73 / 119
第2章 光と「ウール村」
71話 姉妹の絆
しおりを挟む
森に入ってすぐに、敵の増援と遭遇する。
ゴブリンは10匹程度。
残りは獣型の魔物だ。
「くそっ! ちょこまかと・・・《ストーンブレッド》」
苛立ちながら、直線上に入る敵を、石の弾丸で次々と倒していく。
『敵も勝てない事を悟っていますね。さきほどから一定の距離を保ったまま、それ以上は近づいてきません』
「チッ! 今度は向こうが時間稼ぎかよ。仕方ない・・・あれやってみようか」
『了解しました』
大きく息を吸いながら、その場に膝をつき、両手を地面につける、
『魔法陣展開、魔素を充填します』
身体から、大量の魔素が持っていかれるのが分かる。
『構成魔法陣置き換え、複製・・・転送準備・・・再構成・・・索敵・・・ターゲットロックオン・・・いけます』
「よし! ・・・《アーススピア》」
地面に置かれた両手から、周囲に向かって魔法が発動する。
地を這う雷が如く、地面を魔力が駆け抜ける。
円周上に広がった魔力は、魔物の足下で止まり、小さな魔法陣を無数に形成する。
目の前に閃光が走った瞬間、世界がゆっくりと暗転した。
♣
『・・・ド! ・・玄人。起きてください! 大丈夫ですか?』
遠くからヒカリの声が聞こえる。
「・・・ん・・あぁ、ごめん。どれくらい意識失ってた?」
ぼんやりした頭を振りながら、体を起こす。
『5分ほどです』
「なら、まだましか」
周囲を見渡すと、土の槍が地面から無数に飛び出している。
その槍の先には、先ほどまで周囲を囲んでいた魔物。
所々に魔石も転がっていた。
「魔素の消費が激しすぎて気を失うなんて、やっぱり実戦向きじゃないよね、コレ」
自嘲しながら、肩をすくめる。
『まだまだ、改良の余地ありです。と、それよりも早くルージュたちと合流を』
「ああ、そうだった。急がないと!」
体内の魔素を急激に失ったため、焦れば焦るほど身体が思うように動かない。
それでもなんとか気力を振り絞り、ふらつく足取りでルージュたちの元に向かった。
♣
「姉さんっ!!」
ルージュは、アマリージョが思っていたよりもはるかに強かった。
だが、オーガを圧倒するまでには至らなかった。
なぜなら、ルージュの持つ武器では、オーガの皮膚を貫けないからだ。
「せめて、一箇所でも穴が開けられれば・・・」
ルージュが悔しそうに、歯ぎしりしながら呟いた。
斬りつけるルージュの動きは目を見張るほどに素早く、攻撃が次々に当たる。
しかし、斬れるのはオーガの薄皮一枚のみ。
一滴の血を流すことすらない。
「あとは口の中か・・・そこなら・・・それに敵が合流する前になんとかしないと」
自分のやれることはすべてやった。覚悟を決めるルージュ。
アマリージョに出来ることは、もう何もなかった。
「フハハハハハハ。ニンゲンミナゴロシ、オレハ、ジャシンニウマレカワル。ジャマヲスルナ」
オーガが不気味な笑い声をたてながら、不敵な笑みを浮かべる。
「なっ!? 邪神に変わる・・? 生まれ変わるって言った今?」
ルージュの顔色が変わる。
「アア、ニンゲンノイケニエ、コロシテ、チカラエル。オマエタチツヨイ。コロシテチカラエル」
「アンタ、何言ってんの? 全っ然わかんないわよ!」
「眷属は邪神を呼ぶ存在ではなく、邪神になる存在? 姉さん・・ここは一旦、撤退しましょう。 せめてクロードさんが戻ってくるまで・・・」
アマリージョが懇願する。
「コイツはどうせここで死ぬんだから、邪神とかどうでもいいって言ってんのよ!!」
ルージュはそう叫ぶと、一瞬でオーガの背後に回り込み、背中を斬りつける。
だが、浅い傷が一筋ついただけだった。
「バカガ・・ダカラ、ムダダト・・・」
オーガが勝ち誇ったような口調で言い、ゆっくりと振り向く。
「バカはアンタよ!!」
振り向きざま、ルージュの剣がオーガの口の中に吸い込まれるように突き刺さる。
「イヤ、オマエダ!」
オーガの目がキラリと光ると、口に刺さったはずの剣を噛み砕かれる。
「!!」
ルージュの一瞬の隙を突いてオーガが剣を振りかぶる。
「シンデ、ワレノカテトナレ」
振りかぶった剣が、真っ直ぐ、ルージュに打ち下ろされる。
「姉さんっっ!!」
どこかでアマリージョの声がする。
その瞬間、世界がスローモーションに変わる。
目の前に近づく鉄塊。
オグルベアに襲われた時の事を思い出す。
だが今、ここにクロードはいない。
アマリージョと復讐しようと誓ったあの日。
父親も死んでしまった。
村に移り住んだ日。
母親が出て行ってしまった。
もう何もない。
もうアマリしか。
アマリージョ・・・可愛い、可愛い、私の妹。
アマリージョ・・・ごめん。
絶対に一人にしないって約束したのに。
静かに目を閉じる。
頬を生暖かい感触が伝わる。
その濡れた頬を誰かがそっと優しく拭う。
・・・誰?
