1人生活なので自由な生き方を謳歌する

さっちさん

文字の大きさ
16 / 26

16.

しおりを挟む
無事に15階まで攻略し、テントの中で休憩しているとダンさんが入ってきた。
「明日は次のフロアだけで帰省だな。予定変更無しでよかったか」
「大丈夫、昼頃には村に戻りたいかな」
明日の予定を確認しつつ、夕食を取り出す。
今日は警戒をお願いしたのと明日で攻略が終了するのでちょっと豪華にしてみた。
ガツガツ食べるおっさんを眺めながら明日の攻略について考える。
このダンジョンの意地の悪さか16階からは急に大型魔獣に変更となり、ソロ泣かせなフロアが続くことだ。
今回の攻略で実力の五分ほどしか出していないし、問題はないのだが大型になるとダガーではしんどいので大剣を出すことになる。
相手がダンさんなので隠さなくてもよい様な気もするけど、出来れば見せたくない。
自分の身長ほどある大剣を振り回す姿もだが、この剣が結構優れもので実は母の叔父様から譲り受けた物だったりもする。
母はあの父親と結婚したことにより、確かに実家からは絶縁されていた。
しかし、元冒険者だった叔父様とは仲が良かったようで元気な時はこっそりあっていたらしい。
その叔父様が現役時代に使っていた剣を何かあったら資金源にしなさいと母が頂いたそうだ。
怪我が原因で現役引退したらしい叔父様の思い出の品らしいがもう大立ち回りは出来ないから不要だと、自身の子らにはほかにも譲るものがたくさんあるからと押し付けられたとも言っていた。
祖母が預かっていてくれてた物を渡され、ありがたく頂いたのだが誰も手入れして使っているとは思ってないはず。
大剣を振り回していることは祖父母たちも知らなかった。いや、秘密にしていた。頂いたときにこんな危ない物を振り回すなんて気が知れないとただ、高価なものなので大事に預かっていただけだといわれてしまっては言い出せなかったのだ。
多分、叔父様もそんなつもりでは渡してないと思う。
機会があればお礼は言いたいし、思い入れがあり、使うなというなら使用を控えるつもりはしているがとにかく使いやす。
そんなこんなであまり人前で振り回したくないのだ。
今から悩んでも仕方がないことなのでとりあえず明日考えようと思い思考をとめた。

翌日、16階へ行ってみたが初戦闘で“これ無理“と思い、早々にお暇した。
今回の攻略で初めて戦闘をダンさんに協力してもらい、何とか終えたが魔法耐性のある大型とか絶対ダガーでは無理だわ。
おっさんはにやにやわらいながら手伝ってくれたがとりあえずお礼を言って攻略を終了し、村へ帰省した。
しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します

怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。 本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。 彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。 世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。 喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。

いらない子のようなので、出ていきます。さようなら♪

ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
 魔力がないと決めつけられ、乳母アズメロウと共に彼女の嫁ぎ先に捨てられたラミュレン。だが乳母の夫は、想像以上の嫌な奴だった。  乳母の息子であるリュミアンもまた、実母のことを知らず、父とその愛人のいる冷たい家庭で生きていた。  そんなに邪魔なら、お望み通りに消えましょう。   (小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)  

【完結】貧乏令嬢の野草による領地改革

うみの渚
ファンタジー
八歳の時に木から落ちて頭を打った衝撃で、前世の記憶が蘇った主人公。 優しい家族に恵まれたが、家はとても貧乏だった。 家族のためにと、前世の記憶を頼りに寂れた領地を皆に支えられて徐々に発展させていく。 主人公は、魔法・知識チートは持っていません。 加筆修正しました。 お手に取って頂けたら嬉しいです。

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

心が折れた日に神の声を聞く

木嶋うめ香
ファンタジー
ある日目を覚ましたアンカーは、自分が何度も何度も自分に生まれ変わり、父と義母と義妹に虐げられ冤罪で処刑された人生を送っていたと気が付く。 どうして何度も生まれ変わっているの、もう繰り返したくない、生まれ変わりたくなんてない。 何度生まれ変わりを繰り返しても、苦しい人生を送った末に処刑される。 絶望のあまり、アンカーは自ら命を断とうとした瞬間、神の声を聞く。 没ネタ供養、第二弾の短編です。

義妹がピンク色の髪をしています

ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。

妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。

しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹 そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる もう限界がきた私はあることを決心するのだった

処理中です...