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#第八話 #自然体 #私
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『——試練:相手の素敵な写真を撮ってみよう!』
とある休日。街路樹の葉がほんのり色づいて、秋が深まってきた頃。
近所のコンビニ前で待ち合わせていた二人のスマホが震えた。揃って画面を確認する。
いつもの巫女キャラクターが現れると、『撮った写真はぜひ奉納してくださいね!』と可愛く微笑んでいた。
「前にも同じようなことやったわよね?」
「いや、今回のは俺が蒼依の写真を撮って、蒼依が俺の写真を撮るらしい。ここにそう書いてあるぞ」
春樹が蒼依に、試練内容が書かれた吹き出しを見せる。しばらくすると、画面横から、木札を持った巫女キャラがとことこ歩いてきた。
「このキャラ、地味だけど可愛いよな」
「表情がころころ変わるのが可愛い。応援してくれてる感じがする」
画面の中央にやってくると、木札を立ててから、くるっと回るようなモーションの後に、『お互いの素敵な瞬間を見つけてくださいね!』という文字を指さしてから、両手を嬉しそうに合わせていた。
「春樹の素敵な瞬間って、どうすれば良いんだろう」
「そこまで悩まなくてもいいだろ。適当にポーズでも撮って、それっぽい写真を送ればいいんじゃないか」
「……適当って、なんか嫌。私、ちょっと飲み物買ってくるから」
不満そうにつぶやいた蒼依が、コンビニの中へと入っていった。
春樹はその姿を見送ってから、再び画面を確認する。
「写真か。普段の様子が分かるようなのがいいと思うんだけど」
「どうせなら、可愛く撮ってあげた方がいいのか」
春樹は、蒼依の様子を思い浮かべてみる。
すぐに目線を外す癖。恥ずかしさがうつむき加減に、分かりやすく現れる姿。腕を組みながら、そっぽを向く様子。
「……嫌がりそうだな、これ」
「だったら、もっと良いところを思い浮かべてみよう」
肩くらいまでの透明感のある髪。黄色みが強いので、光を通すことで亜麻色のように見える。
肌の色素が薄く、紅潮した様子が分かりやすい。小ぶりな耳や、綺麗な鼻筋を見ると、たまに春樹は、ただの幼なじみであることを忘れてしまいそうにもなるが、蒼依にそれを素直には伝えられそうもなかった。
「もう、春樹っ! さっきから何度も話しかけてたのに!」
袖を引かれる感覚で、春樹は現実へと引き戻される。
「ごめん。蒼依のことを考えてた」
「どんな写真を撮ろうかって思ったら、色んな姿が浮かんできちゃって」
その言葉の後、ペットボトルの紅茶を片手に持っていた蒼依の顔が紅潮する。
うつむきながら、蒼依は小さくつぶやいた。
「だから、そんなに真剣な目をしてたんだ」
「なら、私が春樹の最高の瞬間を撮ってあげる。春樹になんて、絶対に負けないんだから」
蒼依が笑顔で宣言する。春樹はその言葉を聞いて、また勝負かよ、と呆れつつも、いつも通りの姿に安心していた。
「ほら、さっさと公園に移動しましょう」
ペットボトルの紅茶を片手に、何だか上機嫌な蒼依を見ながら、春樹はこの瞬間もこっそり写真に残しておくことにするのだった。
◇
近くの公園に移動すると、色づききらない優しい緑が心を和ませた。散歩をする家族連れやカップルが行き交う中で、何だか二人も、そんな穏やかな風景の一部になっているかのように感じていた。
「ねぇ、春樹。今すぐ最高の瞬間をお願い」
蒼依が催促するように、隣から春樹の顔を見上げる。
「無茶を言うな。さっきの言葉はどうしたんだよ」
「良い写真になりそうな瞬間っていうのは、ここに来るまでにもあったんだけど。でも最高の瞬間って言われちゃうと、ちょっと迷っちゃうし」
「絶対に負けないって、言ってたのにな」
「何よ、もう」
春樹がからかい気味に答えると、蒼依の眉間がすこし寄った。
「あれは春樹があまりにも真剣だったから、というか、どうせぼーっとしてるだけだと思ったのに、なんか違ってたっていうか」
「だから、特に深い意味なんてないの!」
「いつもの勝負ってわけね」
「そ、そういうこと。分かればいいの、分かれば」
歩幅を広げた蒼依の背中を見ながら、公園内の並木通りをしばらく歩いていくと、東西通りとの交差点が現れる。
