幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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最終章 ~彼らの終着点~

第六百一話 また王城へ

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~王城前~

「なんで2回も来なきゃいけないんだよ」

エイトはそう愚痴をこぼす、帰ってきた時に既に爵位の事を知っていたのなら、そのまま叙爵式でもすれば良かったのだ、それをしなかった為、もう一回来ないといけなくなり面倒くさがっている

「もうエイト、文句は言わないの!」

「そうですよ、これでやっと正式に結婚出来るんですから、気を引き締めて行きますよ」

そう言って2人は張り切って中に入る、ちなみにミュウは隣国の貴族だから貴族らしい服装で来ているが、シルフィはメイド服だ

シルフィの場合元々メイドなのでそう言った服がないのだが、それ用のいつも着ていない新品の服を着ている

「俺の服もなんかちょっとお高い服に見え…ないか」

「気にしなくて良いのではないのですか、兄様」

「うむ、主様は平民それに難色を示す輩が居れば…ワシが捻り潰す」

アリアは元々アリアンとして生活していたので貴族の服がある、エルは…エルだ

もし仮に問題を起こしそうになったら自分エイトが止めれば何も問題はないはずだ

「そうだな、気にした所で俺が貴族の服を着れるわけないしな」

「そうですよ、さ、ミュウ姉様達が先に行っています、早く追いかけましょう?」

アリアはエイトの手を握ると王城の中へと入っていく正直に言って少し緊張していた為、こうやって無理矢理連れて行かれた方が気が楽だ

「ワシは主様の後ろについて行くのじゃ」

「あれ?手を握らないのか?」

「うむ、今回の主役は主様じゃ、ベッタリもいては示しがつかぬじゃろ」

流石にエルも状況を考えて行動してくれるらしい(当たり前じゃ!)
アリアも入り口前では手を離してくれるだろう

それにミュウやシルフィもいつも通りの感じでイチャイチャしだしたら、貴族達から嫌な目で見られるのは当たり前だし、国王にも絶対に怒られる

カイトの様なバカな真似は絶対にしたくない

「あ、エイト!遅いよ!」

「すぐに追いかけてくださいよ、ここで主役が来ないのは不味いんですから」

王との謁見の前、つまり扉の先にはたくさんの貴族とその壇上の上には国王がいる、ミュウ達が勝手に入ってしまうわけにはいかないので、ここで待っていてくれたのだ

「ごめんごめん、ちょっと緊張しててな」

「兄様でも緊張するんですね」

「それはするさ、平民だった男が今日から貴族だぞ?宝くじ1等当たった気分だよ」

そう例えられて納得する、確かに宝くじが一等当たった様な感覚だ…実際当たったことはないけど…兎に角、その様な感じで緊張しているってことだ

「でも主様国王を待たせるのもヤバいのじゃ」

「だから今から入るんだよ…行くよ」

「うむ、ワシは主様について行くだけじゃ」

ドアを3回ノックして扉の中にいる兵士に開けてもらう、本来であれば入り口にもいないといけないのだが、今日はまだきていない様だ

「さぁエイト、行きましょう」

「ああ」

エイトを先頭に中に入る、周りには案の定たくさんの貴族達がいて、こちらを見てくる

「あれが厄災を倒した英雄か」
「ふん、田舎者風情が」
「これで彼も我々貴族の仲間入りか」
「なんであんな平民が我々と同じ貴族になるんだ」

その様な目線がこちらに向いてくる、エイトの特技読心術コールドリーディングの力によって嫌でも分かってしまう

(気にする必要は全くないが、良い気分ではないな)

元々エイトみたいな平民が貴族になる事に反対の者達は少なからずいる、それを承知の上でなるのだ、これ以上の事を考えるのはよそう

「よくぞ来た、エイトよ」

「お招きくださりありがとうございます、国王様」

その言葉と共にエイト達はひざまづく、国王はそれを確認するととある物を渡してくる

「受け取るが良い、これでお主も公爵となる」

「…これが」

エイトに渡された物はカルデア王国の公爵の爵位を持つものだけだ持てるバッチだ、簡単に言えば身分証明書の様な物だ

これによりエイトはカルデア王国国王から公爵と認められた事が証明された

——————————————————————
(案外すんなり渡されるのね)

(長話をされるよりはマシではないですか?)

(そうですね、兄様もこの様な空気は嫌でしょうし)

(ワシも主様をバカにする奴を見るとムカムカが止まらないのじゃ)


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