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2章
50.
3時になり、順番に執務室に報告にやってくる。
今日、7年生の護衛見習いであるファストという青年に事情を説明する予定だ。
叔父曰く、孤児院出身でかなり真面目に学園生活を送ってきたとの事。座学は人並みだが剣の腕がずば抜けているとか。来週から護衛の実施実習を行うにあたり先ずは1番忠実な彼からとなった。
「失礼します」
「ファスト、見習いはどうだ」
「はい、先輩に稽古をつけていただてますがまだまだ未熟者です。鍛錬に励みたいと思います」
「そうか、見習いの次の段階として、来週から実施実習を行う。たしか、ギルドには登録していたな。」
「はい、小遣い稼ぎに依頼を受けていましたので登録はしております。こないだEランクになりました。」
「そうか、では依頼を受けながら実際に護衛についてもらう。」
「わかりました。しかし、どなたの護衛につけばよろしいのでしょうか」
ここで私が領主であることの説明をする。かなりびっくりした様で固まってしまった
「しかし、ミーナ様は聡明とはいえまだ幼いお年頃。私如きの護衛では危険ではございませんか」
「あぁ、それには及ばない。お前、Aランクパーティの【紫】を知っているか」
「はい、存じております」
「ミーナ様は【紫】のメンバーだ。おそらくパーティではずば抜けての実力となる。見た目で相手の実力を決めている様では足元をすくわれるぞ」
「えっ、あ、すいません」
状況が飲み込めたのかオロオロしながらも頭をさげる。
私は頭を上げさせ、今聞いた内容を私が許可しない限り他言しない様に契約魔法で縛らせてもらった。
本人の身の安全も考慮して誰かに脅されても完璧に白を切り通せる様にしたのだ。
「じゃあ、来週は朝の6時にギルドに集合ね。依頼についてはそれまでに決めておくわ。何か聞きたい事があったら教室でも寮でも訪ねてきて。」
「わかりました。よろしくお願いします」
ファストが退室した。他のメンバーが次々に報告にくる。皆、叔父の質問に答え、来週までの課題の確認し、退室していった。
実は行きも帰りも馬車を用意している。
この後、皆寮に帰っていく。
私は拠点に向かう。
先程の来週の護衛実施のお手伝いにパーティメンバーを巻き込む予定だ。
「ただいま。アルト居る?」
「おぅ、ミーナか。あいつならサンドリアと依頼に行ってるぞ」
ロトが顔を出したので来週の事をお願いした
「成る程な、今は学園の護衛依頼が終わるまで長期の依頼は受けない予定だから大丈夫だろう」
と言う事みたいなのでお願いしといた
「ところでミーナ、頼みたい事があるのだが」
珍しく改まってどうしたのかと思うとどうやらご飯を作って欲しいのだとか
「あいつらは実家に行って美味いもん食ったりしてるが俺は屋台ばっかりだ」
「了解。なにか食べたいものは?」
なんでも良いらしい。とりあえずキッチンにいき、食材を確認したが野菜が足りないのでとりあえず庭から採取。
色々な料理を仕上げていると玄関が騒がしい。残りの二人が帰宅した様だ。
「おかえり。ご飯食べる?」
屋台で何やら買ってきてたみたいだがそんな物は明日でもいいとかで出来上がった料理を次々に運んでいく。
「「「「いただきます」」」」
4人揃っての食事も久しぶりなので色々話をしながら楽しんだ。
先程の護衛の件もついでにお願いしておく。
待ち合わせ時間と場所を説明すると他の冒険者が羨ましがって面倒になりかねないから前日から拠点に来る様言われた為そうする事にした。
次の日早々に寮へ帰宅。ファストに昨日の事を説明したいが何処に行けば会えるか分からない。
明日担任にでも聞いてみよう。
リリアとレイラとお昼を一緒に食べる約束をしていた為、学園内のカフェに向かう。
「お待たせ」
二日ぶりなのに久しぶりの様な気がして話に花が咲いた。レイラがスカイとライムが見たいというのでその後、中央広場に行って2匹のお披露目。
可愛い、可愛いと撫で回していた。
レイラ曰く、上質な糸をはく魔獣を従魔にしたいらしく三年生になったらテイマーを受講するらしい。
女の子で10歳位だと危ないからとギルドの登録は親が許可してくれないとか。
だから最初の2年で生地の織り方や糸の染め方、レース網など装飾関係のスキルを身につけておく様だ。12歳になると親の許可なしで登録できるし、冒険者の受講を選択したら登録もできる。地道に努力する事にしているらしい
「頑張ってね」
その時がきたらサポートしてあげようと心に決めた
夕方、2人と別れて寮に戻る。
夕食を済ませて自室で二匹と遊んでいるとジンから念話が飛んできた
『ミーナ、そろそろバックの中身がいっぱいになったのだ。』
どうやら、三匹で刈り倒した魔獣でバックの容量がいっぱいらしい。
仕方がないので学園から出て屋敷の森に向かう。
三匹が私の気配に気がついてよってきた。
「おかえり。怪我はない」
大丈夫だとまとめて甘えてくる。
明日からしばらくは休憩らしく屋敷にいるみたいだ。
屋敷の使用人にその事を伝えバックの中身を受け取った。
「この量は中々だね。邪魔なものはギルドに持っていってから帰るか」
仕方がないのでギルドに寄る。
解体場にむかいお願いした。
「来週末にまた来るのでその時引き取ります。」
全て買取でお願いできる魔獣だけ出してギルドを後にした。
