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中章~最悪の再会~
第22話 純愛の指輪
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...........もうどれくらい戦ったのだろう?
数分?数十分?数時間?もはや時間の感覚も無くなっている
目の前の敵を屠る、隣にいる彼女と共に..........
...............いつまで戦えばいいのだろう?
勇者が来るまで?私達が全滅するまで?魔物達を全部駆逐するまで?この戦いが永遠に感じられる
それでも杖を握る、隣にいる彼と共に
ルクス「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」ぽたぽた
アカギ「フーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフー」フラフラ
大型の魔物「グルルルル」
鳥型の魔物「ビャアアアア!」
ゴブリン「フジュー」
オーク「グゥー」
ゴブリン達との戦闘が始まり、クロス達は絶望の中、隣にいる愛する者のために死闘を演じた。
そのおかげで、ゴブリンの群れは7割が壊滅した、しかし
ルクス「くそ......たれ......が......」ハァハァハァハァハァ
仲間の断末魔に駆けつけたのか大勢の魔物が彼らを取り囲んだ
アカギ「ふ......ざけ......んな......」フーッフーッフーッフーッフーッ
それでも2人は戦った、互いに互いを守りながら文字通り命懸けで抗い続けた。
だが、魔物達は続々と現れ、ついに2人は限界を迎えた、いや既に限界は迎えていた、それでも彼らの中に"諦める"と言う言葉はなかった。
純愛の指輪、想いが強ければ強いほど力が増すと言われる呪いの指輪は彼らの想いに呼応し、Sランクパーティにも引けを取らない程の力を発揮していた、魔物達が彼らの所に行くのは本能的に感じるのだ
"ここで殺さないと自分達が殺される"と
最前線で戦う者達が未だに全滅しないのは単に彼らがそれ以上の敵をたった2人で相手している、それだけのことだった。
だからこそ2人は己の限界を超え、この絶望的な戦いの中、なんとか凌いで来れたのだ
しかし最早彼らに勝機はない、そして彼らが殺されれば、もう人類に勝ち目はないだろう。
彼らの全身はボロボロで、傷口から血が溢れ出て、出血の量が凄まじい、血のせいで片目は既に見えていない、最早立っているのが奇跡なぐらいだ。
それでも彼らの目は諦めていなかった、まだ絶望していなかった、その目には決意を宿していた。
ルクス「あ.......アカ......ギ.....」ハァハァハァハァハァ
アカギ「ル........ク..ス.......」フーッフーッフーッフーッフーッ
2人は寄り添い、お互いの手を握った、自分達の血が交わりながら地面に滴り落ちる。
ルクス(もう、.....意識も.....朦朧と......してきた)
アカギ(この......まま......意識......を....手放.....せば......楽に.....なれ......る..けど)
死にたくない、忘れたくない!今まで過ごしてきた思い出を、あなたと共に過ごした日常を、愛し合った夜を、喧嘩をした日を、それでも幸せだった記憶を......忘れたくない!
ルクス「死ねない」キッ
アカギ「死にたくない」キッ
2人か構える、最後を瞬間まで生を求めて、2人は立ち向かう、最後まで希望を捨てずに
魔物達「ギギギギギャアアアアア」
一斉に襲いかかる、その光景がとてもゆっくりに感じた
ルクス.アカギ((これが、走馬灯.....か))
2人は見つめ合い、笑い合う、そして再び魔物達に向き合う
もう既に目の前にまで魔物達は迫っていた、それでも2人は手を離さなかった。
ルクス「行くぞ!アカギ!」
アカギ「うん!ルクス!」
ルクス.アカギ「「はああああああああああ!!!!!!!!!!」」
ルクス(ああ、最後にアカギと一緒にケーキ食いたかったなぁ)
アカギ(もう一度、ルクスと一緒にケーキ食べたかったなぁ)
手を強く握りしめて、襲いかかる死に立ち向かう
ルクス.アカギ「愛しているよ、いつまでも」
大型の魔物の斧が彼らの頭上に落ちてくる、避ける気力も魔力もない、そのまま彼らを..................................
切り裂かなかった
ルクス.アカギ「「え?」」
何が起きた?魔物達が動かない、何がどうなっている?
