【完結】君が好きで彼も好き

SAI

文字の大きさ
18 / 35

18. 引っ越し前々夜 後半

しおりを挟む
「ああんっ」

引いてもう一度貫かれる。

「楓君、見て。アキのペニスが全部入ってるよ」

ガラスに映る密着した泉と僕。泉の下半身は隙間なく僕のお尻にくっつき、泉のペニスが僕の中に収まっていることは一目瞭然だった。いつの間にか僕の頭の方に戻ってきた皐月さんが僕の頭を優しく撫でる。

「あぁ、ああ、さ、つきさんっ」

アキに貫かれるたびに振動に揺れる体がリアルで、ガラスに映った自分を見て内部が締まる。アキに貫かれるのが気持ち良くて、ガラス映る自分の姿に興奮して、内側と外側からの刺激に溺れそうだ。

「イキそうなの?」

うんうんと頷く。

「アキにお願いしてごらん。俺も手伝ってあげるから」

「い、ずみ、イカせて、んんっ」

「くす、すっかりおねだりが上手くなったな」

ズッズッと身体を抉る動きが激しくなる。皐月さんの手が僕のペニスに迫った。

はぁっ、今、さわられたら、いっちゃうっ。

「はあああん、あああ、あ、あ、あ、あ」

とてつもない衝撃。皐月さんの手が僕のペニスに触れたのを見た瞬間、言葉にならない声を上げた。余韻もすさまじくて口を「あ」の形にしたまま体がビクつく。

「楓」
「いず、み」

体を寄せてきた泉の首に拘束されたままの手をかけて唇を重ねた。体の中にある泉が愛おしい。

「こら、中、締めるなよ」
「だって……」

反応してしまったことが恥ずかしくてそれを誤魔化すようにもう一度キスをした。

「あんまり二人の世界を作られると妬くなぁ」

「皐月さん、皐月さんも来てくれる?」

「本当に、こういう所も可愛いから困る」

「どうぞ」

泉はズルっと体を抜くと飲み物を持ってソファに座った。皐月さんが僕の手に触れる。

「この拘束は外そうか」

優しく拘束を解かれて皐月さんに抱きついた。皐月さんは僕のおでこにキスをすると、するりとすり抜けて僕の背後に回った。そしてガラスに映るのは背後から皐月さんに抱きしめられた全裸の僕だ。

「見ていて」

皐月さんの指が僕の唇に触れる。下唇を押して、中に侵入して上顎を撫でる。鏡の僕は少し上を向いてトロンとした顔でその指を受け入れていた。

「乳首、硬くなって触って欲しそうだね。ほら、自分で触ってみて」

催眠術にでもかかったみたいだ。皐月さんが僕の指を乳首に這わせると、僕の指は自分の乳首を弄び始めた。

やだ、僕。二人の前で自分で触ったりして……。

「あっ、んふぅ」

「くす、可愛い。ここもまた立っちゃったね。入れて欲しい?」

欲しい……。

「……入れて……ください」
「どこに、なにを?」

聞かれて場所を想像して、あっ……と小さく声が漏れた。

「あ? くす、ほら、頑張って。ちゃんと俺を求めてよ」

皐月さんに耳を舐められて、はぁっと熱い息を吐いた。熱くて、熱くて喉が渇くみたいに渇いていく。僕はガラスの中の皐月さんを見て口を開いた。

「皐月さんの……」

喉がゴクッと鳴る。

「ペニスを……僕の……中に、入れて下さい……」

「中ってココでしょ。ちゃんと見せて」

皐月さんの指が僕のアナルを撫でて、僕はお尻を突き出して皐月さんに従う。恥ずかしい、でも欲しい。皐月さんは僕の腰に手を置くと一気に僕を貫いた。

「あああっ!!」

ぬちゅぬちゅと音を立てて輸送が始まる。僕はガラスに手をついて駆け巡る刺激に耐えていた。

「楓君、目を開けて見て。自分がどんな顔をしているか」

ガラスに着いた手を外されて後ろ向きのまま皐月さんの首に手を回すように促される。お尻を突き出して皐月さんに体を抱えられて、ペニスを深々と飲み込んでいる自分と目が合った。

僕、あんな惚けた顔してるんだ……。

「くすっ、今、締まったよ。気持ちよさそうな顔してるでしょ」

「あんっ、あんっ、はっ、あんっ」

恥ずかしいと思っているのに、惚けた顔をして皐月さんを受け入れている自分から目を離せない。気持ちよさそうと思ってしまうから更に快感が高まる。

「はあんっ、あっ、きもちいいっ、さつきさん、きもちいいああんっ」

「エロいでしょ。楓君はいつもこうやって俺たちを誘うんだよ。もっともっとって。だから、沢山抱かれても仕方ないよね?」

「うんっ、ああんっ、しかた、ないっあっ、いっぱいっしてぇっ」

「もう、ほんと、煽るのが上手」

僕を抱きしめた手が腰に戻って、僕の体は不安定を支えるようにしてまたガラスについた。背後から容赦なく皐月さんが僕を突き上げる。ヌチュヌチュしていた音が肉のぶつかる音に変わり、その激しさで体が押され、ガラスにくっついた。

