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第2章 光と「ウール村」
幕間-02 「サンノ村長」
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玄人、ルージュ、アマリージョの3人がゴブリンの討伐に出てから40分ほどがたった頃、村長のサンノは自宅の中をウロウロと落ち着きなく歩き回っていた。
妻のフェリスと息子のジョセフは椅子に座って、歩き回るサンノを眺めている。
「はぁ・・・えーい・・・ルージュとアマリは、まだ戻らんのか・・・ゴブリンだけならとっくに倒して戻ってきてもおかしくないだろうに・・・まさか、言っていた通り眷属でも現われたのか?・・・いゃ、討伐隊が出ているはずだ・・・討ち漏らす・・・いやいや・・・」
サンノは独り言をブツブツ言っては一人で青くなったり、赤くなったりしていた。
「あなた・・・出ていってからまだ1時間も経っていませんよ。それに、もう少し村長らしくどっしりと構えてくださいな」
サンノの妻フェリスが、落ち着きなく歩き回る夫を、なだめるように優しい笑顔で言った。
「どっしりかまえてくださいな~」
ジョセフがご機嫌で後に続く。
「しかしだな・・・こんな事なら一緒に暮らすのを承諾せんかったら良かったわい」
「それとこれとは、話が別ですよ」
フェリスのおっとりした口調が少し強いものに変わる。
「べつですよ~」
「それはそうなんだが・・・もしもあの二人に何かあれば、あの子らの父・・・いやレナード様に申し訳が立たぬわ」
「私も嫁いで来た身ですから、そもそもの経緯をあまり詳しくは知りません。一体何があったのですか? それになぜあの子達に知っている事を教えてあげないのです?」
「ないのです~」
「う・・・そもそもの事の始まりは今から50年ほどに前になるか・・・儂が生まれる前の話だ・・・」
♣
・・・この王国のすぐ北、この村からはちょうど西となる位置に、ロズワルド王国という国があった。
この国の面積は広く、四方を他国に囲まれてはいたが、その広大な土地を生かした農産や畜産が盛んな豊かな国だったと言う。
当時は近隣の国とも仲が良く、通貨を共通にすることで商人の出入りをしやすくし、貿易が盛んで、争いのない豊かな国だったそうだ。
そしてその国の王が、レナード様の父君であるアズワルド・ロズトレッフル王だ。
・・・それが50年前、そのアズワルド王ご夫妻が何者かに暗殺された。
死因は毒殺・・・だが犯人は分からないまま、当時5歳だったレナード様に王位が継承されたのだ。
その後、レナード様は両親を同時に失ってしまった悲しみと、極度の人間不審からだんだんと人を遠ざけるようになったらしい。その時、レナード様に変わって国を動かしていたのが宰相のドルゲという男だった。
このドルゲはレナード様が何も言わないことを良いことに、自分の好き放題に国政に関わり、権力を欲しいままにしたらしい。
だが10歳の時に、国政に復帰されたレナード様と初めて衝突する。それでも引かないドルゲに対し、レナード様は不審感を抱くようになった。
そして、レナード様が20歳。
成人された日を祝うパーティでのこと。レナード様が飲む祝いの酒に毒物が混入されていたのだった。
だが、両親とは違いレナード様は命を落とすことはなかった。
理由は、10歳になる頃からずっと両親が殺された毒物について、そしてその犯人について密かに調べていたからだ。
毒物と犯人を成人パーティーの1週間前に知ったレナード様は、予め解毒剤を手に入れた状態で、自ら毒を飲むことで、犯人一味を炙り出すことに成功したのだ。
しかし、時が既に遅かった。
国の重要人物は全てその犯人の息が掛かっていたのだ。
犯人は、自らを犯人だと名乗った上で、レナード様を反逆者として処刑しようとした。
それからレナード様の逃亡生活が始まったのだ。