・・この手・・・ア・マリ・・?
「・・っ!! アマリージョ!?」
ルージュが我に返る。
目に光が戻る。
空がまぶしいほどに明るかった。
「助かった・・・」
そう呟いて、辺りを見回す。なんだか体が生暖かく、ひどく重い。
次の瞬間、目を見開いてギョッとする。
アマリージョが仰向けに横たわる自分の上に覆い被さるように倒れていた。
「アマリ!!」
「姉さん・・・良かった。姉さんは負けちゃ駄目。私の姉さんは世界で一番強くて・・・カッコいいんだから・・・」
アマリージョが微笑んだ。
だが彼女の声はひどく掠れていた。
「うん。アマリ・・・ありがと」
微笑みながら答える。
「・・・」
「アマリ?」
アマリージョから返事はない。
アマリージョを抱きかかえながら、そっと上体を起こして息をのんだ。
周囲が真っ赤に染まっている。
その瞬間、体を包む生暖かい感触が、大量に流れた血液だったことに気がつく。
なぜ!? 自分はどこも斬られてはいない。
「!! ・・・アマリ!?」
アマリージョの体に目をやった瞬間、全身の血の気が引き、体が凍りつく。
大きく斬られたアマリージョの背中からは、大量の血液が止めどもなく溢れ出ていた。
「いやあぁあああああああ!!」
ルージュの絶叫がこだました。
ゴブリンは10匹程度。
残りは獣型の魔物だ。
「くそっ! ちょこまかと・・・《ストーンブレッド》」
苛立ちながら、直線上に入る敵を、石の弾丸で次々と倒していく。
『敵も勝てない事を悟っていますね。さきほどから一定の距離を保ったまま、それ以上は近づいてきません』
「チッ! 今度は向こうが時間稼ぎかよ。仕方ない・・・あれやってみようか」
『了解しました』
大きく息を吸いながら、その場に膝をつき、両手を地面につける、
『魔法陣展開、魔素を充填します』
身体から、大量の魔素が持っていかれるのが分かる。
『構成魔法陣置き換え、複製・・・転送準備・・・再構成・・・索敵・・・ターゲットロックオン・・・いけます』
「よし! ・・・《アーススピア》」
地面に置かれた両手から、周囲に向かって魔法が発動する。
地を這う雷が如く、地面を魔力が駆け抜ける。
円周上に広がった魔力は、魔物の足下で止まり、小さな魔法陣を無数に形成する。
目の前に閃光が走った瞬間、世界がゆっくりと暗転した。
♣
『・・・ド! ・・玄人。起きてください! 大丈夫ですか?』
遠くからヒカリの声が聞こえる。
「・・・ん・・あぁ、ごめん。どれくらい意識失ってた?」
ぼんやりした頭を振りながら、体を起こす。
『5分ほどです』
「なら、まだましか」
周囲を見渡すと、土の槍が地面から無数に飛び出している。
その槍の先には、先ほどまで周囲を囲んでいた魔物。
所々に魔石も転がっていた。
「魔素の消費が激しすぎて気を失うなんて、やっぱり実戦向きじゃないよね、コレ」
自嘲しながら、肩をすくめる。
『まだまだ、改良の余地ありです。と、それよりも早くルージュたちと合流を』
「ああ、そうだった。急がないと!」
体内の魔素を急激に失ったため、焦れば焦るほど身体が思うように動かない。
それでもなんとか気力を振り絞り、ふらつく足取りでルージュたちの元に向かった。
♣
「姉さんっ!!」
ルージュは、アマリージョが思っていたよりもはるかに強かった。
だが、オーガを圧倒するまでには至らなかった。
なぜなら、ルージュの持つ武器では、オーガの皮膚を貫けないからだ。
「せめて、一箇所でも穴が開けられれば・・・」
ルージュが悔しそうに、歯ぎしりしながら呟いた。
斬りつけるルージュの動きは目を見張るほどに素早く、攻撃が次々に当たる。
しかし、斬れるのはオーガの薄皮一枚のみ。
一滴の血を流すことすらない。
「あとは口の中か・・・そこなら・・・それに敵が合流する前になんとかしないと」
自分のやれることはすべてやった。覚悟を決めるルージュ。
アマリージョに出来ることは、もう何もなかった。
