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第4章~魔王討伐~
第172話 集結
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~王城内~
1週間と言う休みを貰ったが、クロウ達はその2日目で帰って来た。
「やっぱり1番乗りか」
「当たり前ですよ、誰が好き好んで早く帰るんですか」
デッカいブーメラン🪃がメイディの頭に突き刺さるが無視しておこう。
メイディの言う通りではあるが、少しでも強くなって負ける確率を減らしたいのだから仕方ないだろう。
「当たり前でも何でも俺達は戻る選択をしたんだ、今此処で出来る事は今からやろう」
「そうですね、では私はランニングをする為に着替えに行って来ますね」
そう言ってメイディは自分の部屋に向かって歩いて行った。
「…俺は久しぶりにステータスの確認をするか」
クロウは今の自分がどれだけステータスが上がったのか確認する為にステータスプレートを出す、指を噛み切って血を出してステータスプレートにつける、すると自分のステータスが現れた。
クロウ•チューリア
レベル18
ステータス
最大HP 18760
最大MP 182480
攻撃力 18980
防御力 18020
魔法攻撃力 18250
魔法防御力 18940
俊敏性 18330
運 18450
命中力 18530
回避率 18100
「…………改めて見るとマジで何これだよな」
正直に言って、もし魔王が自分達と同じ転生者かもしれないと言う事がなければクロウはこれで満足していただろう。
しかし今ではこれでも安心が出来ないのだ、このステータスに振り回されない様に日々鍛錬し、どんな時でも万全の状態にしておかないといざと言う時にステータス通りの力が出せないだろう。
「ステータスはあくまでもステータス、これを下げる能力を持つ敵がいればただの数字と変わりはない」
原作ゲームではいなかったが、バグでステータスが上がるならその逆『バグでステータスを下げる』と言うのもあるかもしれない、だからこそ、油断はできない。
「俺も走るか、遠征に行くのなら体力は必要だしな」
そう言って独り言をずっと呟いていると何処からもとなく足音が聞こえる。
「メイディか?」
最初は着替え終わったメイディかもと思ったが足音が逆方向が聞こえるので、おそらく違う人物だろう。
「あれ?クロウ様?」
「リューク?」
そこに居たのはこの世界の主人公リューク、クロウと同じで実家に帰っていた筈だが?
「何でクロウ様が此処にいるんですか?」
「それはこっちの台詞だよ、何でいるんだ?」
まだ休みはある、家族との団欒とか友達と遊びに行くとか色々と出来たはずだ。
「僕は実家に帰って両親と久しぶりに会えました、1日だけでしたけど、英気を養うには十分でした」
「1日だけとは言わずギリギリまで居ても良かったんだぞ?家族だってもっと居てほしかったはずだ」
「多分そうだと思います、けど魔王と戦うんです、この世界ではやり直しはできない、ならノーコンテニューでクリアするしかないんです」
リュークの言う通りだ、ゲームなら負けたとしてもセーブポイントから再スタートが出来るが、この世界ではそうはいかない。
だからこそ1回目でクリアしかないのだ、そうしなければ世界は魔王の手に堕ちる。
「だからこそ、僕は戻って来たんです、少しでも強くなって魔王を確実に倒せる様に」
そう言ってリュークは歩いて行った、おそらく荷物を置いて訓練着に着替える為だろう。
「…だな、俺も着替えに行くか」
そう言って部屋に行こうとすると…
「あら?貴方ももう帰って来たんですの?」
と、お嬢様口調でやって来たのは公爵家の1人(娘)のミオだった。
「ミオ、お前ももう帰って来たのか?」
「ええ、クロウ君も帰って来たんですのね」
「まぁ子供の俺達が魔王と戦うんだ、生き残る為にも準備はしておこうと思ってな」
「そうですのね…皆んな考える事は一緒なんですわね」
ミオの言葉に『え?』と口をこぼすとゾロゾロとミオの後ろから歩いて来る人達が見えて来た。
「…フィオナ達も来たのか」
「悪いかしら?」
「いや悪くはないと思うが…まさかシャルやエムル、そのメイド達もいるなんて思いもよらなかったんだ」
そう、ミオの後ろに居たのはクレイ達勇者パーティ全員だったのだ。