「つめたっ、あんっ、やだっ、いくっ、いくっ、いっちゃう」

ガラスの冷たさが容赦なく乳首を虐める。乳首への刺激が体に広がり強烈な射精感をもたらした。

「んはぁっ、いくうううううっ!!」

二度目の射精は立ったまま。力が抜ける体を皐月さんが支え、床に下ろした。アナルにはまだ深々と突き刺さったまま四つん這いになる。

「俺、まだイってないからもう少し頑張ってね」

敏感な内部を擦られ、ビクビクと身体を震わせていると目の前にそそり立ったペニスが現れた。

「い、ずみ」

「楓があんまりにもエロいからまた起った」

唇に触れたそれを無意識に咥えた。

「楓、すごいな。アナルと口に咥えて、体を貫かれてるみたいじゃん」

泉の言葉に視線をガラスに移すと、背後から皐月さんのペニスを受け入れ、口には泉のペニスが差し込まれている自分の姿があった。

前も後ろも、こんなにいっぱいにして、僕はなんていやらしいんだろう……。

「楓君、感じてるの? 中が凄く動いてる」

「ふぁぁ、ああっ、んっ、っはぁ、ぼく、いやら、しい」

「あぁ、そうだな。二人を咥えて、腰まで振って」

「本当に楓君はいやらしいね」

「ああんッ……いやら、しく…ても、きらいに、なら、あんっ、な、い?」

泉の粘液で口の中が塩辛い。皐月さんの腰遣いが激しくなって、ぐちゅぐちゅとした卑猥な音が大きくなった。快楽を余すことなく受け止めようとする僕の貪欲な体は、何度もイッたのにまだペニスを膨らませる。

こんないやらしい僕でも、好きでいてくれる?

「す、すき?」
「あたりまえだろ?」

泉が僕の頭を撫でる。

「こんなに注がれているのにまだ分からない?」

「あぁんっ、やんっ、はげしっ、こわれちゃう、こわれちゃうっ、さつきさぁんっ」

「好きだよ。いやらしくて可愛いくて」

その言葉に僕は安心して意識を手放した。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました

よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、 前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。 獣人が支配する貴族社会。 魔力こそが価値とされ、 「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、 レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。 そんな彼を拾ったのは、 辺境を治める獣人公爵アルト。 寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。 溺愛され、守られ、育てられる日々。 だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。 学院での出会い。 貴族社会に潜む差別と陰謀。 そして「番」という、深く重い絆。 レオンは学び、考え、 自分にしかできない魔法理論を武器に、 少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。 獣人と人族。 価値観も、立場も、すべてが違う二人が、 それでも選び合い、家族になるまでの物語。 溺愛×成長×異世界BL。 読後に残るのは、 「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

僕の恋人は、超イケメン!!

八乙女 忍
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?

のほほんオメガは、同期アルファの執着に気付いていませんでした

こたま
BL
オメガの品川拓海(しながわ たくみ)は、現在祖母宅で祖母と飼い猫とのほほんと暮らしている社会人のオメガだ。雇用機会均等法以来門戸の開かれたオメガ枠で某企業に就職している。同期のアルファで営業の高輪響矢(たかなわ きょうや)とは彼の営業サポートとして共に働いている。同期社会人同士のオメガバース、ハッピーエンドです。両片想い、後両想い。攻の愛が重めです。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?

灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。 オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。 ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー 獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。 そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。 だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。 話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。 そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。 みたいな、大学篇と、その後の社会人編。 BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!! ※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました! ※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました! 旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」

学校一のイケメンとひとつ屋根の下

おもちDX
BL
高校二年生の瑞は、母親の再婚で連れ子の同級生と家族になるらしい。顔合わせの時、そこにいたのはボソボソと喋る陰気な男の子。しかしよくよく名前を聞いてみれば、学校一のイケメンと名高い逢坂だった! 学校との激しいギャップに驚きつつも距離を縮めようとする瑞だが、逢坂からの印象は最悪なようで……? キラキライケメンなのに家ではジメジメ!?なギャップ男子 × 地味グループ所属の能天気な男の子 立場の全く違う二人が家族となり、やがて特別な感情が芽生えるラブストーリー。 全年齢

処理中です...