異世界ファンタジーまとめ【短編集】

テタの工房

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会社員が異世界で皇子様の仕事手伝ってます!

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東京の殺伐としたオフィス街で、ひたすらエクセルと格闘していた蒼井美咲(あおい みさき)は、ある日突然、異世界に飛ばされた。

目の前には、輝く太陽と、見慣れない植物が生い茂る森が広がっていた。そして、隣には、いつも一緒に残業をしていた会社の同僚、小鳥遊葵(たかなし あおい)が、呆然とした顔で立っていた。

「葵ちゃん… ここ…どこ?」

美咲が震える声で尋ねると、葵は肩をすくめた。

「全くわかんない… さっきまで、あのクソ上司のプレゼン資料直してたのに…」

二人は、謎の光に包まれた後、意識を失っていたらしい。何が起きたのか、さっぱり理解できない。

しばらく森の中を彷徨っていると、立派な城壁に囲まれた街に出くわした。中世ヨーロッパのような雰囲気の街並みは、美咲と葵を圧倒した。

街で出会ったのは、見目麗しい青年だった。金色の髪に、青い瞳。まるで絵画から飛び出してきたような王子様だった。

「お二人は、一体…?」

王子様は、優しげな微笑みを浮かべながら、二人に声をかけた。彼は、この国の第二皇子、レオだった。

レオは、美咲と葵が異世界に召喚されたことを説明した。そして、二人がこの世界に来たのは、彼を助けるためだと。

「実は、私の国は、隣国との戦争の危機に瀕しているのです。お二人は、不思議な力を持っているようで… 私の側で、国を助けていただけませんか?」

レオの言葉に、美咲と葵は言葉を失った。異世界転生、しかも王子様の側近として働くなんて、まるで夢の中だ。

「…えっと、仕事ですか?」

美咲が、思わず口にした言葉に、レオは少し困った表情をした。

「…そうですね、ある意味、仕事と言えるかもしれません。」

こうして、美咲と葵は、皇子レオの側近として働くことになった。最初は戸惑いもあったが、すぐに慣れた。

美咲は、現代社会で培った事務能力を活かし、レオの書類仕事を手伝ったり、予算管理をしたりした。葵は、意外にも、魔法の才能を発揮し、レオの護衛として活躍した。

最初は、王子様の仕事なんて優雅なものだと想像していた美咲だが、現実は違った。書類の山は高く、会議は長かった。そして、レオは、意外と気難しい一面もあった。

「美咲さん、この書類、今日中に仕上げてください!」

「は、はいっ!」

美咲は、必死に仕事をした。まるで、日本の会社で働いている時と変わらない忙しさだった。

しかし、この異世界での生活には、日本の会社生活にはない魅力もあった。

美しい自然、美味しい料理、そして、レオをはじめとする、温かい人々。

特に、レオとの関係は、徐々に変化していった。最初は、仕事仲間としてしか見ていなかった美咲だったが、レオの優しさや、時に見せる子供っぽい一面に触れるうちに、惹かれていくようになった。

ある日、レオは美咲に、真剣な表情で言った。

「美咲さん、あなたがいなければ、私はどうなっていただろうか…」

その言葉に、美咲は胸が締め付けられるような思いを感じた。

そして、葵も、異世界での生活を楽しんでいた。魔法の修行に励み、実力をつけ、レオの護衛として活躍する中で、自信をつけていった。

ある日、隣国との戦争が始まった。美咲と葵は、レオと共に戦場へと赴いた。

魔法と、現代の知識を駆使して、美咲と葵は、戦場で活躍した。そして、見事、勝利を収めた。

戦争が終わった後、美咲と葵は、レオから感謝された。そして、レオは、美咲に、ある提案をした。

「美咲さん、私と結婚してください。」

美咲は、驚きと喜びで言葉を失った。まさか、異世界で王子様と結婚することになるとは、思ってもみなかった。

こうして、美咲と葵は、異世界で幸せな日々を送ることになった。日本の会社生活とは全く違う、自由で、充実した人生だった。

もちろん、仕事はあった。しかし、それは、苦痛ではなく、喜びだった。レオと共に、国を治め、人々を幸せにする仕事は、美咲と葵にとって、最高の仕事だった。

そして、二人は、互いに支えあい、助けあいながら、幸せな家庭を築いていった。異世界での生活は、最初は戸惑いもあったが、結果的には、美咲と葵にとって、最高の転機となったのだ。
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