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旅立ち
18.
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さて、ボス部屋の扉を開けて中に入ると自動的に扉は閉まった。何が出るかと前を向くと五つの光が降りてきた。
オークが4体、オーガキングが1体だ。
「ククル、気をつけろ」
「大丈夫か」
がいやの特にリーダーとギグナがうるさいがほっといて戦略を練る。
「ガル行くよ」
前に出るのと同時に電流魔法を5つ放った。
オーク4体は倒れた。呆気ない。続いて大きな一つの突風を起こす。オーガキングを巻き込んだ。
「いけぇ」
そのまま風を操って壁に激突させた。
オーガキングが倒れた。
「よし」
倒す事が出来たのでガッツポーズだ。
ダンジョンでは倒すとアイテムに変化する。
オークとオーガキングのアイテムを拾いつつよく考えたら依頼で来てるから私の物では無い。
大人達に確認しようと振り返ると完全に呆けた3人と苦笑いのアイザックが目に入った。
「これ、もらっちゃダメ?」
「「「規格外すぎだろっ」」」」
3人同時にツッコミが入った。
そう言われても困る。どうしたものかと固まってると助けの手がでた。
「おつかれさん。それは依頼の素材じゃないからククルが貰っても良いと思うぞ。なあ、どうなんだ」
最初は優しく、後は強く聞いてくれた。
「あぁ、構わないぞ。はぁ、もう、いいや。気にしない」
「「そうそう」」
「「「お前らが言うな」」」
とまあ、こんな感じでなんとか収まった。
そこからは15階まで進んで野営する事にした。
「今日はなにを作ろうかな」
夕食のメニューを考えながら食材をあさる。
ランサーから焼いた肉が食べたいと言われたのでそれならと沢山の材料を串刺しにしつけだれを数種類準備した。後はご飯を炊いて準備万端だ。
「このタレをつけて食べてね。米は適当に食べれる用におにぎりにしといたから」
そこからはまたしても食べ物争奪戦だ。
私は食いっぱぐれない様に自分の分を確保する。4人はちらっと此方を確認後、我先にとどんどん消化していった。
「はぁ、満足した」
「ご馳走さん」
「ありがとな」
「満腹満腹」
皆さん満足の様で私は無言で片付ける。
手伝ってくれたのですぐに片付けが終わった。
ほっこり休憩していると改まって明日からの打ち合わせとなった。
「とりあえず依頼の素材は合計で15個必要だ。一応三種類バランス良くが希望らしいが偏っても良いとの事なのでまずは其方に集中しようかと思う。下の階段を目指しながら進むからよろしく」
明日からは少しペースを落として進むとの事。
次の階段まで2ルートあるので二手に分かれることになり、パーティ毎に行動する事となった。
翌日、朝食を済ませて左右に分かれて進む。
「アイザック、ガルから降りても良いかな」
「かまわないぞ」
ここからしばらくは2人なので自分の足で進む事にした。
順調に素材を集めながら進む。2時間程で素材を五つ集め階段に着いた。
2人で休憩していると向こうの3人も到着した。
合計で八つの素材が集まった。
「次の階も同じ様に進むとしよう」
少し休憩した後、また二手に分かれて進む。
階段に到着する頃には更に六つの素材が集まった。
「コレでほぼ達成だな」
3人の方は三つの素材を入手していた。
数が揃ったのでそこからはまた5人で移動した。
結局20階のボス部屋までいき合計27個の素材が集まった。
「こんなに早く揃うとは思わんかった。
とりあえず依頼は達成出来たし明日からはダンジョン攻略に力を注いでみるか」
どうやら3人では最下層までは難しい様で折角だから攻略したいとか。此方も了承した。
そこからはひたすらダンジョン攻略に費やす。
ダンジョンにはいってから16日が過ぎた。
「明日、最下層のラスボスで攻略だな。戦略はどうする」
「ククルの電撃でダメージを与えてから一気に攻撃と行くか」
そんなこんなで初動は私で決まり、明日に備える事にした。
ラスボスの部屋へはいる。
「行くぞ。コレで終わりだ」
リーダーの呼び掛けと共に電撃を加えた。
ちなみにここのボスはオーガのエンペラー2、キング3、クイーン3と中々な組み合わせである。
特大の雷を八体に落とした。
倒すところまでは行かないが敵は次の行動に移りきれない。
そこから更に突風をお見舞いした。
後は次々に物理攻撃を与えていく。
ガルがキングを薙ぎ倒す。
私も剣に持ち替えてクイーンに切りかかった。
戦闘開始から20分程で全てを倒した。
「ふぅ、終わった、終わった」
全員力を抜いた。
宝箱が五つ出たので各々中身を確認する。
わたしには腕輪かはいっていた。
「どれどれ、スピードアップに状態異常防止」
腕につけるとサイズ自動調整でピタッとくっついた
「よし、ダンジョンから出るぞ」
漸く長がった攻略は終了しとりあえずはシティに戻った。
早々に宿で食事を済ませて今日は休む事にする。
明日街に向けて出発だ。
翌日、お留守番だったシルバー達にのり街に戻った。
その足でギルドに向かい依頼の完了を処理する。その他の素材やアイテムはそのままに貰うものを避けて換金し、均等に分けた。
