異世界召喚鍛冶師

蛇神

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第一章 異世界召喚鍛冶師、爆誕!!

苺=ミューユ

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 この世界には魔法というものがある。更に、魔術というものもある。この世界の住人は一般的には魔法を使うものだとアルさんに貰った本は言っていた。

 魔法は妖精に、魔術は悪魔に働きかけてそれぞれ【奇跡】を起こす。

 悪魔と妖精は紙一重。妖精は約束、悪魔は契約で主人と結びの関係になる。

「う~ん…色々あるんだなーこういうのって…。」

 最初はクッ……!!何で受験から解放されて私はまた勉強を~…!!と嘆いていたが、ファンタジーゲームの説明書を読んでいるようで存外このお勉強は楽しかった。

さてさて、私は今何をしているのかと言うと、アルさんの工房の前にある畑の野菜採取である。見た目はニンジン、ジャガイモ、白菜…私の世界にあるようなものが大半だった。(ちなみにアルさんの魔法でこの畑は季節関係なく植物が育つことが出来る)

「でも、名前…違うんだよな~…。」

 あちらとこちらの世界で同じような物は名前も一緒だ…が、植物や食べ物の名前は違うものが多い。そのためこの野菜収穫の際は小さな植物図鑑を活用する。

「確か、今日は『ミューユ』って言われたな~…」

 ミューユ、ミューユと図鑑のページをパラパラめくった。…あった!!
 私は紙に指をのせ文字の上をすべらせた。そして、そこに載っている絵をなでた。絵には可愛らしい苺が描かれていた。

「い、苺!?」

 私はmyノートに苺=ミューユとメモした。

 プチプチと赤々熟れた苺もといミューユを籠の中に入れた。私は甘酸っぱく口の中でとろけるミューユを想像しながら黙々ともいでいった。
 
 ミューユを程よく採った私はトットコトーと畑から工房の裏口へ走った。
 痺れはもうほとんど残ってない。私は鈍った足を鍛えるためにも少しの距離でも極力走るようにしている。

 アルさんが窓から見ているのに気づき、私は裏口ではなく窓の方へと近づいた。

「アルさんアルさん!!見てください!!こんなに熟れているのがありました!!」
「ほー、大量だ。半分はジャムにして保存するか。」
「ジャム!!!?」

 私はジャムを塗りたくったパンを想像した。ヤバ…うまほー…

 二へ二へと笑っている私を見てアルさんは微笑んで喋り出した。

「仕事が一段落したんだ。いつ依頼が来るか分かんないから、明日王都に行こう。」

 おおぉぉーー!ついに来たーー!

天野崎雪もといユキ・アマノザキは明日、王都へ旅立ちます。
 

 



 
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