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1章
43.
「アルトさん、ロトさんただいま」
朝から拠点に帰ってきた。
「おう、おかえり」
「ミーナ、おかえり。試験は上手くいったか」
私は二人に試験での事を話した。
二人して苦笑いだ。解せぬ
「叔父さんがダンジョンに行く前にギルドに顔出せってさ」
伝言を伝える。
「了解。ところで相談なんだか夜会の時のサンドリアは覚えているか。アイツがまた一緒に活動したいと言ってきてな、マリアとロトには紹介して力試しも済んでいるんだがメンバー全員に意見を聞かないと決めれないと返事をまたしてるんだ。」
との事らしい。
「私はアルトさんが信頼出来ると判断するなら構わないよ」
「わかった。ありがとう。アイツには一度此処に来てもらって話をする事にしよう」
どうやら王都に拠点を移して来たらしく今は宿暮しとの事。明日にでも呼びつけて話をするみたい。いい人だったので良いと思う。
翌日、お昼ごろにサンドリアさんが来るとの事なのでせっかくだしお昼ご飯をご馳走する事にした
キッチンで4人分の食事を準備し、テーブルに並べたところで玄関が騒がしくなる。
どうやらご到着のようだ。
リビングで待っていると三人が揃って入ってきた。
「こんにちは。サンドリアさん。お昼準備しといたので一緒にどうぞ」
にっこり挨拶しながら椅子を促すが返事が無い。顔を覗き込むと目を見開いて固まっている
「おい、サン。そんなところで固まったら邪魔だ」
げしっと後からアルトが蹴飛ばす。
「なっ、なんで、でもあれ髪がぁ」
混乱している様なのでとりあえずアルトに椅子まで連れていってもらい皆んなで席に着く。
とりあえず混乱中の人は放置してご飯を頂こう。
「「「いただきます」」」
「美味いなこれ」
ロトはマイペース
「ミーナおかわりは?」
アルトもマイペース
「まだあるよ」
私もマイペース
「どういう事だ」
あっ、サンドリアさんが覚醒した。
「サン、とりあえず食えよ」
すすめられてとりあえず食べ出した。
「おう、美味いな」
どうやらマイペース仲間のようだ。
しばらく4人で食事に集中し、食べ終わったので片付ける。
お茶を入れて落ち着いたところでアルトが説明し出した。
「成る程。しかし大丈夫なのか。その、公爵様でまだ年端かも行かないお嬢様だろ。いくらアルト達がいるといっても危険には、かわりないと」
この人まだ解ってないようだ。そこでロトが口を開く
「サンドリアさん、ミーナもパーティーメンバーだ。むしろうちのナンバー1は間違い無くこいつだ。俺では全くかなわない」
「ロトさん、いくらなんでも大袈裟ですよ」
「何が大袈裟だ。ケルベトスを1人で倒す様な奴が」
サンドリアさんが大きく溜息をついた
「ケルベトスが此間討伐されたのは聞いたがあれを1人でとか何者だ。アルト、お前どんだけ楽しんでるんだ。俺も仲間にいれろ」
そっちかい。皆んなで大笑いしてサンドリアが仲間に加わった。
「改めてよろしく。サンと呼んでくれ。一応Bランクだ。」
明日、拠点に引っ越してきて昼から揃ってギルドへ。明後日からいよいよダンジョンだ。サンに私の事についての詳細はアルトに聞いて欲しいと丸投げしておき空き部屋を片付けに向かった。
翌日、朝からサンが現れた。マリアが実家に帰ってしまったので今後自分の事は自分でする事が決まり、サンが一応料理ができるとの事で私の居ない時はお願いする事になった。
午後からギルドにメンバー登録に行きギルマスを訪ねる。
「おう、来たか。なんだサンドリアも一緒か」
叔父に事情を説明して当初の目的を話す
「あぁ、ちょっと先の事だが毎年の指名依頼の件だ。」
内容としては学園の遠征授業の指導及び護衛の依頼をアルト達が毎年受けていて今年も指名が来ているらしい。主に上の2学年の15名程が6組、各冒険者パーティーで1組づつ見るのだとか。
「わかった。予定しとく。ミーナは依頼に参加で良いのか」
「それで大丈夫。授業は依頼の間は免除になるから」
了承の返事をし、入学後に学校には改めて話を通してくれるとの事なのでそれでお願いした。
その後市場で買い物し、拠点に戻って明日からの準備をする。
夕食は近くの食堂へ行く事になったので私は食料の作り溜めをし荷物をまとめた。
