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プロローグ 学園編までの生活
第9話 実は起きてしまっている改変 メイディside
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~数時間後~
「本日の授業はここまでとします」
「ふぅ…やっと終わったぁ…」
私ことメイディ•マトリアはミリティア王国に仕える公爵家の1人息子クロウ•チューリアの専属メイドとなった
更に
"5歳の子供に勉強を教える"なんてとんでもない事を任された
確かに貴族の子供は将来の為にも勉強は必要だが、それは正しい考えを持った貴族だけだ
チューリア家はミリティア王国に忠誠を誓っており、この国を支える大切な貴族だ、しかし世の中には無能な癖に権力だけは持っているボンクラ共がいる
そいつらの子供達は親の権力を傘にやりたい放題をしている、それがこの国の癌とも言えるもので、正直に言って何故生きているのかわからない
「…俺の顔に何かついてる?」
「いえ、クソガ…5歳の子供にしては物覚えが良いので驚きました」
危ないついつい「クソガキ」と言いそうになったが、上手く誤魔化すことが出来た
「…ねぇ今クソガキって言ったよね?」
「感の良いガ…言ってませんよ?」
「絶対言ってるやん…なんなのこのメイド」
なんなのとは私は貴方の専属メイドですよ?
「5歳児のガキがここまで頭良いなんてあり得ないと思っただけよ」
5歳の子供が歴史や大人と同じ様な知識を求められている訳ではないし、勉強なんて必要最低限周りから馬鹿にされない程度にやれば良いだけのだが…
「…言ってる事と思ってる事が逆だよ?」
「…なんでそれだけなんですか?」
「え?」
「普通ならクビにする程の事を私はやっているんですよ?何故ずっと側に居させるんですか?」
5歳と言えば、まだまだ遊びたい年頃だ、それなのに歳上だけど身分は下で、上の身分の人に対して舐め腐った態度をしているのだ
こう言った事をしていれば子供はすぐに「クビだ!!!」とか言うのだが、彼はそれを一言も言わないのだ
「確かにメイディの態度は悪いよ、だけど俺には知識が必要なんだ、その為にはなんだって利用する」
「………」
「それに、君程優秀な人材を専属メイドに出来ているんだ、手放す様な事はしない、君には今後も俺の側に居続けてもらうからね?」
「それは…告白と受け取って良いのですか?」
「5歳の子供だぞ?もっと良い人を見つけろよ」
子供なのに「俺口調」で今の言葉も1人の異性としてではなく、1人の人間として必要と言っている
とてつもなく不思議で魅力的な人だ
とてもじゃないが5歳児には見えない
「そうですねぇ、貴方が15歳になったらもらってください」
「逆に聞くけど良いのか?お前みたいな可愛い女子が俺みたいな男に貰われても」
「その時になったら私は25歳ですよ?」
「だから何?歳の差なんて関係ないだろ?」
ここまでの会話でも5歳児には見えない会話だ、自分の様なメイドと結婚しても良いと言うているのだ
確かに一夫多妻が当たり前の世界だけど、ここまでどストレートに言われると流石に照れる
「貴方様は本当に不思議な方ですね」
「お前に言われたくないよ」
こんな事をずっと言っているのに彼は本当に怒らない、まるで昔ながらの友人の様な感覚に陥る
「それで、今日はまだここに居てくれるのか?」
「いえ、明日もありますのでそれの準備をして来ます…寂しいのですか?」
「明日も会えるのにか?寂しいって言うのは会いたくても会えない人が言うもんだろ?…父さんの様に」
彼の父は仕事で忙しくて同じ家の中にいるのに中々会えないでいる、確かに父親の方が寂しいだろう
「一緒に寝てあげましょうか?」
「いつも誰か来るから良いよ」
「そう言えばそうですね」
彼はメイド達から弟の様に可愛がられている、その為寝る時になると必ず誰かが添い寝してくれるのだ
「と言うか明日もあるんだろ?準備した方が良いんじゃないか?」
「そうですね、では失礼します」
そう言って私はクロウ様の部屋から出る
明日もあるし、準備をしなくちゃいけない…が
「…私はブラコンじゃないわよ…ね?」
弟の様な可愛さは確かにある
そのせいでこの様な親しくなったのだろう
しかし5歳児に口説かれてときめいているなんて…ちょっとヤバいだろう
——————————————————————
本来の歴史では彼はメイド達から嫌われており、勝手にメイド達専用よ風呂に入り、添い寝を強要し、メイディも即クビにしていた…が、ここまでの話はストーリーの中でモブが軽く説明しているだけで、クロウ自身も既に歴史を変えている事に気づいていなかった。
「本日の授業はここまでとします」
「ふぅ…やっと終わったぁ…」
私ことメイディ•マトリアはミリティア王国に仕える公爵家の1人息子クロウ•チューリアの専属メイドとなった
更に
"5歳の子供に勉強を教える"なんてとんでもない事を任された
確かに貴族の子供は将来の為にも勉強は必要だが、それは正しい考えを持った貴族だけだ
チューリア家はミリティア王国に忠誠を誓っており、この国を支える大切な貴族だ、しかし世の中には無能な癖に権力だけは持っているボンクラ共がいる
そいつらの子供達は親の権力を傘にやりたい放題をしている、それがこの国の癌とも言えるもので、正直に言って何故生きているのかわからない
「…俺の顔に何かついてる?」
「いえ、クソガ…5歳の子供にしては物覚えが良いので驚きました」
危ないついつい「クソガキ」と言いそうになったが、上手く誤魔化すことが出来た
「…ねぇ今クソガキって言ったよね?」
「感の良いガ…言ってませんよ?」
「絶対言ってるやん…なんなのこのメイド」
なんなのとは私は貴方の専属メイドですよ?
