幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

文字の大きさ
326 / 680
第9章 外伝2 〜英雄〜

第三百十七話 とある森にて

しおりを挟む
~とある森林地帯にて~

「オークの群れを発見したと言う場所はここか?」

「うん、確かそうだった筈よ、エイト?」

エイト達はオーク討伐する為に出没地に来たわけだが…

「シルフィ、居場所とかわかる?」

「いいえミュウ様、殺気もないのでまだこの近くにはいないと思います。」

「そっか…」

森の中は鬱蒼うっそうとしており、いくらSランクとは言え、人間の視覚には限界がある為、見つけるのには少し時間がかかる。

「あの、兄様」

「ん?」

そんな中、アリアはエイトに声をかける
何か言いたい事があるのだろう。

「オークの群れを発見したいんですよね?」

「ああ、俺とミュウの"引き継ぎ"と"ダウンロード"はデメリットもあるから、いざって時以外は使いたくないんだ。」

「デメリット?」

アリアは興味津々で聞いてくる、シルフィが気配を感じないと言う事は奇襲される心配はないと言う事だ。

そもそもエイトとミュウの能力を知らないので一応説明しておく。

「ああ、俺の"引き継ぎ"は自分の知っている能力を"引き継ぐ"事が出来る、つまりその能力を知っていれば、使える事が出来るんだ。」

「それの何処にデメリットがあるんですか?兄様?」

聞いた限りだと、メリットしかないが?と思うアリアだが、エイトは苦笑いしながら言う。

「デメリットはその能力を完全に理解していなければ、効果はない事、そしてその負担は減らないと言う事。」

例えば炎の魔法を使う時はその原理や魔法陣等を理解していなければ使えないし。

体への負担が大きいものも、そのまま"引き継ぐ"為、こう言った戦闘と関係ない時はあまり使いたくないのだ。

「次は私ね、私の"ダウンロード"は文字通りその能力をダウンロードして自分のものに出来るの、メリットはエイトと同じね。」

「ミュウ姉様の能力のデメリットは?」

「デメリットはダウンロードには時間がかかる事、事前もってやっていれば良いんだけど、索敵魔法とかは範囲の設定や敵や味方の感知等、結構細かい事が多いから予想以上に時間がかかるの。」

だから使いたくない、と言うより、奇襲された時などの為に攻撃系や回復系をダウンロードしといた方が効率がいいのだ。

「兄様とミュウ姉様の能力ってメリットだけじゃないんですね。」

「そりゃあねぇ、デメリットも何にもないメリットだけのものなんてこの世にないよ。」

「シャンプーはあるけどね?」

「🧴ブシュー」

「眼がァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

「何やってんだよ、ミュウ、シルフィ…」

エイト、アリア、エルが冷や汗をかきながら地面で暴れ回るミュウを見つめる。

シルフィは「フンス!」としてやったりと言う顔をしている。

「大丈夫か?ミュウ?」

「眼が…目がぁぁぁぁ…」

エイトがミュウの側にしゃがんでミュウを抱き寄せる、ミュウは目を瞑り、涙を流しながら、エイトに抱きつく。

「全く…シルフィも今はオーク討伐の依頼を受けている最中なんだから、ふざけない。」

「すいませんでした。」

と、素直に謝罪する、そのあと少し間を開けて、アリアが話始める。

「あの、それでなんですけど。」

「ん?どうしたんだアリア?」

「ワシが索敵してやるのじゃ!」

「え?」

先程からずっと黙っていたエルが突然魔法陣を展開する。

「エルちゃん!?」

「主様、見るのじゃ!これがワシの索敵魔術じゃ!」

と言ってエルの周りから様々な文字や数字が付与された術式が展開され、それは森全体に広がった。

「…これは」

「ふむ、どうじゃ?今回は特別にワザと目立つ様にやったのじゃ!」

通りで派手に見えた訳だ、と思いつつ、エイトはエルに話しかける。

「これはエルちゃん、君がやったのか?」

「そうじゃ!ワシの魔術なのじゃ!」

そう言って尻尾をぶんぶん振って、耳をぴこぴこ動かす、どうやら褒めて欲しいようだ。

「流石だなエルちゃん、ありがとう、助かったよ。」

「うむ!もっと褒めるのじゃ!」

と、エイトは頭をなでなでしながら褒めて、エルはそれにとても喜んだ。

——————————————————————
「因みにアリアも出来るのじゃ!」

「2人とも凄いな」なでなで

「ふぁ!?…ありがとう…ございます…兄様…////」ぷしゅー
しおりを挟む
感想 755

あなたにおすすめの小説

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

処理中です...