【R18】散らされて

月島れいわ

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ふぐううう…うっ!うっ!うううっ!!

指でこじ開けられた口に惟明のそそり立った肉棒が侵入した。
兄に頭を両手で掴まれ否応なく前後に動かされる。

嫌悪と屈辱。窒息しそうな息苦しさでぎゅっと瞑った目尻から涙が零れた。

荒ぶった惟明の息遣いが耳に迫って来る。
フェラチオをするのが初めてというわけでもない。
二カ月前に別れた彼に半分強引にさせられた。
無論、上手くなんかできない。
ああしろ、こうしろと指示された。
――――まるでこの私を商売女に仕立てようとするみたいだ!
次の日、鞠花の方から別れたいと伝えた。
昨日はごめんねと謝った男を振り切って
『もう決めたの。あなたとはサヨナラだわ』
『好きな男いるんだろう』
『まさか。そんなわけないわ』
『いつも誰かの事考えてる。多いだろそういうの。一緒にいても』

それが最後の会話になってしまった。


うっ!!うう……
どっと温かい精液を口の中一杯に射精された。
酷く咳き込んだが惟明は鞠花の栗色の髪を掴んで頭を固定したままだった。
窒息しないために妹は兄の精液を飲むしかなかった。

―――――絶対に許さないっ!!
普段飲まない酒が回って開放された鞠花は意識が途切れた。


レースカーテンになった窓から黄色い光が帯になって差し込んでいた。
手首の拘束は外してもらえた。

毛布にくるまってインスタントのポタージュをすすってようやく生きた心地がした。
「今も蓉子ちゃんと連絡とってるんだね」
「そうよ。返して」
あっさりロックを外して惟明は鞠花のスマホをいじっていた。
「ふうん。削除されたメールがいっぱいあるけど。本当に彼氏はいないようだね」
「ねえ。撫子さんは?何かあったの?何で日本にいるの?」
ふんと鼻の先で笑って「気になるか?」
「もちろんよ」
「アイツ等とはもう縁を切りたいんだ」
「嘘でしょ、瑠奈ちゃんも瀬奈ちゃんも!?あんなに可愛がっていたじゃない……なんで?離婚するの?」
「まあね。撫子はさあ。帰国子女だろ。気が強くってたまらないよ。
フィナンシャルプランナーって最低だな。
プライドばっかりで仕事一番。子供がその次。僕は犬より下かもね。ハハハ」

なんだ……と思った。
ただの夫婦喧嘩とかそういうのじゃないの。
誰だってそういう時期があるものだって蓉子が話してくれたのを思い出す。

「大丈夫よ、きっと……」
すっと立ち上がり「やめてくれ!」怒鳴り声が降ってきてビクッとする。
血が引いてゆく。そうだ。目の前にいるのは、あの優しいおにいちゃまじゃない。
ただのレイプ犯……どうしたらこの状況を変えられるのか……
「これからさ。ここに蓉子ちゃん呼ぶからね。いいね」
はあ?
「いいだろ。面白いショーになる。いいな。ほらメール送ったから」
「だ、ダメよ。やめて頂戴!」
今夜仕事が終わったら寄るとすぐに返信が来たという。

鞠花は一度は解かれたのに、また両手に手錠をされて
ニ畳ほどのウォークインクローゼットの中に閉じ込められた。
湿気がこもらない仕様の扉だから横長の隙間が等間隔にある。
そこから部屋の中がほどほどに見える。

――――どうしよう!どうしよう!蓉子が。ただ一人の幼馴染で親友なのに……いやかつての親友か。
焦るがどうしようもなかった。
惟明はもし鞠花が少しでも声を出したら蓉子を殺すと宣言した。

夕暮れになった。
市役所にあるチャイムが流れている。
『恋は水色』
部屋の中はカーテンを引かれて普通にシーリングライトがついて明るい。
でも兄がどこにいるのか分からない。

インターホンの音とそれに続いて玄関ドアの開く音がした。
「久しぶり。鞠花!どこ?鍵開いてたわよ、不用心ねえ。きゃあああ!!」

頭に後ろから黒い袋を被せられ首の後ろでその袋が縛られた。
丁度鞠花の視界の真ん前に蓉子が倒された。
白いカッターシャツに水色のタイトスカートからベージュのストッキングの細い脚が暴れていた。

跨った男が両手首を掴んでいる。
まるで抗う小鹿をねじ伏せるのを楽しんでいるように暫く暴れるがままにさせているのが鞠花にはよくわかった。

――――いや。蓉子!ごめん!蓉子!どうしたらいいの!

