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第3章 神の悪戯
第153話 この世界で生きて
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「兎に角、うちはこの世界には呼んだけど、この世界がここまでおかしくなったのは初めてなのよ」
「そうですか…まぁ俺達に危害を加えないのなら、別にどうでもいいんですけどね?」
女神サナラスはクロウの質問に答えてくれたが、クロウ自身はぶっちゃけた話、自分とその周りにの者達、大切な人達が無事なら他はどうでも良いのだ。
これ自体は前にもクロウは話しているし、それがクロウの評価を下げる要因になろうとも変えるつもりはない。
「え?」
「俺は別に勇者でもなければ復讐系の主人公でもない、ただの元日本人です、今は貴族だけどそれだって地球とは設定が全然違います」
ヨーロッパではなくナーロッパに近いだろう、その世界にクロウは来てしまったが別に主人公になろうと努力した事はないし、なるつもりもない。
「貴族としての勤めがいずれ来るのならそれを全うしますし、上からの命令で戦えと言われたら戦います、でも」
「でも?」
「俺は主人公じゃあなくて良いんです、元々悪役を演じようとしていましたから、そこに興味はないんです」
「興味がないんだ」
小さい頃はクロウも世界を救うヒーローになりたいと思っていた事がある、それは異世界に行ってチート能力を手に入れて無双をするのではなく、困っている人達を助けて強い敵と戦う、そんな王道バトル漫画の様な漢になりたかったのだ。
「はい、だからその後の物語は…魔王を倒した後の物語は自分達の人生として歩んで良いんですよね?」
「ええ、うちはただ、新しい刺激が欲しかっただけだから、今回のようなは事はうちとしては楽しくて仕方ないのよ」
と、女神サナラスは楽しそうに答える、クロウとしては元々交通事故で死んだ身なのでここに転生させてくれた事は別に怒ってはいないし、
悪役貴族を演じようと決めたのは自分自身だ、
神様の理由も理解出来る
例えるなら人生で遊べるゲームはたった1つだけでそれ以外は遊んではいけないと言われ、それを何千何万と同じ展開、同じストーリー、同じ結末を繰り返しやらないといけないの同じくらいつまらないだろう。
だからこそ、新しい刺激が欲しくて死んでしまった魂をこの世界に連れてきたのだろう。
「まぁ退屈だからと言う理由で連れて来られたのに"つまらない"とか言われたら俺としては最悪ですけどね」
「転生者の人間が主人公達の中にいる、これだけでもいつもと違う展開になって面白いのよ?」
「主人公の性格はプレイヤーによって変わりますけど、その他のキャラクターは殆ど大差ないですからね」
主人公はプレイヤーにとって自分自身に投影させる言わば人形、その為、想いによって作られたこの世界ではループする毎に主人公の性格はプレイヤーの性格に影響される。
しかし主人公以外は投影されない、もしくはされ難い為、どれだけループしようともキャラクターの性格は殆ど変化しない
殆どと言うのはプレイヤーがその他キャラクターに対する感情などにより多少なりとも変化があると言う事だ。
「そうよ、だからこそ貴方の様に悪役貴族として転生した人ならかなりの変化を楽しめると思ってやってみたのよ」
と、女神サナラスは天城剣介がクロウ•チューリアに転生した理由を改めて教えてくれた。
「それで結果はさっき言った通りって事ですか」
「うん、だから貴方には感謝しているのよクロウ」
その言葉に嘘偽りはないだろう、例えそれが悪意のある言い方だろうが、そうではなかろうが、変化を求めている女神サナラスにとってクロウや他のキャラクター達の変化はとても楽しい事なのだ。
「それじゃあうちは行くわ、この事を同じ転生者に話しても良いし、貴方の秘密にしても良いわ」
「良いんですか?俺みたいに素直に納得するとは思えませんが?」
「それも含めてうちは楽しむのよ、勿論プライバシーは守っているから安心してね?」
「…やっぱりここで殺そうかな?」
と、クロウは女神サナラスを殺そうと考える
よくよく考えたら女神サナラスは、女神でこの世界を見ている、つまりクロウとメイディとの性行為だって見ていてもおかしくない。
「見てないからね!?そう言うのはやっぱり嫌だと思いから本当に見てないからね!?じゃあこの世界を楽しんでね!?」
「あ!…逃げたか」
女神サナラスは慌てて逃げていく、クロウはため息をついて生徒会室の椅子に座る、エムルがまだ帰ってこないが、そろそろ昼休みも終わる頃だろう。
「昼休みに聞く内容じゃないよこれ」
学園生活も魔王が復活したせいで潰れて侵攻を開始するまでの間は騎士団達との修行の日々になる、貴重な時間が潰れたのだ。
「まぁ、この世界の謎を知れたから良しとするか」
頭は痛いが、この情報は結構重要だ、リュークとエムルには話しておいた方が良いだろう。
「さてと、放課後俺の部屋に…いや、ここに集まるようにあの2人に声をかけるか」
そう言って生徒会室の外に出る
そして女神サナラスが逃げながら言った言葉を思い出す。
(…"この世界を楽しんでね"っか)
「ま、楽しまなきゃ損だよな」
そんな事を口にしつつ、教室に向かって歩いて行く、メイディ達も心配しているだろう。
色々と考える事は多いが今はただ、魔王の事だけを考えておこうと、思うクロウだった。