その時、逃亡に手を貸したハーフエルフの魔法使い・・・それがルージュとアマリージョの母親だ。
結局、逃亡生活は実に10年以上に及び、その途中で恋に落ち、結ばれることになったそうだ。
そして、14年前の話だ。
ルージュが1歳、アマリージョが0歳の時。旅の途中、たまたま出くわした厄災の眷属から家族を守るために母親が犠牲となった。
生き残ったレナード様とルージュとアマリージョの三人は、たまたま通りかかったうちのばあさんに助けられ、身分を隠してこの村に移り住んだという訳だ。
まあ、そのレナード様も、眷属から村が襲われた時に亡くなってしまわれた。
レナード様が亡くなったことは、隠し通すことが出来たが、王国は結局、ドルゲ宰相に乗っ取られてしまい、お前も知るように「インペーラ帝国」となった。
まあ、今じゃ人をさらっては奴隷とし、魔物まで使役して軍隊を作り、近隣諸国といがみ合って衝突ばかりしている国となってしまった訳だが・・・。
昔話はここまで。
とにかく、それからルージュとアマリージョは、レナード様の代わりに私が面倒を見ているという訳だ。
♣
「そんな事が・・・それで、あなたは何をそんなに恐れているのですか?」
フェリスは、心配気にサンノの顔を見つめている。
「ですか~?」
「恐れている? ・・・儂がか? そうか・・・それは・・・眷属だな・・・きっと」
「眷属?」
「あぁ。ルージュ達の父親は眷属に殺された。ルージュたちは知らないが母親もだ。いずれ父の仇を討ちたいなどと言ってはいたが、あのレナード様が敵わなかった相手だ。到底、ルージュに勝てるとは思えない・・・そんな時だ。クロードが村に来て、ばあさんが眷属の盾になると・・・」
「それであなたは、ルージュさんとアマリージョさんを守るために、クロードさんを犠牲にしようと思った訳ね」
フェリスは納得した様子で言った。
「そうだ。だが、あの二人ときたら・・・」
サンノは苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「ふふっ・・・そうね・・・あの二人がクロードさんを好きになるとは思ってもみなかったものね」
「そうだな・・・盾にして犠牲にと考えた罰かもしれんし、レナード様と眷属との因果かも知れん。だからこそ、あの二人には関わって欲しくなかったし、知って欲しくなかったのだが・・・」
「ルージュさんもああ見えてバカじゃないですし、アマリージョさんは鋭いですよ。おそらく誰も言わなくても、ある程度のことは気づいているかも知れませんよ」
フェリスは口調こそ控えめだったが、心の中では確信している様子だった。
「それもある意味、ロズトレッフル家の因果というか、呪いと言うべきか・・・」
サンノが頭を掻きむしりながら、少し投げやりな口調で呟く。
「あなた・・・それはそうと母親についての話は、なぜあの二人にしてやらないのですか?」
フェリスは、少しばかり咎めるような視線を向けてくる。
「それはな、ルージュ達の母親はハーフエルフ・・・つまりエルフ族と人間のハーフなんだが、その母親・・・つまりルージュ達の祖母に当たる人物が、犯罪を犯したらしくエルフの里を追放されていてな・・・とっくに亡くなってはいるらしいのだが、自分たちの血筋がエルフだと知れば、当然エルフを探すだろう。探せば、母親の事も知るだろうし・・・そうなれば祖母が里を追放された事も知る。エルフの里は隠れ里だ。知らないまま一生を終えられるのなら、その方が良いと・・・レナード様がな・・・」
サンノは、苦しい胸の内を打ち明けるようにポツリポツリと言葉をつないだ。
「でも、これで一つ謎が解けましたね」
フェリスが微笑みながら言う。
「ん? なんだ? 謎というのは?」
「ルージュさんとアマリージョさんが、村の誰よりも強い理由です。長命で魔力が高いエルフの血を引いているのなら、あれだけ強いのも納得です」
フェリスの口調がいつものおっとりした、穏やかなものに戻る。
