黄昏一番星

更科二八

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序章 新天地と仲間との出会い

70話 釘付け

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目が離せなかった。
エドガーはタイガの朝の鍛錬の光景に釘付けにされた。
多分ここにいた全員がそうだ。

タイガが目を閉じた瞬間この場の空気が変わったと思う。
タイガの存在感がこの場全体を覆い尽くしたようだった。
目を閉じて何もしていないように見えるが圧倒的な凄みがあった。

ここからがもっと凄かった。
一呼吸おいたかと思うと更に更に凄みを増した。タイガが鉄の壁になったような気がした。

そこから少しずつ動くごとに更に感じる圧力が増した。
ゆっくりと動く中でどんどん筋肉が盛り上がり溝が深くなる。
最初に見たタイガの重厚な筋肉の上に少しの脂肪がついたような体とは様子を変え攻撃的に激っていた。
対照的にゆったりと流れるような型はどこまでも美しく、それを行う者とはチグハグな印象だが納得感があった。
全身から玉のように吹き出る汗と蒸気が朝日を受けて神々しく輝いていた。
ただただ圧倒された。

動きを止め存在感が鎮まってくるのがわかっても最後まで目が離せなかった。
果てしない高みを見たと思った。
どれだけの研鑽があればここまで至れるのかと思った。

体もろくに動かせずまだその道にも踏み出していない事に焦燥感を覚えた。
でもいつかは。
そう思った。

鍛錬を終えて、全身びしょ濡れで、こちらに戻ってくるタイガのパンツが張り付き、くっきりと現れた常識外のそれを見て、また目が離せなくなった。
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