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第2章 S級ハンターへの道 C級編
第33話 剣豪の剣技
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~1ヶ月後~
「構え方がなっておらん」
「ガフッ!?」
ドワーフのダンテ
オークのギーガにハルナの育成を任せてから約1ヶ月が過ぎようとしていた。
この1ヶ月間、ハルナはドワーフの剣豪であるダンテからドワーフ流の剣技を学んでいる。
「その構え方だとギーガにまた瞬殺されるぞ」
「くっ!」
そしてそれが使えるようになったのかを確かめるためにギーガが相手をしてくれる。
これをずっと繰り返して行っていた。
「良いか?剣の構え方はただ単にカッコいいからやっているわけではない、その構え方で自分が相手より優位に戦えるようにする為にやっているんだ」
だからこそ素人とプロとでは戦い方が全然違うのだ、剣の腕もそうだが、その構え方ですぐに反応できるようになったのだ。
「分かってるよ、だからこそダンテは剣豪と言われるようになったんだろ?」
「そうだ、ワシは剣技を学びそれを更に発展させて今の剣技を身に付けたのだ」
ハルナの問いにダンテはそう答える。
ダンテが学んだ剣技には欠点や無駄があった、それを踏まえて自分なりのやり方で完璧な剣技にする為に研究して今の剣技が出来たのだ。
「だが、この剣技もまだまだ未完成、これを更に完璧にするのはお前だ」
「あたし?」
「そうだ、ワシも努力するがお主は更に努力してもらいS級になった時により完璧な剣技をワシに見せてくれ」
ダンテは自分で研究して得た剣技だけでは限界があることは知っていた、だからこそハルナに教えて新たに発展した剣技を見る為に教えているのだ。
「剣豪の剣技よりも凄い剣技をあたしが?」
「そうだ、お主は才能がある、今までE級で不遇な目に遭っていたのがおかしいくらいにな」
「………」
「さて、お喋りはここまでだ、ギーガ後は任せたぞ?」
「やっとか…」
ダンテはギーガに後を任せて離れる、ハルナとギーガの戦いを見る為だ。
「さぁハルナ俺様を楽しませろよ?」
「クソが、そんな事出来るわけないだろ」
悪態をつきながらもハルナは剣を構える。
呼吸を整えて、ダンテに教えてもらった剣の構え方をする。
「成る程、少しは形はマシになったな」
「…そりゃどうも」
「だが、俺様からすればまだまだだ」
それはそうだ、まだ教えてもらって1ヶ月しか経っていない、そんな状態で完璧に出来る方が可笑しい。
「そう…でも、度肝を抜かしてあげる!!!!」
「!」
剣を槍のように投げて、その後にハルナは駆け出す。剣よりも速く走るハルナは剣に追いついて剣を握りしめる。
「なるほどフェイントか」
「ハァァァァ!!!!!」
ダンテから教えてもらった剣技の間合いにギーガは入り、そのままハルナは剣を振り下ろす。
「チッ!」
「剣の使い方は人それぞれだが、剣を投げるなんて面白いことをするな」
しかしギーガは自身の剣でハルナの剣を受け止める。攻撃が当たらなかったハルナは後方に下がり態勢を整える。
「だけどな」
「っ!?」
ギーガはハルナの目の前まで高速で移動し、ハルナの腹に突きを入れる。
呼吸が一瞬止まり、動けなくなる。
「まずは基礎を徹底的にやれ、剣を投げたりするのは基礎が出来てからにしろ」
「………はい」
基礎が出来ていないのに我流を入れてしまうのは良くない。
『こっちの方がやりやすい』と安易に変えてしまい、結局意味のない剣術となってしまうからだ。
「だけどな、意表を突いた行動だったのは認める。基礎を習得したらそういうオリジナルも入れてみろ」
「分かった…」
「さぁ呼吸を整えろ、次行くぞ」
「ああ…分かった」
ハルナは呼吸を整えて剣を構える。ギーガは見た目に反して的確に教えてくれる。
ダンテもアドバイスが上手く、ハルナは短期間で剣術を習得していった。
「こい」
「ハァァァァ!!!!!」
今度は剣を投げず、ダンテがハルナに教えている剣術通りの戦い方をする。
ギーガもハルナと同じ様にドワーフ流の剣技を見せている。
「同じ攻撃方法なら防御方法も同じだ。先ずは俺様の力に耐えてみろ」
「分かったっ!!!!!」
しかし技術の差はもちろんのこと、実力の差も圧倒的で、分かっている攻撃方法を的確に防御してもそれを防ぎきれないほどのダメージを骨の髄まで食らってしまう。
「ガッ!?」
「よく耐えた。その状態でも呼吸と剣技は忘れるなよ?」
「…っ!?」
だが、S級になる為のトレーニングのため、毎回死にかける日々を過ごしていた。
———————————————————————
アニメ化したものを観て、
「主人公達が屑過ぎるのに善人のふりをする」
から
『お前は自分が悪だと気付いていない最もどす黒い悪だ』
