我慢限界な八重くんは、世話焼き同期を独占したい

白盾

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第六話 告白(2)【R18】


 タクシーに乗り込んで、山吹くんのマンションへと辿り着いた。

 玄関には無駄なものがなく、ゴミはおろかチリもない様な清廉さ。
 もしかして山吹くんは、綺麗好きなのだろうか。

 とまだまだ、彼のことを知らないことへの寂しさを飲み込み、上がらせてもらう。


 「お、お邪魔します……」
 「そんな堅苦しくなくていいって!ええと、これ……タオルと。
 俺のスウェット入るかなぁ……まあとりあえずコレ着て」
 「ありがとう!お風呂借りるね」
 「……うんごゆっくり」


 水分を含んだ服は重量があって、張り付いて気持ち悪い。
 早く脱いで洗い流したい気持ちと、この後待ち受けているかもしれない山吹くんとの行為を想像して手を急かす。

 
 「あ、やべッ!!柚木ちゃん、待ってッ!」
 
 
 山吹くんの静止する必死な声が聞こえるが、既に全裸の私は浴槽の扉を開いていた。

 中には、ピンク色をした筒状のものが目立つように置かれていた。

 もしや、これ……。


 「あ、これはその、別に柚木ちゃんとの行為を想像して買ってしまった訳ではなくて……」
 
 「へ?!キャッ!!!」

 慌てて筒を隠し、弁解する山吹くん。
 
 同時に、生まれたばかりの姿を晒す私は、咄嗟に体を屈(かが)めた。

 まだ、裸を見られるのはさすがに恥ずかしいのだ。

 
 「あ、ああああ……大丈夫だよッ!別に、私は気にしないし!」

 「柚木ちゃん……なんで隠すの?」
 「え、ごめん!反射的に」
 「俺たちもう付き合ってるんだよ」
 「それはそうなんだけど……」
 「俺は、柚木ちゃんの彼氏。
いや夫だよね?もう夫みたいなもんだな」


 ゆっくりと頬を掴まれて、顔が向き合う。


 「柚木ちゃん見せて」
 「そ、それは……」
 「あぁ、そっか。恥ずかしーんだ?なら俺も脱いで、一緒に入ろっか」
 「へ?!」
 「まさか、嫌な訳じゃないだろ?」

 
 もちろん嫌ではない。
 一度曝け出したこともあるのだから。

 しかしやはり、羞恥心が勝り中々見せることが出来ない。
 そんなことで悩んでいても、逃げ場なんてどこにもないのに。


 私の返事など待ったなしで、山吹くんは一枚また一枚と服を脱ぎ捨てる。



 「柚木ちゃん、見て。俺のここ。柚木ちゃんの好きな形かな?大きさは?満足させられるといいけど」

 
 恐る恐る目を見開く。

 引き締まった肉体に、割れた腹筋とムチっと大きな胸筋。Bカップはあるだろうか。

 
 そして、目線を下せば……。
 血管を浮き彫りにした肉棒が、天に向かって反り返っている。その大きさは、十五センチはありそうだ。
 


 「……あっ、そんな見つめんなよ。……いや。やっぱもっと見て。ほら触って?」

 「?!」
 「ンッ、そう。上手……ずっと、こうされたかった……あぁ、柚木ちゃんが俺のを……扱いて」


 誘導されて、手で包むように上下すると、突端(とったん)から透明な汁があふれて止まらない。
 

 「ハァッ、ゆずきちゃんッ。もう出ちゃうかも……ぁ、やばい。出る、デルッ!!!」


 そう言うと、山吹くんの腰がガクガクと揺れ、先からは白濁の液がこぼれる。


 「が、我慢できなかった……。悪りぃ、汚しちまったから今度は俺が洗うね」


 手に残った熱が消えない。まだ立ち上がったままの彼の欲棒は、興奮冷めやらぬといった様子。
 目が逸らせず、唾液を飲み込んだ。


 「そそそ、そんな!!悪いよ!自分で洗えるから」
 「え。え?いやさすがに俺だけなのは悪りぃよ。というか、いつまで隠してんの」


 そうは言うが、今は、別の意味で隠し通したいのだ。
 だって、山吹くんのを扱いて、その反応を見て、自分の下を濡らしているだなんて、さすがに知られたくないから。
 


 「ごめん!その、人に洗われたことないし……ばっちいかもだから、アカチャンジャナイシ」
 「でも、俺まだ全然見ても触れてもないから」

 「今は!兎に角!触っちゃダメ!!」

 
 触れられそうになって、咄嗟に手で払い除けてしまう。



 ……しまったと思った時には、遅かった。
 

 「なんで、拒絶すんの。
もしかして、幻滅した?オナホも持ってるし、いきなり勃ってて、少し触られただけで果てたから」
 「いや、それとは全く別の……」
 「そう言って、いなくなるんじゃないのか?」
 「違うよ」
 「もしかして、これってカエル化ってやつ?俺のこと捨てるの?」
 「そういう訳じゃ」
 「ッ俺は嫌だぞ!!!絶対に別れない!!
必要とされたい。欲して。俺のこと求めてよ。柚木ちゃんじゃなきゃ嫌なんだよ。
お願い……だから」

