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ダンジョン攻略 第5領〜第6領
106.
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25階の宿で数日休養し、外に出たらそのまま次のダンジョンに向かう事にした。
特に買い足すものも無く数日、宿にこもり身体を休めた。
「ここから次のダンジョン迄は5日位かな。明日出発しようと思うんだけどククルの方は大丈夫かい?」
「大丈夫。疲れも取れたしいつでも良いよ」
翌朝、一階まで魔法陣で飛び、シッコクとシルバーに跨り森を駆け抜ける。
今回も時々採取をしながら順調に進んだ。
4日目の昼過ぎ、大きな泉に到着した。
今日はこれ以上進まずに泉の側で野営する事にした。
久しぶりにお魚が食べたいので釣りをする。
ガルとファルは泉の周りで追っかけっこしている。
他の子達はクロイスを含めゆったりとお昼寝の様だ。
「ククル、何か釣れたかい?」
「一応、焼きに出来そうなのは2匹釣れたよ。もう少し頑張ってみるね」
みんなで食べようと思ったらもっと釣らないと全然足りない。
そこから追加で2匹釣れた。
そろそろ片付けて夕食の準備に取り掛かろうと腰を浮かせかけたら急に強い引きにあたった。
「うわぁ、持ってかれるよ~。アイザック!手伝って」
テントの側にいたアイザックが急いでこっちに来てくれた。
「随分、大きいのがあたったみたいだな。」
アイザックが竿を持つのを代わってくれたので網を準備して姿が見えるのを待つ。
その間もアイザックは逃さない様にゆっくりゆっくり竿をひいたのだった。
「今だぁ」
ククルは頑張って網に魚を引っ掛けて引き寄せる。
魚も抵抗するから身体を持っていかれそうだ。
アイザックが竿を置いて手伝ってくれた。
数分格闘した後漸く引き上げる事が出来た。
全長1メートル位ある鱒の様な魚が釣り上がった。
「うわぁ!大きいね」
早速鑑定して下処理をする。
脂が乗って生でも食べれるようだ。
折角なので鱒(鑑定で表示された)を使って色々料理した。
カルパッチョに塩焼き、クリームシチューにフライ、まだまだ沢山使える。
ご飯に混ぜておにぎりにもし、今日食べる分以外を収納に片付ける。
「アイザック、出来たよ」
「さっきの奴がメインだな。沢山作ったな」
「収納もしてあるからいつでも食べれるよ」
みんな揃ったので食べる事にした。
「「いただきます」」
従魔達も中々の勢いで食べていく。
「カルパッチョが美味いな」
アイザックの勢いも中々な物でどんどん料理が無くなっていった。
お腹が一杯になったのでさっさと片付けて身体を休める事にする。
明日にはダンジョンに到着するとの事。
到着後は入口に休憩所があるからそこで一泊して翌日から中に入るらしい。
「次のダンジョンは大型のなかで一番難易度が低いから楽な分、他の冒険者も結構いるぞ」
「そうなんだ。じゃあ戦い方には気をつけないとだね」
他愛もない事を話しながら眠りについた。
翌日、予定通り到着したので休憩所にテントを張り、なぜか屋台があるのでそこで夕食を購入。
ダンジョンに潜る1日目、目標を5階として進み出した。
サクサクと攻略を進めていく。
お昼頃には5階のボス部屋にたどり着いていた。
とりあえずご飯休憩をしてボス戦に挑戦する。
流石に5階のボスくらいならあっさり倒せた。
部屋から出て安全地帯で今日は一泊する。
次の日からも順調に進み8日目、40階に到着した。
「ククル、ここのボスは物理攻撃が全く効かないからな。」
「そうなんだ。じゃあ私むきだね。」
アイザックは前に40階までは来た事があるそうで中の事も詳しい。
今回は私の魔法だけで倒す事にした。
部屋の中に入り、様子を伺う。
どうやらアンデット系の魔物が5体の様だ。
「よーし、頑張るぞぉ」
アンデット系ならばと光魔法で攻撃する。
右の2体を倒した。
続いて左の2体も同じ様に攻撃し、あっさり倒す事が出来た。
最後は真ん中の他とは少し違うやつに向かう。
「ククル、そいつは火に弱いぞ」
「わかった。これでどうだぁ」
火の球をあちこちから30発放った。
ドーッン
アンデット達は呆気なくドロップアイテムにかわった。
「あはは、ククルお疲れ様。相変わらず派手だな。」
「そんな事ないと思うよ…」
ボス部屋を後にして外の安全地帯で今日は野営する事になった。
それからも順調に進みさらに2日後、50階に到着。
ボス戦は明日にして今日は早い目にテントを張る。
ゆっくりと夕食を食べてガル達と戯れていた。
「ククル、ボス戦が終わったら一度ノアノアに寄ってから王都に帰ろうか。ポーションの納品もあるからな」
「うん、わかった。ノアノアからハナに連絡入れるね」
野営の度にポーションを作り溜めしているククルにとっては200本位の納品なんて大した事はない。