「5歳児のガキがここまで頭良いなんてあり得ないと思っただけよ」
5歳の子供が歴史や大人と同じ様な知識を求められている訳ではないし、勉強なんて必要最低限周りから馬鹿にされない程度にやれば良いだけのだが…
「…言ってる事と思ってる事が逆だよ?」
「…なんでそれだけなんですか?」
「え?」
「普通ならクビにする程の事を私はやっているんですよ?何故ずっと側に居させるんですか?」
5歳と言えば、まだまだ遊びたい年頃だ、それなのに歳上だけど身分は下で、上の身分の人に対して舐め腐った態度をしているのだ
こう言った事をしていれば子供はすぐに「クビだ!!!」とか言うのだが、彼はそれを一言も言わないのだ
「確かにメイディの態度は悪いよ、だけど俺には知識が必要なんだ、その為にはなんだって利用する」
「………」
「それに、君程優秀な人材を専属メイドに出来ているんだ、手放す様な事はしない、君には今後も俺の側に居続けてもらうからね?」
「それは…告白と受け取って良いのですか?」
「5歳の子供だぞ?もっと良い人を見つけろよ」
子供なのに「俺口調」で今の言葉も1人の異性としてではなく、1人の人間として必要と言っている
とてつもなく不思議で魅力的な人だ
とてもじゃないが5歳児には見えない
「そうですねぇ、貴方が15歳になったらもらってください」
「逆に聞くけど良いのか?お前みたいな可愛い女子が俺みたいな男に貰われても」
「その時になったら私は25歳ですよ?」
「だから何?歳の差なんて関係ないだろ?」
ここまでの会話でも5歳児には見えない会話だ、自分の様なメイドと結婚しても良いと言うているのだ
確かに一夫多妻が当たり前の世界だけど、ここまでどストレートに言われると流石に照れる
「貴方様は本当に不思議な方ですね」
「お前に言われたくないよ」
こんな事をずっと言っているのに彼は本当に怒らない、まるで昔ながらの友人の様な感覚に陥る
「それで、今日はまだここに居てくれるのか?」
「いえ、明日もありますのでそれの準備をして来ます…寂しいのですか?」
「明日も会えるのにか?寂しいって言うのは会いたくても会えない人が言うもんだろ?…父さんの様に」
彼の父は仕事で忙しくて同じ家の中にいるのに中々会えないでいる、確かに父親の方が寂しいだろう
「一緒に寝てあげましょうか?」
「いつも誰か来るから良いよ」
「そう言えばそうですね」
彼はメイド達から弟の様に可愛がられている、その為寝る時になると必ず誰かが添い寝してくれるのだ
「と言うか明日もあるんだろ?準備した方が良いんじゃないか?」
「そうですね、では失礼します」
そう言って私はクロウ様の部屋から出る
明日もあるし、準備をしなくちゃいけない…が
「…私はブラコンじゃないわよ…ね?」
弟の様な可愛さは確かにある
そのせいでこの様な親しくなったのだろう
しかし5歳児に口説かれてときめいているなんて…ちょっとヤバいだろう
——————————————————————
本来の歴史では彼はメイド達から嫌われており、勝手にメイド達専用よ風呂に入り、添い寝を強要し、メイディも即クビにしていた…が、ここまでの話はストーリーの中でモブが軽く説明しているだけで、クロウ自身も既に歴史を変えている事に気づいていなかった。
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