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旅立ち
17.
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予定通りダンジョンシティに到着した。宿の部屋を取り皆んなで夕食を食べる。
明日は早朝からダンジョンに入るので今日は皆お酒も控えている。
食後明日の約束をし、各自部屋に戻った。私はアイザックと同室だ。
部屋ではとりあえず従魔達にご飯を食べさせてお風呂に入る。
シルバーとシッコクは預かりの牧場があるのでそこにお願いした。
明日からはダンジョン内で野営になる。
今日のベットを満喫しようと早々に就寝した。
翌朝、軽く朝食を済ませてダンジョンにいく。
外入口から長い通路の先から本格的にダンジョンの始まりだ。
ここは洞窟型で1つのフロアはそんなに広くないが迷路の様になっている。
通路を歩きながらリーダーがとある提案をしてきた。
「アイザック、ククルなんだが大人の俺達についてこさすのも可哀想だし4人で交代に抱っこしていかないか」
ちょっとびっくりした。一応身体強化で着いてはいけるが事前にアイザックからあまり手の内を公にするのもなと言われていたので有難いが申し出だがそこまでして貰う事もない。
「流石ね、それはどうかと思うしガルに乗ってくよ」
実はガル、モコ、プルの事はまだ伝えていない。
「ガル、でといで。乗せてくれるかな」
#よろこんで#
マントの中からするりと飛び出て元の大きさに戻る。
「「「うわぁ」」」
3人同時に退いた。
「私の従魔のガル。後モコとプル」
皆んなに従魔達を紹介した。
「ガルに乗るから抱っこはいらない」
「ククル、あいつら聞いてないぞ」
3人を見ると固まっている。
しばらくほっとくとランサーがいち早く元に戻った。
「流石にびびったわ。ホワイトパンサーとはまた珍しいな。その子に乗るならスピードは全く問題ないだろう。ククル、君の戦闘スタイルは剣かい」
「剣も使えるよ。でも魔法攻撃が主流かな」
「成る程な、じゃあ後方をお願いしよう。それで良いな。お前らいい加減元に戻れ」
残りの2人の頭を叩いた。漸く元に戻った2人はお互い顔を見合わせて笑い出す。何事かとようすを見ていると
「どんだけ面白いんだ。ククル。」
気がすむまで笑われた。その後は5人で先に進み出す。
依頼の素材は15階より下で手に入るそうでそこまではサクサク進む事になった。
私はと言うと特に戦闘に加わる訳でもなく後ろからついて行くだけだ。
時々皆んなが後を気にしてくれるが別にする事もなく愛想を振り撒く。
そんなこんなで初日は10階まで到着した。
今日はボス部屋の前の休憩所で野営だ。
私は食事の準備をする事にした。
「ククルは料理できるのか」
「できるよ。沢山つくるね」
大人のそれも男性ばかりとなると食べる量がわからないがとりあえず作る事にした。
ナンみたいに平たい生地をどんどん焼いていく。具材を巻いて食べればと中身用のおかずもあれこれつくる。
スープはアッサリ野菜スープだ。
「出来ましたよ」
各々休憩していたのを呼び寄せる。
「おっ、美味そうだな」
リーダーがスープをよそってくれた。
「「「「「いただきます」」」」」
全員ものすごい勢いで食べはじめた。
私は生地二枚で充分足りる。一応沢山作ったつもりだが足りるのだろうか。
あっと言う間に4人は食べ尽くした。
「足りたかな」
「おう、充分だぞ」
ギグナが片付けながら答えてくれた。
そこから夜番の順番を決め休む事にした。最初わたしは寝てたら良いとの事だったが朝ご飯は要らないのかと聞くと一番最後で良いからご飯もよろしくとのことになった。
アイザックが今日1番目らしく先にテントに引っ込んだ。
気がついたら寝ていた様で夜番の時間頃ガルが起こしてくれる。
「交代します」
「おはようさん、じゃあ後は頼んだよ」
ランサーが私の前の番だった様でテントに引っ込んでいった。
朝食用に雑炊を作りながら身支度を整える。
ボチボチ朝食が仕上がる頃皆んなが起き出してきた。
「おはようございます。ご飯出来てますよ。そこの鍋に入っているので適当によそって食べてください」
身支度が済んだ人から順番に食事を取る。
私はアイザックと一緒に食べ始めた。
「ごちそうさま。ククル料理上手だな。今日も夕食が楽しみだ」
リーダー曰く、ランサーが一応料理番らしい。不味くはないがレパートリーも大してなく、お腹に入ればそれでよしみたいな食事になるらしく今回みたいにちゃんと食べれるのか嬉しいとか。
「そろそろ出発するか。まずはボスだな。」
「あの、私先頭で入ってもよいかな。」
「それはダメだ」
「あぶないだろ」
リーダーとランサーだ。
「だったら私の同行許可しなきゃよかったでしょ。こんなんじゃレベルも殆ど上がらないし来た意味ないよ」
ただ後をついて行くだけでは面白くもなんとも無い。
「アイザックなんとか言ってくれ」
「別に構わないんじゃないか。正直このままではククルの経験値にはならない。俺はこの子と旅をしているから実力はわかっているつもりだ。無理では無いと思うぞ」
