99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ

文字の大きさ
40 / 63

第40話、大陸を見て回る

しおりを挟む


 ジャンナ学園長とアマリア女神の聖地のあるサウンド聖国と獣人族の集落を回ってボロニァ帝国との戦いに協力するように交渉する使者になった。

 アネット以外の人にはツバキがボロニァ帝国を壊滅させると言っていないが、ツバキのお陰で余裕をもって見て回る事が出来る。

 ジャンナ学園長は準備があるらしく出発は2週間後になり、俺はその間に領地にトンボ帰りをして留守の間は心配している母上にツバキの事と訳を言うと母上が。

「マリュウスがこの国を救うのね。もしかしたなら救世主なので英雄と呼ばれるかも知れないわね」

「救うのはドラゴンで俺じゃないよ」


 1週間後に俺専用のトラックを召喚してサウンド聖国に向かった。

 いつものようにアンとガルーダも同行している。

 サウンド聖国はサンビア王国の東側にあり馬車なら10日かかるがトラックなら半分の5日で着くだろう。

 獣人族の集落はガルーダに聞くとボロニァ帝国に近い森の中にあるらしいが、ボロニァ帝国の奴隷狩りにあい、人口は1万人くらいに減ったと言っていた。

 道中魔獣や盗賊が出たが、俺の使い魔の鷲魔獣のゴロウとゴーレムのロボコンが蹴散らして俺たちは見ていただけだ。

 お陰で旅は快適で雄大なナイアガラ滝に似た滝や大きな湖、グランドキャニオン国立公園に似た雄大な景色などを見ながら旅を続けている。

 アンは領地から出るのはキィウ王都に出ただけなので見る物全てが初めてで歓声を上げている。


 だが良い事ばかりではなく、空飛ぶ魔獣のワイバーン5匹が出た時は鷲魔獣のゴロウでは倒すのは無理で流石にツバキを召喚したが、ツバキが。

「何かと思ったがワイバーンが出たのですか。私の実力を見せるいい機会だわ」

 
 ツバキがブレスを放ったが、その威力は凄まじく500m先を飛んでいた5匹のワイバーンを一瞬で焼いて灰にしてしまったのだ。

 ドラゴンの凄まじいブレスに驚いていると、始めて見るドラゴンにジャンナ学園長が思わず年齢を言い。

「婆は400年以上生きているがドラゴンを見るのは初めてじゃ。もしかしたならマリュウスが召喚したのか? 」

 
 しまった! ドラゴンを召喚したのがバレテしまったので仕方ないので。

「はい、ボロニァ帝国との戦いに備えて召喚しました」

「婆は長い事生きているがドラゴンは伝説の生き物で本当にいるとは思わなかった。だがマリュウスどうして隠しておいたのじゃ」

「アネット王女様が高位の貴族に裏切者がいてボロニァ帝国に情報を流していると聞き隠していました」

「そうなのか。婆にだけでも教えてくれたらわざわざサウンド聖国に行かなくて良かったのに。今から引き返そうか」

 俺は大陸を見て回る事が出来なくなるので。

「大陸を見て回る良い機会なので行きましょう」

「それもそうじゃな。それも良いな。遊旅と洒落こもうかのぅ~」

 空を飛んでいるドラゴンのツバキは前は闇夜で見えなかったが今見ると、荘厳で神秘的で言葉では表せないくらいだ。

 
 ツバキが地上に降りて来て絶世の妖艶な美女に人化すると、アンは口をアングリとあけて、ガルーダは腰を抜かして驚いている。

 人化したツバキが何事もなかったように。

「何処にいくの? 」

 俺が訳を話すと。

「それなら私も久し振りに旅を楽しむ為に一緒に行くわ」

 こうして俺は大陸を見て回る事になったのである。
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

何故か転生?したらしいので【この子】を幸せにしたい。

くらげ
ファンタジー
俺、 鷹中 結糸(たかなか ゆいと) は…36歳 独身のどこにでも居る普通のサラリーマンの筈だった。 しかし…ある日、会社終わりに事故に合ったらしく…目が覚めたら細く小さい少年に転生?憑依?していた! しかも…【この子】は、どうやら家族からも、国からも、嫌われているようで……!? よし!じゃあ!冒険者になって自由にスローライフ目指して生きようと思った矢先…何故か色々な事に巻き込まれてしまい……?! 「これ…スローライフ目指せるのか?」 この物語は、【この子】と俺が…この異世界で幸せスローライフを目指して奮闘する物語!

地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした

有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。

1つだけ何でも望んで良いと言われたので、即答で答えました

竹桜
ファンタジー
 誰にでもある憧れを抱いていた男は最後にただ見捨てられないというだけで人助けをした。  その結果、男は神らしき存在に何でも1つだけ望んでから異世界に転生することになったのだ。  男は即答で答え、異世界で竜騎兵となる。   自らの憧れを叶える為に。

異世界でまったり村づくり ~追放された錬金術師、薬草と動物たちに囲まれて再出発します。いつの間にか辺境の村が聖地になっていた件~

たまごころ
ファンタジー
王都で役立たずと追放された中年の錬金術師リオネル。 たどり着いたのは、魔物に怯える小さな辺境の村だった。 薬草で傷を癒し、料理で笑顔を生み、動物たちと畑を耕す日々。 仲間と絆を育むうちに、村は次第に「奇跡の地」と呼ばれていく――。 剣も魔法も最強じゃない。けれど、誰かを癒す力が世界を変えていく。 ゆるやかな時間の中で少しずつ花開く、スロー成長の異世界物語。

【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~

月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』 恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。 戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。 だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】 導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。 「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」 「誰も本当の私なんて見てくれない」 「私の力は……人を傷つけるだけ」 「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」 傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。 しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。 ――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。 「君たちを、大陸最強にプロデュースする」 「「「「……はぁ!?」」」」 落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。 俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。 ◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!

クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。 ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。 しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。 ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。 そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。 国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。 樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

処理中です...