そう不思議に思っていると、2人の指輪が光っていることに気づく
ルクス「.........これは?」
アカギ「............一体?」
何が起きたのかわからない、しかし不思議な現象はまだ起きる
ルクス「.........傷が」
アカギ「治.......って......く」
血だらけだった体は綺麗になり、傷口は塞がり、体力が回復していく
ルクス「体が」
アカギ「戻っ......て......る」
ルクス(しかも)
アカギ(魔力がさらに上がってる)
驚くべきことに、今まで限界だった魔力量が驚くべき程に増えている
ルクス「アカギ」
アカギ「ル......クス」
2人は全く知らない、いや知っているわけがない、純愛の指輪の本当の効力について
純愛の指輪は相手と想い合う事によってその力を増す、逆に想いがなければないほど力を奪われて死ぬ、故に呪いのアイテムとして扱われている
しかし、この指輪の本当の効力は別にある
それは、2人の想いが極限まで高まると、指輪は本来の力を取り戻し、所有者に更なる力を与える、その名は
~リミットブレイク~
2人の限界は今壊された
ルクス.アカギ「これなら.......いける!」
彼らは知らない、2人が死ぬ直前まで自身の事ではなく、愛する人を想っていたからこそ起きた奇跡だと
ルクス達の頭上にある斧を破壊して、大型の魔物を仕留める
魔物「!?」
先程まで死にかけていたのにもかかわらず、一瞬で傷が癒、負けるはずのない仲間が一瞬の内に殺された
魔物「グルルルル.......」
魔物達は直感で本能で気づく、
"恐れていた事が起きてしまった"と
圧倒的に有利だった状況がひっくり返り、自分達が不利になっている事に魔物達は気づき始める、数の上では相手はたったの2人、この数だったら負けるはずがなかった、しかし不思議な事にその状況は一瞬でなくなり、体が震え始める
ルクス(..........なんだ?魔物達が)
アカギ(..........後ろに下がってる?)
魔物達は知らないうちに後退していた、目の前にいる2人に恐怖し、怯えているのだ
アカギ「ルクス!」
ルクス「ああ!こっから反撃開始だ!」
ルクス.アカギ「はあああああああ!!!」
——————————————————————
最前線
戦士「ハァハァなんだ?魔物が」
先程まで押されていたが、いきなり動きが鈍くなり、なんとか倒した
兵士「ハァハァハァ、動きが鈍い?」
それは他のところでも同じらしく、明らかに動きが鈍くなっている
魔導士「今がチャンスだ!一気に行くぞぉ!!!!」
ここを見逃すほど彼らは愚かではない、全員が大声を出して鼓舞する、士気はどんどん上がり、押されていた王国軍が押し返し始めた
皆「「「「「おおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」」」」
——————————————————————
魔王軍~本陣~
魔王「なんだ?人間どものが息を吹き返したか?」
その光景を目にして、先程まで退屈そうにしていた魔王が、戦場を見る
全体ではないが、確実に自分達の軍が押され始めていた、これが人間側なら次なる策を練るところだが
魔王「まぁどうせ、最後の足掻きだろう、時間が経てばおのずとこちらがまた有利になる」
と、勝利を確信しているため、特に何もせず戦場を眺める
これにより、人類に勝機が芽生える
——————————————————————
誤字脱字がございましたらコメント等をよろしくお願いします。
後質問等もお願いします。
数分?数十分?数時間?もはや時間の感覚も無くなっている
目の前の敵を屠る、隣にいる彼女と共に..........
...............いつまで戦えばいいのだろう?
勇者が来るまで?私達が全滅するまで?魔物達を全部駆逐するまで?この戦いが永遠に感じられる
それでも杖を握る、隣にいる彼と共に
ルクス「ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」ぽたぽた
アカギ「フーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフーッフー」フラフラ
大型の魔物「グルルルル」
鳥型の魔物「ビャアアアア!」
ゴブリン「フジュー」
オーク「グゥー」
ゴブリン達との戦闘が始まり、クロス達は絶望の中、隣にいる愛する者のために死闘を演じた。
そのおかげで、ゴブリンの群れは7割が壊滅した、しかし
ルクス「くそ......たれ......が......」ハァハァハァハァハァ
仲間の断末魔に駆けつけたのか大勢の魔物が彼らを取り囲んだ
アカギ「ふ......ざけ......んな......」フーッフーッフーッフーッフーッ
それでも2人は戦った、互いに互いを守りながら文字通り命懸けで抗い続けた。
だが、魔物達は続々と現れ、ついに2人は限界を迎えた、いや既に限界は迎えていた、それでも彼らの中に"諦める"と言う言葉はなかった。
純愛の指輪、想いが強ければ強いほど力が増すと言われる呪いの指輪は彼らの想いに呼応し、Sランクパーティにも引けを取らない程の力を発揮していた、魔物達が彼らの所に行くのは本能的に感じるのだ
"ここで殺さないと自分達が殺される"と
最前線で戦う者達が未だに全滅しないのは単に彼らがそれ以上の敵をたった2人で相手している、それだけのことだった。
だからこそ2人は己の限界を超え、この絶望的な戦いの中、なんとか凌いで来れたのだ
しかし最早彼らに勝機はない、そして彼らが殺されれば、もう人類に勝ち目はないだろう。
彼らの全身はボロボロで、傷口から血が溢れ出て、出血の量が凄まじい、血のせいで片目は既に見えていない、最早立っているのが奇跡なぐらいだ。
それでも彼らの目は諦めていなかった、まだ絶望していなかった、その目には決意を宿していた。
ルクス「あ.......アカ......ギ.....」ハァハァハァハァハァ
アカギ「ル........ク..ス.......」フーッフーッフーッフーッフーッ
2人は寄り添い、お互いの手を握った、自分達の血が交わりながら地面に滴り落ちる。
ルクス(もう、.....意識も.....朦朧と......してきた)
アカギ(この......まま......意識......を....手放.....せば......楽に.....なれ......る..けど)
死にたくない、忘れたくない!今まで過ごしてきた思い出を、あなたと共に過ごした日常を、愛し合った夜を、喧嘩をした日を、それでも幸せだった記憶を......忘れたくない!