寮に帰り明日からの準備をして就寝した。
今日、7年生の護衛見習いであるファストという青年に事情を説明する予定だ。
叔父曰く、孤児院出身でかなり真面目に学園生活を送ってきたとの事。座学は人並みだが剣の腕がずば抜けているとか。来週から護衛の実施実習を行うにあたり先ずは1番忠実な彼からとなった。
「失礼します」
「ファスト、見習いはどうだ」
「はい、先輩に稽古をつけていただてますがまだまだ未熟者です。鍛錬に励みたいと思います」
「そうか、見習いの次の段階として、来週から実施実習を行う。たしか、ギルドには登録していたな。」
「はい、小遣い稼ぎに依頼を受けていましたので登録はしております。こないだEランクになりました。」
「そうか、では依頼を受けながら実際に護衛についてもらう。」
「わかりました。しかし、どなたの護衛につけばよろしいのでしょうか」
ここで私が領主であることの説明をする。かなりびっくりした様で固まってしまった
「しかし、ミーナ様は聡明とはいえまだ幼いお年頃。私如きの護衛では危険ではございませんか」
「あぁ、それには及ばない。お前、Aランクパーティの【紫】を知っているか」
「はい、存じております」
「ミーナ様は【紫】のメンバーだ。おそらくパーティではずば抜けての実力となる。見た目で相手の実力を決めている様では足元をすくわれるぞ」
「えっ、あ、すいません」
状況が飲み込めたのかオロオロしながらも頭をさげる。
私は頭を上げさせ、今聞いた内容を私が許可しない限り他言しない様に契約魔法で縛らせてもらった。
本人の身の安全も考慮して誰かに脅されても完璧に白を切り通せる様にしたのだ。
「じゃあ、来週は朝の6時にギルドに集合ね。依頼についてはそれまでに決めておくわ。何か聞きたい事があったら教室でも寮でも訪ねてきて。」
「わかりました。よろしくお願いします」
ファストが退室した。他のメンバーが次々に報告にくる。皆、叔父の質問に答え、来週までの課題の確認し、退室していった。
実は行きも帰りも馬車を用意している。
この後、皆寮に帰っていく。
私は拠点に向かう。
先程の来週の護衛実施のお手伝いにパーティメンバーを巻き込む予定だ。
「ただいま。アルト居る?」
「おぅ、ミーナか。あいつならサンドリアと依頼に行ってるぞ」
ロトが顔を出したので来週の事をお願いした
「成る程な、今は学園の護衛依頼が終わるまで長期の依頼は受けない予定だから大丈夫だろう」
と言う事みたいなのでお願いしといた
「ところでミーナ、頼みたい事があるのだが」
珍しく改まってどうしたのかと思うとどうやらご飯を作って欲しいのだとか
「あいつらは実家に行って美味いもん食ったりしてるが俺は屋台ばっかりだ」
「了解。なにか食べたいものは?」
なんでも良いらしい。とりあえずキッチンにいき、食材を確認したが野菜が足りないのでとりあえず庭から採取。
色々な料理を仕上げていると玄関が騒がしい。残りの二人が帰宅した様だ。
「おかえり。ご飯食べる?」
屋台で何やら買ってきてたみたいだがそんな物は明日でもいいとかで出来上がった料理を次々に運んでいく。
「「「「いただきます」」」」
4人揃っての食事も久しぶりなので色々話をしながら楽しんだ。
先程の護衛の件もついでにお願いしておく。
待ち合わせ時間と場所を説明すると他の冒険者が羨ましがって面倒になりかねないから前日から拠点に来る様言われた為そうする事にした。
次の日早々に寮へ帰宅。ファストに昨日の事を説明したいが何処に行けば会えるか分からない。
明日担任にでも聞いてみよう。
リリアとレイラとお昼を一緒に食べる約束をしていた為、学園内のカフェに向かう。
「お待たせ」
二日ぶりなのに久しぶりの様な気がして話に花が咲いた。レイラがスカイとライムが見たいというのでその後、中央広場に行って2匹のお披露目。
可愛い、可愛いと撫で回していた。
レイラ曰く、上質な糸をはく魔獣を従魔にしたいらしく三年生になったらテイマーを受講するらしい。
女の子で10歳位だと危ないからとギルドの登録は親が許可してくれないとか。
だから最初の2年で生地の織り方や糸の染め方、レース網など装飾関係のスキルを身につけておく様だ。12歳になると親の許可なしで登録できるし、冒険者の受講を選択したら登録もできる。地道に努力する事にしているらしい
「頑張ってね」
その時がきたらサポートしてあげようと心に決めた
夕方、2人と別れて寮に戻る。
夕食を済ませて自室で二匹と遊んでいるとジンから念話が飛んできた
『ミーナ、そろそろバックの中身がいっぱいになったのだ。』
どうやら、三匹で刈り倒した魔獣でバックの容量がいっぱいらしい。
仕方がないので学園から出て屋敷の森に向かう。
三匹が私の気配に気がついてよってきた。
「おかえり。怪我はない」
大丈夫だとまとめて甘えてくる。
明日からしばらくは休憩らしく屋敷にいるみたいだ。
屋敷の使用人にその事を伝えバックの中身を受け取った。
「この量は中々だね。邪魔なものはギルドに持っていってから帰るか」
仕方がないのでギルドに寄る。
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寮に帰り明日からの準備をして就寝した。
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