——————————————————————
完結はさせます、ただ書く時間が全くないだけです(-_-;)
「そうですか…まぁ俺達に危害を加えないのなら、別にどうでもいいんですけどね?」
女神サナラスはクロウの質問に答えてくれたが、クロウ自身はぶっちゃけた話、自分とその周りにの者達、大切な人達が無事なら他はどうでも良いのだ。
これ自体は前にもクロウは話しているし、それがクロウの評価を下げる要因になろうとも変えるつもりはない。
「え?」
「俺は別に勇者でもなければ復讐系の主人公でもない、ただの元日本人です、今は貴族だけどそれだって地球とは設定が全然違います」
ヨーロッパではなくナーロッパに近いだろう、その世界にクロウは来てしまったが別に主人公になろうと努力した事はないし、なるつもりもない。
「貴族としての勤めがいずれ来るのならそれを全うしますし、上からの命令で戦えと言われたら戦います、でも」
「でも?」
「俺は主人公じゃあなくて良いんです、元々悪役を演じようとしていましたから、そこに興味はないんです」
「興味がないんだ」
小さい頃はクロウも世界を救うヒーローになりたいと思っていた事がある、それは異世界に行ってチート能力を手に入れて無双をするのではなく、困っている人達を助けて強い敵と戦う、そんな王道バトル漫画の様な漢になりたかったのだ。
「はい、だからその後の物語は…魔王を倒した後の物語は自分達の人生として歩んで良いんですよね?」
「ええ、うちはただ、新しい刺激が欲しかっただけだから、今回のようなは事はうちとしては楽しくて仕方ないのよ」
と、女神サナラスは楽しそうに答える、クロウとしては元々交通事故で死んだ身なのでここに転生させてくれた事は別に怒ってはいないし、
悪役貴族を演じようと決めたのは自分自身だ、
神様の理由も理解出来る
例えるなら人生で遊べるゲームはたった1つだけでそれ以外は遊んではいけないと言われ、それを何千何万と同じ展開、同じストーリー、同じ結末を繰り返しやらないといけないの同じくらいつまらないだろう。
だからこそ、新しい刺激が欲しくて死んでしまった魂をこの世界に連れてきたのだろう。
「まぁ退屈だからと言う理由で連れて来られたのに"つまらない"とか言われたら俺としては最悪ですけどね」
「転生者の人間が主人公達の中にいる、これだけでもいつもと違う展開になって面白いのよ?」
「主人公の性格はプレイヤーによって変わりますけど、その他のキャラクターは殆ど大差ないですからね」
主人公はプレイヤーにとって自分自身に投影させる言わば人形、その為、想いによって作られたこの世界ではループする毎に主人公の性格はプレイヤーの性格に影響される。
しかし主人公以外は投影されない、もしくはされ難い為、どれだけループしようともキャラクターの性格は殆ど変化しない
殆どと言うのはプレイヤーがその他キャラクターに対する感情などにより多少なりとも変化があると言う事だ。
「そうよ、だからこそ貴方の様に悪役貴族として転生した人ならかなりの変化を楽しめると思ってやってみたのよ」
と、女神サナラスは天城剣介がクロウ•チューリアに転生した理由を改めて教えてくれた。
「それで結果はさっき言った通りって事ですか」
「うん、だから貴方には感謝しているのよクロウ」
その言葉に嘘偽りはないだろう、例えそれが悪意のある言い方だろうが、そうではなかろうが、変化を求めている女神サナラスにとってクロウや他のキャラクター達の変化はとても楽しい事なのだ。
「それじゃあうちは行くわ、この事を同じ転生者に話しても良いし、貴方の秘密にしても良いわ」
「良いんですか?俺みたいに素直に納得するとは思えませんが?」
「それも含めてうちは楽しむのよ、勿論プライバシーは守っているから安心してね?」
「…やっぱりここで殺そうかな?」
と、クロウは女神サナラスを殺そうと考える
よくよく考えたら女神サナラスは、女神でこの世界を見ている、つまりクロウとメイディとの性行為だって見ていてもおかしくない。
「見てないからね!?そう言うのはやっぱり嫌だと思いから本当に見てないからね!?じゃあこの世界を楽しんでね!?」
「あ!…逃げたか」
女神サナラスは慌てて逃げていく、クロウはため息をついて生徒会室の椅子に座る、エムルがまだ帰ってこないが、そろそろ昼休みも終わる頃だろう。
「昼休みに聞く内容じゃないよこれ」
学園生活も魔王が復活したせいで潰れて侵攻を開始するまでの間は騎士団達との修行の日々になる、貴重な時間が潰れたのだ。
「まぁ、この世界の謎を知れたから良しとするか」
頭は痛いが、この情報は結構重要だ、リュークとエムルには話しておいた方が良いだろう。
「さてと、放課後俺の部屋に…いや、ここに集まるようにあの2人に声をかけるか」
そう言って生徒会室の外に出る
そして女神サナラスが逃げながら言った言葉を思い出す。
(…"この世界を楽しんでね"っか)
「ま、楽しまなきゃ損だよな」
そんな事を口にしつつ、教室に向かって歩いて行く、メイディ達も心配しているだろう。
色々と考える事は多いが今はただ、魔王の事だけを考えておこうと、思うクロウだった。
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完結はさせます、ただ書く時間が全くないだけです(-_-;)
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