アイザックが許可してくれたので私が先頭で入ることになった。
明日は早朝からダンジョンに入るので今日は皆お酒も控えている。
食後明日の約束をし、各自部屋に戻った。私はアイザックと同室だ。
部屋ではとりあえず従魔達にご飯を食べさせてお風呂に入る。
シルバーとシッコクは預かりの牧場があるのでそこにお願いした。
明日からはダンジョン内で野営になる。
今日のベットを満喫しようと早々に就寝した。
翌朝、軽く朝食を済ませてダンジョンにいく。
外入口から長い通路の先から本格的にダンジョンの始まりだ。
ここは洞窟型で1つのフロアはそんなに広くないが迷路の様になっている。
通路を歩きながらリーダーがとある提案をしてきた。
「アイザック、ククルなんだが大人の俺達についてこさすのも可哀想だし4人で交代に抱っこしていかないか」
ちょっとびっくりした。一応身体強化で着いてはいけるが事前にアイザックからあまり手の内を公にするのもなと言われていたので有難いが申し出だがそこまでして貰う事もない。
「流石ね、それはどうかと思うしガルに乗ってくよ」
実はガル、モコ、プルの事はまだ伝えていない。
「ガル、でといで。乗せてくれるかな」
#よろこんで#
マントの中からするりと飛び出て元の大きさに戻る。
「「「うわぁ」」」
3人同時に退いた。
「私の従魔のガル。後モコとプル」
皆んなに従魔達を紹介した。
「ガルに乗るから抱っこはいらない」
「ククル、あいつら聞いてないぞ」
3人を見ると固まっている。
しばらくほっとくとランサーがいち早く元に戻った。
「流石にびびったわ。ホワイトパンサーとはまた珍しいな。その子に乗るならスピードは全く問題ないだろう。ククル、君の戦闘スタイルは剣かい」
「剣も使えるよ。でも魔法攻撃が主流かな」
「成る程な、じゃあ後方をお願いしよう。それで良いな。お前らいい加減元に戻れ」
残りの2人の頭を叩いた。漸く元に戻った2人はお互い顔を見合わせて笑い出す。何事かとようすを見ていると
「どんだけ面白いんだ。ククル。」
気がすむまで笑われた。その後は5人で先に進み出す。
依頼の素材は15階より下で手に入るそうでそこまではサクサク進む事になった。
私はと言うと特に戦闘に加わる訳でもなく後ろからついて行くだけだ。
時々皆んなが後を気にしてくれるが別にする事もなく愛想を振り撒く。
そんなこんなで初日は10階まで到着した。
今日はボス部屋の前の休憩所で野営だ。
私は食事の準備をする事にした。
「ククルは料理できるのか」
「できるよ。沢山つくるね」
大人のそれも男性ばかりとなると食べる量がわからないがとりあえず作る事にした。
ナンみたいに平たい生地をどんどん焼いていく。具材を巻いて食べればと中身用のおかずもあれこれつくる。
スープはアッサリ野菜スープだ。
「出来ましたよ」
各々休憩していたのを呼び寄せる。
「おっ、美味そうだな」
リーダーがスープをよそってくれた。
「「「「「いただきます」」」」」
全員ものすごい勢いで食べはじめた。
私は生地二枚で充分足りる。一応沢山作ったつもりだが足りるのだろうか。
あっと言う間に4人は食べ尽くした。
「足りたかな」
「おう、充分だぞ」
ギグナが片付けながら答えてくれた。
そこから夜番の順番を決め休む事にした。最初わたしは寝てたら良いとの事だったが朝ご飯は要らないのかと聞くと一番最後で良いからご飯もよろしくとのことになった。
アイザックが今日1番目らしく先にテントに引っ込んだ。
気がついたら寝ていた様で夜番の時間頃ガルが起こしてくれる。
「交代します」
「おはようさん、じゃあ後は頼んだよ」
ランサーが私の前の番だった様でテントに引っ込んでいった。
朝食用に雑炊を作りながら身支度を整える。
ボチボチ朝食が仕上がる頃皆んなが起き出してきた。
「おはようございます。ご飯出来てますよ。そこの鍋に入っているので適当によそって食べてください」
身支度が済んだ人から順番に食事を取る。
私はアイザックと一緒に食べ始めた。
「ごちそうさま。ククル料理上手だな。今日も夕食が楽しみだ」
リーダー曰く、ランサーが一応料理番らしい。不味くはないがレパートリーも大してなく、お腹に入ればそれでよしみたいな食事になるらしく今回みたいにちゃんと食べれるのか嬉しいとか。
「そろそろ出発するか。まずはボスだな。」
「あの、私先頭で入ってもよいかな。」
「それはダメだ」
「あぶないだろ」
リーダーとランサーだ。
「だったら私の同行許可しなきゃよかったでしょ。こんなんじゃレベルも殆ど上がらないし来た意味ないよ」
ただ後をついて行くだけでは面白くもなんとも無い。
「アイザックなんとか言ってくれ」
「別に構わないんじゃないか。正直このままではククルの経験値にはならない。俺はこの子と旅をしているから実力はわかっているつもりだ。無理では無いと思うぞ」
アイザックが許可してくれたので私が先頭で入ることになった。
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