198 / 207
ヤンヤンに帰省
198.
しおりを挟む
中々更新出来ずすいませんでした。
更新再開します。
頑張って投稿しますのでよろしくお願いします。
『~🎶~🎶』
妖精さんがアイザックの部屋で歌ってくれる。
言葉としては聞き取れない。
独特の音色でわからないけどとても心地が良い。
マーサスとハナには部屋の外で待ってもらいここには結界を張っている。
妖精さんが歌い終わったのでアイザックの様子を伺いに近くに行くと微かに瞼が震えた。
「アイザック!」
「、、、ククル。どうした?ひどい顔色だぞ」
「だって全然起きないんだもん。」
掠れた声でも答えてくれた様子にククルはとうとう大泣きし出した。
部屋の外からククルの声を聞いたマーサスが扉を叩く。
泣きながらもとりあえず結界を解除して2人を招き入れた。
大泣きしたククルをあやしながらアイザックはマーサスよりこれまでの説明を受けた。
ハナが話を補足し、漸く事情がわかる頃には膝に寄りかかったままククルは寝息をたてていた。
「はぁ、そんな事になってたのか。随分心配をかけた様で申し訳ない。俺的には寝て起きた位の感覚しか無いんだがな」
4日間目覚めなかったとは思えない程体も軽く、ククルをそっとベットに降ろし本人は起き上がってきた。
「普通に立ち上がるには問題無いな。コレは多分ククルが回復魔法をかけ続けてたんじぁないか?」
「成る程な、嬢ちゃんのが危なかったか」
「お目覚めくださって良かったです。ククル様がいつ倒れてもおかしくご様子にみているこちらが辛くて」
「ハナにも心配かけたな。申し訳ない。ついでに腹が減ってるみたいだし何か食事をお願いできるか」
「かしこまりました。こちらでお待ちください。直ぐにご準備いたします」
足早に部屋を辞したハナを見送り、改めてマーサスにお礼を伝える。
「マーサス、今回は助かった。ありがとう」
「いや、元々はこちらの不注意から始まった事だし気にするな。」
ハナが軽食を準備してくれてとりあえず2人で食べながら話をする。
マーサス曰く、ククルを教会に連れて行ったら急に元気を取り戻し、あっという間に俺が目醒めたと言う。
何が起こったのか訳がわからんと説明を求められた。
一番理解しているククルが起きそうにも無いから憶測での話だと前おきし、恐らくネル様あたりの知恵だろうとある程度の事を説明した。
話を聞いたマーサスは暫くヤンヤンにいるから数日中にまた来るととりあえずは帰って行った。
「ハナ、まずはありがとう。迷惑をかけたな。あの様子だとククルは数日寝込むだろうし、その間ゆっくり休んでくれ。あの子は俺が見とくから」
今日のところは風呂に入りハナたちにも早めに休む様伝えて部屋に引き換えした。
更新再開します。
頑張って投稿しますのでよろしくお願いします。
『~🎶~🎶』
妖精さんがアイザックの部屋で歌ってくれる。
言葉としては聞き取れない。
独特の音色でわからないけどとても心地が良い。
マーサスとハナには部屋の外で待ってもらいここには結界を張っている。
妖精さんが歌い終わったのでアイザックの様子を伺いに近くに行くと微かに瞼が震えた。
「アイザック!」
「、、、ククル。どうした?ひどい顔色だぞ」
「だって全然起きないんだもん。」
掠れた声でも答えてくれた様子にククルはとうとう大泣きし出した。
部屋の外からククルの声を聞いたマーサスが扉を叩く。
泣きながらもとりあえず結界を解除して2人を招き入れた。
大泣きしたククルをあやしながらアイザックはマーサスよりこれまでの説明を受けた。
ハナが話を補足し、漸く事情がわかる頃には膝に寄りかかったままククルは寝息をたてていた。
「はぁ、そんな事になってたのか。随分心配をかけた様で申し訳ない。俺的には寝て起きた位の感覚しか無いんだがな」
4日間目覚めなかったとは思えない程体も軽く、ククルをそっとベットに降ろし本人は起き上がってきた。
「普通に立ち上がるには問題無いな。コレは多分ククルが回復魔法をかけ続けてたんじぁないか?」
「成る程な、嬢ちゃんのが危なかったか」
「お目覚めくださって良かったです。ククル様がいつ倒れてもおかしくご様子にみているこちらが辛くて」
「ハナにも心配かけたな。申し訳ない。ついでに腹が減ってるみたいだし何か食事をお願いできるか」
「かしこまりました。こちらでお待ちください。直ぐにご準備いたします」
足早に部屋を辞したハナを見送り、改めてマーサスにお礼を伝える。
「マーサス、今回は助かった。ありがとう」
「いや、元々はこちらの不注意から始まった事だし気にするな。」
ハナが軽食を準備してくれてとりあえず2人で食べながら話をする。
マーサス曰く、ククルを教会に連れて行ったら急に元気を取り戻し、あっという間に俺が目醒めたと言う。
何が起こったのか訳がわからんと説明を求められた。
一番理解しているククルが起きそうにも無いから憶測での話だと前おきし、恐らくネル様あたりの知恵だろうとある程度の事を説明した。
話を聞いたマーサスは暫くヤンヤンにいるから数日中にまた来るととりあえずは帰って行った。
「ハナ、まずはありがとう。迷惑をかけたな。あの様子だとククルは数日寝込むだろうし、その間ゆっくり休んでくれ。あの子は俺が見とくから」
今日のところは風呂に入りハナたちにも早めに休む様伝えて部屋に引き換えした。
606
あなたにおすすめの小説
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
転生チート薬師は巻き込まれやすいのか? ~スローライフと時々騒動~
志位斗 茂家波
ファンタジー
異世界転生という話は聞いたことがあるが、まさかそのような事を実際に経験するとは思わなかった。
けれども、よくあるチートとかで暴れるような事よりも、自由にかつのんびりと適当に過ごしたい。
そう思っていたけれども、そうはいかないのが現実である。
‥‥‥才能はあるのに、無駄遣いが多い、苦労人が増えやすいお話です。
「小説家になろう」でも公開中。興味があればそちらの方でもどうぞ。誤字は出来るだけ無いようにしたいですが、発見次第伝えていただければ幸いです。あと、案があればそれもある程度受け付けたいと思います。
裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~
あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい?
とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。
犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
異世界転生旅日記〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
農家の四男に転生したルイ。
そんなルイは、五歳の高熱を出した闘病中に、前世の記憶を思い出し、ステータスを見れることに気付き、自分の能力を自覚した。
農家の四男には未来はないと、家族に隠れて金策を開始する。
十歳の時に行われたスキル鑑定の儀で、スキル【生活魔法 Lv.∞】と【鑑定 Lv.3】を授かったが、親父に「家の役には立たない」と、家を追い出される。
家を追い出されるきっかけとなった【生活魔法】だが、転生あるある?の思わぬ展開を迎えることになる。
ルイの安寧の地を求めた旅が、今始まる!
見切り発車。不定期更新。
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる