幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

文字の大きさ
478 / 680
第10章 〜動き始めた歯車〜

第四百六十八話 奥の手の片鱗

しおりを挟む
「今のは…」

「"秘剣•黄泉送り"罪を犯した人間の場合、斬られた瞬間あの世に送られると言われている剣技さ」

日本の文化…もとい知識ではあの世と言うのは黄泉の国、死んだ先の世界があると言われており、これは古来の日本の文化の1つだ。

伊邪那美命いざなみのみこと
伊邪那岐命いざなぎのみこと
の話し、といえば分かるだろう。

「まぁ名前の通りの黄泉の国に行くんじゃなくて、地獄に行くんだけどね」

これも日本…地球の考え方であり、実際にスウが何処に行ったのかはエイト自身すらわからないのだ。

住んでいる星そのものが違う為、この世界にも地獄があるならそこに堕ちるだろう。

それも仏教の話であり、地獄にも種類があり、閻魔大王の他にも様々な者達がいるが、ここでは割愛する。
(それくらい文献が多いのだ)

「いや…そうじゃなくて」

「ルク…ス…じっと…し…て…て」

ルクスは立ち上がり、本当に聞きたかったことを言おうとしたが、アカギに止められる。

2人とも吐血する程のダメージを負っているのだ、まだまだ戦えるとはいえ、敵は強い、油断は禁物だ。

「みゅ(さっきの能力の事じゃない?)」

「さっきの?…ああ、あれか」

ミュウの言葉でエイトは納得する、先程スウを倒すために使ったルクスの虚無コピーの力の事だ。

「俺の能力"引き継ぎ"は使い方さえ分かっていればどんなものでも使える、それを利用したんだ」

「つまり、ルクスさんの虚無コピーの力を学んで自分のものにしたと?」

シルフィの問いにエイトは頷く
どうやらこれがエイトの秘策らしい

「王都オワイコットで俺は1回ルクスと戦った事がある、その時に使い方を学んだんだ」

後はそれを自分のものにして「引き継ぎ」の能力で使える様にするまで何度も特訓を密かにしてきた、と言う事だ。

「流石兄様です!」

「うむ!自慢の主様じゃ!」

と、体の中の毒を抜いた2人がこちらにやってくる、2人も油断してあそこまでやられたが、まだまだ戦える感じだ。

「全く…それが秘策ってやつか?」

「まぁ…3割は?」

ルクスの質問にエイトはそう答える、3割…と言う事は、まだまだ隠しているって言う事だろう。

「なん…でそ…れ…をあの…時…使わ…なか…っ…たの…?」

「いや、使わなかったんじゃなくて、使えなかったんだ」

エイトはアカギの質問にそう答えると、続きを話す。

「俺の能力はルクスみたいに万能じゃない、引き継いだとしてもその力を制御出来ずに暴走する恐れがあるんだ」

「だから、使えなかったと?」

「ああ、下手すればシルフィ、お前達にも被害が出てしまう、あの状況で仲間を犠牲にした能力は使えないよ」

故にこそ今回の戦いで実戦形式の試運転を行ったのだろう、幹部なら思う存分力を発揮出来るし、ゼルグやリーダー格を倒す為の下準備にもなる。

「兄様の考えは分かりました、過去がどうであれ、兄様の選択にあたし達はついていくだけです」

「そうじゃの、無事こうして生きているんじゃ、今は目の前の事だけを考えよう」

アリアとエルは毒の治療を終えて、エイトの側まで行く、そして腕に抱きつ…きはせず、隣に立つ、

「アリア、エル」

「甘えるのはこの戦いが終わってからにします」

「主様、生きて帰ろう」

2人もこの状況ではふざける事もせず、冷静に動く、
ミュウとシルフィも真剣な目つきで歩き始める。

「俺達も行こう、アカギ」

「うん」

ルクスとアカギも休憩をやめて、部屋の外に出る、仲間達もきっと勝っているだろう、そのうち合流もできるはずだ。

エイト達は上の階を目指して歩き始め、そこで仲間達と合流しようと決めた。
——————————————————————
寝落ちしたけど…間に合ったぁ(^◇^;)
しおりを挟む
感想 755

あなたにおすすめの小説

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ

シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。  だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。 かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。 だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。 「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。 国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。 そして、勇者は 死んだ。 ──はずだった。 十年後。 王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。 しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。 「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」 これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。 彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

処理中です...