領主にならないとダメかなぁ。冒険者が良いんです本当は。

さっちさん

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1章

42.

さぁ、今から合格発表だ。
リリアと二人学園の近くまで馬車で行ってそこからは歩いて中央広場を目指す。
リリアは緊張しているみたいで顔が強張っている。
広場の大きな掲示板に番号が張り出してあった。自分の番号を探すとやはりというかしっかり記載されている。リリアの番号もあった。
「リリアよかったね。あったよ番号」
「はい、ありがとうございます」
とっても嬉しそうで少し目が潤んでいる。
そのまま入学の手続きをしに受付に並ぶ。先にリリアが手続きをすます。私の順番が来たので受験票を渡した。
「貴女がミーナさん本人で間違い無いですか」
「はい、私がミーナです」
「まずは合格おめでとうございます。此方の入学書類に記入をお願いします」
私は名前と出身を記入。寮の申し込みに従魔棟希望と書いた。
「はい、ありがとうございます。今少しお時間大丈夫かしら。ちょっと貴女が受付に来たら連れてくる様に言われてるのだけど」
なにかしたかな?とりあえず来いとの事だしリリアに説明して先に帰ってもらう事にした。私は、歩いて帰っても近いので馬車も使って貰う。
「じゃあまた。入学式でね」
挨拶を済ませ先生について学園内へと向かった。
どうやら昨日の試験の事で学園長が呼んでいるらしい。
なにがなんだか良くわからないがとりあえずついていった
「此処が学園長室よ」
案内された扉をノックし、入室を促されたので中にはいる。
「失礼します」
中に入ると優しそうなおじさんが執務机に座っている。
「こんにちは。ミーナといいます。此方にくる様に言われたのですが」
「君がミーナさんだね。突然呼びつけて申し訳ない。私は学園長のラッセルと言う。まあ、座りなさい」
ソファを勧めてもらったので腰をかけた。先程一緒に連れて来てくれた先生がお茶を入れてくれる
「学園長、話が終わりましたら声を掛けてください。門まで送ります」
そう言い残して部屋から出ていった
さて、何を言われるのやら
「まずは合格おめでとう。少し確認したいことがあってな。」
話の内容は座学の試験問題の間違いを指摘した事の確認から始まった
次には武術での怪力、最後に10発同時撃ちの水球だ。
「数名の教師から実技について不正がなかったかと疑いがある。不正防止の魔道具も設置しているから問題無いと判断したのだがでは8歳の子供がどうしてそんなに優れて居るのかと色々煩いもので私が代表して確認する事になったのだ」
成る程。そういう事か。私は元々叔父と事情を説明にくる予定だったのもあって学園長にこの場で話をする事にした
話を聞き終わった学園長は納得した様子だ
「事情は分かりました。Aランクパーティーに所属で本人も誕生日がきたらC++だったら納得ですね。説明ありがとうございます。」
「アズベリー領主のミーナ・リュー・アズベリーと申します。」
「ご丁寧にありがとうございます。ラッセル・クリフトと申します。代々学園長を勤めさせて戴いております」
お互い貴族の挨拶を済ませ平民として入学した事、緊張依頼を受ける可能性がある事などお願いしたい事を並べる。
「畏まりました。今後学園内では平民のミーナとして接することにします。この事については私と貴女のクラスの担任のみで機密事項として取り扱います。何かお困りの事がありましたらお申し出くださいませ」
話合いも終わり挨拶をして退室する。門まで送ってもらい屋敷に帰る事にした。

屋敷に到着すると叔父さんが待っているとの事なので叔父の執務室に向かった

「お待たせしました」
先程の事を報告する。叔父は笑顔で手間が省けたと喜んだ。
「で、用件はなんでした」
「あぁ、今年のアズベリー領からの学園入学者リストだ。奨学金対象が3名、援助金対象がリリアを含めて5名だ。目を通してくれ」
私はリストを確認する。
奨学金対象者は辺境の村の子供が2名とムートンの孤児院の子が1名、援助金対象者がリリアとベルサから1名、リンダから1名、マースから1名、辺境の村から1名だ。8歳から10歳と年齢もバラバラ。
とりあえず目は通したのでサインをする。
毎年3~6名位の対象者がいるらしいが今年は領地が増えた事もあって人数が多いとか。
入学の1週間前に今年の入学者で入学式の後に他の学年や奨学金等の対象じゃない子達とも顔合わせするらしい。
なんでも秋に領地対抗の大会があるらしく先に顔合わせを済ますとの事。
ハルトと会うのかと思うと憂鬱になってきた。
「まぁ、顔合わせは俺も出るから」
なんの慰めにもならないお言葉いただきました。
明日には拠点に帰ってダンジョンに潜る事を伝える。出発前にギルドに顔を出す様にとの事なので了解した。


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