ルクス「死ねない」キッ
アカギ「死にたくない」キッ
2人か構える、最後を瞬間まで生を求めて、2人は立ち向かう、最後まで希望を捨てずに
魔物達「ギギギギギャアアアアア」
一斉に襲いかかる、その光景がとてもゆっくりに感じた
ルクス.アカギ((これが、走馬灯.....か))
2人は見つめ合い、笑い合う、そして再び魔物達に向き合う
もう既に目の前にまで魔物達は迫っていた、それでも2人は手を離さなかった。
ルクス「行くぞ!アカギ!」
アカギ「うん!ルクス!」
ルクス.アカギ「「はああああああああああ!!!!!!!!!!」」
ルクス(ああ、最後にアカギと一緒にケーキ食いたかったなぁ)
アカギ(もう一度、ルクスと一緒にケーキ食べたかったなぁ)
手を強く握りしめて、襲いかかる死に立ち向かう
ルクス.アカギ「愛しているよ、いつまでも」
大型の魔物の斧が彼らの頭上に落ちてくる、避ける気力も魔力もない、そのまま彼らを..................................
切り裂かなかった
ルクス.アカギ「「え?」」
何が起きた?魔物達が動かない、何がどうなっている?
そう不思議に思っていると、2人の指輪が光っていることに気づく
ルクス「.........これは?」
アカギ「............一体?」
何が起きたのかわからない、しかし不思議な現象はまだ起きる
ルクス「.........傷が」
アカギ「治.......って......く」
血だらけだった体は綺麗になり、傷口は塞がり、体力が回復していく
ルクス「体が」
アカギ「戻っ......て......る」
ルクス(しかも)
アカギ(魔力がさらに上がってる)
驚くべきことに、今まで限界だった魔力量が驚くべき程に増えている
ルクス「アカギ」
アカギ「ル......クス」
2人は全く知らない、いや知っているわけがない、純愛の指輪の本当の効力について
純愛の指輪は相手と想い合う事によってその力を増す、逆に想いがなければないほど力を奪われて死ぬ、故に呪いのアイテムとして扱われている
しかし、この指輪の本当の効力は別にある
それは、2人の想いが極限まで高まると、指輪は本来の力を取り戻し、所有者に更なる力を与える、その名は
~リミットブレイク~
2人の限界は今壊された
ルクス.アカギ「これなら.......いける!」
彼らは知らない、2人が死ぬ直前まで自身の事ではなく、愛する人を想っていたからこそ起きた奇跡だと
ルクス達の頭上にある斧を破壊して、大型の魔物を仕留める
魔物「!?」
先程まで死にかけていたのにもかかわらず、一瞬で傷が癒、負けるはずのない仲間が一瞬の内に殺された
魔物「グルルルル.......」
魔物達は直感で本能で気づく、
"恐れていた事が起きてしまった"と
圧倒的に有利だった状況がひっくり返り、自分達が不利になっている事に魔物達は気づき始める、数の上では相手はたったの2人、この数だったら負けるはずがなかった、しかし不思議な事にその状況は一瞬でなくなり、体が震え始める
ルクス(..........なんだ?魔物達が)
アカギ(..........後ろに下がってる?)
魔物達は知らないうちに後退していた、目の前にいる2人に恐怖し、怯えているのだ
アカギ「ルクス!」
ルクス「ああ!こっから反撃開始だ!」
ルクス.アカギ「はあああああああ!!!」
——————————————————————
最前線
戦士「ハァハァなんだ?魔物が」
先程まで押されていたが、いきなり動きが鈍くなり、なんとか倒した
兵士「ハァハァハァ、動きが鈍い?」
それは他のところでも同じらしく、明らかに動きが鈍くなっている
魔導士「今がチャンスだ!一気に行くぞぉ!!!!」
ここを見逃すほど彼らは愚かではない、全員が大声を出して鼓舞する、士気はどんどん上がり、押されていた王国軍が押し返し始めた
皆「「「「「おおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」」」」
——————————————————————
魔王軍~本陣~
魔王「なんだ?人間どものが息を吹き返したか?」
その光景を目にして、先程まで退屈そうにしていた魔王が、戦場を見る
全体ではないが、確実に自分達の軍が押され始めていた、これが人間側なら次なる策を練るところだが
魔王「まぁどうせ、最後の足掻きだろう、時間が経てばおのずとこちらがまた有利になる」
と、勝利を確信しているため、特に何もせず戦場を眺める
これにより、人類に勝機が芽生える
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