「この辺がいいんじゃないか」
「そうね。風が気持ちいいかも」
春樹は、ソメイヨシノから、銀杏に切り替わった並木道を見ながら、ほんの少し色づき始めた葉の様子に、蒼依の亜麻色の髪の雰囲気を重ね合わせるように見ていた。
「じゃあ、俺が先に撮っちゃおうかな。蒼依の良い瞬間なんて、簡単に撮れそうだし」
「なんか気取ってるみたいで、すっごく恥ずかしいかも」
春樹はスマホを蒼依に向ける。しかし照れているからか、すぐに横を向いてしまった。
「無理しなくていいよ。いつもの蒼依でいいから」
「別に無理なんてしてない。でも、どうしたらいいの」
蒼依は所在なさげに佇んでみたり、あちこち移動してみたり、ベンチに座ってみたりしたが、春樹の指は動かない。
「もう、知らない。何だっていい」
何も考えずに、ただその場で蒼依が立っていると、春樹の指が自然とスマホの画面に向かった。
「なんだよ、意外と絵になるじゃんか……」
秋風がふわりと亜麻色の髪を揺らしながら、柔らかな陽の光が、蒼依の顔を綺麗に映し出す。
何気なく銀杏の並木前に立っていたその姿が、妙に自然で、蒼依らしかったというか——
「おい、そのままちょっと止まっててくれ」
「分かった。落ち着かないな、これ……」
「いいから、じっとしてて」
蒼依はすこし戸惑いながらも、言われた通りにその場に止まる。春樹はスマホを構えて、そんな一瞬を切り取った。
「上手く撮れた気がする。蒼依っぽいよな、これ」
画面には、風に髪を揺らしながら、困惑しているような蒼依の姿。なんだか不思議と、どこか儚くも見える。
「ほら、撮れたぞ。いつもはうるさい蒼依が、たまに見せるこんな姿」
「一言余計。何これ。私、こんな顔してた?」
春樹がスマホを見せると、蒼依は驚いたような顔をする。
「自然体で、美少女って感じだったぞ」
「なっ……! し、自然体とか言わなくていい!」
蒼依は慌てながら、手でスマホの画面を隠すような仕草をしてから、恥ずかしそうにうつむいていた。
「次は私の番。春樹の良い瞬間を絶対に撮ってやるんだから」
蒼依がスマホを構える。その視線は真剣そのものだったが、春樹は何だか落ち着かない。
「動いてみて。なんか自然な感じで」
「動くって……どうすればいいんだよ」
「適当に笑ったり、ポーズ取ったり。変にカッコつけるのは、あんまり春樹らしくないかも」
スマホの画面を見つめる蒼依に、春樹は苦笑する。とりあえずベンチに座ってみたのだが、蒼依は首を傾げながら、ちょっと違うなとつぶやいていた。
「笑顔が撮りたいんだけど。笑ってよ、春樹」
「笑えって言われて、笑うのは難しくないか。蒼依がなんか面白いこと言ってくれれば、思わず笑っちゃうかも」
「言うわけないでしょ、このバカ春樹」
真剣に画面を見ながら、蒼依がすこし口を尖らせる。そんな様子に、思わず春樹が笑ってしまった時、シャッター音が響いたのだった。
「良いのが撮れた。春樹らしい写真になったと思う」
「どれどれ……」
画面には、緩んだ顔の春樹が写っていた。どこか自然で、肩の力が抜けたような。
蒼依から見ると、普段の姿ってこんな感じなのかもな、と思わせる一枚だった。
「春樹って、よくこんな顔をしてる。真剣なところも撮りたかったけど、こっちがいいと思ったから」
「悪くないと思う。いや、むしろ、結構いい」
春樹が褒めると、蒼依はすこし驚いた顔をした。互いの肩を近づけながら、蒼依の耳先が、ほんのすこし赤くなっているのが、春樹の印象に残っていた。
「ここをタップすると、写真が奉納されるんだって。解析されて、感情値や関係の推定にも使われるみたい」
「そんなことも分かるんだ。何でもお見通しみたいで、ちょっと怖いかも」
お互いの写真をアップロードし終えると、スマホが震え、新たな通知が表示された。
『試練クリア! 絆が深まりました。春樹の恋ごころ+30、蒼依の恋ごころ+30』
いつものように巫女キャラクターが現れると、『とっても素敵な写真ですね』という木札を掲げていた。
「なんか緊張したかも。喉、乾いちゃった」
「蒼依、ちょっとそのままで」
蒼依がペットボトルの紅茶に口をつける。その姿を眺めながら、春樹はこの瞬間も写真に収めておこうとしたのだが。
「も、もう! 試練は終わったでしょ。後で消しておいて」
「でも良い写真だぞ、ほら」
