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「瑤《けい》ちゃん、さっきの子ねぇ~」

「うん? 車に乗って帰ってった子?」

「うん、そうだよ」

「どうしたの?」

「お話して、『仲良くしてね』って言ってもらったー」

「そうなんだ。もうお友達、できたのかー、良かったな」

「むふふふ。うんっ」


 母親は私に冷たく・・・なのに娘同士は友達かぁ~。

 心中複雑だが比奈がいいなら、よしとしよう。

 娘に仲良くしてくれる友達ができたことは喜ばしいことだ。

          ◇ ◇ ◇ ◇


 気分が上昇した為、先ほどのモヤモヤした気持ちの深層に
分け入ってみようとした気持ちも薄れていった。
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