「フハハハハハハ。ニンゲンミナゴロシ、オレハ、ジャシンニウマレカワル。ジャマヲスルナ」
オーガが不気味な笑い声をたてながら、不敵な笑みを浮かべる。
「なっ!? 邪神に変わる・・? 生まれ変わるって言った今?」
ルージュの顔色が変わる。
「アア、ニンゲンノイケニエ、コロシテ、チカラエル。オマエタチツヨイ。コロシテチカラエル」
「アンタ、何言ってんの? 全っ然わかんないわよ!」
「眷属は邪神を呼ぶ存在ではなく、邪神になる存在? 姉さん・・ここは一旦、撤退しましょう。 せめてクロードさんが戻ってくるまで・・・」
アマリージョが懇願する。
「コイツはどうせここで死ぬんだから、邪神とかどうでもいいって言ってんのよ!!」
ルージュはそう叫ぶと、一瞬でオーガの背後に回り込み、背中を斬りつける。
だが、浅い傷が一筋ついただけだった。
「バカガ・・ダカラ、ムダダト・・・」
オーガが勝ち誇ったような口調で言い、ゆっくりと振り向く。
「バカはアンタよ!!」
振り向きざま、ルージュの剣がオーガの口の中に吸い込まれるように突き刺さる。
「イヤ、オマエダ!」
オーガの目がキラリと光ると、口に刺さったはずの剣を噛み砕かれる。
「!!」
ルージュの一瞬の隙を突いてオーガが剣を振りかぶる。
「シンデ、ワレノカテトナレ」
振りかぶった剣が、真っ直ぐ、ルージュに打ち下ろされる。
「姉さんっっ!!」
どこかでアマリージョの声がする。
その瞬間、世界がスローモーションに変わる。
目の前に近づく鉄塊。
オグルベアに襲われた時の事を思い出す。
だが今、ここにクロードはいない。
アマリージョと復讐しようと誓ったあの日。
父親も死んでしまった。
村に移り住んだ日。
母親が出て行ってしまった。
もう何もない。
もうアマリしか。
アマリージョ・・・可愛い、可愛い、私の妹。
アマリージョ・・・ごめん。
絶対に一人にしないって約束したのに。
静かに目を閉じる。
頬を生暖かい感触が伝わる。
その濡れた頬を誰かがそっと優しく拭う。
・・・誰?
・・この手・・・ア・マリ・・?
「・・っ!! アマリージョ!?」
ルージュが我に返る。
目に光が戻る。
空がまぶしいほどに明るかった。
「助かった・・・」
そう呟いて、辺りを見回す。なんだか体が生暖かく、ひどく重い。
次の瞬間、目を見開いてギョッとする。
アマリージョが仰向けに横たわる自分の上に覆い被さるように倒れていた。
「アマリ!!」
「姉さん・・・良かった。姉さんは負けちゃ駄目。私の姉さんは世界で一番強くて・・・カッコいいんだから・・・」
アマリージョが微笑んだ。
だが彼女の声はひどく掠れていた。
「うん。アマリ・・・ありがと」
微笑みながら答える。
「・・・」
「アマリ?」
アマリージョから返事はない。
アマリージョを抱きかかえながら、そっと上体を起こして息をのんだ。
周囲が真っ赤に染まっている。
その瞬間、体を包む生暖かい感触が、大量に流れた血液だったことに気がつく。
なぜ!? 自分はどこも斬られてはいない。
「!! ・・・アマリ!?」
アマリージョの体に目をやった瞬間、全身の血の気が引き、体が凍りつく。
大きく斬られたアマリージョの背中からは、大量の血液が止めどもなく溢れ出ていた。
「いやあぁあああああああ!!」
ルージュの絶叫がこだました。
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ダンジョンをある日見つけた結果→世界最強になってしまった
仮実谷 望
ファンタジー
いつも遊び場にしていた山である日ダンジョンを見つけた。とりあえず入ってみるがそこは未知の場所で……モンスターや宝箱などお宝やワクワクが溢れている場所だった。
そんなところで過ごしているといつの間にかステータスが伸びて伸びていつの間にか世界最強になっていた!?
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる