99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ

文字の大きさ
41 / 63

第41話、サウンド聖国

しおりを挟む


 トラックは召喚してから、荷台を改造してテントを張りソファーを取り付けたのでテントを外した時は、まるで大きなオープンカーみたいでツバキは助手席で皆は荷台のソファーで馬車と違い、お尻も痛くならずに快適みたいだ。

 ツバキはトラックに乗るのは初めてなのでトラックの速さに驚き、俺の前世の世界の事を色々聞いて驚いて。

「マリュウスご主人様が物知りなのが分かったわ。見た目は若くても中身はそんな世界の知識を持っている99歳なので納得だわ」

「おい、俺が中身が99歳だと言う事は誰にも言うなよ。まぁ~、千年以上いきているツバキに比べたなら子供だけれどな」

 ツバキとそんな話をしているとジャンナ学園長が荷台から。

「サウンド聖国にもうすぐ着くじゃろう。このトラックは目立つので此処からは歩いて行く方が良いな」

 トラックを空間カバンに入れて歩き始めると、国境の門が見えて来て門には門番の兵士がいた。

 門番にジャンナ学園長が何か見せると門番の兵士は最敬礼をして通された。

 ジャンナ学園長はサウンド聖国では有名人で偉い人みたいだ。

 ジャンナ学園長が歩きながらサウンド聖国の事を話してくれたが、最高権力者はエルフ族の教皇でレックス・アリソンでジャンナ学園長は教皇の妹だと言いうことは王族なので驚いた。

 サウンド聖国の領内を歩いていても街や村は無く、街道を歩いる人も少なく会うのは稀なのでやはりトラックを出してトラックを走らせ、次の日の昼頃にやっと街が見えて来てトラックを空間カバンに入れて歩き出した。

 街に入る門はあるが門番はいなく住人は勝手に出入りをしている。

 街に入ると街と言うよりは集落で、家は木造で街の中には木が生い茂り、花々が咲き乱れ、まるで公園の中に家があり、普通の王都と呼ぶに相応しくない。

 サウンド聖国はエルフ族が国を支配して住人の7割がエルフ族で、人口も少なく自然を大事にして暮らしている。

 集落の中央に太さは30m高さは雲に隠れて先が見えないくらいの大木があり、その横に窓にステンドグラスの前世の教会に似た木造の大きな建物があり、その横に並んで大きな建物があった。

 ジャンナ学園長の説明によると、大木は神木で生命の樹と呼ばれている。

 教会に似た建物はアマリア女神様を祭る教会で、横の大きな建物はレックス・アリソン教皇が住む宮殿で会議場もあり、大事な事はエルフ族の長老が話し合って決めるらしい。

 ジャンナ学園長がレックス教皇に来たことを告げて、長老たちに挨拶をして来る間、待っているように言われた。

 その間、ツバキとアンとガルーダは疲れたので休んでいると言うので俺は教会を見ることにして教会の中に入ると、本物の人間に見える色を付け白い布を纏った木造のアマリア女神様に似た大きな像があったので俺が(実物はもっと綺麗だったな)と呟くと。

「ありがとう。久し振りね。私との約束を守って食料不足を改善する努力をしてくれてありがとう」

 声は間違いなくアマリア女神様の声なので。

「お久しぶりです。今は領地だけ改善しましたが、まだまだこれからです。ドラゴンを召喚出来るようにしてくれてありがとうございます。お陰でボロニァ帝国に勝てるようになりました」

「どういたしまして。マリュウスをこの世界に呼んで正解だったわ。これからもよろしくね」

 そこでアンが俺を呼びに来たので、アマリア女神様の声は聞こえなくなったのだ。

 アンが呼びに来たので教会の外に出ると、ジャンナ学園長が。

「今日は遅いので、明日に話し合いをする事になったのじゃ。今晩は王宮に泊まる事になったので婆に付いてきなさい」

 王宮の中は質素だが、久し振りに木造ならではの温かみが感じられた。

 食堂に通されて食事が出たが、野菜と果物だけで肉は出なく、料理の味はやはり薄い塩味だけでハッキリ言って不味かったのだ。

 部屋は男と女は別々の部屋で俺とガルーダは同室でガルーダの大きないびきで寝られなく、寝不足になりそうだ。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

何故か転生?したらしいので【この子】を幸せにしたい。

くらげ
ファンタジー
俺、 鷹中 結糸(たかなか ゆいと) は…36歳 独身のどこにでも居る普通のサラリーマンの筈だった。 しかし…ある日、会社終わりに事故に合ったらしく…目が覚めたら細く小さい少年に転生?憑依?していた! しかも…【この子】は、どうやら家族からも、国からも、嫌われているようで……!? よし!じゃあ!冒険者になって自由にスローライフ目指して生きようと思った矢先…何故か色々な事に巻き込まれてしまい……?! 「これ…スローライフ目指せるのか?」 この物語は、【この子】と俺が…この異世界で幸せスローライフを目指して奮闘する物語!

地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした

有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。

1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました

竹桜
ファンタジー
 誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。  その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。  男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。   自らの憧れを叶える為に。

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります

竹桜
ファンタジー
 武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。  転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。  

異世界でまったり村づくり ~追放された錬金術師、薬草と動物たちに囲まれて再出発します。いつの間にか辺境の村が聖地になっていた件~

たまごころ
ファンタジー
王都で役立たずと追放された中年の錬金術師リオネル。 たどり着いたのは、魔物に怯える小さな辺境の村だった。 薬草で傷を癒し、料理で笑顔を生み、動物たちと畑を耕す日々。 仲間と絆を育むうちに、村は次第に「奇跡の地」と呼ばれていく――。 剣も魔法も最強じゃない。けれど、誰かを癒す力が世界を変えていく。 ゆるやかな時間の中で少しずつ花開く、スロー成長の異世界物語。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~

きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。 前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。

処理中です...