ネックレスが弾け飛んだ。
ブラウスの前もはだけてラベンダー色のブラジャーのたわわな胸が現れる。
ビリビリと音を立ててストッキングが破ける音。

悲鳴がどんどん大きくなる。
ピシャリと強く蓉子の太腿を叩く音。
自分を襲った時と同じ手口だ。これは……同じ様な事をしてきたんじゃないの??とても手慣れている。
妙に何の無駄なく女をねじ伏せた。

ペタリと冷たいナイフを胸の谷間に当てて「斬られたくなかったら大人しくしろ」
蓉子の足掻く動きが止まった。
手足が一気にだらりとなった。
「いやああ!」
片手で大きくブラをずらして乳首を摘んだ。

――――――蓉子、胸あるのね。私とは大違いだわ。大人ってカンジ。こんな時に。わたしったら……

両方の胸のブラを上にあげられ、大きな胸が晒された。
両方の乳首を捏ねまわされ悲鳴が大きくなる。

胸は大きいが二の腕は細い。次々脱がされる。女の自分からみても魅力的な肢体だと思った。
なだらかな曲線を描く細い腰から尻は大きく脹脛は締まっている。
白い足の指はピンクのペディキュアが光っていた。
惟明と蓉子の体がもつれ互いの四肢が開いてゆく。
―――――え?
違和感を感じた。
なんで?
何故なのかしら?これは………そうだ。
蓉子は特に手首を縛られているわけでも足も拘束されていない。
ナイフが余程怖かったのだろうか。
なんとなく……なんだか……巧みな惟明の前戯に蓉子は結構感じて気持ち良くされてる??

「あ、ああ……ああ、あああああ……うっうう……」

――ーーーなんて甘い声!
カッと頭に血が昇った。
やっぱり蓉子はレイプされて感じてるんだわ!なんて女!!

……でも。どうして私はこんなに腹が立っているのだろう?同じ女として許せない??
何が?

兄の愛撫がどれだけ巧いか。どれほど快感を引き出されるか。
みんな知ってる。
でも普通の女が行きなり犯されてそこまでになるものなの!?
それほどに兄は…いいえ。蓉子の方が変態なのよ!!

クローゼットの中から覗く部屋では明るい電灯の下で蓉子は男に腿を開かされ体を二つに折って犯されていた。
もう足首は自分の黒い袋の左右の床に付いている。
何もかも晒して。
レイプされているというより普通の恋人同士のそれと変わらない様子だ。
少しも抵抗しない。
普通と違うのは蓉子の頭を黒い袋が覆っているという事だけだった。
呻く男女の声が部屋に満ちる。


――ーー酷い!おにいちゃま……これは……


途中で後ろに回り込んだ惟明が袋を目を覆うだけに縛りなおした。
高く尖った鼻とグロスのひかるピンクの唇が現れた。
しばらく蓉子は忙しく息を吐いていた。

絡み合った半裸の男と女が互いを求めて口付け合った。
ディープ・キス!!

―――――あんなの……

膝立ちにされた蓉子は惟明の男根を咥え舐めていた。
惟明が蓉子の黒髪の頭を掴んで前後に腰を振っている。
ううう……ううっうううう……ううううくくっ!

惟明の気持ち良さそうな声がした。


嘘!嘘よ!こんな……!!

頭にかけられた手も外されると蓉子は自分のピンクのマニキュアが濡れている指先を
惟明の肉棒に添えたまま舌先で亀頭をチロチロと舐める。
鞠花は両手で自分の口を覆って声を出すまいとした。
バンと蓉子の尻が自分の目の前のドアにぶつかった。
それからはもう見ていたくなくなった。

はっきりした。
誰にでもない自分は嫉妬しているだけなのだ。
そうだ。
底知れない恐怖に捕らわれてしまった。

自分は好きなのだ。
兄の惟明を。
好きだったのだ。ずっと。多分子供の頃から。
多分、あの時から。
あの夏の日。
初めて兄から自分の秘所をいじられて……あれから……ずっと。


惟明に身体を愛されている蓉子を殺したいほど憎んだ。

おにいちゃまに抱かれる女は私一人のはず。
要らないわ。あんな女。蓉子って裏では……最低ね。尻軽!


い、いぁあ……あ…あ……あっ……ああ……

官能の甘い嬌声が聞こえてくる。
高くあげた女の尻の下に這い込んだ男が今度は女の秘所をグチュグチュと舐めあげていた。

鞠花は兄が業と自分にこれを見せているのだと直感した。
業と妬心を煽るために……


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