121 / 519
1章 呪いの女
120話 自信
しおりを挟む
俺は封筒の中に入っていた小さなメモを取り出してサッと目を通し、掌の上で発動させた浄化の火魔法で燃やす。
炎の中で灰はマナに還元されてキラキラと輝き消える。
浄化の火魔法は燃やしたいものだけ燃やせて跡も残らないから便利だ。
メモには切り裂き魔の仲間の事や教皇の居場所、教会の裏の侵入経路などが書かれていた。
残しておく訳にいかない物なのでコリンズの目の前でわかりやすく燃やしておいたのだ。
「タイガが火魔法使ってるの初めて見たかも」
「確かになー町に来てからは水魔法やら家政魔法ばかりだったな。でも賢者の証持ってんだ、一般的な魔法なら一通り使えるんだぞ。一応」
「なんだか普通のことの様に言うが魔法兵でもせいぜい10種類程度しか魔法は扱わないぞ。それに今の浄化の火魔法も高度な魔法だ。流石はタイガ殿だな」
「魔法兵団の長に言われると嬉しいな」
「やっぱりタイガって凄いんだな」
魔法使うだけで褒めてくれるなんて嬉しい限りだ。
自己肯定感上がる上がる。
魔法学園ではできて当たり前で、出来ないと文句言われるんだから、つくづく辞めて良かったなと思う。
「それじゃ、夜中にまた来る。エドガー一旦帰ろうか」
「気をつけてくれ」
「おう」
夜中と聞いて苦い顔をしたコリンズを執務室に残し俺とエドガーはいつもの兵舎へ帰った。
兵舎の部屋にはモーガンが1人手帳を眺めていた。
「やあ、おかえりー」
「トレイは?」
「仕事だよー。なんか慌ただしくなるみたいだねー」
「そうか、今夜は俺も用事で出かける。その間エドガーを頼むな」
「了解ー。タイガとエドガーが別々なんて珍しいねー」
「確かに今までは近くにいたからな、久しぶりかもしれないな」
思い返せばエドガーが殺された時からだいたい一緒に行動している。
エドガーの護衛も目的だったので当然なのだが。
教皇の件が済めばエドガーと別行動というのも普通になりそうだ。
「エドガー、タイガいなくて恥しくないー?
添い寝ぐらいは・・・やっぱり嫌かもー」
「嫌なら言うなよ!俺だって添い寝されたら寝れないわ!」
「それは興奮してって事ー?」
「ちげえ!」
最近エドガーはトレイとモーガンにおちょくられている。
童貞バレもしている。
まあしょうがないだろう。
童貞だし。
ちなみにトレイもモーガンも彼女いるそうだ。
兵士はモテると言われ訓練兵に誘われて揺らいでいたエドガーを見たのは面白かった。
でもまあいつまでも童貞と言われてたら男が廃る。
金もたんまりあることだし、エドガー娼館に連れてって男としての自信付けさせてやろう。
炎の中で灰はマナに還元されてキラキラと輝き消える。
浄化の火魔法は燃やしたいものだけ燃やせて跡も残らないから便利だ。
メモには切り裂き魔の仲間の事や教皇の居場所、教会の裏の侵入経路などが書かれていた。
残しておく訳にいかない物なのでコリンズの目の前でわかりやすく燃やしておいたのだ。
「タイガが火魔法使ってるの初めて見たかも」
「確かになー町に来てからは水魔法やら家政魔法ばかりだったな。でも賢者の証持ってんだ、一般的な魔法なら一通り使えるんだぞ。一応」
「なんだか普通のことの様に言うが魔法兵でもせいぜい10種類程度しか魔法は扱わないぞ。それに今の浄化の火魔法も高度な魔法だ。流石はタイガ殿だな」
「魔法兵団の長に言われると嬉しいな」
「やっぱりタイガって凄いんだな」
魔法使うだけで褒めてくれるなんて嬉しい限りだ。
自己肯定感上がる上がる。
魔法学園ではできて当たり前で、出来ないと文句言われるんだから、つくづく辞めて良かったなと思う。
「それじゃ、夜中にまた来る。エドガー一旦帰ろうか」
「気をつけてくれ」
「おう」
夜中と聞いて苦い顔をしたコリンズを執務室に残し俺とエドガーはいつもの兵舎へ帰った。
兵舎の部屋にはモーガンが1人手帳を眺めていた。
「やあ、おかえりー」
「トレイは?」
「仕事だよー。なんか慌ただしくなるみたいだねー」
「そうか、今夜は俺も用事で出かける。その間エドガーを頼むな」
「了解ー。タイガとエドガーが別々なんて珍しいねー」
「確かに今までは近くにいたからな、久しぶりかもしれないな」
思い返せばエドガーが殺された時からだいたい一緒に行動している。
エドガーの護衛も目的だったので当然なのだが。
教皇の件が済めばエドガーと別行動というのも普通になりそうだ。
「エドガー、タイガいなくて恥しくないー?
添い寝ぐらいは・・・やっぱり嫌かもー」
「嫌なら言うなよ!俺だって添い寝されたら寝れないわ!」
「それは興奮してって事ー?」
「ちげえ!」
最近エドガーはトレイとモーガンにおちょくられている。
童貞バレもしている。
まあしょうがないだろう。
童貞だし。
ちなみにトレイもモーガンも彼女いるそうだ。
兵士はモテると言われ訓練兵に誘われて揺らいでいたエドガーを見たのは面白かった。
でもまあいつまでも童貞と言われてたら男が廃る。
金もたんまりあることだし、エドガー娼館に連れてって男としての自信付けさせてやろう。
25
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私はいけにえ
七辻ゆゆ
ファンタジー
「ねえ姉さん、どうせ生贄になって死ぬのに、どうしてご飯なんて食べるの? そんな良いものを食べたってどうせ無駄じゃない。ねえ、どうして食べてるの?」
ねっとりと息苦しくなるような声で妹が言う。
私はそうして、一緒に泣いてくれた妹がもう存在しないことを知ったのだ。
****リハビリに書いたのですがダークすぎる感じになってしまって、暗いのが好きな方いらっしゃったらどうぞ。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
陰陽師と結ばれた縁
サクサク
ファンタジー
2本に古くから続く一族の直系に生まれた女の子、安倍咲月は一族の中では霊力と神力が少なく、使用人や分家の親族からは“役たたず”と呼ばれていた。
だが、現当主である成親は彼女に最大限の愛情を注いでいる。
そして、そんな彼女の傍には強い力を持たないのその姿を見る事すっらできない、守護神である十二神将が控えていた。
18歳の誕生日に他の兄妹と同じように、一族内での成人式裳儀に挑むことになるのだが・・・・・。
※なろう、カクヨムでも同じ小説を掲載中です。
どうぞよろしくお願いいたします。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる