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第9章 外伝2 〜英雄〜
第三百四十一話 救う方法
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世界を敵に回す。
それはつまり、アリアとエルの為だけに、自分達の身分、ランク、権力、全てを捨てる、と言うことだ。
「本気で言っているんですか?兄様?」
「今嘘を言ってどうするんだよ?」
アリアは震えた声でエイトに確認する、エイトは「当たり前だろ?」と言わんばかりに答える。
「ミュウ姉様、公爵家の1人娘なんですよね?次期当主になりたくないんですか?」
「ないわね、エイトと結婚する、お母様に恩返しをする、その為になるだけだから。」
アリアは次にミュウに聞く、ミュウも「興味ない」と答える。
「シルフィ姉様は公爵家のメイドなんですよね?待遇だってとても良いはずです。」
「待遇が良くても、仲間が、家族がいなければ意味はありません。」
アリアは最後にシルフィに聞く、シルフィも「どうでもいい」と答える。
「可笑しいのじゃ…人間は欲望の塊と聞いておったのに…」
「何言ってんだよエルちゃん、俺達にもあるだろ?」
「え?」
エルが驚愕しているとエイトが笑いながらエルに話しかける。
「ミュウ、シルフィ、アリア、エル、皆んなと一緒に暮らして行きたい。その欲望の為に、全てを捨てても良いと思ってるだけだよ。」
「エイトの言う通り、アリア、貴女は私にとって可愛い妹の様なものなのよ、勿論エルちゃんもね?」
「私は常に欲望に忠実です。皆様と共にいたい、だからこそここまでついてきたんです。」
ミュウとシルフィもエイトの様に答える。
アリアとエルは3人の言葉に、言葉を失う。
それはそうだろう、自分達は奴隷で、厄災と暗黒神の一部、普通の人間なら自分達の為にここまでの事はしないだろう。
「本当に…可笑しいですよ…兄様達は…」
「狂っておるのじゃ…たかがワシ達の為に…平気でそんな事を言うなぞ…」
そして、記憶はある為、人間の愚かさ、醜さ、憎たらしさがある、アリアとエルにとって、エイト達の様な人間はごく僅かしかいない、貴重で、ある意味で狂っている者達だ。
「狂ってる?何を変な事を言っているんだ?」
未だに信じられず、驚いている2人にエイトはそう言う。
「これが俺達の普通なんだよ、他の人達は、とか、普通の人はとか、そんなのはどうでもいいんだ。
これからも何度だって言ってやるよ、俺は…俺達は、アリア、エル、お前達が大好きなんだ、大切な仲間で、家族なんだ、だからこそ厄災と暗黒神と言う呪縛をどうにかしたいんだ。」
「呪縛を?」
エイトの言葉にアリアはそう反応する。
"呪縛を"とは、また新しい単語が出てきたものだ。
「ああ、厄災と暗黒神、その肩書き…と言うか、本体?がいる所為で、お前達は消える可能性がある、そうならないようにする為にはさっきも話だけど、女神達に会うか、もう2度蘇らない様にするしかないんだ。」
「エイトの言う通りね、結局の所、アリア達を救って、厄災も倒すとなるとそう言う道しかないもんね。」
「流石に人類が滅びたら生活できませんしね。」
ミュウとシルフィはエイトに便乗して言う。
確かに世界中を敵に回しても良いとは言ったが、厄災を放置すれば自分達にも危害が出るし、生活もままならなくなる。
貴族とか爵位とかはどうでも良いとしても衣食住は必要だ。
「一先ず、厄災討伐の為に旅をする、と言う目的は変更して、アリアとエル、2人を救い、厄災も倒す為に旅をするに変更だな。」
「兄様…本気なんですね?」
「ワシ達を救うとか…英雄っぽい事をするのぅ」
アリアとエルはエイトの言葉に苦笑いをする
つまり言えば厄災は倒す、けどアリアとエルは救うと言う我儘を言っているのだ。
「英雄ぽいって…エイトは英雄でしょ?」
「ま、私達の英雄、で良いんじゃないんですか?」
ミュウとシルフィも苦笑いをしながらそう言う、その姿を見てエイトは少し不貞腐れる。
