『 ゆりかご 』 

設楽理沙

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1. ◇芹 あさみ

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ご訪問いただきありがとうございます。

こちらの作品は随分前に[非公開のお知らせ]を出していたのですが
たくさんの方が毎日読んでくださるため、削除できかねていました。
(ありがたく思います。皆さま、ほんとにありがとうございます)

今しばらく、公開いたしますが電子書籍にするため
いつか削除させていただく日がきます。[epub完成+配信申請後]

この作品に限り、予告なしに削除することになりそうです。
{これが予告のようなものとお考え下さい}
どうぞ宜しくお願い致します✿
2025.10.19付
――――
新タイトル

❧「静かな夜のあとに」― 大人の再生を描く愛の物語

『静寂の夜を越えて、彼女はもう一度、愛を信じた――』

過去の痛み(不倫・別離)を“夜”として象徴し、
そのあとに芽吹く新しい愛を暗示。

[大人の再生と静かな愛]

“嵐のような過去を静かに受け入れて、その先にある光を見つめる”
 読後に“しっとりとした再生”を感じていただければ――――。


――――




あさみ---わたし

雄介---私


1. 

 わたしたちは仲の良い夫婦だと思う。

 裕輔が料理することを厭わないので、ふたりでよく作る。
 そんなとき、わたしたちはおしゃべりを楽しみながら料理を進めていく。


 夫は仕事の話、出先で聞いた話など話題に事欠かないのか、興味の持てる話を
自分の意見も挟みながらいろいろとわたしに話して聞かせてくれる。

 わたしはそんなふたりの至福の時間を愛していた。
 だが最近のわたしは少し夫に対して冷たかったかもしれない。

 自分でもどうしてそんなふうに接してしまうのかよく分らない。
 これが倦怠期というものなのだろうか。

 この頃のわたしは、夫が結婚前からずっと与え続けてくれている自分への愛の前に
傲慢になり、心の緩みが生じ胡坐をかいてしまっていたのかもしれない。

 そして……このわたしの慢心が、穏やかだったふたりの関係を少しずつ
変えていってしまったのだろう。


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