「なっとくです~」
「でも、良かったんですか? 話をジョセフにも聞かせてしまって・・・」
「あぁ、二人が無事に戻ってきたら全部、話すつもりだから構わない。ちゃんと帰ってきたら・・・ちゃんと無事なら・・・」
サンノは、祈るような気持ちで三人の帰還を願った。
妻のフェリスと息子のジョセフは椅子に座って、歩き回るサンノを眺めている。
「はぁ・・・えーい・・・ルージュとアマリは、まだ戻らんのか・・・ゴブリンだけならとっくに倒して戻ってきてもおかしくないだろうに・・・まさか、言っていた通り眷属でも現われたのか?・・・いゃ、討伐隊が出ているはずだ・・・討ち漏らす・・・いやいや・・・」
サンノは独り言をブツブツ言っては一人で青くなったり、赤くなったりしていた。
「あなた・・・出ていってからまだ1時間も経っていませんよ。それに、もう少し村長らしくどっしりと構えてくださいな」
サンノの妻フェリスが、落ち着きなく歩き回る夫を、なだめるように優しい笑顔で言った。
「どっしりかまえてくださいな~」
ジョセフがご機嫌で後に続く。
「しかしだな・・・こんな事なら一緒に暮らすのを承諾せんかったら良かったわい」
「それとこれとは、話が別ですよ」
フェリスのおっとりした口調が少し強いものに変わる。
「べつですよ~」
「それはそうなんだが・・・もしもあの二人に何かあれば、あの子らの父・・・いやレナード様に申し訳が立たぬわ」
「私も嫁いで来た身ですから、そもそもの経緯をあまり詳しくは知りません。一体何があったのですか? それになぜあの子達に知っている事を教えてあげないのです?」
「ないのです~」
「う・・・そもそもの事の始まりは今から50年ほどに前になるか・・・儂が生まれる前の話だ・・・」
♣
・・・この王国のすぐ北、この村からはちょうど西となる位置に、ロズワルド王国という国があった。
この国の面積は広く、四方を他国に囲まれてはいたが、その広大な土地を生かした農産や畜産が盛んな豊かな国だったと言う。
当時は近隣の国とも仲が良く、通貨を共通にすることで商人の出入りをしやすくし、貿易が盛んで、争いのない豊かな国だったそうだ。
そしてその国の王が、レナード様の父君であるアズワルド・ロズトレッフル王だ。
・・・それが50年前、そのアズワルド王ご夫妻が何者かに暗殺された。
死因は毒殺・・・だが犯人は分からないまま、当時5歳だったレナード様に王位が継承されたのだ。
その後、レナード様は両親を同時に失ってしまった悲しみと、極度の人間不審からだんだんと人を遠ざけるようになったらしい。その時、レナード様に変わって国を動かしていたのが宰相のドルゲという男だった。
このドルゲはレナード様が何も言わないことを良いことに、自分の好き放題に国政に関わり、権力を欲しいままにしたらしい。
だが10歳の時に、国政に復帰されたレナード様と初めて衝突する。それでも引かないドルゲに対し、レナード様は不審感を抱くようになった。
そして、レナード様が20歳。
成人された日を祝うパーティでのこと。レナード様が飲む祝いの酒に毒物が混入されていたのだった。
だが、両親とは違いレナード様は命を落とすことはなかった。
理由は、10歳になる頃からずっと両親が殺された毒物について、そしてその犯人について密かに調べていたからだ。
毒物と犯人を成人パーティーの1週間前に知ったレナード様は、予め解毒剤を手に入れた状態で、自ら毒を飲むことで、犯人一味を炙り出すことに成功したのだ。
しかし、時が既に遅かった。
国の重要人物は全てその犯人の息が掛かっていたのだ。
犯人は、自らを犯人だと名乗った上で、レナード様を反逆者として処刑しようとした。
それからレナード様の逃亡生活が始まったのだ。
その時、逃亡に手を貸したハーフエルフの魔法使い・・・それがルージュとアマリージョの母親だ。
結局、逃亡生活は実に10年以上に及び、その途中で恋に落ち、結ばれることになったそうだ。
