61 / 63
2章
61.
もうすぐ春が終わる頃、アルトの兄、スタードが結婚した。
教会での式に屋敷でのお披露目、その後は領地を巡ってお披露目するらしい。
私も実は屋敷のお披露目に呼ばれていた。
但し、公爵としては丁重にお断りしたのでロトと一緒に【紫】として出席。サントスとアルトは家柄立場上、貴族として振る舞っている。
お披露目の数日後、改めてスタードの奥さんを紹介したいからとお呼ばれした。
「ミーナさん、わざわざありがとうございます。妻のサラです。」
「ミーナさん、初めまして。」
「サラさん、初めまして」
とりあえず挨拶を交わし改めてお祝いん渡した。
アズベリー領から取り寄せた綺麗な焼物のお茶用のセットだ。
「まぁ、素敵な物をありがとうございます。大切に使わせて貰いますね」
数日したら領地に向けて旅立つそうなので荷物になるが一緒に持っていってもらう事にした。
そこからは両親も交えての食事となった。
サラさんは私の正体を知らない。いつかはバレるだろうが今回は黙って居る事になり、父様、母様が可愛がってくれてるとの理由でご一緒させて貰った。
また、領地に遊びに行きますと挨拶を済ませ寮に帰宅した。
学園生活も3ヶ月が過ぎた。
明日から長期休暇となる。
今回の休憩はまず、領地に帰る子達と一緒に王都を出発。
マース、オーロラ、ムートン、ベルサ、リンダの順に回る予定。
ベルサで叔父と合流しリンダのクリアを訪ねて街の管理をお願いする予定だ。
ここまでの予定で約三週間、のこりの休暇は各自、自由行動となる。
家に帰らない子や元々孤児院出身の子は休暇中も王都に残るとの事。ナターシャ、ファスト共付いてこないのでナターシャの事はファストにお願いした。
休憩中に依頼を受けてお金を稼ぐと張り切っているので無理をしない様に釘をさす。
休憩初日、領主館に集合する。
今回は馬車2台をレンタルし御者を臨時で依頼する。
王都の御者付きレンタル馬車は各地で乗り捨てできる為便利だ。
護衛の依頼をギルドに出しておいたので二組の冒険者、計7人が集まった。
【紫】は後程叔父の護衛でベルサまで来るとか。
リンダでの予定が終了したら私も休暇に入る為グレントロク領のダンジョンに潜る予定。
ダンジョンも久しぶりの為今から楽しみで仕方がない。
一同揃ったので簡単に挨拶を交わし皆んなで馬車にのりこんだ。
お昼頃にはマースに到着。
この街の出身者は馬車から降り挨拶を交わすと帰宅していく。
今回、私の事は知らない人ばかりなので大人しく馬車に揺られているが退屈だ。
今日はトーマスの所に皆で泊まり明日の朝、オーロラに向けて出発する。
帰省する子供は合計9人、1人がマースでおりた。
オーロラはリリア1人、ムートンが2人、ベルサが3人、リンダが1人と私である。
屋敷に到着し、私以外は男女兄弟に別れて2人ひと部屋与えてられた。
屋敷内の護衛は不要と伝えていたので冒険者達は宿へと移動する。
私はと言うと見つからない様にこっそり自室に向かった。
「ミーナ様、お疲れ様でございます。少しご報告したい事があるのですが」
トーマスが直々に訪ねて来たので部屋に招き話を聞いた。
どうやら馬達の種付けが上手くいった様で秋ごろには出産予定だとか。
3組とも成功したとかで産まれてくるのが楽しみだ。
街の立て直しも順調に進み特に問題もないらしい。
「引き継ぎよろしくお願いしますね」
その後は皆んなで夕食を頂き各々ゆっくり過ごす事となった。
翌朝、オーロラに向けて出発する。
ここからオーロラまでは馬車で4日程。途中の村に寄りながらの旅となる。
こちらのルートを通るのは私も初めてで少し楽しみだ。
今日泊まる村はマースに一番近い事もあってかそれなりに栄えているとか。
昼過ぎには到着するので少し村の様子を見てみたい。
馬車は前に7人、後に荷物と私とリリアで別れて乗っているので移動中は割と自由だ。
リリアも他の目がある所ではわきまえてくれるので非常に助かる。
「ミーナちゃん、オーロラに着いたら少し位は時間とれるの?」
オーロラの滞在予定は2日間、1日は定期船の件で仕事だが残りの1日は空けれるはずだ。
「多分、大丈夫かな。」
「そお、じゃあ折角だから一緒にお買い物位行けるかな」
事情を知らない護衛ばかりだし少し考えてしまった。
「サルトさんにお願いして着いて来て貰ったら大丈夫かな。」
「わかったわ。じゃあお父様に相談してみますね」
恐らく可愛い娘のお願いならなんとかするだろうと思う。
其方はリリアに任せる事にした。
村に到着したので先ずは宿に向かう。
今回は護衛も合わせて4部屋に別れた。
夕食迄は各部屋の護衛と相談して行動する様伝えて自由に過ごす事にした。
私はリリアとリンダ出身の2つ年上の子と一緒になった。護衛も女性が2人ついてくれる事となり残りの部屋にも各2人づつとか。
御者2人にも1人冒険者がつく。
私達は早速村の中を観光した。
雑貨屋さんに行ったりギルドを除いて見たりと好きなだけ見て歩き全体的な視察もこっそりできたのでありがたい。
夕食時には宿に戻って食堂に移動する。
食事はとてもおいしくいただいた。
明日も朝から馬車に揺られる予定なので早々と就寝する事にした。
教会での式に屋敷でのお披露目、その後は領地を巡ってお披露目するらしい。
私も実は屋敷のお披露目に呼ばれていた。
但し、公爵としては丁重にお断りしたのでロトと一緒に【紫】として出席。サントスとアルトは家柄立場上、貴族として振る舞っている。
お披露目の数日後、改めてスタードの奥さんを紹介したいからとお呼ばれした。
「ミーナさん、わざわざありがとうございます。妻のサラです。」
「ミーナさん、初めまして。」
「サラさん、初めまして」
とりあえず挨拶を交わし改めてお祝いん渡した。
アズベリー領から取り寄せた綺麗な焼物のお茶用のセットだ。
「まぁ、素敵な物をありがとうございます。大切に使わせて貰いますね」
数日したら領地に向けて旅立つそうなので荷物になるが一緒に持っていってもらう事にした。
そこからは両親も交えての食事となった。
サラさんは私の正体を知らない。いつかはバレるだろうが今回は黙って居る事になり、父様、母様が可愛がってくれてるとの理由でご一緒させて貰った。
また、領地に遊びに行きますと挨拶を済ませ寮に帰宅した。
学園生活も3ヶ月が過ぎた。
明日から長期休暇となる。
今回の休憩はまず、領地に帰る子達と一緒に王都を出発。
マース、オーロラ、ムートン、ベルサ、リンダの順に回る予定。
ベルサで叔父と合流しリンダのクリアを訪ねて街の管理をお願いする予定だ。
ここまでの予定で約三週間、のこりの休暇は各自、自由行動となる。
家に帰らない子や元々孤児院出身の子は休暇中も王都に残るとの事。ナターシャ、ファスト共付いてこないのでナターシャの事はファストにお願いした。
休憩中に依頼を受けてお金を稼ぐと張り切っているので無理をしない様に釘をさす。
休憩初日、領主館に集合する。
今回は馬車2台をレンタルし御者を臨時で依頼する。
王都の御者付きレンタル馬車は各地で乗り捨てできる為便利だ。
護衛の依頼をギルドに出しておいたので二組の冒険者、計7人が集まった。
【紫】は後程叔父の護衛でベルサまで来るとか。
リンダでの予定が終了したら私も休暇に入る為グレントロク領のダンジョンに潜る予定。
ダンジョンも久しぶりの為今から楽しみで仕方がない。
一同揃ったので簡単に挨拶を交わし皆んなで馬車にのりこんだ。
お昼頃にはマースに到着。
この街の出身者は馬車から降り挨拶を交わすと帰宅していく。
今回、私の事は知らない人ばかりなので大人しく馬車に揺られているが退屈だ。
今日はトーマスの所に皆で泊まり明日の朝、オーロラに向けて出発する。
帰省する子供は合計9人、1人がマースでおりた。
オーロラはリリア1人、ムートンが2人、ベルサが3人、リンダが1人と私である。
屋敷に到着し、私以外は男女兄弟に別れて2人ひと部屋与えてられた。
屋敷内の護衛は不要と伝えていたので冒険者達は宿へと移動する。
私はと言うと見つからない様にこっそり自室に向かった。
「ミーナ様、お疲れ様でございます。少しご報告したい事があるのですが」
トーマスが直々に訪ねて来たので部屋に招き話を聞いた。
どうやら馬達の種付けが上手くいった様で秋ごろには出産予定だとか。
3組とも成功したとかで産まれてくるのが楽しみだ。
街の立て直しも順調に進み特に問題もないらしい。
「引き継ぎよろしくお願いしますね」
その後は皆んなで夕食を頂き各々ゆっくり過ごす事となった。
翌朝、オーロラに向けて出発する。
ここからオーロラまでは馬車で4日程。途中の村に寄りながらの旅となる。
こちらのルートを通るのは私も初めてで少し楽しみだ。
今日泊まる村はマースに一番近い事もあってかそれなりに栄えているとか。
昼過ぎには到着するので少し村の様子を見てみたい。
馬車は前に7人、後に荷物と私とリリアで別れて乗っているので移動中は割と自由だ。
リリアも他の目がある所ではわきまえてくれるので非常に助かる。
「ミーナちゃん、オーロラに着いたら少し位は時間とれるの?」
オーロラの滞在予定は2日間、1日は定期船の件で仕事だが残りの1日は空けれるはずだ。
「多分、大丈夫かな。」
「そお、じゃあ折角だから一緒にお買い物位行けるかな」
事情を知らない護衛ばかりだし少し考えてしまった。
「サルトさんにお願いして着いて来て貰ったら大丈夫かな。」
「わかったわ。じゃあお父様に相談してみますね」
恐らく可愛い娘のお願いならなんとかするだろうと思う。
其方はリリアに任せる事にした。
村に到着したので先ずは宿に向かう。
今回は護衛も合わせて4部屋に別れた。
夕食迄は各部屋の護衛と相談して行動する様伝えて自由に過ごす事にした。
私はリリアとリンダ出身の2つ年上の子と一緒になった。護衛も女性が2人ついてくれる事となり残りの部屋にも各2人づつとか。
御者2人にも1人冒険者がつく。
私達は早速村の中を観光した。
雑貨屋さんに行ったりギルドを除いて見たりと好きなだけ見て歩き全体的な視察もこっそりできたのでありがたい。
夕食時には宿に戻って食堂に移動する。
食事はとてもおいしくいただいた。
明日も朝から馬車に揺られる予定なので早々と就寝する事にした。
あなたにおすすめの小説
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
心が折れた日に神の声を聞く
木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。
どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。
何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。
絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。
没ネタ供養、第二弾の短編です。
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
繰り返しのその先は
みなせ
ファンタジー
婚約者がある女性をそばに置くようになってから、
私は悪女と呼ばれるようになった。
私が声を上げると、彼女は涙を流す。
そのたびに私の居場所はなくなっていく。
そして、とうとう命を落とした。
そう、死んでしまったはずだった。
なのに死んだと思ったのに、目を覚ます。
婚約が決まったあの日の朝に。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革
うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。
優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。
家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。
主人公は、魔法・知識チートは持っていません。
加筆修正しました。
お手に取って頂けたら嬉しいです。
逆行転生、一度目の人生で婚姻を誓い合った王子は私を陥れた双子の妹を選んだので、二度目は最初から妹へ王子を譲りたいと思います。
みゅー
恋愛
アリエルは幼い頃に婚姻の約束をした王太子殿下に舞踏会で会えることを誰よりも待ち望んでいた。
ところが久しぶりに会った王太子殿下はなぜかアリエルを邪険に扱った挙げ句、双子の妹であるアラベルを選んだのだった。
失意のうちに過ごしているアリエルをさらに災難が襲う。思いもよらぬ人物に陥れられ国宝である『ティアドロップ・オブ・ザ・ムーン』の窃盗の罪を着せられアリエルは疑いを晴らすことができずに処刑されてしまうのだった。
ところが、気がつけば自分の部屋のベッドの上にいた。
こうして逆行転生したアリエルは、自身の処刑回避のため王太子殿下との婚約を避けることに決めたのだが、なぜか王太子殿下はアリエルに関心をよせ……。
二人が一度は失った信頼を取り戻し、心を近づけてゆく恋愛ストーリー。