはなし森の中に入って行った。
「どういうことだ?何か分かるかユニコーン」
ユニコーンは俺の言葉に反応し、周りに気を配り始めた。ユニコーンが感じ取ったのは無数の人の気配だった、だがこのことをジルに知らせる方法が分からなく困り果てていたところ、それにジルは気づいたのかユニコーンに聞いていた。
「ユニコーン、今俺たちの周りにいるのはモンスターか?」
ユニコーンは首を振った。
「ということは、人間かまさかおっちゃんが連れて来たとか?」
ジルは何にでも対応できるように身構えた。そして、姿を現したのは甲冑をきた人間で、騎士感を醸し出していた。
「この馬車は第三王都行きか?」
「そうですが、あなた方は?」
俺の質問に答えず、騎士っぽい人達は何かを確認したり馬車の中をじっくりと見ていた。
「無事合格できたみたいだな。それじゃ出発する。からしっかり座ってろよ。」
まさかさっきのが第三王都に行きの検問だったとは驚いた。後でおっちゃんに聞いてわかったことだが、馬車に乗っている俺たちのステータスを見て犯罪者かどうかを確認していたらしい。
それから半日たちようやくバーレス第三王都に到着した。
町には、朝を知らせる第1の鐘が鳴り響いた。俺はというと鐘が鳴ったに気づかず、ユニコーンに起こしてもらっていた。
「キューンキューン」
ゴン!
「いったーい!えっ何?………あ、朝か。おはようユニコーンそしてありがと。」
ユニコーンがなかなか起きない俺をベッドから突き落としたときの音だった。
「よし!準備完了!馬車のところに向かうとするか。」
俺は宿を出て馬車のところに着くと、問題が発生しているようだった。
「おじさん!どうして僕は第3王都行きの馬車に乗れないんですか!!折角ここまで来たのに僕は祝福を受けに行きたいのに!」
「だから!俺に言ったってしょうがないだろ。俺はただの御者なんだから。それに、子供だけで祝福を受けに行くのが禁止になったのは、王の決定だ。」
王の決定。それはきっと大事なことなのだろう祝福に関しては協会の者しか干渉できない。だから、祝福に少しでも干渉しようと第3王都へ来るには子供だけでは禁止にしたのだろう。
「あの、ほんとに子供だけでは禁止なんですか?」
「ああ、ただな【子供だけが禁止】なだけであってお前みたいに従魔が一緒にいるならこの馬車には乗れるぜ」
まじか、俺と御者の会話を聞いていた子供たちの目に何かしらの決意が芽生えたらしい。なんかまずいことになったな。
「おい、お前ら。従魔契約は簡単なことじゃないからな、例えここら辺の森にそこまで危険なモンスターがいないとしても自分のステータスが分からないうちにモンスターを従魔にしようとするのは危険だからな。」
御者からの注意を聞いた子供たちは一気におとなしくなり、また別の手段を考え始めたようだ。そうこうしているうちに第3王都行きの馬車の時間が迫って来た。
ゴーンゴーン
「お、時間だな。よしお前」
「お前じゃなくてジルです。でこちらが俺の従魔のユニコーン」
「すまんすまん、ジルとユニコーン馬車に乗れ、出発する。」
俺とユニコーンは馬車に乗った。そんな俺たちを子供たちは羨ましそうに眺めていた。
「ごめんなお前らさきに第3王都に行ってるからな。」
「うん!まっててよジル俺たちだってすぐに追いつくさ!」
子供たちは思ったより元気そうでよかった。
~~~~~~~~
ユーロンを出て数時間たったとき、馬車が急停止した。
「ちょっとすまねぇが一旦停止する。」
御者のおっちゃんは言うないなやすぐに馬車から降りて馬をはなし森の中に入って行った。
「どういうことだ?何か分かるかユニコーン」
ユニコーンは俺の言葉に反応し、周りに気を配り始めた。ユニコーンが感じ取ったのは無数の人の気配だった、だがこのことをジルに知らせる方法が分からなく困り果てていたところ、それにジルは気づいたのかユニコーンに聞いていた。
「ユニコーン、今俺たちの周りにいるのはモンスターか?」
ユニコーンは首を振った。
「ということは、人間かまさかおっちゃんが連れて来たとか?」
ジルは何にでも対応できるように身構えた。そして、姿を現したのは甲冑をきた人間で、騎士感を醸し出していた。
「この馬車は第三王都行きか?」
「そうですが、あなた方は?」
俺の質問に答えず、騎士っぽい人達は何かを確認したり馬車の中をじっくりと見ていた。
「無事合格できたみたいだな。それじゃ出発する。からしっかり座ってろよ。」
まさかさっきのが第三王都に行きの検問だったとは驚いた。後でおっちゃんに聞いてわかったことだが、馬車に乗っている俺たちのステータスを見て犯罪者かどうかを確認していたらしい。
それから半日たちようやくバーレス第三王都に到着した。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
心が折れた日に神の声を聞く
木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。
どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。
何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。
絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。
没ネタ供養、第二弾の短編です。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる