1人生活なので自由な生き方を謳歌する

さっちさん

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15.

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昨日と同じように私のテントで夕食を食べる。
ダンさんと相談したのだがあの集団近くは面倒なので明日はかなり早い時間から攻略を始めることにした。
要は先に出発してさっさと進み追い付かれないようにしてしまおうということだ。

翌朝、かなり早い時間に準備をし、簡単に朝食を済ませて出発する。
息をひそめて11階の入口に向かい、あと少しでフロアに入れるところで例の集団のテントから人が出てきた。
間の悪いことに問題児本人だ。
「なんだ、俺様達より前に行くのか。おっさん、それも女と2人連れか。」
「先に行こうがこっちの勝手だ」
ダンさんが愛想なく返すも聞いていない。
「うるさい、俺より先に行くなら連れをおいて一人で行けよ。そっちの女は引き受けてやる」
カチンときた。なんだこいつ。ダンさんが返す前に口が開いた。
「はー、お断りよ」
その一言を放って一気に走り抜けた。
最初からもし絡まれたら走り抜けるつもりで話をしていたのでお互い慌てることなく入口に飛び込んだ。
「お嬢、笑かすな」
走ってではなく、笑いで息を切らしてるダンさんをにらみつけ
「キモイあいつ」
叫びながらフロアの1/3あたりまで駆け抜けた。
漸く笑いのおさまったおっさんを横目に、改めて探索を掛ける。
「お前、外であいつと出くわした時が厄介だぞ」
「上等よ、返り討ちにしてやる」
残念な子を見る目でこちらお伺いながら一応御貴族様だから注意する様に言われた。
心配してくれてる訳なのでとりあえず返事をし、攻略を進める。
無いとは思うけど追い付かれるのもいやなので11階はさっさと攻略してしまい、12階へと突入した。

12階は少し珍しい素材があるとの情報なのでダンさんに採取の間警戒をお願いしてみると夕食の礼だとあっさり引き受けてもらえる。
検索から鑑定に切り替えて周りの物を注意深く見ていると色々みえてきた。
とりあえず、状態のよさそうな物を採取しながらお目当ての物を探す。
このフロアにはバード草という風魔法の付与に欠かせない素材が存在する。
本来なら山頂に近い高原に生えている高山植物になるのだがなぜかここにだけあるみたいだ。
色々と便利な使い方が出来るけど、採取しに行くのが面倒な場所にあるので大変ありがたい。
警戒を任せられるのをいいことに、全く戦闘を気にせづ採取に没頭した。

「ダンさん、助かりました。おかげでいっぱい集めれたので奥さんのお土産にあとで渡しますね」
「おう、ありがとな」
無事に気のすむまで採取できたので13階入口前で休憩する。
今日は15階のボス戦までいき、そこで野営。
明日16階だけ攻略して昼頃には帰省予定だ。
14階からは魔獣の種類がかわり、戦闘に多少時間がかかる予定。
気を引き締めてフロアに進んだ。
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