18 / 20
五章
中間テスト 5
しおりを挟む
迎えた月曜日のホームルーム。
名前順にテストの結果が書かれた紙が配られる。
「獅子ヶ谷」
呼ばれて聡が紙を受け取りに行く。
受け取って直ぐに内側に折られていた紙を開き、ガッツポーズをした。
赤点を回避したんだろうな。
さ行が終わり、か行に入って俺の名前も呼ばれる。
「如月」
大丈夫、ほとんど高得点のはずだ!
受け取った紙を広げてみてみると。
現代文 66
古文 84
数学Ⅰ 87
数学A 86
科学 90
物理 78
生物 84
英語 79
日本史 85
保健体育 100
赤点は40点未満で、殆どの教科をダブルスコアで乗り越えることができた。
やっぱり、勉強できなかった現代文が一番低い。
「ああ、如月。保健体育の細山先生が軽く引いてたぞ」
やっぱり満点を取られると、教師として思うところがあるんだろうな。
「書き込み過ぎで気持ち悪かったって」
ひどい!
ちゃんと器具や名称だけじゃなく、使用方法や意味までしっかり書いて、勉強してますってアピールしたのに!
そのお陰で、時間ギリギリに書き終わったんだけど。
保健体育の先生のくせに、きっと真面目すぎるんだ、細山先生は。絶対むっつりだと思っていたのに!
裏切るなんて!
それに、教師が勉強できる生徒を気持ち悪いだなんて、言っちゃだめだろ、失礼な。
思ったことを氷上先生に言ったところで仕方ないので、大人しく席に戻ることにする。
保健体育の授業のときに、細山先生には文句の一つでも言ってやる!
ホームルームが終わると、聡がテスト結果の紙を持ってこっちにやって来た。
「俺の見せてあげるから、見せてくれるよな?」
と、こちらの同意も無しに見せ付けてくる。勝手なやつだ。
自分の分を渡して聡のテスト結果を見る。
どれどれ?
現代文 38
古文 30
数学Ⅰ 91
数学A 86
科学 90
物理 92
生物 85
英語 20
日本史 46
保健体育 97
あのガッツポーズはなんだったんだろう? 赤点普通に三つもあるし。
それにしても、相変わらず理数系なやつだ。
「なんだよ悠斗この点数! さては勉強したな!?」
「まぁ、それなりに」
「百点だなんて!」
そこ!?
それは勉強できなかった教科なんだけど。
「百点だって?」
聡の声が聞こえたのか、豊もやって来た。
「悠斗、見せてくれよ。俺のはこれだ」
聡に見られたから、もう誰に見られても変わらないので豊にも点数を見せてあげることにした。
豊の学力がどの程度のものか知らなかったので、丁度いい機会だった。
現代文 88
古文 98
数学Ⅰ 56
数学A 64
科学 57
物理 60
生物 51
英語 84
日本史 78
保健体育 94
どうやら豊は聡と違って文系みたいだ。
二人とも保健体育の点数が高い。今回の保健体育は簡単だったんだな。きっと。
「凄いな悠斗、保健体育満点かよ、結構難しかったのに」
「そうなの? 簡単じゃないのか? 二人も点数高いし」
「難しかったよな? 獅子ヶ谷」
「聡でいいよ、確かに難しかったなー」
「だったら俺も豊でいいぞ」
「それでも高得点じゃねーか」
と、難しいと言う割には高得点をとった二人に対して言うと、声を揃えてこう返してきた。
「基礎ができてるから」
何ていうか、他の人たちに聞いてもそう返ってきそうで、この学校の先行きが不安になってしまった。
人のことを言えないかもしれないけど。
案の定、保健体育の授業の平均は90点と他の教科よりも異常に高くなったらしいことを、保健体育の授業で知った。
採点にミスがないかの確認と、間違えた問題を赤で書き直しを午前の授業と同じように行って、今日の授業が終わる。
授業後五分もすれば担任の氷上先生がやってきて、とくに連絡事項もなかったみたいで、出席確認だけをして解散となった。
「先輩たちのお陰で高得点とれました、ありがとうございます」
部室に行って、テスト結果を見せてお礼を言うと、当然とばかりに感謝を否定する。
だったら、お言葉に甘えて期末テストも手伝ってもらおう。
「そういえば、美波先輩はどうしたんですか?」
放課後になってから少しは時間が立っているから、掃除があったとしてもそこまで遅くなることは無いはず。なにか居残りでもしてるんだろうか?
「柚ちゃんは掃除後に職員室に呼ばれたらしいけど、用事もあるって言ってたから今日は来ないよ」
「そうなんですか」
道理で才華先輩のテンションが低いわけだ。
いつも以上に紅茶を飲む姿が物静かで、風でも吹けば飛んで行きそうな儚さをだしている。
「ちょっと俺も出て行くわ」
スマートフォンを弄っていた吾妻先輩も、部室から出て行き、部員が二人もいなくなったことで部屋が広くなった錯覚を覚えた。
「あれかな?」
「あれだろうな」
あれ? あれってなんだろう?
