領主にならないとダメかなぁ。冒険者が良いんです本当は。

さっちさん

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2章

62.

翌日からも馬車に揺られながらオーロラを目指す。
マースを出て3日目のお昼過ぎ無事に到着した。
今回も領主館に宿泊する。
リリアはこの街でお別れなので今日は私達と一緒にいるそうだ。
「ミーナさん、明日お兄様が付いてきてくれるみたいだからお買い物にいきましょ」
早速予定を押さえてきた様で快く了承した。
一旦みんなと別れてヤックルの執務室を目指す。
「ご無沙汰してます」
「ようこそ、滞在中はゆっくりしてください」
とりあえずソファに座り、報告を貰う。
「ヤックル、定期便の事は進んでる?問題はない?」
「はい、順調にいけば年内には運航が開始出来ます。今は実際に運ぶ荷物の調整を行なってますね」
大掛かりな物は領主が中心となって行うが細かな産物は商会等、協力者を当たっているとの事。
「引き継ぎお願いね」
「承知いたしました。今回の休憩明けに一度王都へご報告に参ります」
ようはリリアを送り届けてくれるとの事。
「わかったわ。帰りの馬車はこちらにはまわさないね」
そうして執務室を後にし自分の部屋へと向かった。

翌日は朝からリリアと買い物に出かけた。
女の子二人の買い物は楽しくてついつい時間を忘れて楽しんでしまった。
「ミーナ様、そろそろお時間が」
サルトに言われて慌てて領主館に戻った。
リリアと別れて馬車に乗り込む。
ここからはムートンに向かって進む。

予定通りムートンに到着した。
今回、子供達には別館を使って貰う事になっているのでそちらにセスタスが案内する。
私はこっそり子供の間から離れて本館へと向かった。
とりあえず3階の執務室に行きソファーでくつろいでいるとセスタスが子供たちの案内から戻ってきた。
「ミーナ様お疲れ様でございます。こちらには3日ほど滞在するとお伺いしておりますが」
「留守をいつもありがとう。何か変わった事はありましたか。」
「特にはございません」

そこからリンダの件をセスタスに報告。
「とりあえずベルサで叔父と合流してリンダの件を片付けてしまうわ」

後はクリアとか言う人がリンダの事を引き受けてくれたらゆっくり休みを満喫出来るのだけど。
知らない人だからどうも先の予測がつかない。
その辺りは叔父に任せてるから大丈夫かなと思って考えるのをやめてみた。

「ミーナ様、此方に滞在中で結構です。数点、確認頂きたい書類がございまして」
どこからともなく書類を出してきたセスタス。とりあえず、早いとこ片付けて仕舞おうとせっせと処理する。

気がついたら夕食の時間になっていた。
離れのリビングにささっと向かい何食わぬ顔で席に着く。
護衛達は今回街の宿に泊まっているので子供だけならチョロいもんだ。



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