幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第10章 〜動き始めた歯車〜

第四百十七話 怪しき人影

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「実はこの街に潜伏しているDDダークデビルの幹部と思わしき人物が、街外れの遺跡で何かを企んでいるそうなの」

アイリはそう言って宿の部屋の窓を開ける、監視を続けながら話してくれているのだろう、

ちなみにこの街の外れには迷宮ダンジョンと呼ばれる場所があり、冒険者達が依頼クエストで武器や道具アイテムなどを集めたりしている。

「そこで勇者様達に調査をお願いしたいんです」

「僕達は構わないけど、君は参加しないの?」

「私は他にも仲間がいないか確認をして、もしいたら後始末をやらせていただきます」

アイリの提案には一理ある、DDダークデビルの幹部が1人でこの街にいるのはあり得ない、少なくとも何人かの部下を引き連れて来るだろう。

「…分かった、じゃあ俺達で行くよ」

「よろしくお願いします、ルクスさん」

「………ああ」

ルクスは歯切れの悪い答え方をして外に出る、アカギ、アマギも続いて外に出る。

「エイト、ミュウ、シルフィ、アリア、エル、僕達も行くよ」

「あ、はい」

「みゅ」

「分かりました」

「ではアイリさん、後はお願いします」

「アリアとアイリ、名前がにとるのぅ」

そう言って6人はアイリの部屋を後にして外に出る、ここから遺跡まではそう遠くない、アイリの言葉が正しければ、そこに「幹部」がいるのだ。

「…さて」

ミュウ達が部屋の外に出てから、アイリの表情は先程と変わって鋭い目つきに変わる、そして剣を持ってミュウ達が遺跡に行くまで部屋の中で待機し、

行った事を確認すると、アイリも外に出る、同じ様に遺跡に行くのではなく、その反対側の普通の道で待ち構える。

「…そろそろ出て来たらどうですか?」

アイリは自分の後ろにいる男に声をかける、その男は「バレていたか」と「チッ」と舌打ちをしながら現れる。

鋭い青い目と、一部が白髪となっている黒髪の男、「ブロウズ」の様に一部の髪(白髪)が前に「ぴょこん」と出ており、少し髪が長いのだろう、後ろの髪が寝癖の様にいくつかまとまって暴れている男は

アイリに話しかける

「交渉の返事は決まったか?…?」

「残念ですけど、私は貴方と交渉するつまりは微塵みじんもありませんよ?…DDダークデビルの幹部の1人"クリュエル"」

そう言ってアイリは剣を抜く、そして「クリュエル」にその剣先を向ける。

「何故私の記憶が戻ったのか、その理由は分かりませんが、余計な事をしてくれましたね?」

「なんでだ?お前の為に"あの方"はしてくれたのに」

「あの頃の私ならアカギを殺し、ルクスを私の物にしていたでしょう…」

アイリは「けど…」と間を置いて、視線を「クリュエル」に向ける

「今の私は違う、ルクスの幸せを守る為に、そして勇者様達の贖罪しょくざいの為に私は今、ここに居る」

「…それがお前の"愛"と言う事か?…くだらないな」

「なんとでも言いなさい、もう私は借りないわ」

剣を振り、ルクスの幼馴染みではなく、1人の兵士としてアイリは名乗る。

「私はオワイコット騎士団、"剣聖"アイリ、DDダークデビルの幹部の1人"クリュエル"、今ここで貴方を倒します」

「…へぇ、そうかい、だったら力ずくでお前を殺さないとこちらもまずいな…」

「クリュエル」は持っていた槍を構えて、「アイリ」に立ちはだかる。

そして人知れず、「幹部」対「剣聖」と言う、人間の上位にいる者達の死闘が幕を開ける。

「行きます!」

「来い!生き物を痛ぶるのは俺の大好物だぁ!!!」

お互いに地面を蹴り、剣と槍の鍔迫り合いつばぜりあいが始まった。

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DDダークデビル「副リーダー」「サガ」

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