何か他の部活の助っ人かな? あの筋肉なら運動部とかで重宝しそうだし。
「吾妻先輩も用事なんですかね? なんだか部室がさみしくなりましたね」
「用事、だろうね。体育倉庫かな?」
やっぱり何かの手伝いなんだろうな。
備品移動とか整理かな? 確かあそこって災害時に備えて非常食とかも置いていたはずだし。
「多分悠斗は勘違いしているな」
「してるだろうねぇ」
勘違い?
何を勘違いしてるって言うんだろう?
体育倉庫で他にやることってあったっけ?
「勘違いのままの方が如月君の為なのか」
「その方が良いだろうね」
この置いていかれ方がなんだがむず痒い。
聞くなと言われたら聞きたくなる心理だろうか?
そこまで秘密にすることって一体。
「気になるんで教えて下さいよ! それとも、知られたらまずいことですか?」
「如月君が良いなら良いんだ。渚君、モニターに映してあげて」
「うぇ、まじで?」
渚先輩があからさまに嫌そうな顔をしている。
俺がモニターを見るため、席を立って渚先輩の横に立つと、軽快な着信音が鳴り響いた。
「もしもし? 瑠衣だけど」
やっぱりあの音は才華先輩のスマートフォンが。
「なんだって!?」
いきなり才華先輩は、二つ隣まで聞こえそうなくらいの声で叫んだ。
その声の大きさに、俺も、渚先輩も、井上先輩も才華先輩の方へ向く。
「直ぐ行く」
そう言うと、才華先輩は血相を変えて部室から飛び出して行った。
冷静沈着に思える先輩が一体どうしたっていうんだろう?
「どうしたんでしょう?」
俺の声に、先輩たちは首を横に振るだけだった。
「如月、これだ」
渚先輩に言われ、モニターを見てみると、吾妻先輩の姿が映っていた。
筋肉質で、引きしまったなまの尻をカメラに向けて。
「……え?」
よく見てみると、その奥にも筋肉質の男がいた。
丁度股間部分は吾妻先輩の頭で隠れていたけど、こちらも全裸だ。
「だから才華は勘違いで終わらせとけって言ったんだよ」
そう言うと、渚先輩はそのモニターを直ぐに閉じた。
これほどまでに聞かなければ、言わなければ、見なければよかったと、後悔したことはなかった。
人の言うことは聞くものだ。
まだ脳裏に焼きつくその光景に、俺は強く反省した。
名前順にテストの結果が書かれた紙が配られる。
「獅子ヶ谷」
呼ばれて聡が紙を受け取りに行く。
受け取って直ぐに内側に折られていた紙を開き、ガッツポーズをした。
赤点を回避したんだろうな。
さ行が終わり、か行に入って俺の名前も呼ばれる。
「如月」
大丈夫、ほとんど高得点のはずだ!
受け取った紙を広げてみてみると。
現代文 66
古文 84
数学Ⅰ 87
数学A 86
科学 90
物理 78
生物 84
英語 79
日本史 85
保健体育 100
赤点は40点未満で、殆どの教科をダブルスコアで乗り越えることができた。
やっぱり、勉強できなかった現代文が一番低い。
「ああ、如月。保健体育の細山先生が軽く引いてたぞ」
やっぱり満点を取られると、教師として思うところがあるんだろうな。
「書き込み過ぎで気持ち悪かったって」
ひどい!
ちゃんと器具や名称だけじゃなく、使用方法や意味までしっかり書いて、勉強してますってアピールしたのに!
そのお陰で、時間ギリギリに書き終わったんだけど。
保健体育の先生のくせに、きっと真面目すぎるんだ、細山先生は。絶対むっつりだと思っていたのに!
裏切るなんて!
それに、教師が勉強できる生徒を気持ち悪いだなんて、言っちゃだめだろ、失礼な。
思ったことを氷上先生に言ったところで仕方ないので、大人しく席に戻ることにする。
保健体育の授業のときに、細山先生には文句の一つでも言ってやる!
ホームルームが終わると、聡がテスト結果の紙を持ってこっちにやって来た。
「俺の見せてあげるから、見せてくれるよな?」
と、こちらの同意も無しに見せ付けてくる。勝手なやつだ。
自分の分を渡して聡のテスト結果を見る。
どれどれ?
現代文 38
古文 30
数学Ⅰ 91
数学A 86
科学 90
物理 92
生物 85
英語 20
日本史 46
保健体育 97
あのガッツポーズはなんだったんだろう? 赤点普通に三つもあるし。
それにしても、相変わらず理数系なやつだ。
「なんだよ悠斗この点数! さては勉強したな!?」
「まぁ、それなりに」
「百点だなんて!」
そこ!?