食堂でサンの歓迎会を開き明日からの打ち合わせをする。
何故かアルトとロトが自分達も呼び捨てで良いと言ってきたので強制的に呼び方を変えさせられたが概ね楽しく過ごせた。
次の日からダンジョンへ向かった。
今回はナタリア領のダンジョンを攻略する。4人の連携も特に問題なく私の目標も達成できそうだ。
入学まで後2週間となった日、私は8歳となりギルドカードの裏面が書き変わった。ランクはC++、召喚術師はカンスト、レベルが59まで一気に上がった。
「アルト、レベルとランクが上がったよ」
今日が誕生日で8歳になった事、ついでにカンストした事を伝える。
「じゃあ目標達成だな。そろそろ入学が近くなって来たし王都に帰るか」
そうして楽しかったダンジョンを後にし拠点へと帰宅した。
帰宅後、ギルドでドロップを換金、ギルマスに一応帰ってきた報告を入れる。
叔父曰く、ゴンドラがいい加減入学の準備をして欲しいと嘆いているらしい。これはまた怒られるパターンだ。
明日は一旦屋敷に帰って学園の準備をする事にした。
屋敷に向かう際、結界にサンの登録を済ませお墓参りをした。
こそっと使用人入口から屋敷に忍び込んだか直ぐにゴンドラに捕獲され、コッテリ怒られた。
準備といっても制服のサイズ直し位で他にはすることが無かった。
しかし、時間の掛かる直しだと間に合わないと肝を冷やしてた様でちょっと反省した。また、入学の1週間前には顔合わせで戻る旨を伝え拠点に帰宅。
数日間はゆっくり過ごした。
そして顔合わせの日、屋敷の応接室にみんな集まる。リリアも一緒だ。
順番に出身と名前だけの簡単な自己紹介を済ませ奨学金、援助金の簡単な説明を叔父から受ける。2年生迄は学問に集中。3年生から当主の側近候補者を選抜し実際に週末や休暇中は屋敷で見習いをしてもらう予定。今まで側近の話は無かったが私が王都に滞在しているのでその間に目ぼしい人材を育てたいとか。
皆んなは無言で頷いていた。
顔合わせも終了し、各々宿へと帰っていった。入学の3日前には寮に入れるのでみんなそちらに移るらしい。私は入学式の前日に入寮予定。
もうすぐ学園生活が始まるの
朝から拠点に帰ってきた。
「おう、おかえり」
「ミーナ、おかえり。試験は上手くいったか」
私は二人に試験での事を話した。
二人して苦笑いだ。解せぬ
「叔父さんがダンジョンに行く前にギルドに顔出せってさ」
伝言を伝える。
「了解。ところで相談なんだか夜会の時のサンドリアは覚えているか。アイツがまた一緒に活動したいと言ってきてな、マリアとロトには紹介して力試しも済んでいるんだがメンバー全員に意見を聞かないと決めれないと返事をまたしてるんだ。」
との事らしい。
「私はアルトさんが信頼出来ると判断するなら構わないよ」
「わかった。ありがとう。アイツには一度此処に来てもらって話をする事にしよう」
どうやら王都に拠点を移して来たらしく今は宿暮しとの事。明日にでも呼びつけて話をするみたい。いい人だったので良いと思う。
翌日、お昼ごろにサンドリアさんが来るとの事なのでせっかくだしお昼ご飯をご馳走する事にした
キッチンで4人分の食事を準備し、テーブルに並べたところで玄関が騒がしくなる。
どうやらご到着のようだ。
リビングで待っていると三人が揃って入ってきた。
「こんにちは。サンドリアさん。お昼準備しといたので一緒にどうぞ」
にっこり挨拶しながら椅子を促すが返事が無い。顔を覗き込むと目を見開いて固まっている
「おい、サン。そんなところで固まったら邪魔だ」
げしっと後からアルトが蹴飛ばす。
「なっ、なんで、でもあれ髪がぁ」
混乱している様なのでとりあえずアルトに椅子まで連れていってもらい皆んなで席に着く。
とりあえず混乱中の人は放置してご飯を頂こう。
「「「いただきます」」」
「美味いなこれ」
ロトはマイペース
「ミーナおかわりは?」
アルトもマイペース
「まだあるよ」
私もマイペース
「どういう事だ」
あっ、サンドリアさんが覚醒した。
「サン、とりあえず食えよ」
すすめられてとりあえず食べ出した。
「おう、美味いな」
どうやらマイペース仲間のようだ。
しばらく4人で食事に集中し、食べ終わったので片付ける。
お茶を入れて落ち着いたところでアルトが説明し出した。
