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1章 呪いの女
225話 ガグと組む
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宿屋について俺らは部屋に荷物を置き、ガグも今日の宿屋はまだ決めてなかったようで部屋を借りていた。
1番奥の1人部屋で、以前エドガーの治療で血まみれにした部屋だ。
ちゃんと隅々綺麗にして出たので問題ないがエドガーはすこし気まずそうだった。
酒場へ降りて席に座ると適当に注文をした。
「それで、タイガの相談ってなんだ?」
ガグの方から話を切り出された。
酒飲む前がいいと思っていたので好都合だ。
「ああ、俺が明日から1月と少しの間仕事でこの街を離れることになってな、その間ガグに余裕がある時でいいからエドガーに傭兵の仕事教えてくれないかと思ってな。
エドガーにもまだ相談してないけど、2人はどうだ?」
「俺はいいぞ!剣とか弓とか鈍っちまいそうだし、1人でも討伐行くか考えてたんだ。
ガグがついててくれるなら心強いな」
「俺の方も構わんぞ!まだ暫くはBランク相当の良い依頼も少ないからな!」
「ほんとか!有難い!せっかくエドガーもやれる事が増え出したからな、解体だけで遊ばせておくのはもったいなかったんだ」
低ランクの面倒など手間だし、金にもならないから渋られるかもとは思っていたが、あっさりと了承してくれた。
ガグが頼みを聞いてくれてよかった、なんだかんだいい奴だ。
トレイやモーガンも俺と一緒に町を離れるので、本当頼れる奴がガグぐらいしか居なかった。
この街に一緒に来た傭兵のリザベルはあれ以来1度もギルドで見ていない。
遠出の依頼ばかり請けているとか言っていたので殆ど出払っているようである。
再開したら奢る約束もしたのにどうなるやら。
「2人をあまり見かけないと思っていたが解体の方で仕事をしていたのか、あまり稼げなくないか?俺も冬場なんかで傭兵仕事が極端に少ない時は解体もするが」
「そうかな、俺最近は1000ロング超える事もあるけどな!」
「そいや今日何匹捌いたんだ?」
「やっと10匹いったぜ!」
「おお、やったな!」
「いったい何を解体してるんだ?エドガーは最近登録したばかりなんだよな?」
「コボルトだせ、1匹捌けば100ロングだぞ、早く捌ければそれだけ儲かる。
タイガなんて最初に100匹近く捌いたんだよな!」
「やり過ぎると禁止になるからほどほどにな」
「そうか、下手な依頼受けるよりかは多少儲かるのか・・」
ガグは結構稼ぎをきにしているな。
ワーカーとしては当然なのだが、それ程こないだ買っていた旅人の輪が応えたんだろうか。
というかガグは普通に指に自前のはめてるな。
ちんぽにもしてんのかな?
「ガグは稼げる仕事したいんだなー」
「そりゃそうだろう」
「なんか目的はあるのか?」
「まあ、・・なくもない」
なんか急に言い淀む。大っぴらにできない使い道なのだろうか。
「ああ、そいやこないだガグに聞いた娼館役に立ったぞ、良かった。
ガグのこと受付の奴にいったら待ってるぞだとよ」
「そうか、役立ててもらって良かった!
俺ももう少し余裕が出れば行きたいのだけどなーしかし金も貯めたい、なかなかなあ」
ならなんであんな旅人の輪を買ったんだか。
いや俺も自分サイズあれば欲しくなるし欲には抗えないということか。
オーガの男はアクセサリー類で着飾る文化があるかららな。
男の象徴を飾り立てられて、効果付きの装飾品なら買わずにはいられなかったのか。
「ガグは調達とか魔物の素材狙いとかしないのか?討伐や護衛だけだと厳しくないか?」
「採集や小さな魔物の素材ぐらいならもちろんやるが、大きなやつは足がないからな。
俺のランクになると調達専門のやつはほぼチーム組んでいるし、1人での護衛仕事が多い俺はその都度調達のワーカー確保が難しいんだ」
「へーそんな事情があるんだな!」
ガグの場合は魔法に頼れないのも調達向かない要因だろう。
魔物を獲って持ち帰ろうとすると当然その場での処理が必要になってくるが、そこを素早くこなすのが調達の仕事をするものの腕の見せ所だ。
血抜きの処理や素早い素材の回収などで魔法がかなり役に立つ。
時間をかければ他の魔物も寄ってきたりする。
チームを組めば役割を分担して足りない部分を補えるのだが、現実は残酷で色々な事が出来るやつが優遇され、ガグのように力に特化した戦士は器用さがなく不人気だと聞く。
ガグがやむなくソロで討伐や護衛の仕事をしているのはこう言う事が関係しているのだと思う。
「エドガー達も稼ぎたいなら人脈作りは大事だぞ。
高ランクになると調達部門のやつの重要性がかなり高くなってくるからな」
「そこは俺がなんとでもするさ、魔法得意だしな。
ガグも何か獲ってきたいやつがあったら相談してくれていいぞ」
「本当か!それは有難いな、倒しても持ち帰れずに歯痒い思いをする事が多くてな。
俺の方が良い知り合いを得られたようだな!」
ガグには無駄に対抗意識が湧くが、それを抜きにして、ガグと組めれば受けれる依頼の幅はかなり広がる。
俺たちからしたらメリットがでかい。
「今度ガグとも仕事やってみたいぜ」
「それはすぐやるだろ、それを頼んだんだから」
「そうだった!よろしくなガグ!」
「ああ、エドガーよろしくな!」
「頼んだぞ」
「ああ、任された。タイガはエドガーの保護者みたいだな」
「まあ弟子みたいな感じだしな」
「へへへ、弟子か、師匠って呼ぶか?」
「いや、呼ばなくていい、対等な関係が良いしな」
「じゃあ俺のこと師匠って呼ぶか?」
「ガグって何歳?」
「26だ」
「俺と1つしか違わねーじゃん、ガグも対等が良い」
「ははは、冗談だ!師匠って柄じゃないしな!」
ガグ俺より年下だったのか。
俺よりデカいのに。
話もついたしムカつくから酒で潰してやろう。
「ガグ、俺の奢りだからじゃんじゃん飲めよ」
「おお、いいのか?どういうことだ?」
「タイガは自分が楽しむために人に酒飲ますから気にすんなよ」
「ははは!それじゃお言葉に甘えさせてもらうぞ!」
よーし乗ってきたな、楽しくなりそうだ。
1番奥の1人部屋で、以前エドガーの治療で血まみれにした部屋だ。
ちゃんと隅々綺麗にして出たので問題ないがエドガーはすこし気まずそうだった。
酒場へ降りて席に座ると適当に注文をした。
「それで、タイガの相談ってなんだ?」
ガグの方から話を切り出された。
酒飲む前がいいと思っていたので好都合だ。
「ああ、俺が明日から1月と少しの間仕事でこの街を離れることになってな、その間ガグに余裕がある時でいいからエドガーに傭兵の仕事教えてくれないかと思ってな。
エドガーにもまだ相談してないけど、2人はどうだ?」
「俺はいいぞ!剣とか弓とか鈍っちまいそうだし、1人でも討伐行くか考えてたんだ。
ガグがついててくれるなら心強いな」
「俺の方も構わんぞ!まだ暫くはBランク相当の良い依頼も少ないからな!」
「ほんとか!有難い!せっかくエドガーもやれる事が増え出したからな、解体だけで遊ばせておくのはもったいなかったんだ」
低ランクの面倒など手間だし、金にもならないから渋られるかもとは思っていたが、あっさりと了承してくれた。
ガグが頼みを聞いてくれてよかった、なんだかんだいい奴だ。
トレイやモーガンも俺と一緒に町を離れるので、本当頼れる奴がガグぐらいしか居なかった。
この街に一緒に来た傭兵のリザベルはあれ以来1度もギルドで見ていない。
遠出の依頼ばかり請けているとか言っていたので殆ど出払っているようである。
再開したら奢る約束もしたのにどうなるやら。
「2人をあまり見かけないと思っていたが解体の方で仕事をしていたのか、あまり稼げなくないか?俺も冬場なんかで傭兵仕事が極端に少ない時は解体もするが」
「そうかな、俺最近は1000ロング超える事もあるけどな!」
「そいや今日何匹捌いたんだ?」
「やっと10匹いったぜ!」
「おお、やったな!」
「いったい何を解体してるんだ?エドガーは最近登録したばかりなんだよな?」
「コボルトだせ、1匹捌けば100ロングだぞ、早く捌ければそれだけ儲かる。
タイガなんて最初に100匹近く捌いたんだよな!」
「やり過ぎると禁止になるからほどほどにな」
「そうか、下手な依頼受けるよりかは多少儲かるのか・・」
ガグは結構稼ぎをきにしているな。
ワーカーとしては当然なのだが、それ程こないだ買っていた旅人の輪が応えたんだろうか。
というかガグは普通に指に自前のはめてるな。
ちんぽにもしてんのかな?