「全く…旅はまだまだ続くんだから、さっさと寝るぞ。」
——————————————————————
続く。
それはつまり、アリアとエルの為だけに、自分達の身分、ランク、権力、全てを捨てる、と言うことだ。
「本気で言っているんですか?兄様?」
「今嘘を言ってどうするんだよ?」
アリアは震えた声でエイトに確認する、エイトは「当たり前だろ?」と言わんばかりに答える。
「ミュウ姉様、公爵家の1人娘なんですよね?次期当主になりたくないんですか?」
「ないわね、エイトと結婚する、お母様に恩返しをする、その為になるだけだから。」
アリアは次にミュウに聞く、ミュウも「興味ない」と答える。
「シルフィ姉様は公爵家のメイドなんですよね?待遇だってとても良いはずです。」
「待遇が良くても、仲間が、家族がいなければ意味はありません。」
アリアは最後にシルフィに聞く、シルフィも「どうでもいい」と答える。
「可笑しいのじゃ…人間は欲望の塊と聞いておったのに…」
「何言ってんだよエルちゃん、俺達にもあるだろ?」
「え?」
エルが驚愕しているとエイトが笑いながらエルに話しかける。
「ミュウ、シルフィ、アリア、エル、皆んなと一緒に暮らして行きたい。その欲望の為に、全てを捨てても良いと思ってるだけだよ。」
「エイトの言う通り、アリア、貴女は私にとって可愛い妹の様なものなのよ、勿論エルちゃんもね?」
「私は常に欲望に忠実です。皆様と共にいたい、だからこそここまでついてきたんです。」
ミュウとシルフィもエイトの様に答える。
アリアとエルは3人の言葉に、言葉を失う。
それはそうだろう、自分達は奴隷で、厄災と暗黒神の一部、普通の人間なら自分達の為にここまでの事はしないだろう。
「本当に…可笑しいですよ…兄様達は…」
「狂っておるのじゃ…たかがワシ達の為に…平気でそんな事を言うなぞ…」
そして、記憶はある為、人間の愚かさ、醜さ、憎たらしさがある、アリアとエルにとって、エイト達の様な人間はごく僅かしかいない、貴重で、ある意味で狂っている者達だ。
「狂ってる?何を変な事を言っているんだ?」
未だに信じられず、驚いている2人にエイトはそう言う。
「これが俺達の普通なんだよ、他の人達は、とか、普通の人はとか、そんなのはどうでもいいんだ。
これからも何度だって言ってやるよ、俺は…俺達は、アリア、エル、お前達が大好きなんだ、大切な仲間で、家族なんだ、だからこそ厄災と暗黒神と言う呪縛をどうにかしたいんだ。」
「呪縛を?」
エイトの言葉にアリアはそう反応する。
"呪縛を"とは、また新しい単語が出てきたものだ。
「ああ、厄災と暗黒神、その肩書き…と言うか、本体?がいる所為で、お前達は消える可能性がある、そうならないようにする為にはさっきも話だけど、女神達に会うか、もう2度蘇らない様にするしかないんだ。」
「エイトの言う通りね、結局の所、アリア達を救って、厄災も倒すとなるとそう言う道しかないもんね。」
「流石に人類が滅びたら生活できませんしね。」
ミュウとシルフィはエイトに便乗して言う。
確かに世界中を敵に回しても良いとは言ったが、厄災を放置すれば自分達にも危害が出るし、生活もままならなくなる。
貴族とか爵位とかはどうでも良いとしても衣食住は必要だ。
「一先ず、厄災討伐の為に旅をする、と言う目的は変更して、アリアとエル、2人を救い、厄災も倒す為に旅をするに変更だな。」
「兄様…本気なんですね?」
「ワシ達を救うとか…英雄っぽい事をするのぅ」
アリアとエルはエイトの言葉に苦笑いをする
つまり言えば厄災は倒す、けどアリアとエルは救うと言う我儘を言っているのだ。
「英雄ぽいって…エイトは英雄でしょ?」
「ま、私達の英雄、で良いんじゃないんですか?」
ミュウとシルフィも苦笑いをしながらそう言う、その姿を見てエイトは少し不貞腐れる。
「全く…旅はまだまだ続くんだから、さっさと寝るぞ。」
——————————————————————
続く。
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