【R18】散らされて

月島れいわ

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「嘘よね?これ、全部お金のためだなんて……」

グレーのドレスシャツの兄は一国の皇子といった典雅な魅力を発散させている。
こんな状況なのに鞠花はどきりとする。
――非道な兄だというのに

「全部じゃないさ。一部だよ。ほんの僅かだけ。
鞠花の美しさを記録したいんだ。それに大勢の人にも感動を共有したい」


頭から血の気が引いてゆく感覚をゆっくりたっぷりと味わった。
足元から何もかもが崩れていく。


鞠花の細く白い喉元に真珠を何重にも巻き付けた。
首には大きな赤いルビーが嵌った豪華なチョーカーが装着される。
それに見事なロココ調の文様が金糸で刺繍された赤いビスチェは美しいウエストラインを強調している。
「いやっ。痛いわ」
胸元の乳房だけ救い出され乳首をわざと晒した。胸は丸く押し潰され盛り上がり深い谷間がつくられる。
下半身は黒のガーターベルトで留められた赤い網目のストッキングだけだ。
それに真珠の髪飾りが額を横切り栗色の髪に巻かれて完成した。
衣装係のスタッフ二人は皆に褒められ満足した。


「な、何!何なの?何するの?本当に鞠花をどうする気?
映画なんでしょう?真似事だけよね。
兄さんも出るの?相手役?ねえ。答えて頂戴!」

しかし誰も鞠花の狼狽は無視して答える者などいない。
のけぞった格好のままで誰の顔も視界に入らないのが不安で仕方ない。
惟明が話している小声を聞き取ろうと頑張った。

打ち合わせをしているらしい。外人同士が何やら揉めだした。
怒鳴っている。
それがしばらく続いて結論が出た様だ。

鞠花の両手は一つ縛りになってアイアンベッドの鉄棒につながれた。

――ーーまた、コレ。
上半身をひねった格好に調節された。


「なに!いや!触らないで!!あっち行って!!」
大柄な黒人男性が二人、ギシギシと音を立てて上がって来た。
鞠花の眼の前と、少ししか見えない後ろから同時にだ。

後ろの孔がめりめりと音を立てている。
ろうそくほどの棒状のものが差し込まれてゆく。
あまりの痛みにめまいがした。

「いやあ!きゃああ!!いや。いやあ……いやああっ」
男二人は、
バリバリとせっかくの豪奢なビスチェをあっけなく剥ぎ取ってしまった。
後ろに回った黒人の大きな柏の葉ほどある手が伸びて細い腕をかいくぐり鞠花の右の乳房を掴んだ。
男は筋肉質な大きな体を女の背中に密着させた。
そして今度は前にいる黒人が鞠花のすべすべ光るデコルテを撫でその手は首筋へと這った。

もう、パニックになって叫んでいた。
「助けて!おにいちゃま!助けてぇ!何故なの!?」
いくら悲鳴をあげても兄は来てはくれない。
鞠花は眼を瞑って激しい嫌悪感に助けを呼び続けた。
いや!こんな……巨漢の男達にレイプされたら死んでしまう

いやあ。いやあああああ……!

後ろに密着した黒人は自分の巨体の上に鞠花を乗せた格好だ。
そして、前に回った男と同時に鞠花の細い腰を捉えた。
両脚をぴったりと閉じた秘所に挟まれた赤い薔薇がシーツや床に派手に溢れた。

きゃ!うっ!ううっ!くっ!い、痛いっ!いやああ…っ!
そそり立って固くなった男根が前からも後ろからも一気に挿入された。


衣を裂く悲鳴が続く。
さっきから濡れに濡れてたっぷり蜜の滴る肉襞と
キャンドルで道をつけられた後ろの孔とを同時に責められるのは快感どころではない。


ふぐぐぐ……

鞠花の目の前が真っ白になった。
とんでもない巨根を無理やりこじ開けられた口に入れられたのだ。
それは大き過ぎて半分くらいを赤いルージュの唇で迎えるのが精一杯だった。
顔も口も小さい彼女には大柄の外人相手にフェラチオは無理だった。
それでも頭を掴まれ強引に奥へと入れられた。
歯を立ててやった。
ドンと身を押されて鞠花は吹き飛びそうになるが、ガシーンと金属音がして手首の拘束を思い知らされる。
怒り狂った前の男は鼠蹊部を掴み大きな肉棒を無理やり一気に挿入してきた。
破瓜の時と同じく赤い血が滴る。

「酷すぎるわ」と衣装を着せた女が呟いた。
彼女にはこの撮影を止める権限も力もないが、もうこの辺でいい画が撮れてるわよと言う。

はぅ!はっあっはぅ……はっああ…はあ、あ…はっ!はっ!

自分を挟んで犯す二人の男の獣じみた荒い息にぞっとして更に悲鳴をあげた。
後ろと前からグングン腰を動かされる。
後の男が鞠花の薄い乳房にぴたりと手の平を密着させて柔らかく揉んだ。
乳首もコリコリと指の腹で押し続けた。
前になった男は太い指で愛液をなすりつけたクリトリスを捏ねながら薬指で花襞の入口をなぞった。

男二人に同時にレイプされ無理やりの愛撫がどれほど続いたか。

鞠花には時間感覚がなくなっていた。
永遠に犯され続け一番女らしい部分をいじられ続けるのか………
なんで……お兄ちゃまでもない……こんな男達に!私は!私は…………後ろまで……!!

アイアンのベッドの柵にくくりつけた鎖がガチャガチャと激しく忙しい音を立てる。
―――――もう……だめぇえ……

半開きの赤いルージュを塗った唇は、まだ兄を求めていた。
苦し気な表情の鞠花は、もうこれ以上の屈辱は無いと涙が零れ頬を伝った。
必死に首を動かしひねって兄の横顔が漸く垣間見えた。

――ーおにいちゃま……笑ってる。

どうしてそんなに楽しそうなの?妹が犯され泣いているのに……
どうしてそんな眼で見るの……ああ……見られてる……何もかも見られてるんだわ……へん。
私。変だわ。
恥ずかしいのに。
死んじゃいたいくらいなのに……ああ……なぜ?

三島由紀夫の『音楽』で最後に妹に遇った兄は社会の底辺の底辺で赤ん坊を背におぶり自分の女が娼婦として稼いでくるのを待って暮らしていた。
妹が金を渡すと卑屈に礼をする。
変わり果てた兄。

ただ、その横顔が、
ノーブルであった……そんな一文があったのを何故か思い出した。
こんな酷い仕打ちをしている惟明の横顔はまさに典雅だと鞠花は認めるしかなかった。
それが悔しかった。

顎に手がかかって掴まれ男の舌が鞠花の口の中で暴れる。
キスだけは絶対嫌だったのに。
涙がぽろぽろと溢れては零れる。

一気に男達の突き上げが激しくなる。
グングン加速してゆく。
いや、ああいやあ…あん!ああ…っ!……!!いやっあっ!
どっと生暖かい体液が膣内と後ろの孔の中へ出された。
引き抜かれた男根は垂れていたが、
ものの数分もすると、
また元の大きさに怒張して上向いた。
二人は前と後ろの位置を交換した。
まだ続けるのが分かって
「うそよおっ!もう許してっ!お願い、お願い許して……許して」
再度、前からも後ろからも突き上げられる。
後ろの男が鞠花の細い腰を掴んで前後左右にめちゃくちゃに激しい怒りをぶつける様に振った。
女が側に来て手に何か持っている。
前に取って代わった男は挿入したその付け根に女が持って来た、
どろりとした液体を指にとり、鞠花の襞にもクリトリスにも塗りたくった。
『媚薬』らしかった。

一気にソコが熱くなる。
――――くっ……何?!いやあ!あん!あああ……ああ
「き、気持ちよく何かないわ!塗るのやめて!あ、あん!!」
それは乳首にも塗られた。
手の平でコロコロと乳首を転がされると甘い疼きが乳房全体に広がった。
行き成り右の乳首を吸われ、左をきつく捏ねられた。
ピンと張ったつま先まで痺れた鞠花は身をくねり大きく弓なりになる。
もともと体が柔らかく肢体は大きなアーチを造った。
「あん!ああ……うそ!うそよおおぉ!ああ…っああ…」
指が秘所に戻り満遍なくいじられるとそこからも甘い悦楽がほとばしる。
―――――と、溶けそうに熱い……熱いの!ソコ!ソコよ、もっとソコに……

そして、あろうことか後ろの孔にもじんわり温かい心地よさが広がってゆく。
熱い息が鞠花の顔にも体にもかかる。
前の男がどっと精液を胎内に吐いた。
やっと果てた。
しかし後ろからは変わらず腰を振られて挿入されたままだ。

きゃ!
うつ伏せにされた。
白い尻に黒い手がかかって激しく突かれた。
はあっ!はあっ!はっはっあああああ……あああ……!!
これまで惟明に抱かれても味わったことのない強烈なエクスタシーに満たされ鞠花と男は同時に達した。
こんな男達にレイプされたのに……感じるなんて……これは完全、犯罪でしかないのに!
ちっとも撮影なんかじゃないわ。
鞠花の周囲では男女のパートナーを組んだ者達が
思い思いに交わってあちこちで淫靡な音を立てて愛し合っていた。
ひとりだけ酒を飲みながらそんな室内の様子を片手で小型のカメラを押さえ動画を撮っている男がいた。
満足した黒人たちは他の獲物を探しに去った。
今しかないと鞠花は思いっきり腕をねじった。
両腕の拘束が外れたのは奇跡だったのかもしれない。
鞠花は手近にあったワインのボトルを持ってその動画を撮っている男の背後に回った。
思い切り上から振り下ろした。
だが、男は、ひょいと軽く避けた。
男と鞠花の前には壁にかかった鏡があったのだ。
「ああ!マリカ、君。さいこーネ。今までのも全部みせてもらったヨ。君は世界一プリティーだ」
外見はスパニッシュ系だ。
「僕が、君をもっとパラダイスに連れて行ってあげるよ」
そういうと鞠花の首をグッと掴んだ。
疲労困憊していた女に体格の良い男の手を振り切る力は無かった。
持っていた白ワインのボトルの口を鞠花の口にあてがって「残りは飲んでくれ」と勧めた。
鞠花はぐっと飲んだ。
喉はからからに乾いていた。
すっかり飲んで空にした。

「いいネ。イイヨ、鞠花。ほら鏡を見て!美しい君のカラダ
僕はアーティストだから分かる。
この小さめのおっぱいも可愛いしネ。
ほら自分でヤッテよ、ボクがみてるから。ほらこの赤い薔薇でさあ」
強引に手に渡されたのは大輪の赤い薔薇だった。
造花だ。
鞠花はそれを自分のアソコに持って行った。
カメラを鏡の前の小さなナイトテーブルに設置して男は背後から手を回して鞠花の胸を揉んだ。
スペイン人男性のテクニックは超絶だった。
「ほら全部鏡とカメラに映ってるヨネ」
酔いも手伝って頬を紅潮させた鞠花は、
「鞠花ね。もう、どうでもいいのよ。もう、生きていたくないの。
だから……どうでもいいの。おじさま。
鞠花がこうするの見るとおじさま、嬉しいの?
……あっ。ああん。あっ、うう……あああ」
自分の片手でクリトリスを摘んでもう片手で大きな赤い薔薇の花びらを自分の花弁に押し当てながら中指を奥へと滑らす。
「薔薇の花びらが……なんだか……気持ちいいの……あっ
ああ……あああっ!あっあっああ…いくっ!!」
薔薇の自慰であっけなく達した。
ガクリと膝が落ちてその場にぺたりと座り込んだ。
「もっとイイ事おしえてあげる!!」
自分からカーペットに座り鞠花を自分の両腿の上に跨らせて横になった。
「知ってるでしょ?騎乗位?そうそう」
彼の顔は後ろで前には鏡がある。
「うっ!」男の両手で乳房を掴まれるのに
支えられそのまま身を沈め肉棒をずぶずぶと肉襞に吞み込ませる。
さっき使った秘所にあった赤い花びらが散った。
「きゃっ!ああ……い、いいいイヤ…そ、そんな……あああっあっあああ」
「動くよ。マリカ」
下から突き上げる律動に合わせて鞠花の上半身が揺れる。
両腕を男に引っ張られながら天井に仰向いて哭きながら兄の姿を探した。
「い、いやあああ……うっううう」
男が前に差し込んだ指で女の突起を摘まんだ。
――ーあっ!ああっ!ああああ……お、おにいちゃまああ!
「よそ見しないで、マリカ」
「だって……鞠花、おにいちゃまに見て欲しくて……」
「どうして?」
興奮に荒い息の男が訊き返す。
「あああ……どうして……どうしてか…わかんない」
――ーぜーんぶ、おにいちゃまのせいよ……ふふふふ
床に転がった赤い薔薇を見つけ手を伸ばし拾った。
鞠花はその花びらをきつく噛んだ。
そんな自分を兄が嫌悪の顔で睨んでいるが不思議だった。
じっとこちらを観察している。
惟明が自分のモノをしごいているのはソファーが邪魔して鞠花には分らなかった。
鞠花の顔は愉悦に蕩けて眉が八の字にさがり眉間の皺を深くした。
少しあつぼったい小さな赤い唇が開きかけ
据えた両目で惟明の上半身をみつめた。
兄と視線を絡み合わせた妹はガクガク首を振り嗚咽と共に達した。
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