「成る程。しかし大丈夫なのか。その、公爵様でまだ年端かも行かないお嬢様だろ。いくらアルト達がいるといっても危険には、かわりないと」
この人まだ解ってないようだ。そこでロトが口を開く
「サンドリアさん、ミーナもパーティーメンバーだ。むしろうちのナンバー1は間違い無くこいつだ。俺では全くかなわない」
「ロトさん、いくらなんでも大袈裟ですよ」
「何が大袈裟だ。ケルベトスを1人で倒す様な奴が」
サンドリアさんが大きく溜息をついた
「ケルベトスが此間討伐されたのは聞いたがあれを1人でとか何者だ。アルト、お前どんだけ楽しんでるんだ。俺も仲間にいれろ」
そっちかい。皆んなで大笑いしてサンドリアが仲間に加わった。
「改めてよろしく。サンと呼んでくれ。一応Bランクだ。」
明日、拠点に引っ越してきて昼から揃ってギルドへ。明後日からいよいよダンジョンだ。サンに私の事についての詳細はアルトに聞いて欲しいと丸投げしておき空き部屋を片付けに向かった。
翌日、朝からサンが現れた。マリアが実家に帰ってしまったので今後自分の事は自分でする事が決まり、サンが一応料理ができるとの事で私の居ない時はお願いする事になった。
午後からギルドにメンバー登録に行きギルマスを訪ねる。
「おう、来たか。なんだサンドリアも一緒か」
叔父に事情を説明して当初の目的を話す
「あぁ、ちょっと先の事だが毎年の指名依頼の件だ。」
内容としては学園の遠征授業の指導及び護衛の依頼をアルト達が毎年受けていて今年も指名が来ているらしい。主に上の2学年の15名程が6組、各冒険者パーティーで1組づつ見るのだとか。
「わかった。予定しとく。ミーナは依頼に参加で良いのか」
「それで大丈夫。授業は依頼の間は免除になるから」
了承の返事をし、入学後に学校には改めて話を通してくれるとの事なのでそれでお願いした。
その後市場で買い物し、拠点に戻って明日からの準備をする。
夕食は近くの食堂へ行く事になったので私は食料の作り溜めをし荷物をまとめた。
食堂でサンの歓迎会を開き明日からの打ち合わせをする。
何故かアルトとロトが自分達も呼び捨てで良いと言ってきたので強制的に呼び方を変えさせられたが概ね楽しく過ごせた。
次の日からダンジョンへ向かった。
今回はナタリア領のダンジョンを攻略する。4人の連携も特に問題なく私の目標も達成できそうだ。
入学まで後2週間となった日、私は8歳となりギルドカードの裏面が書き変わった。ランクはC++、召喚術師はカンスト、レベルが59まで一気に上がった。
「アルト、レベルとランクが上がったよ」
今日が誕生日で8歳になった事、ついでにカンストした事を伝える。
「じゃあ目標達成だな。そろそろ入学が近くなって来たし王都に帰るか」
そうして楽しかったダンジョンを後にし拠点へと帰宅した。
帰宅後、ギルドでドロップを換金、ギルマスに一応帰ってきた報告を入れる。
叔父曰く、ゴンドラがいい加減入学の準備をして欲しいと嘆いているらしい。これはまた怒られるパターンだ。
明日は一旦屋敷に帰って学園の準備をする事にした。
屋敷に向かう際、結界にサンの登録を済ませお墓参りをした。
こそっと使用人入口から屋敷に忍び込んだか直ぐにゴンドラに捕獲され、コッテリ怒られた。
準備といっても制服のサイズ直し位で他にはすることが無かった。
しかし、時間の掛かる直しだと間に合わないと肝を冷やしてた様でちょっと反省した。また、入学の1週間前には顔合わせで戻る旨を伝え拠点に帰宅。
数日間はゆっくり過ごした。
そして顔合わせの日、屋敷の応接室にみんな集まる。リリアも一緒だ。
順番に出身と名前だけの簡単な自己紹介を済ませ奨学金、援助金の簡単な説明を叔父から受ける。2年生迄は学問に集中。3年生から当主の側近候補者を選抜し実際に週末や休暇中は屋敷で見習いをしてもらう予定。今まで側近の話は無かったが私が王都に滞在しているのでその間に目ぼしい人材を育てたいとか。
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顔合わせも終了し、各々宿へと帰っていった。入学の3日前には寮に入れるのでみんなそちらに移るらしい。私は入学式の前日に入寮予定。
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