「アイザック、ククル助かった。また、一緒に出来る時があったら是非」
「こっちこそ、世話になったな」
「ありがとうございまさした」
挨拶を済ませて宿を取り直し、そのまま数日休養日に当ててゆっくりやすんだ。
オークが4体、オーガキングが1体だ。
「ククル、気をつけろ」
「大丈夫か」
がいやの特にリーダーとギグナがうるさいがほっといて戦略を練る。
「ガル行くよ」
前に出るのと同時に電流魔法を5つ放った。
オーク4体は倒れた。呆気ない。続いて大きな一つの突風を起こす。オーガキングを巻き込んだ。
「いけぇ」
そのまま風を操って壁に激突させた。
オーガキングが倒れた。
「よし」
倒す事が出来たのでガッツポーズだ。
ダンジョンでは倒すとアイテムに変化する。
オークとオーガキングのアイテムを拾いつつよく考えたら依頼で来てるから私の物では無い。
大人達に確認しようと振り返ると完全に呆けた3人と苦笑いのアイザックが目に入った。
「これ、もらっちゃダメ?」
「「「規格外すぎだろっ」」」」
3人同時にツッコミが入った。
そう言われても困る。どうしたものかと固まってると助けの手がでた。
「おつかれさん。それは依頼の素材じゃないからククルが貰っても良いと思うぞ。なあ、どうなんだ」
最初は優しく、後は強く聞いてくれた。
「あぁ、構わないぞ。はぁ、もう、いいや。気にしない」
「「そうそう」」
「「「お前らが言うな」」」
とまあ、こんな感じでなんとか収まった。
そこからは15階まで進んで野営する事にした。
「今日はなにを作ろうかな」
夕食のメニューを考えながら食材をあさる。
ランサーから焼いた肉が食べたいと言われたのでそれならと沢山の材料を串刺しにしつけだれを数種類準備した。後はご飯を炊いて準備万端だ。
「このタレをつけて食べてね。米は適当に食べれる用におにぎりにしといたから」
そこからはまたしても食べ物争奪戦だ。
私は食いっぱぐれない様に自分の分を確保する。4人はちらっと此方を確認後、我先にとどんどん消化していった。
「はぁ、満足した」
「ご馳走さん」
「ありがとな」
「満腹満腹」
皆さん満足の様で私は無言で片付ける。
手伝ってくれたのですぐに片付けが終わった。
ほっこり休憩していると改まって明日からの打ち合わせとなった。
「とりあえず依頼の素材は合計で15個必要だ。一応三種類バランス良くが希望らしいが偏っても良いとの事なのでまずは其方に集中しようかと思う。下の階段を目指しながら進むからよろしく」
明日からは少しペースを落として進むとの事。
次の階段まで2ルートあるので二手に分かれることになり、パーティ毎に行動する事となった。
翌日、朝食を済ませて左右に分かれて進む。
「アイザック、ガルから降りても良いかな」
「かまわないぞ」
ここからしばらくは2人なので自分の足で進む事にした。
順調に素材を集めながら進む。2時間程で素材を五つ集め階段に着いた。
2人で休憩していると向こうの3人も到着した。
合計で八つの素材が集まった。
「次の階も同じ様に進むとしよう」
少し休憩した後、また二手に分かれて進む。
階段に到着する頃には更に六つの素材が集まった。
「コレでほぼ達成だな」
3人の方は三つの素材を入手していた。
数が揃ったのでそこからはまた5人で移動した。
結局20階のボス部屋までいき合計27個の素材が集まった。
「こんなに早く揃うとは思わんかった。
とりあえず依頼は達成出来たし明日からはダンジョン攻略に力を注いでみるか」
どうやら3人では最下層までは難しい様で折角だから攻略したいとか。此方も了承した。
そこからはひたすらダンジョン攻略に費やす。
ダンジョンにはいってから16日が過ぎた。
「明日、最下層のラスボスで攻略だな。戦略はどうする」
「ククルの電撃でダメージを与えてから一気に攻撃と行くか」
そんなこんなで初動は私で決まり、明日に備える事にした。
ラスボスの部屋へはいる。
「行くぞ。コレで終わりだ」
リーダーの呼び掛けと共に電撃を加えた。
ちなみにここのボスはオーガのエンペラー2、キング3、クイーン3と中々な組み合わせである。
特大の雷を八体に落とした。
倒すところまでは行かないが敵は次の行動に移りきれない。
そこから更に突風をお見舞いした。
後は次々に物理攻撃を与えていく。
ガルがキングを薙ぎ倒す。
私も剣に持ち替えてクイーンに切りかかった。
戦闘開始から20分程で全てを倒した。
「ふぅ、終わった、終わった」
全員力を抜いた。
宝箱が五つ出たので各々中身を確認する。
わたしには腕輪かはいっていた。
「どれどれ、スピードアップに状態異常防止」
腕につけるとサイズ自動調整でピタッとくっついた
「よし、ダンジョンから出るぞ」
漸く長がった攻略は終了しとりあえずはシティに戻った。
早々に宿で食事を済ませて今日は休む事にする。
明日街に向けて出発だ。
翌日、お留守番だったシルバー達にのり街に戻った。
その足でギルドに向かい依頼の完了を処理する。その他の素材やアイテムはそのままに貰うものを避けて換金し、均等に分けた。
「アイザック、ククル助かった。また、一緒に出来る時があったら是非」
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