幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第二章 職業の力

第十七話 やっぱり人見知りだった

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馬車で学園に向かっている最中
ミュウはこれでもかと話していた

ミュウ「アリアンが一緒に来てくれるなんて本当に嬉しいよ」

アリアン「そ…そうか?あたいも本当は行きたかったんだけど…」

ミュウ「ううん、気にしないで、でも今度からは一緒に行って欲しいなぁ」ちら

アリアン「まぁ、気が向いたらな」

最初はアリアンと話していたミュウだったが話に区切りがつくとすぐさまエイトの方に向き直る

ミュウ「それでさ!」くる

エイト「お…おう;」

ミュウ「今日お昼作ってくれた!?」

エイト「ああ…今日はちょっと寝坊しちゃって…明日作るから」

ミュウ「んもう!寝坊は駄目だよ!健康に悪いんだから」

エイト.アリアン((それ、君が言う?))

つい先程シルフィに叩き起こされた筈なのにこの言いようはある意味で凄い

シルフィ「…へぇ?」

ミュウ「ひう!?」

シルフィ「毎朝起こさないと起きないくせに?」

ミュウ「う!」

シルフィ「食事も貴族としてのマナーもなく、着替えも下手、すぐに忘れ物をして、さらに馬鹿…の人が素晴らしい話をするんですね?」

ミュウ「あ、う、く、ひぅ…」

しかし、シルフィの一言でその全てが終わり
シルフィは圧倒的強者として、ミュウの前に立ち塞がり、全てを論破していく

シルフィ「フフフッ」

ミュウ「うううう…」

この光景がなんとも微笑ましく
エイトとアリアンはその姿を学園に着くまで見ていた

——————————————————————
学園に近づくにつれて、ミュウの口数も減っていき、窓の様子をちょくちょく見るようになった

いつもと違い人が多く、馬車から降りるとその目線がとても多い事がわかる

エイト「うわ、恥ずかしいなぁこれ」

アリアン「そっか?」

エイト「今ため口使ってるけど、俺は平民だからな?」

貴族と違い、そう言った事に慣れているわけではない、いつもは見る方なのである意味で新鮮な気分だ

シルフィ「では、またいつもの時間帯に」

「かしこまりました」

そう言って馬車は去って行った
そうなると野次馬も自然と減っていき、他の人と特に変わらない…のだが

ミュウ「………」ギュッ

エイト「あー…ミュウさん?」

ミュウ「………何?」

エイト「…離してくれません?」

ミュウ「…やだ」

降りてからずっとエイトの袖を掴み、他の人から隠れながら歩くミュウに、他の人たちの目線がいく
それが更に悪化させていき、今度はアリアンも捕まる

アリアン「…お前…まだ治ってないのか?」

ミュウ「………うるさい」

この行為に慣れているのか、アリアンはため息を溢す

エイト「えーと?ミュウのこれは?」

シルフィもちょうど良い具合に死角を作りミュウが少し安心している時にエイトは質問する

アリアン「…まぁ見ての通り…あれだ」

「………?」チラッ

ミュウ「………ひぅ!?」

他の人が見ると、すくみ上がりエイト達の影に隠れる
エイトもなんとなく理解する

エイト「人見知り…か?極度の」

シルフィ「ええ、なのでご友人もアリアン様しかおりません」

通りで話す人を見かけないわけだ、カイトも原因の一つだろうが、それにしても全く話さないのには違和感があった

エイト「でも、俺はほぼ初対面なのに平気だったな?」

もしミュウが本当に人見知りなら、エイトにすら話せない筈だ、それなのにこうして普通に話しているのだ

ミュウ「え…エイトは特別…なんか、昔から一緒にいたような感じだったから…」

シルフィ「まぁ、とりあえず、ミュウ様は私達以外とはまともに話せないコミュ力0の女…ということです」

ミュウ自身も、なぜエイトには普通に話せるのかよくわからないみたいなので、シルフィが簡潔に教えてくれる
ミュウも否定したかったが、シルフィが死角を作るのをやめようとするので諦める

ミュウ「わ…私はただ、き…緊張で上手く話せないだけ…は…話そうと思えばできゅる…////////」

それでもなんとか自分の威厳(ほぼない)を取り戻そうと言うが、途中で噛んでしまい

シルフィ「なら、そこにいる人達に挨拶してきてください…1人で」

シルフィの言葉も出来ず、エイトとアリアンの背中を涙で濡らしながら、教室に向かった

——————————————————————
カクヨムでも作品(過去作)を出そうと思います。
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