「ガグは稼げる仕事したいんだなー」
「そりゃそうだろう」
「なんか目的はあるのか?」
「まあ、・・なくもない」
なんか急に言い淀む。大っぴらにできない使い道なのだろうか。
「ああ、そいやこないだガグに聞いた娼館役に立ったぞ、良かった。
ガグのこと受付の奴にいったら待ってるぞだとよ」
「そうか、役立ててもらって良かった!
俺ももう少し余裕が出れば行きたいのだけどなーしかし金も貯めたい、なかなかなあ」
ならなんであんな旅人の輪を買ったんだか。
いや俺も自分サイズあれば欲しくなるし欲には抗えないということか。
オーガの男はアクセサリー類で着飾る文化があるかららな。
男の象徴を飾り立てられて、効果付きの装飾品なら買わずにはいられなかったのか。
「ガグは調達とか魔物の素材狙いとかしないのか?討伐や護衛だけだと厳しくないか?」
「採集や小さな魔物の素材ぐらいならもちろんやるが、大きなやつは足がないからな。
俺のランクになると調達専門のやつはほぼチーム組んでいるし、1人での護衛仕事が多い俺はその都度調達のワーカー確保が難しいんだ」
「へーそんな事情があるんだな!」
ガグの場合は魔法に頼れないのも調達向かない要因だろう。
魔物を獲って持ち帰ろうとすると当然その場での処理が必要になってくるが、そこを素早くこなすのが調達の仕事をするものの腕の見せ所だ。
血抜きの処理や素早い素材の回収などで魔法がかなり役に立つ。
時間をかければ他の魔物も寄ってきたりする。
チームを組めば役割を分担して足りない部分を補えるのだが、現実は残酷で色々な事が出来るやつが優遇され、ガグのように力に特化した戦士は器用さがなく不人気だと聞く。
ガグがやむなくソロで討伐や護衛の仕事をしているのはこう言う事が関係しているのだと思う。
「エドガー達も稼ぎたいなら人脈作りは大事だぞ。
高ランクになると調達部門のやつの重要性がかなり高くなってくるからな」
「そこは俺がなんとでもするさ、魔法得意だしな。
ガグも何か獲ってきたいやつがあったら相談してくれていいぞ」
「本当か!それは有難いな、倒しても持ち帰れずに歯痒い思いをする事が多くてな。
俺の方が良い知り合いを得られたようだな!」
ガグには無駄に対抗意識が湧くが、それを抜きにして、ガグと組めれば受けれる依頼の幅はかなり広がる。
俺たちからしたらメリットがでかい。
「今度ガグとも仕事やってみたいぜ」
「それはすぐやるだろ、それを頼んだんだから」
「そうだった!よろしくなガグ!」
「ああ、エドガーよろしくな!」
「頼んだぞ」
「ああ、任された。タイガはエドガーの保護者みたいだな」
「まあ弟子みたいな感じだしな」
「へへへ、弟子か、師匠って呼ぶか?」
「いや、呼ばなくていい、対等な関係が良いしな」
「じゃあ俺のこと師匠って呼ぶか?」
「ガグって何歳?」
「26だ」
「俺と1つしか違わねーじゃん、ガグも対等が良い」
「ははは、冗談だ!師匠って柄じゃないしな!」
ガグ俺より年下だったのか。
俺よりデカいのに。
話もついたしムカつくから酒で潰してやろう。
「ガグ、俺の奢りだからじゃんじゃん飲めよ」
「おお、いいのか?どういうことだ?」
「タイガは自分が楽しむために人に酒飲ますから気にすんなよ」
「ははは!それじゃお言葉に甘えさせてもらうぞ!」
よーし乗ってきたな、楽しくなりそうだ。
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