——————————————————————
続く
1週間と言う休みを貰ったが、クロウ達はその2日目で帰って来た。
「やっぱり1番乗りか」
「当たり前ですよ、誰が好き好んで早く帰るんですか」
デッカいブーメラン🪃がメイディの頭に突き刺さるが無視しておこう。
メイディの言う通りではあるが、少しでも強くなって負ける確率を減らしたいのだから仕方ないだろう。
「当たり前でも何でも俺達は戻る選択をしたんだ、今此処で出来る事は今からやろう」
「そうですね、では私はランニングをする為に着替えに行って来ますね」
そう言ってメイディは自分の部屋に向かって歩いて行った。
「…俺は久しぶりにステータスの確認をするか」
クロウは今の自分がどれだけステータスが上がったのか確認する為にステータスプレートを出す、指を噛み切って血を出してステータスプレートにつける、すると自分のステータスが現れた。
クロウ•チューリア
レベル18
ステータス
最大HP 18760
最大MP 182480
攻撃力 18980
防御力 18020
魔法攻撃力 18250
魔法防御力 18940
俊敏性 18330
運 18450
命中力 18530
回避率 18100
「…………改めて見るとマジで何これだよな」
正直に言って、もし魔王が自分達と同じ転生者かもしれないと言う事がなければクロウはこれで満足していただろう。
しかし今ではこれでも安心が出来ないのだ、このステータスに振り回されない様に日々鍛錬し、どんな時でも万全の状態にしておかないといざと言う時にステータス通りの力が出せないだろう。
「ステータスはあくまでもステータス、これを下げる能力を持つ敵がいればただの数字と変わりはない」
原作ゲームではいなかったが、バグでステータスが上がるならその逆『バグでステータスを下げる』と言うのもあるかもしれない、だからこそ、油断はできない。
「俺も走るか、遠征に行くのなら体力は必要だしな」
そう言って独り言をずっと呟いていると何処からもとなく足音が聞こえる。
「メイディか?」
最初は着替え終わったメイディかもと思ったが足音が逆方向が聞こえるので、おそらく違う人物だろう。
「あれ?クロウ様?」
「リューク?」
そこに居たのはこの世界の主人公リューク、クロウと同じで実家に帰っていた筈だが?
「何でクロウ様が此処にいるんですか?」
「それはこっちの台詞だよ、何でいるんだ?」
まだ休みはある、家族との団欒とか友達と遊びに行くとか色々と出来たはずだ。
「僕は実家に帰って両親と久しぶりに会えました、1日だけでしたけど、英気を養うには十分でした」
「1日だけとは言わずギリギリまで居ても良かったんだぞ?家族だってもっと居てほしかったはずだ」
「多分そうだと思います、けど魔王と戦うんです、この世界ではやり直しはできない、ならノーコンテニューでクリアするしかないんです」
リュークの言う通りだ、ゲームなら負けたとしてもセーブポイントから再スタートが出来るが、この世界ではそうはいかない。
だからこそ1回目でクリアしかないのだ、そうしなければ世界は魔王の手に堕ちる。
「だからこそ、僕は戻って来たんです、少しでも強くなって魔王を確実に倒せる様に」
そう言ってリュークは歩いて行った、おそらく荷物を置いて訓練着に着替える為だろう。
「…だな、俺も着替えに行くか」
そう言って部屋に行こうとすると…
「あら?貴方ももう帰って来たんですの?」
と、お嬢様口調でやって来たのは公爵家の1人(娘)のミオだった。
「ミオ、お前ももう帰って来たのか?」
「ええ、クロウ君も帰って来たんですのね」
「まぁ子供の俺達が魔王と戦うんだ、生き残る為にも準備はしておこうと思ってな」
「そうですのね…皆んな考える事は一緒なんですわね」
ミオの言葉に『え?』と口をこぼすとゾロゾロとミオの後ろから歩いて来る人達が見えて来た。
「…フィオナ達も来たのか」
「悪いかしら?」
「いや悪くはないと思うが…まさかシャルやエムル、そのメイド達もいるなんて思いもよらなかったんだ」
そう、ミオの後ろに居たのはクレイ達勇者パーティ全員だったのだ。
——————————————————————
続く
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