 
 すがりつく山吹くん。
 
 (何でそうなるんだ……!?でもこれは、自白する以外ない……よね)


 背中を摩って落ち着かせ、両手で彼の頬を包み込む。
 
 
 「あのね!!引かないで欲しいんだけど。山吹くんの、その。触ってたら……、ムズムズしちゃって……洗ってくれる時にそれがバレたくなくて」

 「……証拠」
 「え?」
 「ならちゃんと確認しないと。証拠はまだ残ってるもんな」


 山吹くんの馬鹿力に抗えぬまま、ガバッと足を広げられ、そこが露わになってしまう。

 
 「ん~?確かに、テラテラとしていて漏れてる感じはあるな。でも、これだけだと証拠不十分かも。
 ほら、中までちゃんと確認しなきゃわかんねぇだろ?」
 

 (な、何をしようとして……)


 「嘘ついたら、俺すぐわかるからね」

 ニッコリと微笑む山吹くん。
 でも、心の底から安心できない。むしろ不安しかない。
 

 「俺の見て感じてたなら、そう言わなきゃダメだよ。全部知りたいのに、それ我慢されたら俺一生気づかなかったかもしれない」
 

 指が少しずつ押し入ってくる。
 

 「あぁっ…んっ…」
 「俺のを扱いて、見て、興奮してここ漏らしたんだろ?ねぇ、自分のお口で言ってみな?」
 「……っ、そんな」
 「俺のこと好きなら、ちゃんと証明できるだろ?」
 「う……。や、やまぶきくんのを見て……興奮してました……」


 一本目が、入り切る。
 けれど、動かしてくれる気配はない。


 「違う。大好きな山吹くんのなまこさんを扱いていたら、柚木も興奮して漏らしましたって言わねぇと」


 わざと、だ。
 たぶん、山吹くんは楽しんでるんだ。
 
 でも、中は満たされないまま。
 時折見せる意地悪な彼の本性は、私しか知らないみたいで……嬉しさと欲の混ざった感情が、余計に抗えなくさせる。


 「っ、だ、大好きな、ァ。山吹くんのなまこさんを、扱いて柚木も興奮して、も、漏らしちゃいました……ッひゃん!!」

 「よく言えました」

 

 一気に二本同時に、中を指で掻き回される。
 そして、シャワーを出した山吹くんは、そのままシャワーヘッドを蕾へ押し付けた。


 「や、やら!!それ、ゴシゴシッて……やだから!!あぁっ…」

 反射的に足がピンと伸びて、快楽を受け入れる準備をしてしまい顔が茹だりそうだ。


 「やじゃないくせに?さっきから物足りないみたいに腰動いてたよ~?
ほら、だから洗ってあげるね!もちろん、外も中も」

  
 水圧と、お湯の温かさに敏感な芯芽への刺激は十分過ぎる。
 加えて、中への直接的な愛撫は、一番の弱点を探り当て、二本同時にそこを指で責められる。

 
 「ねぇ、柚木ちゃん。ここ好きだよね?中、ぎゅうううってしてくるもんな。ほら、どー?ねぇ、ふふ、沢山気持ちよくなろーな?ねぇほら、俺とチューしたくなってきたろ?」
 「……ッ、ふ、ンッ」


 頭が蕩けて馬鹿になっている私は、必死に頷く。


 「なら、おねだりしてみな?」
 「……やまぶき、くん、ちゅ、ちゅぅしたい」

 「うん言えたね、たぁくさんしよ~な」


 初めての恋人としてのキス。

 ねっとり甘く、舌を絡め合う。
 何度も何度も追いかけあって、舌先を転がす。

 「ふ……ぅ。んん、ぅ」


 早まる指と、ヘッドの動きは、両方ピンポイントに弄(まさぐ)られる。

 与えられた快感が火花を散るように、バチバチバチと頭に絶頂の波が迫る。


 「俺でイけ。俺のこと考えて俺で気持ちよくなってイッちゃえ。ほら、俺が見てるから。
俺しかこんなえっちな柚木ちゃん見れないもんな」
 「んぅううう、きちゃぅ、きもちぃいのきちゃうッ!!!」
 「いいよぉ、柚木ちゃんの体液ならいくらでも汚してくれて」
 「ぅぅううう出ちゃう!!ぁぁあ……ぁああンッ!!!!」


 快楽が頂点に達し、大きく体が仰け反る。


 「ハァ……可愛い。
俺に見られながらイけたね、えらいねぇ」


 同時に尿意に似た感覚が襲いかかり、プシャァアっと漏らしてしまった。


 こんなの初めてで、思考が追いつかずに、ぽーっとしてしまう。
 ちゅ、ちゅと、降り注ぐ口付けは甘くて優しい。
 
 けれど、意地悪くそして興奮した山吹くんはまだ離してはくれない。
 
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