「なっ……へ、変なこと言わないでよ!」
蒼依が顔を赤くして、ふんっとそっぽを向いたのを見て、春樹はまた笑ってしまったのだった。
とある休日。街路樹の葉がほんのり色づいて、秋が深まってきた頃。
近所のコンビニ前で待ち合わせていた二人のスマホが震えた。揃って画面を確認する。
いつもの巫女キャラクターが現れると、『撮った写真はぜひ奉納してくださいね!』と可愛く微笑んでいた。
「前にも同じようなことやったわよね?」
「いや、今回のは俺が蒼依の写真を撮って、蒼依が俺の写真を撮るらしい。ここにそう書いてあるぞ」
春樹が蒼依に、試練内容が書かれた吹き出しを見せる。しばらくすると、画面横から、木札を持った巫女キャラがとことこ歩いてきた。
「このキャラ、地味だけど可愛いよな」
「表情がころころ変わるのが可愛い。応援してくれてる感じがする」
画面の中央にやってくると、木札を立ててから、くるっと回るようなモーションの後に、『お互いの素敵な瞬間を見つけてくださいね!』という文字を指さしてから、両手を嬉しそうに合わせていた。
「春樹の素敵な瞬間って、どうすれば良いんだろう」
「そこまで悩まなくてもいいだろ。適当にポーズでも撮って、それっぽい写真を送ればいいんじゃないか」
「……適当って、なんか嫌。私、ちょっと飲み物買ってくるから」
不満そうにつぶやいた蒼依が、コンビニの中へと入っていった。
春樹はその姿を見送ってから、再び画面を確認する。
「写真か。普段の様子が分かるようなのがいいと思うんだけど」
「どうせなら、可愛く撮ってあげた方がいいのか」
春樹は、蒼依の様子を思い浮かべてみる。
すぐに目線を外す癖。恥ずかしさがうつむき加減に、分かりやすく現れる姿。腕を組みながら、そっぽを向く様子。
「……嫌がりそうだな、これ」
「だったら、もっと良いところを思い浮かべてみよう」
肩くらいまでの透明感のある髪。黄色みが強いので、光を通すことで亜麻色のように見える。
肌の色素が薄く、紅潮した様子が分かりやすい。小ぶりな耳や、綺麗な鼻筋を見ると、たまに春樹は、ただの幼なじみであることを忘れてしまいそうにもなるが、蒼依にそれを素直には伝えられそうもなかった。
「もう、春樹っ! さっきから何度も話しかけてたのに!」
袖を引かれる感覚で、春樹は現実へと引き戻される。
「ごめん。蒼依のことを考えてた」
「どんな写真を撮ろうかって思ったら、色んな姿が浮かんできちゃって」
その言葉の後、ペットボトルの紅茶を片手に持っていた蒼依の顔が紅潮する。
うつむきながら、蒼依は小さくつぶやいた。
「だから、そんなに真剣な目をしてたんだ」
「なら、私が春樹の最高の瞬間を撮ってあげる。春樹になんて、絶対に負けないんだから」
蒼依が笑顔で宣言する。春樹はその言葉を聞いて、また勝負かよ、と呆れつつも、いつも通りの姿に安心していた。
「ほら、さっさと公園に移動しましょう」
ペットボトルの紅茶を片手に、何だか上機嫌な蒼依を見ながら、春樹はこの瞬間もこっそり写真に残しておくことにするのだった。
◇
近くの公園に移動すると、色づききらない優しい緑が心を和ませた。散歩をする家族連れやカップルが行き交う中で、何だか二人も、そんな穏やかな風景の一部になっているかのように感じていた。
「ねぇ、春樹。今すぐ最高の瞬間をお願い」
蒼依が催促するように、隣から春樹の顔を見上げる。
「無茶を言うな。さっきの言葉はどうしたんだよ」
「良い写真になりそうな瞬間っていうのは、ここに来るまでにもあったんだけど。でも最高の瞬間って言われちゃうと、ちょっと迷っちゃうし」
「絶対に負けないって、言ってたのにな」
「何よ、もう」
春樹がからかい気味に答えると、蒼依の眉間がすこし寄った。
「あれは春樹があまりにも真剣だったから、というか、どうせぼーっとしてるだけだと思ったのに、なんか違ってたっていうか」
「だから、特に深い意味なんてないの!」
「いつもの勝負ってわけね」
「そ、そういうこと。分かればいいの、分かれば」
歩幅を広げた蒼依の背中を見ながら、公園内の並木通りをしばらく歩いていくと、東西通りとの交差点が現れる。
「この辺がいいんじゃないか」
「そうね。風が気持ちいいかも」