という言葉を思い出した。
「構え方がなっておらん」
「ガフッ!?」
ドワーフのダンテ
オークのギーガにハルナの育成を任せてから約1ヶ月が過ぎようとしていた。
この1ヶ月間、ハルナはドワーフの剣豪であるダンテからドワーフ流の剣技を学んでいる。
「その構え方だとギーガにまた瞬殺されるぞ」
「くっ!」
そしてそれが使えるようになったのかを確かめるためにギーガが相手をしてくれる。
これをずっと繰り返して行っていた。
「良いか?剣の構え方はただ単にカッコいいからやっているわけではない、その構え方で自分が相手より優位に戦えるようにする為にやっているんだ」
だからこそ素人とプロとでは戦い方が全然違うのだ、剣の腕もそうだが、その構え方ですぐに反応できるようになったのだ。
「分かってるよ、だからこそダンテは剣豪と言われるようになったんだろ?」
「そうだ、ワシは剣技を学びそれを更に発展させて今の剣技を身に付けたのだ」
ハルナの問いにダンテはそう答える。
ダンテが学んだ剣技には欠点や無駄があった、それを踏まえて自分なりのやり方で完璧な剣技にする為に研究して今の剣技が出来たのだ。
「だが、この剣技もまだまだ未完成、これを更に完璧にするのはお前だ」
「あたし?」
「そうだ、ワシも努力するがお主は更に努力してもらいS級になった時により完璧な剣技をワシに見せてくれ」
ダンテは自分で研究して得た剣技だけでは限界があることは知っていた、だからこそハルナに教えて新たに発展した剣技を見る為に教えているのだ。
「剣豪の剣技よりも凄い剣技をあたしが?」
「そうだ、お主は才能がある、今までE級で不遇な目に遭っていたのがおかしいくらいにな」
「………」
「さて、お喋りはここまでだ、ギーガ後は任せたぞ?」
「やっとか…」
ダンテはギーガに後を任せて離れる、ハルナとギーガの戦いを見る為だ。
「さぁハルナ俺様を楽しませろよ?」
「クソが、そんな事出来るわけないだろ」
悪態をつきながらもハルナは剣を構える。
呼吸を整えて、ダンテに教えてもらった剣の構え方をする。
「成る程、少しは形はマシになったな」
「…そりゃどうも」
「だが、俺様からすればまだまだだ」
それはそうだ、まだ教えてもらって1ヶ月しか経っていない、そんな状態で完璧に出来る方が可笑しい。
「そう…でも、度肝を抜かしてあげる!!!!」
「!」
剣を槍のように投げて、その後にハルナは駆け出す。剣よりも速く走るハルナは剣に追いついて剣を握りしめる。
「なるほどフェイントか」
「ハァァァァ!!!!!」
ダンテから教えてもらった剣技の間合いにギーガは入り、そのままハルナは剣を振り下ろす。
「チッ!」
「剣の使い方は人それぞれだが、剣を投げるなんて面白いことをするな」
しかしギーガは自身の剣でハルナの剣を受け止める。攻撃が当たらなかったハルナは後方に下がり態勢を整える。
「だけどな」
「っ!?」
ギーガはハルナの目の前まで高速で移動し、ハルナの腹に突きを入れる。
呼吸が一瞬止まり、動けなくなる。
「まずは基礎を徹底的にやれ、剣を投げたりするのは基礎が出来てからにしろ」
「………はい」
基礎が出来ていないのに我流を入れてしまうのは良くない。
『こっちの方がやりやすい』と安易に変えてしまい、結局意味のない剣術となってしまうからだ。
「だけどな、意表を突いた行動だったのは認める。基礎を習得したらそういうオリジナルも入れてみろ」
「分かった…」
「さぁ呼吸を整えろ、次行くぞ」
「ああ…分かった」
ハルナは呼吸を整えて剣を構える。ギーガは見た目に反して的確に教えてくれる。
ダンテもアドバイスが上手く、ハルナは短期間で剣術を習得していった。
「こい」
「ハァァァァ!!!!!」
今度は剣を投げず、ダンテがハルナに教えている剣術通りの戦い方をする。
ギーガもハルナと同じ様にドワーフ流の剣技を見せている。
「同じ攻撃方法なら防御方法も同じだ。先ずは俺様の力に耐えてみろ」
「分かったっ!!!!!」
しかし技術の差はもちろんのこと、実力の差も圧倒的で、分かっている攻撃方法を的確に防御してもそれを防ぎきれないほどのダメージを骨の髄まで食らってしまう。
「ガッ!?」
「よく耐えた。その状態でも呼吸と剣技は忘れるなよ?」
「…っ!?」
だが、S級になる為のトレーニングのため、毎回死にかける日々を過ごしていた。
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「主人公達が屑過ぎるのに善人のふりをする」
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『お前は自分が悪だと気付いていない最もどす黒い悪だ』
という言葉を思い出した。
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