鼻歌混じりに今度はポーションの調合をはじめたククルを横目にアイザックは明日以降の予定を再度脳内で確認したのだった。
特に買い足すものも無く数日、宿にこもり身体を休めた。
「ここから次のダンジョン迄は5日位かな。明日出発しようと思うんだけどククルの方は大丈夫かい?」
「大丈夫。疲れも取れたしいつでも良いよ」
翌朝、一階まで魔法陣で飛び、シッコクとシルバーに跨り森を駆け抜ける。
今回も時々採取をしながら順調に進んだ。
4日目の昼過ぎ、大きな泉に到着した。
今日はこれ以上進まずに泉の側で野営する事にした。
久しぶりにお魚が食べたいので釣りをする。
ガルとファルは泉の周りで追っかけっこしている。
他の子達はクロイスを含めゆったりとお昼寝の様だ。
「ククル、何か釣れたかい?」
「一応、焼きに出来そうなのは2匹釣れたよ。もう少し頑張ってみるね」
みんなで食べようと思ったらもっと釣らないと全然足りない。
そこから追加で2匹釣れた。
そろそろ片付けて夕食の準備に取り掛かろうと腰を浮かせかけたら急に強い引きにあたった。
「うわぁ、持ってかれるよ~。アイザック!手伝って」
テントの側にいたアイザックが急いでこっちに来てくれた。
「随分、大きいのがあたったみたいだな。」
アイザックが竿を持つのを代わってくれたので網を準備して姿が見えるのを待つ。
その間もアイザックは逃さない様にゆっくりゆっくり竿をひいたのだった。
「今だぁ」
ククルは頑張って網に魚を引っ掛けて引き寄せる。
魚も抵抗するから身体を持っていかれそうだ。
アイザックが竿を置いて手伝ってくれた。
数分格闘した後漸く引き上げる事が出来た。
全長1メートル位ある鱒の様な魚が釣り上がった。
「うわぁ!大きいね」
早速鑑定して下処理をする。
脂が乗って生でも食べれるようだ。
折角なので鱒(鑑定で表示された)を使って色々料理した。
カルパッチョに塩焼き、クリームシチューにフライ、まだまだ沢山使える。
ご飯に混ぜておにぎりにもし、今日食べる分以外を収納に片付ける。
「アイザック、出来たよ」
「さっきの奴がメインだな。沢山作ったな」
「収納もしてあるからいつでも食べれるよ」
みんな揃ったので食べる事にした。
「「いただきます」」
従魔達も中々の勢いで食べていく。
「カルパッチョが美味いな」
アイザックの勢いも中々な物でどんどん料理が無くなっていった。
お腹が一杯になったのでさっさと片付けて身体を休める事にする。
明日にはダンジョンに到着するとの事。
到着後は入口に休憩所があるからそこで一泊して翌日から中に入るらしい。
「次のダンジョンは大型のなかで一番難易度が低いから楽な分、他の冒険者も結構いるぞ」
「そうなんだ。じゃあ戦い方には気をつけないとだね」
他愛もない事を話しながら眠りについた。
翌日、予定通り到着したので休憩所にテントを張り、なぜか屋台があるのでそこで夕食を購入。
ダンジョンに潜る1日目、目標を5階として進み出した。
サクサクと攻略を進めていく。
お昼頃には5階のボス部屋にたどり着いていた。
とりあえずご飯休憩をしてボス戦に挑戦する。
流石に5階のボスくらいならあっさり倒せた。
部屋から出て安全地帯で今日は一泊する。
次の日からも順調に進み8日目、40階に到着した。
「ククル、ここのボスは物理攻撃が全く効かないからな。」
「そうなんだ。じゃあ私むきだね。」
アイザックは前に40階までは来た事があるそうで中の事も詳しい。
今回は私の魔法だけで倒す事にした。
部屋の中に入り、様子を伺う。
どうやらアンデット系の魔物が5体の様だ。
「よーし、頑張るぞぉ」
アンデット系ならばと光魔法で攻撃する。
右の2体を倒した。
続いて左の2体も同じ様に攻撃し、あっさり倒す事が出来た。
最後は真ん中の他とは少し違うやつに向かう。
「ククル、そいつは火に弱いぞ」
「わかった。これでどうだぁ」
火の球をあちこちから30発放った。
ドーッン
アンデット達は呆気なくドロップアイテムにかわった。
「あはは、ククルお疲れ様。相変わらず派手だな。」
「そんな事ないと思うよ…」
ボス部屋を後にして外の安全地帯で今日は野営する事になった。
それからも順調に進みさらに2日後、50階に到着。
ボス戦は明日にして今日は早い目にテントを張る。
ゆっくりと夕食を食べてガル達と戯れていた。
「ククル、ボス戦が終わったら一度ノアノアに寄ってから王都に帰ろうか。ポーションの納品もあるからな」
「うん、わかった。ノアノアからハナに連絡入れるね」
野営の度にポーションを作り溜めしているククルにとっては200本位の納品なんて大した事はない。
鼻歌混じりに今度はポーションの調合をはじめたククルを横目にアイザックは明日以降の予定を再度脳内で確認したのだった。
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