春樹は、ソメイヨシノから、銀杏に切り替わった並木道を見ながら、ほんの少し色づき始めた葉の様子に、蒼依の亜麻色の髪の雰囲気を重ね合わせるように見ていた。
「じゃあ、俺が先に撮っちゃおうかな。蒼依の良い瞬間なんて、簡単に撮れそうだし」
「なんか気取ってるみたいで、すっごく恥ずかしいかも」
春樹はスマホを蒼依に向ける。しかし照れているからか、すぐに横を向いてしまった。
「無理しなくていいよ。いつもの蒼依でいいから」
「別に無理なんてしてない。でも、どうしたらいいの」
蒼依は所在なさげに佇んでみたり、あちこち移動してみたり、ベンチに座ってみたりしたが、春樹の指は動かない。
「もう、知らない。何だっていい」
何も考えずに、ただその場で蒼依が立っていると、春樹の指が自然とスマホの画面に向かった。
「なんだよ、意外と絵になるじゃんか……」
秋風がふわりと亜麻色の髪を揺らしながら、柔らかな陽の光が、蒼依の顔を綺麗に映し出す。
何気なく銀杏の並木前に立っていたその姿が、妙に自然で、蒼依らしかったというか——
「おい、そのままちょっと止まっててくれ」
「分かった。落ち着かないな、これ……」
「いいから、じっとしてて」
蒼依はすこし戸惑いながらも、言われた通りにその場に止まる。春樹はスマホを構えて、そんな一瞬を切り取った。
「上手く撮れた気がする。蒼依っぽいよな、これ」
画面には、風に髪を揺らしながら、困惑しているような蒼依の姿。なんだか不思議と、どこか儚くも見える。
「ほら、撮れたぞ。いつもはうるさい蒼依が、たまに見せるこんな姿」
「一言余計。何これ。私、こんな顔してた?」
春樹がスマホを見せると、蒼依は驚いたような顔をする。
「自然体で、美少女って感じだったぞ」
「なっ……! し、自然体とか言わなくていい!」
蒼依は慌てながら、手でスマホの画面を隠すような仕草をしてから、恥ずかしそうにうつむいていた。
「次は私の番。春樹の良い瞬間を絶対に撮ってやるんだから」
蒼依がスマホを構える。その視線は真剣そのものだったが、春樹は何だか落ち着かない。
「動いてみて。なんか自然な感じで」
「動くって……どうすればいいんだよ」
「適当に笑ったり、ポーズ取ったり。変にカッコつけるのは、あんまり春樹らしくないかも」
スマホの画面を見つめる蒼依に、春樹は苦笑する。とりあえずベンチに座ってみたのだが、蒼依は首を傾げながら、ちょっと違うなとつぶやいていた。
「笑顔が撮りたいんだけど。笑ってよ、春樹」
「笑えって言われて、笑うのは難しくないか。蒼依がなんか面白いこと言ってくれれば、思わず笑っちゃうかも」
「言うわけないでしょ、このバカ春樹」
真剣に画面を見ながら、蒼依がすこし口を尖らせる。そんな様子に、思わず春樹が笑ってしまった時、シャッター音が響いたのだった。
「良いのが撮れた。春樹らしい写真になったと思う」
「どれどれ……」
画面には、緩んだ顔の春樹が写っていた。どこか自然で、肩の力が抜けたような。
蒼依から見ると、普段の姿ってこんな感じなのかもな、と思わせる一枚だった。
「春樹って、よくこんな顔をしてる。真剣なところも撮りたかったけど、こっちがいいと思ったから」
「悪くないと思う。いや、むしろ、結構いい」
春樹が褒めると、蒼依はすこし驚いた顔をした。互いの肩を近づけながら、蒼依の耳先が、ほんのすこし赤くなっているのが、春樹の印象に残っていた。
「ここをタップすると、写真が奉納されるんだって。解析されて、感情値や関係の推定にも使われるみたい」
「そんなことも分かるんだ。何でもお見通しみたいで、ちょっと怖いかも」
お互いの写真をアップロードし終えると、スマホが震え、新たな通知が表示された。
『試練クリア! 絆が深まりました。春樹の恋ごころ+30、蒼依の恋ごころ+30』
いつものように巫女キャラクターが現れると、『とっても素敵な写真ですね』という木札を掲げていた。
「なんか緊張したかも。喉、乾いちゃった」
「蒼依、ちょっとそのままで」
蒼依がペットボトルの紅茶に口をつける。その姿を眺めながら、春樹はこの瞬間も写真に収めておこうとしたのだが。
「も、もう! 試練は終わったでしょ。後で消しておいて」
「でも良い写真だぞ、ほら」
「なっ……へ、変なこと言わないでよ!」
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