そして、14年前の話だ。
ルージュが1歳、アマリージョが0歳の時。旅の途中、たまたま出くわした厄災の眷属から家族を守るために母親が犠牲となった。
生き残ったレナード様とルージュとアマリージョの三人は、たまたま通りかかったうちのばあさんに助けられ、身分を隠してこの村に移り住んだという訳だ。
まあ、そのレナード様も、眷属から村が襲われた時に亡くなってしまわれた。
レナード様が亡くなったことは、隠し通すことが出来たが、王国は結局、ドルゲ宰相に乗っ取られてしまい、お前も知るように「インペーラ帝国」となった。
まあ、今じゃ人をさらっては奴隷とし、魔物まで使役して軍隊を作り、近隣諸国といがみ合って衝突ばかりしている国となってしまった訳だが・・・。
昔話はここまで。
とにかく、それからルージュとアマリージョは、レナード様の代わりに私が面倒を見ているという訳だ。
♣
「そんな事が・・・それで、あなたは何をそんなに恐れているのですか?」
フェリスは、心配気にサンノの顔を見つめている。
「ですか~?」
「恐れている? ・・・儂がか? そうか・・・それは・・・眷属だな・・・きっと」
「眷属?」
「あぁ。ルージュ達の父親は眷属に殺された。ルージュたちは知らないが母親もだ。いずれ父の仇を討ちたいなどと言ってはいたが、あのレナード様が敵わなかった相手だ。到底、ルージュに勝てるとは思えない・・・そんな時だ。クロードが村に来て、ばあさんが眷属の盾になると・・・」
「それであなたは、ルージュさんとアマリージョさんを守るために、クロードさんを犠牲にしようと思った訳ね」
フェリスは納得した様子で言った。
「そうだ。だが、あの二人ときたら・・・」
サンノは苦虫を噛み潰したような顔をしている。
「ふふっ・・・そうね・・・あの二人がクロードさんを好きになるとは思ってもみなかったものね」
「そうだな・・・盾にして犠牲にと考えた罰かもしれんし、レナード様と眷属との因果かも知れん。だからこそ、あの二人には関わって欲しくなかったし、知って欲しくなかったのだが・・・」
「ルージュさんもああ見えてバカじゃないですし、アマリージョさんは鋭いですよ。おそらく誰も言わなくても、ある程度のことは気づいているかも知れませんよ」
フェリスは口調こそ控えめだったが、心の中では確信している様子だった。
「それもある意味、ロズトレッフル家の因果というか、呪いと言うべきか・・・」
サンノが頭を掻きむしりながら、少し投げやりな口調で呟く。
「あなた・・・それはそうと母親についての話は、なぜあの二人にしてやらないのですか?」
フェリスは、少しばかり咎めるような視線を向けてくる。
「それはな、ルージュ達の母親はハーフエルフ・・・つまりエルフ族と人間のハーフなんだが、その母親・・・つまりルージュ達の祖母に当たる人物が、犯罪を犯したらしくエルフの里を追放されていてな・・・とっくに亡くなってはいるらしいのだが、自分たちの血筋がエルフだと知れば、当然エルフを探すだろう。探せば、母親の事も知るだろうし・・・そうなれば祖母が里を追放された事も知る。エルフの里は隠れ里だ。知らないまま一生を終えられるのなら、その方が良いと・・・レナード様がな・・・」
サンノは、苦しい胸の内を打ち明けるようにポツリポツリと言葉をつないだ。
「でも、これで一つ謎が解けましたね」
フェリスが微笑みながら言う。
「ん? なんだ? 謎というのは?」
「ルージュさんとアマリージョさんが、村の誰よりも強い理由です。長命で魔力が高いエルフの血を引いているのなら、あれだけ強いのも納得です」
フェリスの口調がいつものおっとりした、穏やかなものに戻る。
「なっとくです~」
「でも、良かったんですか? 話をジョセフにも聞かせてしまって・・・」
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