それは勉強できなかった教科なんだけど。
「百点だって?」
聡の声が聞こえたのか、豊もやって来た。
「悠斗、見せてくれよ。俺のはこれだ」
聡に見られたから、もう誰に見られても変わらないので豊にも点数を見せてあげることにした。
豊の学力がどの程度のものか知らなかったので、丁度いい機会だった。
現代文 88
古文 98
数学Ⅰ 56
数学A 64
科学 57
物理 60
生物 51
英語 84
日本史 78
保健体育 94
どうやら豊は聡と違って文系みたいだ。
二人とも保健体育の点数が高い。今回の保健体育は簡単だったんだな。きっと。
「凄いな悠斗、保健体育満点かよ、結構難しかったのに」
「そうなの? 簡単じゃないのか? 二人も点数高いし」
「難しかったよな? 獅子ヶ谷」
「聡でいいよ、確かに難しかったなー」
「だったら俺も豊でいいぞ」
「それでも高得点じゃねーか」
と、難しいと言う割には高得点をとった二人に対して言うと、声を揃えてこう返してきた。
「基礎ができてるから」
何ていうか、他の人たちに聞いてもそう返ってきそうで、この学校の先行きが不安になってしまった。
人のことを言えないかもしれないけど。
案の定、保健体育の授業の平均は90点と他の教科よりも異常に高くなったらしいことを、保健体育の授業で知った。
採点にミスがないかの確認と、間違えた問題を赤で書き直しを午前の授業と同じように行って、今日の授業が終わる。
授業後五分もすれば担任の氷上先生がやってきて、とくに連絡事項もなかったみたいで、出席確認だけをして解散となった。
「先輩たちのお陰で高得点とれました、ありがとうございます」
部室に行って、テスト結果を見せてお礼を言うと、当然とばかりに感謝を否定する。
だったら、お言葉に甘えて期末テストも手伝ってもらおう。
「そういえば、美波先輩はどうしたんですか?」
放課後になってから少しは時間が立っているから、掃除があったとしてもそこまで遅くなることは無いはず。なにか居残りでもしてるんだろうか?
「柚ちゃんは掃除後に職員室に呼ばれたらしいけど、用事もあるって言ってたから今日は来ないよ」
「そうなんですか」
道理で才華先輩のテンションが低いわけだ。
いつも以上に紅茶を飲む姿が物静かで、風でも吹けば飛んで行きそうな儚さをだしている。
「ちょっと俺も出て行くわ」
スマートフォンを弄っていた吾妻先輩も、部室から出て行き、部員が二人もいなくなったことで部屋が広くなった錯覚を覚えた。
「あれかな?」
「あれだろうな」
あれ? あれってなんだろう?
何か他の部活の助っ人かな? あの筋肉なら運動部とかで重宝しそうだし。
「吾妻先輩も用事なんですかね? なんだか部室がさみしくなりましたね」
「用事、だろうね。体育倉庫かな?」
やっぱり何かの手伝いなんだろうな。
備品移動とか整理かな? 確かあそこって災害時に備えて非常食とかも置いていたはずだし。
「多分悠斗は勘違いしているな」
「してるだろうねぇ」
勘違い?
何を勘違いしてるって言うんだろう?
体育倉庫で他にやることってあったっけ?
「勘違いのままの方が如月君の為なのか」
「その方が良いだろうね」
この置いていかれ方がなんだがむず痒い。
聞くなと言われたら聞きたくなる心理だろうか?
そこまで秘密にすることって一体。
「気になるんで教えて下さいよ! それとも、知られたらまずいことですか?」
「如月君が良いなら良いんだ。渚君、モニターに映してあげて」
「うぇ、まじで?」
渚先輩があからさまに嫌そうな顔をしている。
俺がモニターを見るため、席を立って渚先輩の横に立つと、軽快な着信音が鳴り響いた。
「もしもし? 瑠衣だけど」
やっぱりあの音は才華先輩のスマートフォンが。
「なんだって!?」
いきなり才華先輩は、二つ隣まで聞こえそうなくらいの声で叫んだ。
その声の大きさに、俺も、渚先輩も、井上先輩も才華先輩の方へ向く。
「直ぐ行く」
そう言うと、才華先輩は血相を変えて部室から飛び出して行った。
冷静沈着に思える先輩が一体どうしたっていうんだろう?
「どうしたんでしょう?」
俺の声に、先輩たちは首を横に振るだけだった。
「如月、これだ」
渚先輩に言われ、モニターを見てみると、吾妻先輩の姿が映っていた。
筋肉質で、引きしまったなまの尻をカメラに向けて。
「……え?」
よく見てみると、その奥にも筋肉質の男がいた。
丁度股間部分は吾妻先輩の頭で隠れていたけど、こちらも全裸だ。
「だから才華は勘違いで終わらせとけって言ったんだよ」
そう言うと、渚先輩はそのモニターを直ぐに閉じた。
これほどまでに聞かなければ、言わなければ、見なければよかったと、後悔したことはなかった。
人の言うことは聞くものだ。
まだ脳裏に焼きつくその光景に、俺は強く反省した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
月弥総合病院
僕君☾☾
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる